【卓球】平成27年度春季関東学生リーグ 対専大 強豪相手に力負け…開幕戦を勝利で飾れず。
平成27年度春季関東学生リーグ 対専修大
2015年5月13日(水)
所沢市民体育館
卓球の春季リーグ戦がついに開幕を迎えた。
今年こそ念願のAクラスを目指す法大。
だが昨季の上位校である専大相手に競り合う場面も見られるも、1-4で敗戦を喫した。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
1 |
シングルス |
3 |
4 専修大学 |
---|---|---|---|---|
0 |
ダブルス |
1 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | 村井桂(国3) | 3-1(11-8、8-11、11-6、11-8) | 田中博己 |
2 |
● | 尾留川竜貴(法4) | 1-3(11-7、8-11、8-11、8-11) | 北原大輝 |
3 | ● | 藤森文人(法2) |
1-3(2-11、11-8、7-11、9-11) |
田添健汰 |
4 | ● |
尾留川・松崎友佑(営4) |
0-3(9-11、4-11、9-11) | 田添・郡山北斗 |
5 | ● | 大槻周瑛(法1) | 1-3(11-7、7-11、6-11、2-11) | 厚谷武志 |
6 | – | 南波裕輝(営2) | – | 郡山 |
7 | – | 矢野雅大(法1) | – | 徳島剛 |
戦評
いよいよ平成27年度春季学生卓球リーグ戦(以下春季リーグ戦)が開幕。5日間で7試合を行う、厳しい戦いが始まった。
開幕戦の相手は専大。長年Aクラス(4位以内)をキープしている強豪だ。昨年の対戦でも春秋ともに1-4で敗れている。この難敵相手に今季こそ勝利を収められるだろうか。
1番で出場したのは村井桂(国3)。昨季チームの勝ち頭であった村井はこの試合でも安定したプレーを披露。2セット目こそ落としたものの、サーブレシーブで優位に立ち、また打ち合いでも確実に得点を重ねた村井。終始試合をリードし、3-1で勝利を収め、幸先の良いスタートを切った。
続く2番で出場したのは主将尾留川竜貴(法4)。危なげなく1セット目を奪ったものの、その後は相手のサーブに苦しめられ苦戦を強いられてしまう。レシーブミスや、レシーブが浮いたところを攻められ、3セット連取され逆転負け。エースが敗れ1勝1敗に追いつかれる。
エース尾留川は今日は勝利できず。
3番では藤森文人(法2)がリーグ戦初出場。相手は専大エース田添健汰ということもあり、厳しい戦いが予想された。1セット目はなすすべなく取られたが、ここから藤森が巻き返しを図る。思い切りの良いドライブで果敢に攻め、一進一退の攻防が続く。そして8-8から2本連取し、先にセットポイントを握る。最後は相手のドライブを厳しいコースにブロックで返し、見事このセットを奪取。この勢いのままセットを連取したいところだったが、田添も1歩も引かず互角の展開に。だが3、4セットとも競り負け、この試合を1-3で落としてしまう。
続くダブルスには尾留川・松崎友佑(営4)が出場。ここで勝利してタイに持ち込みたい法大だったが、試合は相手に終始リードされる展開。1セット目は終盤に追い上げたが及ばず、9-11で落とす。2セット目はあっけなく取られ、追い込まれた第3セットは接戦となる。だが9-9からドライブを決められマッチポイントを握られ、最後は相手のボールがネットインし終戦。1勝3敗と追い込まれてしまった。
第4シングルスで出場したのはルーキーの大槻周瑛(法1)。カットマンの厚谷武志相手に大槻はサーブから崩し、見事なカット打ちで1セット目を奪取。このまま勝利したいところだったが、2セット目以降は相手にリードされる展開が続く。カットマンながら積極的な攻撃も見せてきた厚谷に押され、3セット連続で奪われ敗戦。1-4で専大に敗れることとなった。
ルーキー大槻は良いプレーも見せたが敗れた。
開幕戦を勝利で飾ることはできなかった法大。試合後主将の尾留川は「競り合った場面で取れなかったのが今日の敗因」と語った。昨年からの課題である競り合いを制することができなければ、上位校相手には勝てないと改めて思い知らされるかたちとなった。
明日の相手は早大と中大。ともにAクラス常連校で厳しい戦いが予想される。だが、チームが目標とするAクラス入りのためには上位校に勝利することが不可欠だ。明日こそ接戦をものにし、勝利を収められるか。法大卓球部の戦いは続く。(佐々木岳)
選手コメント
尾留川竜貴 主将
―今日の試合を振り返って
1試合目としてはあまり緊張することなく、向っていけたので悪くはなかったのですが、要所で凡ミスなどがあり、相手の方が上だったのかなと思います。そこがやはり負けた原因だと思います。
―シングルス、ダブルス両方に出たが自身のプレーはどうだったか
そこまで悪くはなかったのですが、リードしているときに勝ちきれないことが多くて、シングルスの3セット目と4セット目がそうでしたし、ダブルスも1セット目と3セット目が接戦でそこで勝ちきれないというのが、甘さなのかなと思います。
―その競った場面で勝ちきれなかった要因は
自分の絶対的な長所というか、プレーが足りないのかなと。あとはやはりレシーブですね。相手のサーブが上手かったので、レシーブが中途半端になってしまったので、そこで思い切っていけばよかったかなと思いますね。
―1年生の大槻選手が出場したが
1セット目から全然緊張していなくて、思い切ったプレーができていたので、これからの試合でも期待できるかなと思いました。
―初出場の藤森選手はエース相手によい試合をしていましたが
藤森も自分の勢いでプレーするのが特徴なので、そこを出せていたのですが、要所で競った場面で勝ちきれないというのが、実力の差なのかなと思います。でもこれからまた良い試合をしてくれると思うので、期待しています。
―今日のチームのオーダーは想定通りだったのか
誰に当てるかとかは考えていなかったのです。誰と当たってもやるしかないので、オーダーは気にせずに、当たった人が1人1人勝ちにいくということを意識していました。
―明日の2試合に向けて
今日は負けてしまったのですが、あと5試合あるのでしっかり1つでも多く勝てるように切り替えて頑張っていきたいと思います。
村井桂
―今日のチームとして試合を振り返って
自分が点を取ったのですが、チームは1-4で負けてしまって、ラリー戦とか打ち合いで専大と互角に戦えたのですが、細かい部分で台上のプレーでのミスが相手よりかなり多くて、8、9点で落としているときはだいたいストップのミスとか、打ち合いになる前の展開で取られてしまってその積み重ねです。全体的にミスが多かったので、1-4で負けたと思います。
―個人としてのプレーは
1番での出場ということで、緊張したのですが、今日で対戦が3回目だったので、相手のやることもわかっていました。相手のレシーブがチキータが多い選手で、昨年の秋季リーグで対戦した時と同じ戦術で戦ってうまくいきました。それに対応されたら変えるつもりでいましたが、秋と同じやり方で自分のペースに持ち込めて勝てたと思います。
―チームの雰囲気はどうだったか
去年のチームよりは戦力は劣ると思うのですが、応援とか試合に出ている人と出ていない人が一致団結していたのでとても良い雰囲気でした。
―大槻選手と藤森選手が初出場でしたが
藤森は相手エースの田添選手と試合で、相手は強かったのですが、初出場なのに向っていく気持ちが最初からあったので、格上相手にも競ることができました。これからも良い試合ができると思います。大槻は戦型としてもあまりいない、カットマンとの試合でした。2人ともラケットが振れていて、これから調子を上げてきてもらえればと思います。
―明日の試合に向けて
やはりAクラスを目標にしているので、上2つのチームに勝てないといけないです。明日の早稲田と中央は上のチームとの対戦なので、2試合とも応援をしっかりすることで、プレーする選手も思い切っていけると思うので、それを勝利に結び付けたいと思います。
フォトギャラリー
- 今日唯一の勝利をあげた村井
- 得点をあげ、ガッツポーズをする
- エース尾留川は今日は勝利できず
- 相手のサーブに苦戦を強いられた
- 松崎(左)・尾留川のダブルスはストレート負け
- 藤森はエース相手に検討を見せたが…
- ルーキー大槻は良いプレーも見せたが敗れた