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【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第1節 対日大 DF崩壊で大量失点!! 敵地で完敗、初陣飾れず

ハンドボール

【ハンド】2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第1節 対日大 DF崩壊で大量失点!! 敵地で完敗、初陣飾れず

 

2015年関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 男子1部
第1節 対日本大学

2015年8月29日(土)
日本大学八幡山総合体育館アリーナ

ついに迎えた秋季リーグ戦。法大は春季リーグ戦は8位に終わったが、開幕から3試合は2勝1分けとリーグの台風の目となった。春季以上の期待が寄せられるなか臨んだ初戦。接戦が予想されたが、序盤から相手にペースを握られ、為すすべもなく、23対37の大差で敗れた。

DSC 3113 R
円陣を組み初戦に臨んだ

試合結果

トータル試合結果

23
法政大学
9 前半 22 37
日本大学
14 後半 15
 

スターティングメンバー

選手名 身長 ポジション 出身校 得点
#20 高間アミン(経2) 178 LW 群馬・富岡 6
#7 遠藤由陽(経4) 177 LB 栃木・國學院栃木 4
#11 渡邉大貴(社4) 181 CB 茨城・藤代紫水 1
#18 石川雄貴(経3) 183 RB 神奈川・法政二 5
#5 竹野恭平(社2) 170 RW 神奈川・法政二 4
#3 長谷川良介(社3) 184 PP 茨城・藤代紫水 2
#21 柿崎雅俊(デ工3) 183 GK 埼玉・浦和学院

 

交代選手

選手名 身長 ポジション 出身校 得点
#13 猪俣淳三郎(経3) 168 CB 神奈川・法政二 0
#26 内門竜之介(経2) 178 RB 鹿児島・鹿児島工業 0
#28 田島走(社1) 175 RB 茨城・藤代紫水 1
#2 下條輝(スポ健2) 177 CB/RB 神奈川・法政二 0
#1 仲村充(社1) 180 GK 茨城・藤代紫水
#31 深井亮太(理工1) 180 GK 埼玉・浦和学院

 ※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー(ポストプレーヤー)、GK…ゴールキーパー

戦評

 試合は両チームが交互に1点を取り合う形で始まる。遠藤由陽(経4)のロングシュートを皮切りに、春季リーグでは怪我で戦列を離れ、この日が復帰戦となった長谷川良介(社3)、石川雄貴(経3)もそれぞれ得点を挙げる。前半開始 10分で5-6 。これまでの試合では立ち上がりに連続失点を喫してしまう試合が多かった法大だが、この日は選手同士がいつも以上に声を掛け合う場面が多く見受けられた。点差があまり開かない、緊張感のある展開で試合が進んでいく。この流れのままいきたいところだったが、今日の法大はなかなか歯車がかみ合わない。オフェンスでは相手の 3-3 DFに対して効果的な攻撃を展開できず、得点を重ねることが出来ない。一方、ディフェンスでは日大のパワー、スピードを前面に押し出してくるプレーに苦戦し、失点を重ねてしまう。さらには、決定的なシュートを決めきれず、速攻を食らい失点をするという悪循環に陥り、気づけばスコアは前半20分で 7-15 に。わずか10分足らずで点差を8点に広げられてしまう。その後はポストをうまく絡めたりと、多彩なオフェンスを見せるものの、点差を詰めることは出来ず、9-22で前半を折り返す。

 後半、積極的なプレーでペースを掴んだのは法大だった。両サイドの竹野恭平(社2)、高間アミン(経2)が速攻やサイドシュートを確実に決め、右45の石川は両足ジャンプやリスタートなど、相手の意表を突く形で得点を重ねる。今節、久々にゴールマウスを守った柿崎雅俊(デ工3)も気迫の顔面セーブを見せ、会場のムードは最高潮に。法大は10点差まで詰め寄るも、残り10分を切ったあたりから徐々に疲れが見え始める。パスミスやシュートミスを犯す場面が増え、最終的には23-37のスコアで試合終了を迎えた。後半だけを見れば互角に戦った試合だったが、前半での点差が響き、秋季リーグ初戦は黒星スタートとなった。

 この試合で大差をつけられてしまった要因の1つは勝負所でのミスだ。特に、オーバーステップ、チャージングといったオフェンス時の反則が日大よりも多かったように感じる。日大のディフェンスが強固だったのも確かだが、勝負所で決めきるというのは今後の改善点の1つだろう。その一方で、収穫の多い試合であったのも事実だ。怪我から復帰してきた選手も元気なプレーを見せ、さらに春季リーグでもそうだったが、ベンチの選手も精一杯声を出し、チームとして1つになって戦っているという印象も受ける。次節は筑波大戦。ここで勝利を挙げることが出来れば波に乗っていけるだろう。秋季リーグを占うといっても過言ではない一戦。法大らしい全員で戦うハンドボールで勝利を掴みたい。(下田朝陽)

監督・選手コメント

佐藤浩 監督

―試合を振り返って、敗因は
前半の部分で、DFが受け身になってしまって、積極的に前に出られなかったが為に相手にやりたい放題やられてしまいました。そこの部分でああいう大差になってしまいました。

―攻め部分については
前半は相手にたくさん点を入れられていたので、速攻もできませんでした。うちの良い悪いは攻撃に関しては全然なかったですね。後半になって積極的なDFをすることで、速攻のチャンスが出てきたのですが、そこでパスミスが多かったです。パスミスも本来、練習であれば通るようなものも、実際の1部リーグの相手の厳しいDFのときに当たってしまう、そういったパスミスが非常に多かったです。2対1で人数で勝っている局面でも、相手の手に当ててしまうというシーンが何度もありました。普段の練習というよりも、1部リーグの激しさとか速さとか厳しさというところが想定できていませんでした。それがミスに繋がって、シュートにもいけなかった。結果的にシュートにいけても、相手のGKの速さに対応できず、取られてしまうことが多かったので、今日は1試合を通して全くいいところがありませんでした。

―けが人の復帰もありましたが
本来、春も出したかったメンバーでリーグに臨むことができました。決して調子は悪くなかったのですが、試合慣れという部分がなかったのかなと思います。そこらへんの試合勘というのは鈍っていたと思います。

―夏の間はどういう課題と取り組みをしてきましたか
期間が長いというのもあって、試合勘をなくさないように、厳しさをもってやっていこうと全員意思を合わせていたのですが、今日の様な結果になってしまったので、その目標とか目的意識はあったにもかかわらず、それをきちんと夏の間では成し遂げられなかったと思います。

―厳しい立ち上がりではあるが、リーグでの目標は
具体的な順位は考えていないが、やるからには優勝を目指すというのが当然です。その中でこういう試合になってしまったので、一番良くないのはこのまま引きずってしまうことです。きちんとゼロリセットして、自分たちのハンドボールをやるというのが最低限の目標です。現時点では残念ながら目標というのは見えなくなっているので、明日の試合でどういうふうに自分たちができるのかというところで先の試合の展望というのも見えてくると思います。

―悪い流れを断ち切るには
春はDFの部分で、フットワークを激しくやれていて、結果的にロースコアのゲームを作れていましたが、今日はそれを忘れてしまったのか、無意識のうちに受け身になってしまったのか、そこはやはり積極的DFでやっていけばなんとか打開はできると思います。まずは春を思い出して足を使った積極的なDFから速攻など自分たちのプレーをしたいです。

ー次戦・筑波大に対しては
試合開始5分くらいでその試合のポイントが誰になるのかを見極める必要があると思います。今日の日大戦と相手のセンターをどうするかというところが中途半端だったがために自由にやられてしまったので、やはりそこの見極めをしてそこに対して激しく、厚く当たっていかなければいけません。春はできていたDFを心がけたいです。

 

渡邉大貴 主将

―試合を振り返って
DFができないと元も子もなくて、それでシュートミスという最悪なパターンで、気付いたらあんなに点差がついて取り返しのつかない状況になっていました。

―DFがうまく機能しない原因は
自分たちの想定していた相手のOFと実際のものが違っていて、その後の修正がなかなかできなかったことですね。一回策を踏んで、それがダメで、もう一回やった策がはまったのですが、その時点で前半が終わっていて、すでに点差があったというところですね。

―故障していたメンバーも復帰したが
そこは結構プラスに考えていました。これでやっと戦力が整ったという気持ちだったのですが、初戦でこういう形になってしまったのは残念です。

―リーグ戦の入りでつまずいてしまったが
初戦はもちろん大事だったのですが、それは終わってしまったことなので、このあとの8試合のほうが全然大事です。優勝の望みはまだまだあるので、1つでも多く勝ちたいです。

―それにむけて夏の間の取り組みは
春は速攻であまり得点ができなかったので、その練習を多めにやりました。

―最後のリーグ戦にかける思いは
法政はみんなで楽しくできる部活なので、楽しみながら、でも4年生として見せなきゃいけないものもあると思うので、それをみせつつやっていきたいです。

―筑波大戦に向けて
攻撃力も守備力も高いのですが、上手く自分たちのペースに持っていきたいです。自分たちが得意としているのはロースコアのゲームなので、スロースタートでいければ、最後競っていても抜け出せると思います。

 

石川雄貴

―昨リーグはけがをして出場機会がほとんどありませんでした
春リーグ1試合目でけがして全然出られなかったので、その分秋リーグは活躍しようと思って、気合い入れて盛り上げてやろうと思っています。

―久しぶりの公式戦でしたが、いかがでしたか
リーグ戦独特のムードというか、法政は序盤が弱いというところが出てしまいました。後半は自分たちの流れに持っていけましたけど、最初からそれができないと1部で勝つのはつらいですね。

―序盤が弱いのは何故なのでしょうか
序盤は大事にしようとし過ぎて全て守りに入っちゃいました。それが1番の敗因だと思います。

―後半は積極的なプレーが多く見られました
後半は切り替えていこうとしていて、点が離れていたのでどんどん前から前から当たりにいくことができました。

―以前はほとんどDFのみの出場でしたが、今日はOFの時間もずっと出場されていましたね
高校のときからDFしかやってなかったんですけど、ベンチが(攻める方向と)反対だったりすると交代しづらかったり、法政は「DFから速攻」を意識しているので、代わる時間を考えたら、自分がOFをできるようにしないと。なので最近は練習からOFも結構入っています。

―この秋季リーグまでにどんなことを練習してきましたか
やっぱりDFが主ですね。法政は良いシューターがいるわけではないので、守ってから速攻を仕掛けなければいけません。粘り強いDFを最後までやることを練習してきました。

―今リーグの目標を教えてください
春リーグは最初の方は良かったけど、後半失速しちゃったので、秋は上位を狙うことが目標です。個人としては、自分はDFを買われて出ているのでDFでリーダーシップをとってみんなをまとめることと、OFも狙えるところはどんどん狙っていきたいと思います。

―明日の試合に向けて
今日最後の方は自分たちの流れに持っていけたので、明日は最初から持っていけるように自分がDFから盛り上げて頑張りたいと思います。

 

長谷川良介

―今日の試合を振り返って
秋季リーグの最初の試合なので大事な試合だったんですけど、ミスの多い試合をしてしまったので悔いの残る試合でした。

―久々の公式戦出場となりましたが
久しぶりだからといって、プレーがうまくいかなかったということはなかったんですけど、チームとして、自分が盛り上げて勝ちに行けなかったことはすごく残念です。

―夏はどのような練習をしていたのか
かなり怪我人も戻ってきて、メンバーも揃ってきた中でいい練習ができたと思います。特に意識したのはシュート精度でした。ただ、今日はシュート精度が原因で負けてしまったので残念です。

―相手のプレスディフェンスを崩す為に意識したことは
ダブルポストを使って攻めていこうと考えていました。でも結局シュートに行く前にミスが出てしまって自分達のやりたいことができませんでした。

―ディフェンスでのチームとしての連携は
後半の途中はうまくいったんですけど、ほとんどの場面で相手に上からフリーで打たせてしまったので、ディフェンスも考え直さないといけないと思います。

―次節に向けて
とりあえず1勝が早く欲しいのでなんとしても勝てるように頑張ります。

フォトギャラリー

  • DSC 3113 R円陣を組み初戦に臨んだ
  • DSC 3166 R主将としてチームを引っ張った渡邉
  • DSC 3118 Rスタメンに返り咲いた守護神・柿崎
  • DSC 3192 2 R約10カ月ぶりの公式戦復帰となった長谷川
  • DSC 3198 R高間は圧倒的スピードでコートを駆け抜けた
  • DSC 3200 R昨季の初戦以来の出場ながら攻守に活躍した石川
  • DSC 3210 Rスタメンに定着した竹野
  • DSC 3225 2 Rエースの貫禄を見せた遠藤

 

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