【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第14節対専大 1点返すも反撃及ばず。まさかの足踏みで4位に後退
JR東日本カップ2015 関東大学サッカーリーグ戦1部
第14節 対専修大学
2015年9月19日(日)古賀市立古賀サッカー場
終了間際に追いつかれ痛い引き分けに終わった前節。
優勝争いに踏みとどまるためにもここで落とすわけにはいかない大事な試合だったが、前半に2点を奪われ苦しい試合展開に。
なんとか1点を返したが反撃及ばず。4位に後退することとなった。
※掲載が遅れましたことを深くお詫びいたします。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 2 | 2 専修大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
06分 | 専大 | 大西拓真 | 中村駿介 |
29分 | 専大 | 中山克広 | |
63分 | 法大 | 日影健太 | 永戸勝也 |
メンバー
法政大学 監督: 長山一也 |
専修大学 監督: 源平貴久 |
||||
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1 | GK | 富澤雅也 | 1 | GK | 福島春樹 |
2 | DF | 山田将之 | 3 | DF | 萩間大樹 |
6 | DF | 伊藤航希 | 30 | DF | 大西拓真 |
9 | DF | 永戸勝也 | 36 | DF | 長岡克憲 |
22 | DF | 田代雅也 | 2 | MF | 飯田貴敬 |
4 | MF | 柳沢拓希 | 5 | MF | 小口大貴 |
5 | MF | 細川直寛 →上田(41分) |
7 | MF | 北出雄星 →深澤(77分) |
7 | MF | 鈴木貴大 | 20 | MF | 中村駿介 |
8 | MF | 青島拓馬 →黒崎(64分) |
24 | MF | 中山克広 →飯島(57分) |
10 | MF | 西室隆規 | 32 | FW | 下田悠哉 →柳(90+1分) |
18 | FW | 日影健太 →ディサロ(77分) |
33 | FW | 三沢直人 |
サブメンバー | |||||
12 | GK | 林翔太 | 41 | GK | 上村侑大 |
27 | DF | 黒崎隼人 | 29 | DF | 柳育崇 |
30 | DF | 前谷崇博 | 6 | MF | 佐藤祐太 |
15 | MF | 上田慧亮 | 19 | MF | 深澤知也 |
23 | MF | 黒柳駿 | 34 | MF | 小林岩魚 |
11 | FW | 高田一輝 | 15 | FW | 南隆 |
25 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ | 37 | FW | 飯島諒 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
戦評
前節神大相手に勝ち点3を逃した法大。ぎりぎりで白星を取りこぼすという苦しい試合からの強豪専大戦ということで、よりいっそう気持ちを引き締めて試合に臨みたいところだったが、前半から2失点。チームとしてのリズムが戻らないまま、2試合連続で勝ち星に見放された。
試合は序盤からいきなり動く。6分にCKから専大が先制。前節の取りこぼしがあるだけに何としても勝ち点3を得たい法大にはいきなり苦しい展開となった。その思いとは裏腹に動きの重い法大イレブン。ディフェンスの寄せの甘さの隙を突いて法大ゴールを脅かす場面が続いた。法大は後ろでボールを保持するも前に出て行けず、ロングボールに活路を見出そうとするも前線でボールが収まらず、チャンスらしいチャンスにつながらない。28分には専大MF中山克広に右サイドから切り込まれ、前半で2失点を喫する。その後もほとんどチャンスを生み出せないまま、前半を折り返す。
後半に入ると前半とは打って変わり積極的な姿勢を見せる。個人の仕掛けから敵陣深くまで入り込む場面が続く。素早い攻守の切り替えから、専大にペースを握らせない。そして62分、永戸勝也(スポ3)のシュートのこぼれ球に日影健太(現4)が詰めて1点を返すことに成功。その後も攻勢に出た法大だったが、急なギアチェンジが祟り徐々に足が止まり始める。75分を過ぎたあたりから完全にスタミナ切れを起こし、前線と中盤との間が開きセカンドボールを拾えなくなる。終盤には田代雅也(社4)を前線に上げパワープレーを図ったが、同点に追いつくことはできず2試合連続で勝ち星を逃した。
後半には専大を押し込む時間を作った法大。この時間帯のプレーを安定してできるようになれば、強豪相手にも互角以上の試合をすることができるようになるだろう。まだまだ上位との差は十分追いつける範囲内。ここからに巻き返しに期待がかかる。(安部雅人)
監督コメント
長山一也 監督
―今日の試合を振り返って
これがうちの今の実力ですね。早すぎる失点でゲームプランが崩れ、後手を踏んでしまいました。でも(選手の)気持ちが入ってなかったと感じた部分があったので、それではやっぱり勝てないですね。
―前半から動きが重かったように感じたが、今日の暑いコンディションの影響ですか
後半の立ち上がりは動けるようになったと思うのですけど、それは自分達の気持ちの持ち様で、ハーフタイムに(気持ちを入れろと)言われてがんばるようでは勝てないですし、だったら最初からやれば良い話で。結局後半からやろうとして運動量を上げて、それで足を攣って交代枠をうまく使えなくなって後手を踏んでしまって。負けるべくして負けたゲームだったと思います。
―後半から個人の仕掛けが増えたのは、具体的な指示というよりも喝を入れた結果だったのですか
そうですね、何のためにサッカーをやっているのか、ゴールを取るためで、相手をかわすためじゃないということは話をしました。2失点目もシュートで終わっていればカウンターを浴びることも無かったと思うので。気持ちのこもっていないゲームで、応援してくださっている方々や応援の部員にも申し訳ないゲームだったなと思います。
―前半から交代枠を使ったのはその辺りの理由からですか
そうですね。中盤でアクセントが無かったり、間で受ける選手がいなかったということと、凡ミスも多かったので細川は代えました。ゴールに向かってプレーすることが特徴の選手だと思うので、それが出せなかったというのはチームにとってプラスの状況では無かったので。それは本人も分かっていたと思うのですけど、他の選手も含めてもう残り(プレーする時間が)少ない中でやってきているので、悔いの残るゲームというのは勿体無いです。チームとしても個人としても悔いの残らないようにということはハーフタイムに強く言いました。
―2試合連続で白星を逃していますが
前回もあげたところ、PKの部分も無かったかなとは思うのですけど、それも含めてサッカーなので。それでリズムを崩すというのは弱いチームということです。ただ、去年もこういうゲームは後期始まってからあって、ずっと上手くいっていた訳では無かったので。そこからの5連勝もありましたし、逆に言えば成長するチャンスを与えられてるのかなと思います。もうひとつ上のチーム、本当に上位のチームになるためには、もっとお互いに要求したり、強い気持ちを持って戦うといったことが、どんな状況でもできるようになることが必要で、まだそこが足りないというのは今日のゲームで感じたので、成長していくしかないです。今の力が今の結果で、この2試合は悔しいのですけど、もっとやらないといけないぞっていうことを教えてくれていると思います。
―次節に向けて一言
現状を踏まえて、どれだけ4年生を中心にやっていけるか、応援してくれている人が感動するようなゲームをしないと勝てないと思いますし、それぐらいの姿勢が次の試合から出せるようにしていきたいです。本当に気持ちのこもったプレーをすることで結果がついてくると思うので、そこを出せるメンバーを次に選んでいきたいと思っています。
フォトギャラリー
- 前半の2失点が響いて敗戦を喫した
- 得点を決め一矢報いた日影
- 西室はセットプレーでチャンスを作るも得点には繋がらなかった
- ドリブル突破を図る上田
- トップ下で起用された鈴木
- 伊藤らDF陣が踏ん張れず2失点
- 相手選手と競り合う青島
- 柳沢のヘディングもゴールに結びつかなかった