【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ戦 第2戦

バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ戦 第2戦

関東大学バドミントン春季リーグ戦

2015年4月26日(日)
日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

前日の早大戦で辛勝した女子バドミントン部は昨年の秋季リーグ戦、および全日本インカレ準決勝で敗れた筑波大と対戦。一方、明大戦で敗れた男子は昨秋のリーグ戦で4位の日大と対戦した。両チームとも果たして、勝利を得ることはできたのか…

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 リーグ戦2連勝中の藤野(写真左)・西川(写真右)ペア

 

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

3

日本大学

2

詳細結果(男子)

試合 試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス  ○西川裕次郎2ー1間瀬亮介 (21-14,16-21,21-9)
第2シングルス ●荒木惇0-2原口拓巳 (8-21,18-21)
第1ダブルス ○日光凌・西智寛2-0岡村翼・山村祐樹(21-19,21-9)
第2ダブルス ○藤野琢人・西川裕次郎2ー0平津佳幸・與石涼 (21-16,21-18)
第3シングルス ●福田卓郎1-2佐伯健人(21-19,11-21,19-21)

総合試合結果(女子)

法政大学

1

筑波大学

4

詳細結果

試合 詳細結果(後者が対戦相手)
第1シングルス ●酒瀬川美波0-2加藤美幸(17-21,12-21)
第2シングルス ●上野亜実1-2井上亜沙美(22-20,16-21,18-21)
第1ダブルス ●樋口帆渚実・長谷川由季2-0加藤美幸・柏原みき(20-22,22-24)
第2ダブルス ○窓場由加奈・宮浦玲奈2-0綿矢汐里・山中芹里(21-18,21-13)
第3シングルス ●前田悠希0-2奥幸那(21-23,11-21)

戦評

男子

 4年生を欠いた中での辛勝だった。
 第1シングルスを任された西川裕次郎(社2)は1ゲーム目を21-14で奪取し幸先の良いスタートを切った。しかしながら、続く2ゲーム目は相手のスマッシュや自身のミスもあり落としてしまう。そして、運命の最終ゲーム。西川は序盤こそリードを許すも、連続得点などもあり徐々に追いつく。そして、ゲームカウント9-9で試合が動いた。西川がここから圧巻の12連続得点を決め、このマッチを制した。勢いに乗りたい法大は続く第2シングルスでは荒木惇(国2)が初出場。しかしながら、プレッシャーのせいか思うように力を発揮できず、1ゲーム目を大差で落としてしまう。続く2ゲーム目では後半に粘りを見せるもこの戦いに敗れた。
 第1ダブルスの日光凌(現3)・西智寛(経2)ペアは1ゲーム目の熱戦をものにすると、2ゲーム目でも勢いそのままに圧勝。マッチカウント2-1とし、法大の勝利に王手をかけた。
 次の第2ダブルスでは藤野琢人(経3)・西川ペアが出場。1ゲーム目を21-16で制すと、続く2ゲーム目でも序盤から試合の主導権を握る。後半になってもその流れは変わらず、最後は西川のプッシュを相手が返せず、ゲームセット。この瞬間、法大の今季初勝利が確定した。さらに、勝ち点を奪いたい法大は次の第3シングルスで福田卓郎(社3)が出場するも、ゲームカウント1-2の逆転負け。この結果、法大は最終的にマッチカウント3-2で勝利となった。
 法大はこれでリーグ戦1勝1敗で序盤を折り返すこととなった。次戦の相手は、大学バドミントン界で屈指のシャトル捌きを持つ古賀輝などを擁する早大。連勝を収め、タイトルへ向かって突き進んでいきたい。(松本凌太)

 

女子

 女子の相手は筑波大。昨秋のリーグ戦と全日本インカレで敗れた因縁の相手だ。
 第1シングルスを任されたのは、酒瀬川美波(国3)。だが、酒瀬川は序盤から果敢に相手を攻めるも、なかなか得点が入らず苦戦する。その後中盤に1点差まで追いつくが、後半再び離されこのゲームを落とした。2ゲーム目では挽回を図ったが、終始相手に主導権を握られ、ストレートで敗れる。続く第2シングルスの上野亜実(人3)は持ち前の強烈なショットなどで序盤から相手に喰らいつく。その後、中盤に点を離されるも、ドロップなどが決まり徐々に追いつく。そして、19-20の場面で4連続得点し逆転、見事このゲームを奪取した。第2ゲームでは熱戦を繰り広げるも、12-12の場面で5連続失点を犯してしまう。ここからなんとか巻き返しを図ったが叶わず、このゲームに敗れた。なんとしてでも1勝が欲しい上野は最終ゲームでも、序盤から接戦を繰り広げる。しかし、2ゲーム目と同様に中盤で大量失点。結局、これが致命的となりマッチカウント1-2で敗北した。
 なんとしても勝利が欲しい法大は、次の第1ダブルスで樋口帆渚実(営4)・長谷川由季(法3)ペアが出場。1ゲーム目序盤からゲームを支配し主導権を握る。しかし、13-8の場面から立て続けに失点し、相手に逆転を許す。ここから、なんとか延長まで持ち込むも敗れてしまう。後がない第2ゲーム。樋口・長谷川ペアは1ゲーム目と同じく序盤からゲームをコントロール。このまま、ゲームを奪取するように思われたが、中盤に再び悪夢が起こる。15-10の場面から大量失点を喫し、またも逆転されてしまう。再び延長となるも、最後は樋口が打ったシャトルがアウト。同時に法大の敗北も確定した。
 直後に行われた第2ダブルスでは窓場由加奈主将(人4)・宮浦玲奈(国2)ペアが2-0のストレートで相手を下し勝利。法大に初めて勝ち点をもたらす。しかし、続く第3シングルスの前田悠希(営2)が敗れたため、法大の最終成績は1-4となった。
 筑波大に敗れたことにより法大の成績は1勝1敗となった。次の相手は法大と同じ1勝1敗の専大。この戦いに勝利して、優勝への望みをつないでいきたい。(松本)

監督・選手インタビュー

須賀隆弘監督(男子バドミントン部監督)

 ー今日の試合の総括
3-2で勝利はしましたけど、内容的にはインカレ優勝ができるようなチームの勝ち方ではないというところが正直な感想ですね。

ー荒木選手がリーグ戦初出場しましたが…
緊張していた部分があると思われるんですけど、もっともっといい試合ができたと思うと、ちょっと残念ところはあります。ですが、全然ダメということではないので、一つ考え方を変えればまた変わってくると思います。また次チャンスがあれば、頑張ってもらいたいですね。

ー荒木選手に対する期待は大きいですか
荒木だけでなく、21名全員の選手には期待していますね。そうした中で全員チャンスを与えているので、そのチャンスをいかにものにしてレギュラーを取るかは本人次第ですね。競争原理が働いて、部の底辺が底上げできれば、それでインカレ優勝に向けて繋がる試合になると思います。

ー堀内選手などが引退し、昨年と比較して大きくメンバーが変わりましたが…
毎年チームカラーは違うのですが、毎年優勝を狙えるチーム作りをしていますね。4年生だけのチーム作りといった偏ったチーム作りはしていないので…。去年も1、2、3年生をレギュラーに使っていましたしね。今年は今年で、佐野キャプテン率いる新しいチームカラーで優勝を狙えるだけの力は持っているので…。とはいえ、力を持っているといえども、まだまだ勝てる力が備わっていないですね。これから一年かけて強くしていきますよ。

ー以前からおっしゃっている心理面の課題については、できていますか
やはり春はどうしても意識が足らないというところが課題としてありますね。そこはある意味、監督である私の課題でもあるので、難しいですけどまたこの後も意識を変えていきます。

ー試合前に選手にアドバイスはしましたか
一本一本執念を持ってやるしかないということだけは伝えましたね。

ー来週の試合に向けて
昨日今日と良かった点もあれば悪かった点も当然あるので、そこを反省し残りの3戦全勝を目指して頑張っていきます。

窓場由加奈主将

ー今日の試合の振り返り
昨日は自分が不甲斐ない試合をして、チームの皆に助けてもらっていたので…。やはり、昨日の心境だとシングルスは出れないなと思って監督に話しましたね。それで、シングルスは酒瀬川と上野、前田が出て、その中で自分はダブルスに出てその一本に集中してしっかりやるようにしましたね。相手がやはり格上の選手ではなく、強くなかったので自分たちのプレーをしっかりして勝てたのですが、やはりシングルスで出ないで負けたのは悔しいですね。

ー今日のダブルスでの勝利を、今後どのように活かしたいですか

一回勝ったら、どんな相手でも勢いに乗っていけるチャンスがあると思うので、この勝ちを無駄にしないように、あと一週間で気持ちをつくって、シングルスもダブルスもしっかりやっていきたいと思います。

ー敗因としては何が思い浮かばれますか

筑波は練習量が多く、そこで全然上回っていなかったのかなというところが多いですね。やっぱり、パワーや体力などもあっち(筑波)が上でしたし、単純に練習の量で負けたと思います。

ー浮かび上がった課題をどのようにして修正していきたいですか

ここまできたら、技術云々じゃないと思うので、気持ちをしっかり作ることと全員が後の試合で絶対に負けない気持ちで練習に入り、そこから試合で勢いづけてやっていけるようにしていきたいです。

ーいまのチームの状況や雰囲気は

まだみんな負けたことに対して、重みを感じないところがあるので、もう少し一人一人負けに対して重みを感じられるようになったら、逆に勝ちにこだわれる選手になっていくと思います。なので、負けたら悔しいという練習をしなきゃいけないと思います。

ー今日の敗北をバネにどのように次戦を戦っていきたいですか

一回負けると、チームに勢いがつかなくなることがあるので、そこは避けたいですね。なので、この負けをしっかり次に生かせるようにダメだったところを修正し、次の試合に全部勝てるように全員気持ちをつくってやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • funijonishikawaapr262ndリーグ戦2連勝中の藤野(写真左)・西川(写真右)ペア
  • arakiapr26新人戦3位の荒木はリーグ戦初出場を果たした
  • uenoapr26この試合には敗れたものの、今後の上野には期待だ
  • momentoftriumphapr26男子バドミントン部は今季初勝利を飾った
  • nikkonishiapr26チームの勝利に貢献した日光(写真右)と西(写真左)
  • higuchihasegawaapr26

    樋口(写真左)と長谷川(写真右)は相手エースと熱戦を演じた

  • sakasegawaapr26シャトルを打ち返す酒瀬川
  • fukudaapr26

     福田は1年ぶりにリーグ戦に出場

     

 

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