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【特集】小泉氏、為末氏から金言!佐久間がダイヤモンドアスリート・リーダシッププログラムに参加

陸上

【特集】小泉氏、為末氏から金言!佐久間がダイヤモンドアスリート・リーダシッププログラムに参加

2015年11月23日(月)
味の素ナショナルトレーニングセンター

陸上界の未来を担う、ダイヤモンドアスリートへむけてのリーダーシッププログラムが開催され、佐久間滉大(スポ1)が参加。今回は企画者であり、法大OBでもある為末大氏、衆議院議員の小泉進次郎氏が講演を行った。また、その後ワークショップが開催され、アスリートの代表として、リーダーとなるための貴重な経験積んだ。

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為末氏、小泉氏、山崎副委員長を囲んで

ダイヤモンドアスリートとは

 ダイヤモンドアスリートとは、2020年東京五輪で活躍が期待される若手アスリートの発掘、育成を目的として開始されたプロジェクトである。日本陸上競技連盟が今年から始めたもので、初年度の今年は男女合わせて11名が選出。今回は新たに2名加わり、計13名となった。

 

為末大氏、小泉進次郎氏が講演

 今回のプログラムでは、世界レベルでの活躍を期待されているダイヤモンドアスリートに、「リーダーシップ」「国際性」「コミュニケーション力」を養うプログラムを提供。社会に夢や憧れを与えてくれるスターアスリートを輩出する、というテーマで開催された。
 このプログラムの企画監修は法大OBでもあり、世界選手権で日本短距離史上初のメダルを獲得したことで知られる為末大氏。ダイヤモンドアスリートに選ばれた13名の選手は約半年に渡ってこのプログラムに取り組む。
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講演を行う為末氏

 今回は衆議院議員の小泉進次郎氏を迎え、為末氏と小泉氏の講演とワークショップも交え、アスリートのリーダーシップのあり方などを考えていった。koizumisan R
言葉の重要性を説いた小泉氏

 小泉氏は「言葉の力」について再三言及した。アスリートの持つ言葉、メッセージの重要性を説き、多くの人に競技や魅力の伝わる言葉を磨いてほしいと語った。さらにはメディア対応のコツも伝授。政界で活躍する小泉氏の言葉は選手たちにも響いたはずだ。

 佐久間は為末氏、小泉氏の講演を終始真剣な表情で聞いていた。為末氏には自ら手を挙げ、質問する場面も見られ、意欲的に活動に取り組んだ。これからは自身の記録を伸ばすことだけではなく、次世代のアスリートの代表としてリーダーシップを発揮してくれるに違いない。(佐々木岳)

 

佐久間滉大インタビュー

―まず最初に、為末氏の講演を聞いていかがでしたか
いろいろな話があったのですが、為末さんに質問することができて、質問の内容としては、「現役中にどういったことをやったら記録が出たのか」ということを聞いたら「もう少し長いスパンで目標を立てて考えれば良かった」と言われていて、それを参考にしたいなと思いました。

―次に政治家の小泉進次郎氏のお話はいかがでしたか
一見陸上と関係ないような気もするのですが、こういったメディアの対応の仕方を教えていただいて、自分の思いを短い言葉で言えるといいと言われました。あまり長く話してもメディアで取り上げられるのは5秒、10秒なので、短い文で自分の言いたいことを伝えるのが大切だと言われました。

―この2つの講演を受けて感じたことは
なかなか話の聞ける方ではないので、貴重な経験だった思います。

―ワークショップではどういったことをされましたか
講演で聞いたことをグループでまとめて、グループ毎にまとめて、それをさらに掘り下げていきました。

―佐久間選手はどういったことを発表されましたか
どんな選手になりたいか、といったことを発表しました。自分はもし五輪でメダルを取れたら「佐久間選手なら当たりまえだよな」と思われるような選手になりたいと思っています。

―先ほど色紙に「グローバルに活躍」と書かれていましたが、どういった思いで書かれたのですか
世界大会で活躍するというのはもちろんですが、世界的に影響力のあるような選手になりたいと思ったからです。自分の発言が日本だけでなく、世界に影響を与えられるようになりたいと思って「グローバルに活躍」と書きました。

―今回リーダーシッププログラムということで、今後陸上界を引っ張っていく、リーダーとしての役割も期待されますが
自分はあまりリーダーという感じではないのですが、日本の陸上界を引っ張っていけるような選手になれればなと思います。

―今回のプログラムを通して、今後競技に生かせそうなことは
メディアトレーニングについては、メディア対応をすることもあるのでそういったところですかね。

―先日のダイヤモンドアスリートの認定式で、正式にダイヤモンドアスリートの継続が決まりましたが、ご自身にとってダイヤモンドアスリートとは
世界で活躍するためには必要な、重要なものだと思います。しっかりとダイヤモンドアスリートを活用して、世界で活躍できればなと思います。

―選ばれる前と後で変わったことは
選ばれてから海外での合宿が多くなったので、今までとは全然違う経験ができています。海外と日本だと練習が違うのでそういったところで学べますし、海外の選手との交流もあるので、自分自身少し成長しているのかなと思います。

―海外の合宿に参加することのメリットは
他の人がやれないことをできるので、より上にいけると思います。誰も達成できなかったことをやるには、誰もやらないようなことに挑戦していかなければいけないと思うので、もっと斬新なことをやってみたいです。まだ具体的にはわからないのですが、チャレンジしていければなと思います。

―今回はダイヤモンドアスリートが集まっていますが、サニブラウン選手など多くの選手が活躍しています。同じダイヤモンドアスリートの活躍は刺激になっていますか
刺激になりますね。テレビでも良く見るので、自分も負けずに頑張らなきゃなと思います。

―同じ走幅跳の橋岡選手が今回新たにダイヤモンドアスリートに選ばれましたが
一緒に頑張っていければなと思います。

―この1年間ダイヤモンドアスリートとして活動してきましたが、この1年を振り返って
シーズンの序盤は結果が出せなかったのですが、7月に海外に行って、そこできっかけをつかめて、調子を取り戻すことができました。なので、海外での合宿は自分にとって大切だと改めて感じました。

―来シーズンはどういった活躍をされたいですか
来シーズンはオリンピックがあるので、それにむけて冬頑張っていきたいと思います。 

 

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競技を行う佐久間。写真は日本インカレ。

プロフィール

佐久間滉大(さくま・こうだい)

スポーツ健康学部1年
神奈川・法政二高出身
種目:走幅跳
自己ベスト:7m82
高校次にインターハイ、国体、日本ジュニアの三冠を達成。世界ジュニアでも5位入賞を果たすと、「ダイヤモンドアスリート」に選出される。今季もトワイライトゲームスで優勝、日本インカレで3位に入るなど、1年目から活躍。世界レベルでも活躍が期待される日本跳躍界の新星だ。

フォトギャラリー

  • syuugou R小泉氏、為末氏、山崎副委員長を囲んで
  • tamesuesan R講演を行う為末氏
  • koizumisan R言葉の重要性を説いた小泉氏
  • sakuma1 R世界レベルでの活躍を目指す
  • sakuma R取材に応じる佐久間 

 

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