【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早大3回戦 末次が完投で4勝目!首位攻防戦に快勝しリーグ制覇へ大きく前進!
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早稲田大3回戦
2015年4月29日(水)
早大東伏見グラウンド
開幕戦の決着がいよいよついた。雨天により順延していた早大との第3戦が行われ、法大は投打に圧倒しライバルに快勝。ついに首位に立ち、優勝へ向け大きく前進した。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 2 | 2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 14 | 1 |
早大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 |
(法大)○末次(4勝)-佐藤
(早大)●向江、沼座-松下
二塁打:萩原、橘
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原 幹斗(社2) | 5 | 2 | 0 | 0 | .304 |
2 | (4) | 藤口 帝(社2) | 4 | 2 | 2 | 0 | .409 |
3 | (6) | 橘 廉(社4) | 5 | 2 | 1 | 0 | .462 |
4 | (7) | 中村 聖弥(経3) | 5 | 2 | 1 | 0 | .385 |
5 | (9) | 内川 慶一(経3) | 4 | 1 | 1 | 0 | .250 |
6 | (2) | 佐藤 裕太(経4) | 3 | 1 | 0 | 1 | .350 |
7 | (3) | 永田 直(経3) | 4 | 3 | 1 | 0 | .375 |
8 | (1) | 末次 慶一郎(社3) | 4 | 0 | 0 | 0 | .154 |
9 | (8) | 甲本 裕次郎(社2) | 4 | 1 | 0 | 0 | .348 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
末次 | 9 | 6 | 2 | 0 | 1 | 0.27 |
リーグ戦結果(4/29現在)
法大 | 早大 | 明大 | 東大 | 立大 | 慶大 | 試合 | 勝 | 負 | 分 | 勝点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 | ―― | ○●○ | ○○ | ○ | 6 | 5 | 1 | 0 | 2 | .833 | ||
早 | ●○● | ―― | ○○ | ○○ | 7 | 5 | 2 | 0 | 2 | .714 | ||
明 | ●● | ―― | ○○ | ○○ | 6 | 4 | 2 | 0 | 2 | .667 | ||
東 | ●● | ●● | ―― | ○ | 5 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | ||
立 | ● | ●● | ―― | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | |||
慶 | ●● | ● | ―― | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 |
戦評
早大との第3戦。雨天順延で約3週間持ち越された決着にようやく終止符が打たれる。暑い日差しが降り注ぐ中、優勝を狙う両チームの熱い思いがぶつかり合う。
今季、全試合で先制点を挙げている法大。この試合も初回から猛攻をしかける。2番藤口帝(社2)が左前への安打で出塁すると続く橘廉(社4)も安打でつなぎ1死一、二塁。ここで4番中村聖弥(経3)が右前へ適時打を放ち先制。3連打で1点を奪うと、5番内川慶一(経3)の犠飛で橘が生還し、2点目。初回から試合の主導権を握る。2回もここ最近9番から好機を演出している甲本裕次郎(社2)が中前安打を放つと萩原幹斗(社2)も二塁打でチャンスを拡大し、2番藤口の打席に。ここで走者2人を還す適時打を放ち早々に4点のリードを奪う。
ここまで3試合を投げて自責点0を記録するエース末次慶一郎(社3)にとって4点のリードは十分すぎた。テンポの良い投球で打者を凡打に抑えていき、前半まで9イニング27人ペースで投げていく。それでも止まらない法大打線。4回は相手の失策で1点を追加、5回は調子を上げてきている永田直(経3)の適時打でもう1点。さらに6回には打率5割近くを叩き出している3番橘の右中間を抜ける適時二塁打で7点目。毎回のようにリードを広げていく。
後半に入ると末次が3打席目に入った早大打線に捉えられ始める。そして7回。2連打で1死二、三塁のピンチを招くと、続く打者の遊ゴロの間に1点を許す。末次にとって今季31イニング目にして初の自責点となった。それでも落ち着いた投球で後続を切り、最小失点に抑える。最終回、なおも逆転への気迫に燃える早大を前にマウンドに上がったのはやはりエース末次だった。先頭打者に安打を許すも、続く打者を併殺に抑え、2死。最後は空振りの三振で締め、7-1の完勝。勝ち点を2に伸ばした。
明大、早大と昨季の1位、2位を続けて撃破した法大。これでリーグ首位に躍り出たことになる。チームは試合を重ねるごとに調子を上げていっており、勢いは増すばかりだ。5季ぶりの優勝に向けて、まさに視界良好だ。(今井惇基)
選手コメント
藤口帝(2安打2打点で勝利に貢献)
―今日の試合を振り返って
雨でずっと長引いてて早く試合がしたいという状態の中、勝ち点を取れて、これで優勝に近づいたと思うので今はホッとしています。
―第3戦ということでチームの意気込みもいつも以上に強かったですか
順延が決まってからこの試合は絶対に落とせないとチーム全体で言ってきたことなので勝つことだけ意識して試合に臨みました。
―今日は2安打2打点の大活躍でしたね
後ろに良いバッターがそろっているので繋ぐことだけ意識した結果がこうなって良かったです。
―明大、早大と昨季の1位、2位を倒したことは大きいですか
自信にもなりますし、これで優勝にもグッと近づいたかなと思います。これからまだ試合はあるのでしっかり気を引き締めてもう1回やり直していきたいと思います。
―守備でも併殺等で投手を助けていますね
前、末次さんが投げているときに2個エラーをしてしまったので、今日は絶対にエラーできないという気持ちでしたね。
―藤口選手は犠打で送る場面が多いですが
自分がつなぎ役として橘さんだったり中村さんに繋げられれば。1番のハギ(萩原)も良いバッターなのでしっかりそこでつなぐ役目ができたらなと思います。
―盗塁も多く決めていますね
思ったよりマークが薄くて、行ける時は行けとベンチから言ってもらっているので、隙を見てこれからの試合も決めていけたらなと思います。
―この勝利でリーグ首位に躍り出ましたが
まだまだ試合があるので、ここで一喜一憂せずにしっかり残りの試合を戦いたいです。それで最後の試合が終わったときに1番上のポジションにいれればいいかなと思います。
―雨天順延で過密日程となっていますが
明治を2タテできたのは大きかったですね。日程的にはやるしかないという気持ちなのでチーム一丸となって勝ち点を取れるように頑張りたいです。
―次の慶大戦に向けての意気込みをお願いします
今勢いがあるので、この勢いのまま勝ち点を取って優勝につなぎたいと思います
萩原幹斗(3出塁と1番打者の役割を果たす)
―試合についてのひとこと
優勝が決まるような試合だったので、法政全員が集中してこの試合に臨みました。
―法大の7得点中3点に絡む活躍でしたね
前の試合打ててなくて少し不安でしたが、今日はやる気が違いました。
―打撃も好調ですね
チームに貢献することを考えたら自然と結果がついてくるので、勝つことを考えてやっています。
―守備面でもガッツあふれるプレーが目立ちましたが
自分はガッツ担当なので(笑)。法政のガッツ担当ということでよろしくお願いします。
―法大が単独首位となりましたが
今日勝てたことは大きいので、次の慶応、続く立教、東大に全部勝てるように頑張りたいです。
―次戦の慶大戦に向けて
しっかり2連勝できるように考えてやっていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 完投でリーグトップの4勝目をあげた末次
- 3得点に絡み勝利に貢献した萩原。
- 先制適時打を放った中村。頼れる4番が初回から流れを呼び込んだ。
- 永田は3安打猛打賞で打率を3割に乗せた
- 9番甲本は上位打線に繋ぐ役割を果たしている
- 2安打2打点と打撃好調の藤口
- 駄目押し点となる7点目の適時打を放った橘
- 内川が初回に犠飛を放ち主導権を握る