【アメフト】2015秋季リーグ戦 最終戦 対日大 届かなかったあと2点…涙のリーグ3位…
2015秋季リーグ戦
2015年11月22日(日)
横浜スタジアム
ナイターの照明がフィールド、そして会場全体を照らす中始まった日大戦。秋季リーグ戦優勝が早大に決まっており、今試合は準優勝とTokyo bowlの出場権を懸けた戦いとなる。両者による激しい戦いが開始された。
試合結果
トータル試合結果
30 | 7 | 1Q | 7 | 32 |
---|---|---|---|---|
9 | 2Q | 18 | ||
7 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 7 | 4Q | 7 | 日本大学 |
戦評
試合は法大のキックオフからスタート。日大はパスを多用し着々と1stdownを獲得。エンドゾーンまでボールを運ばれ、6分12秒に先制点を奪われる。このまま黙ったままではいられない法大。直後のキックオフリターンで敵陣29ydsまで運ぶ快進撃を見せ勢いに乗る。QB鈴木貴史(法3)を中心にパスやランで相手を翻弄し、QB鈴木自身でTDを決める。DFにおいても日大のキックオフリターンを10yds地点に抑え込み士気を高めるも、41ydsのロングパスで一気に26ydsまで攻め込まれ、相手がチャンスをつかみかける。しかしDT清水翔悟(文4)やDL徳山翔輝(生2)の堅い守りでQBを押さえつけ進撃を許さない。攻撃権が移り変わると相手のファウルなどでヤード数を稼ぎ、中央まで進軍する。QB鈴木からのパスをWR小島太郎(営4)がキャッチし、相手DFにブロックされるも見事にかいくぐり抜けエンドゾーンまで15ydsへと切り込む。
OLの中心を担ったOL#72笠井
2Qでは法大の攻撃から再開し、直後にWR阿部康成(文3)がTDを決め逆転に成功する。負けじと日大もきれいな弧を描いたパスを通し、独走。72ydsのロングTDを許してしまい一進一退の戦いが続く。次の攻撃の機会に法大はうまく攻め込むことができず攻撃権を放棄。パントに追い込まれるもP星谷孝太朗(キャ4)の秀でたキックにより相手陣地1ydsでボールを止める。守備についた法大はボールを持った相手選手をエンドゾーン内でタックルを決め込みセーフティに成功。16-14と再び相手を突き放す。攻撃を維持する法大はリターンで敵陣に入るもファンブル。リカバーされそのままTD。TFPでは2ポイントコンバージョンも決められ16-22。攻撃が回ってくるも2度のホールディングが1stdown更新を妨げてしまう。2Q終了間際にタイムアウトを2度使うも相手の流れを崩せずFG を決められ16-25と点差を広げられ後半戦へ。
後半戦に望みをつなげる
後半戦は法大のリターンから試合が展開される。WR陣を中心に攻撃を繰り出すも得点に結びつかない。DFも気合の入ったプレーでLB高橋悟(スポ3)がQBサックし攻撃権を奪取。法大の攻撃は再びパントに追い込まれるも、またもP星谷がチャンスを作る。蹴ったボールを相手選手がリターンしようと触れた瞬間、近くで窺っていたWR恒吉幸紀(営4)がボールを奪い取り攻撃を再開。敵陣から始まった攻撃はRB田邊僚(法4)のランで3ydsまで進み、WR小島が9分36秒にTDを決め23-25とあと一歩まで近づく。守備では相手を抑え込み3Qを終える。
RB#29田邊のランで着実に前進する
最終Qでは再びLB高橋がQBサックを成功させる。相手OFは気圧されたのかスナップを大きく後方へ逸らすも、うまくカバーされパントへ。お互い攻撃権を得るも得点に結びつけずに、再度相手オフェンスにボールが回る。ロングパス&ランで一気に54ydsを駆け抜けられTDを決められる。法大もコンスタントに攻め込んでいき敵陣20yds地点まで侵攻し、QB鈴木の投げたボールがエンドゾーンへ。WR阿部が敵味方入り混じった中からこぼれ落ちたボールを見事キャッチしTDする。30-32と点差を縮めるも残り5分の時間を日大に使われ試合終了。
残り5分でWR#86阿部がTDを決める
勝敗を分けた2点。小さい得点差ながらもこの2点で秋季リーグ戦を3位に終えた法大。早大戦、日大戦ともに惜敗し悔いの残る戦いとなった今大会。甲子園ボウル、Tokyo bowl出場は叶わなかったものの彼らは上位二者に劣らない実力を備えている。いざ頂へ。あくなき挑戦で上へと昇りつめてくれるだろう。(和多慎之介)
監督・選手コメント
青木均監督
―秋季リーグ3位という結果を受けて
基本的には法大はどこと戦ってもいい試合をができちゃうレベルなのね。でも我々の目標は本当は優勝なんだけど、スポーツ推薦や付属校から選手を多くとっている大学に勝たなければいけないけど、環境ではちょっとやられているかな。でも何年かに一度は勝ってきているので、この環境の中でどういう風にやろうかっていうのを考えて、工夫はしています。
―今回は何が足りませんでしたか
人数と選手層が厚い学校は強いので、法大はレギュラーがけがをしないように心掛けたいですね。
―秋季リーグ前半は田邊選手のけががありましたが
それはしょうがないです。キャプテンの宮川も調子が良かったのけがをしてしまったのは残念です。ただ、今年のリーグそのものがすごくハードだったので。
宮川周平
―今日の試合内容は
ずっと課題だった部分が残ってしまった感じですね。DFは失点が多かったのもそうですし、タックルの成功率であったり集まりの早さはうちの売りであったのにそれがだめでしたね。
―秋季リーグ3位という結果は
悔しいというよりも、今年は(自分たちが)甲子園を知る最後の世代だったので、せめて後輩たちに日大に勝って関西のチームと試合させてあげようという気持ちはあったのにそれを残せなかったのがふがいないです。それが心残りです。
―主将としてのこの一年間で得られたものは
それはもうたくさんありますね。人の心の強さというか、集結した時の強さを知ることができた一年間でした。
―春季に比べてチームは成長できましたか
まだまだだと思います。個人個人の成長はあるんですけど、小っちゃい関係性はもっともっと成長していかなければいけないなと思います。自分で思っていても他の人に発信できなければ意味がないので。
―トマホークスで4年間プレーしてきて得られたものは
めちゃくちゃありますね(笑)。多くてわからないですね。やっぱりまず一番は学生主体であることと、フットボールを通じてこれから生きていく上で必要なことを学べたことですね。
―次の世代を担う後輩に向けて
学生主体という気持ちを絶対忘れないで欲しいということは話しました。最初の一歩を自分で踏み出さないことには何も始まらないので、その気持ちも忘れないで欲しいです。
―ファンの皆様に向けて
本当に応援して頂いてありがとうございます。自分たちだけのチームじゃなくて、負けても応援してくれている人たちがスタンドには絶対いるので、その気持ちに支えられてきました。特にけがしてからは感じました。その声援があってこそ3点差まで頑張ってこれた、ファイトできたっていうのはファンのおかげだなと思います。
田邊僚
ー今の率直な気持ちを
幸せだったと思う。もちろん、負けたことは悔しいし、リーグ戦で2敗したっていうのは俺も経験したことなくて悔しい気持ちもあるけど、4年間のアメフト人生を振り返ったら、別に後悔はしてないし、楽しかったです。
-作戦としては
日大(の選手)は体も大きいし、強いから、俺らが勝てるところといえば頭の部分で、相手をいかに撹乱できるかっていうところを考えたし、元々自分たちの自信のあるプレーもたくさんあったから、そこを2週間で突き詰めてって感じでした。
-今日見られたQBの鈴木貴史選手が出ずに、直接田邊選手へパスするというプレーも日大を意識したものですか
今日のために練習してました。
-個人的に試合を振り返って
全然納得できるものじゃないし、悔しいという言葉に尽きるんですけど、それでもやっぱり自分が出たことによって周りに、何かしら産物として残せたのなら、満足してます。
-チームの雰囲気は
勝つ気満々で、勝ってTokyo Bowl行くって決めていて、このメンバーでTokyo Bowl行きたかったですね…。勝つ気でいました。
-緊張は
してないです。楽しみにしていました。
-コンディションは
絶好調だったし、いろんな人に支えられてここまできて。満足してます。
-今シーズンを振り返って
本当にみんなに迷惑をかけた一年だったと思います。監督、コーチ、含めみんなに迷惑かけましたけど、青木(均監督)さん始めいろんな方が試合に出させてくれたから、俺がここに残れたと思います。本当にみんなに感謝してます。
-副将としての一年は
副将らしいことはなんにもしなかったですけど、少しでも自分が発する言葉とか姿に、周りが共鳴してくれれば、副将としてできたかなと思います。
-宮川主将について
(宮川)周平は、本当にいいキャプテンだったと思う。一番俺が辛いときに顔を出してくれたのは周平だし、周平がいたから俺もやろうと思えました。
-今年のチームについて
みんなくせのあるチームで。俺はずっと個性を大切にしようって言ってたし、最高のチームだったと思います。
-トマホークスの存在
つらいし、きついし、大変だけど、それに比べものにならないくらい自分たちを成長させてくれるところで。俺はこのチームに感謝してます。
-4年間で得たこと
自分で自分のことを見て、人間的に成長できたと思います。それに、(誰かを)成長させる機会をくれた場所だと思います。
-廣澤達也選手の存在
本当にいいライバルだと思います。一年生のときからずっと競い合ってましたけど、本当に仲が良いので。彼がいなかったら俺はもうこんな位置にいないと思うし、あいつがいたから頑張れたと思います。
-同期に向けて
俺はわがままだし、自分中心の男だけど、それを支えてくれたみんなに感謝してます。同期がいてくれたからここまでこれたし…悔しいけど、同期には感謝しきれない。し尽くせないです。本当にあいつらがいてくれてよかったし、このメンバーでよかったと思います。
-後輩に向けて
厳しい状況からのスタートだけど、できると思うし、できるだけのポテンシャルもあるし、何よりも自分らしさを忘れずに頑張ってほしいです。
-ファンの方々に向けて
本当に感謝してます。いろんな声援を受けてここまでこれて…本当に感謝してます。みんなが変わらないでいてくれたから、頑張れました。これからもトマホークスをお願いします。
更田将寛
ー四年間振り返って
かけがえのない先輩、後輩に出会えたのはよかったですし、人として成長させてくれた監督たちには感謝しかないです。
ー主将、宮川選手の存在は
自分の中では主将というよりは、一人の“宮川周平”としてかけがえのない存在です。彼を日本一の男にすることができなかったのが悔しいです。
ー後輩に向けて
「ありがとう」しかないですね。
ー応援してくれた方々に向けて
自分たちの面倒を見てくれている親や、今までのトマホークスをつくってきたOBの方たちに、こんな結果になったことについては本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。ただ、しっかりと伝えられるものは伝えたと思います。後輩には強いトマホークスというものを取り戻す力はあると思うので、また来年も応援しに来て欲しいです。
笠井英治
ー今日の試合を振り返って
勝てたかな、という感じですね。
ー副将として過ごした一年間で感じたことは
四年生がというよりはそれ以下の学年が頑張ってくれていました。自分が盛り上げたらあとは皆がやってくれたので、そんなに大変じゃなかったです。
ー主将、宮川選手の存在は
本当に素晴らしいキャプテンでした。だけど実は、彼一人に負担をかけてしまっていました。ケガもしていて大変だったと思います。
ー来年度から甲子園ボウルを知らない代になりますが
本当に申し訳ないけど、今いるメンバーだったら大丈夫だと思います。
ー4年間振り返って
同期の部員と一緒にフットボールやってるのがすごく楽しかったです。最初の方はやる気もなくてへっぽこだったけど、同期が頑張っていたから負けじと上級生のとき頑張ったつもりでした。でも、もっとできたし、もっと良いOFになったのかなと思います。
ー後輩に向けて
学生のうちにこんなことできる環境があるんだから、それは本当に感謝して、勉強も一生懸命やってください。この四年間でしかできないことは、やり残すことなくやらないともったいないから、これからも頑張ってください。
ー笠井選手にとってトマホークスとは
自分次第でいくらでも変われる場所かなと思います。
居澤輝一
ー今の率直な気持ちをお願いします
まあ、情けないっていうか悔しいっていうか。今の1、2、3年生を甲子園を知らない代にしてしまったのは本当に申し訳ないと思っていて。早稲田にも負けて、日大にも勝てなかったのは、本当に情けないですね。
ー試合を振り返って
なんか、そんなに。もう心が折れちゃってるのかなって思うくらいの相手で。もっと突き詰めてミスをなくせば絶対に勝てた相手だったので、そこが2点差という形で、チーム全体の意識が現れたのかなと思っています。
ー試合前のチーム全体の雰囲気はいかがでしたか
前回の敗戦を引きずることなく、日大という一番良いライバルと試合をするということで。目指すところは関係なく絶対に負けられない相手なので、チーム全体として日大に勝とうという意識を前面に出して2週間も練習できましたし、試合前の雰囲気も本当に良いものでしたね。
ーどのような意気込みでこの試合に臨みましたか
まあやっぱり日大っていう毎年日本一を争って、倒さなければいけない関東で最高のライバルと、浜スタで試合ができるっていう環境に感謝して臨みました。あとはやっぱり負けてはならない相手なので、自分たちの1年間を肯定するためにも、絶対に勝つという気持ちで臨みました。
ー試合内容としては
チーム全体としてはやっぱり負けてしまったら悪いってなってしまいますね。まあ自分はオフェンスなんですけど、オフェンス全体としてはテンポもよく、スコアも出来て、そういう流れは凄く良かったと思います。あと、キックの幹部もやらせていただいて、最初のキックリターンからキックが試合を作れたなあと思っていて、それは本当に嬉しかったです。いい部分として評価できると思っています。
ー今年の幹部はどのようにチームを引っ張ってきたのですか
本当にみんなタイプが違くて、個人個人、得意なところでチームを引っ張れる人間が揃っていたので、自分ができないことをできる奴らばっかりでした。だから逆に自分しかできないことを見つけて、そこを突き詰めて1年間やり続けたので。自分の足りないところは補ってくれるし、逆に自分が補えるところもあるし、助け合って、1年間やってきました。
ー副将から見て今年のチームはどのようなチームでしたか
リズムに乗って、自分たちのペースになれば物凄い力を発揮できるチームで、でも逆に言うとテンポが悪くなってしまったり、自分たちのミスでどんどん崩れてしまうこともあったんですけど。自分たちでいい雰囲気を作れば絶対にいい方向に向かっていくチームだと思っているので、来年の後輩たちにも自分たちで自分たちのやりやすい雰囲気だったりとかテンポだったりとかを作って一個一個やってもらいたいですね。
ー今年1年間を振り返って
自分自身のプレーも、1年生から出させていただいたにも関わらずいいとは言えないなかで、そこで起用してくれたコーチだったり、支えてくれた後輩たちに凄く助けられた1年でした。本当に自分を使い続けてくれたコーチの方々には感謝していて。早稲田戦とかは情けないプレーをしてしまったんですけど、それでも支え続けてくれたチームメイトのみんなとか、本当にいろんな人に支えられているというのを実感した1年間でした。
ー4年間を振り返って
辛いことの方が多くて。けど自分がいいプレーをしたときとか、試合に勝ったときとか、オフェンス全員でTDをとれたときとかは、今まであった辛いこととかも忘れられるくらい楽しくて。フットボールやってて本当に良かったと思えました。1度も日本一になれなくて悔いしか残っていないんですけど、いい環境でいい仲間と成長できた4年間でした。
ー来年のチームを作るにあたって、新たに鍵となる選手は
QBの鈴木だったり、OLを始めとした3年生。プレーでも魅せられる奴らが多いし、そこでどれだけ3年生、次の4年生が前に出てチームを引っ張っていけるかだと思っているので。簡単なことでは無いんですけど、チームを引っ張るにあたって自分の役割を見つけて、全員がどういうところで存在感を発揮してチームを引っ張れるかというのを全員が見つけていって欲しいです。誰か1人がキーになるとかではなく、全員だと思います。
ー来年は甲子園を知らないチームになりますが
自分たちの強みっていうものを自分たちで自覚して、そこを伸ばしていくべきだと思っていて。淡々と怒られながらやらされていくチームでは無いと思いますし。自分たちで楽しみながら自分たちのチームを作っていくのがトマホークスのあるべき姿だと思うので。甲子園がどういう所かというのを知っていても知らなくても、もがき続けなければ日本一は取れないと思うので。自分たちでゴールを設定しないで、日本一になるまで努力を忘れないでいて欲しいです。
ーOLの後輩に向けて
情けない、プレーで見せれなくて口うるさい先輩だったと思うんですけど、本当にOLはチームを引っ張れるポジションなので。存在感を出して、日本一に向けて努力をし続けて欲しいです。
ー今1番感謝を伝えたい人は誰ですか
親ですね。
ー応援してくれた方々に向けて
本当に毎試合、春の試合から、声援だったり、スタンドをオレンジに埋めてくださって、辛い時もスタンドの声を聞いて元気づけられましたし、やらなきゃなという気持ちにさせてもらいました。感謝しています。日本一になれなくて、日大にも早稲田にも負けてしまって、本当に申し訳ない気持ちしか無いんですけど、これからは絶対に強いトマホークスになってくれると思うので、これからも応援よろしくお願いします。
金城慎基
―試合を終えて率直なお気持ちは
終わったなという気持ちです。数年間本気で懸けてきて今正直ホッとしている自分がいます。
―今回リーグ3位という結果になりましたが
ショックであり正直予想していませんでした。不甲斐ないなと思います。振り返ったときに日大、早大を倒すためにもっと一日一日を
大切に練習できたのかなと思います。しょうがない結果なのかなと。
―日大、早大との差は
実力的に2チームと差はなかったと思います。絶対勝つという気持ちとそれに対する行動の量が勝敗を負けたのかなと感じています。
―スローガンである”初志貫徹”を振り返ってみて
昨年はこの日大戦で負けて、とても悔しかったしたくさん泣いて、この気持ちをずっと忘れないためにもこのスローガンを掲げてきました。
一年間は短いようで長くて、このスローガンを日々の練習の中で振り返ることはできてなかったかなと感じています。
出来ていたら違う結果になっていたのかなと思います。
―金城さんにとってトマホークスとは
青春でした。二度と親や仲間そして見守ってくれる人がいる中で日本一を目指すというのはないですし、
いい思い出だったな、いい青春だったなと思います。
―副将としての一年間は
自分の言動や行動がちゃんとチームのみんなに伝わっているのかは疑問でした。まとめるのは難しいなと思います。
社会に出てリーダシップは行かせると思いますし、同時にチームの主将や副将がしっかりしないといけないなということが分かりました。
もっともっとやれることがあったなと思います。
―4年間で得たものはなんですか
仲間と真剣に日本一を目指す素晴らしさは部活を通して学びました。みんなで一つの目標に向かって進んでいく、達成することは
すごいことなんだと思います。今後もこの気持ちを大切にしていきたいです。
―これまでのチームと比べて今年のチームはどのようなチームでしたか
個性があったチームだと思います。個性がある分みんなの考えや行動も色々と違って来ましたが、その中で団結してこれたと思います。
―後輩へ期待すること
勝ってほしいです。全員が応援しているのでその為にも勝ってほしいです。
廣澤達也
―秋季リーグ戦3位という結果を受けて
単純に力が足りていなかったと思います。その時の運とかそういうものではなくて、純粋に力が足りていなくて負けるべくして負けたと思います。
―それは個人としてですか
もちろんチームもです。
―今日の試合を振り返って
自分としては前回(早大戦)よりはいい動きができたんですけど、TDを取るのが仕事なのにそれができなかったのでチームにはあまり貢献できなかったです。
―田邊選手の活躍は
本当にすごい相棒みたいな感じで、いつも一歩先を行っていて追い越そうとしてもなかなか追いつけないけど、お互いを高め合っていけました。田邊が戻ってきてくれるまで、自分でチームを勝たせ続けても二人で一緒にフィールドに立ちたいという気持ちはあったので、田邊のために頑張っていたところはあります。
―トマホークスで4年間プレーしてみてご自身の中で変化は
まず自分で考えて行動して何をすればいいかはわかるようになったんですけど、それをっ徹底することが足りませんでした。
―法大を選んだ理由は
高校生の頃試合を見ていてかっこよかったからで、憧れを持って入部しました。
―次の世代を担う後輩に向けて
個人の力を上げるのもそうですし、チーム全体を見て何を向上させなければいけないのかを徹底的に突き詰めて一歩一歩確実に前に進んでいってほしいです。
―ファンの皆様に向けて一言
こんな結果しか残せなくてすごく申し訳ないんですけど、応援してくれた方々がいて頑張ってこれたので、来年は後輩たちが頑張ってくれると思うので引き続き応援お願いします。
―今後アメフトを続けられますか
富士ゼロックスに内定をもらったので、そこのクラブチームで続けようと思っています。先輩には佐々先輩がいます。
小島太郎
-率直な気持ちはどうですか
悔しいです。
-TDを決めていましたが
気持ちよかったです。日大相手に点を取ることができたので。
-秋季リーグ3位という結果で終わりましたが
監督やコーチ、そして後輩に対しても申し訳ないです。甲子園に出場したのも自分達だけなのでそれを伝えることができないことに対して責任を感じています。
-日大と早大との差はどこにあったと思いますか
OFに関しては差は感じていなかったです。DBは早大より強かったですし。
-”初志貫徹”のスローガンを振り返って
4年生は就活があって練習に出れなかったこともあるんですけど、スローガンをみんな体現してくれていて、4年生だけでなく、チーム全体が気持ち途切れることなくできていたと思います。
-WR恒吉さんの存在は
ライバルであり、よき友です。プライベートでもいつも一緒で、そして常に一緒です。家も近くて自転車ですぐです。時間は彼氏彼女の関係より濃いかもしれないです。
-四年間を振り返ってみて
自分のポジションだけ頑張っていてはダメで、他のポジションにも影響を与えていかないとチーム力は上がっていかなくて、今回の試合はその面が出ていたと思います。DFもOFも巻き込んでいかないと強くならないと感じました。
-小島さんにとってトマホークスとは
家です。家よりずっと部室やグラウンドにいたので。仲のいい同期や後輩と辛い練習をしてきて、青木監督もコーチもいて家のような暖かい場所ですね。
たまには顔を出したいです。
-今年は今までと比べてどんなチームでしたか
学年の隔たりが無かったです。プライベートでも一緒に遊ぶし、今までも仲良かったですけど、それ以上だったと思います。
-青木監督について
チームの事を隅々まで見てて、視野が広い人です。
-後輩に期待すること
甲子園でレシーバーはポンポンとTDを決める状況に期待しますね。阿部ちゃんとか尾崎、高津佐の活躍している姿をスタンドで見たいです。
恒吉幸紀
-今の率直な気持ちを
悔しいですね。2敗したっていう今までにない記録をつくってしまってこともだし、甲子園という舞台を俺たちしか見てないっていう中でそれを後輩たちに見せられなかったっていうので、悔しいです。
-今日の試合OF全体としてはいかがでしたか
OFとしては結局、同じミスをしたっていうのが目立っていたので、まだまだ自分たちの取り組みが甘かったんだなというのを痛感しました。
-個人的には
正直今季自分は活躍してなかったんですけど、その中でも自分の育てているレシーバー陣をフルに活用できて。しっかりレシーバーでOFを引っ張っていけたのがよかったなと個人的に思いました。
-相手のDFについて
スカウティング通りですし、マンパワーも強い非常にいいチームで、(自分たちは)練習からハードにやってきたので、フィジカルでもそんなに負けているところは感じなかったのかなと思います。
-試合前のチームの雰囲気は
トマホークスのいいところっていうのは、甲子園が決まってなくても、日大に勝つっていう、負けたくない気持ちの中で全員で協力してやっていけるところで。そういう素晴らしいチームなので…よかったなと思います。
-恒吉選手のコンディションは
けがもあって、悪くはないですけど、それを理由にしたくないので、その中でどれだけいけるのかっていうのがトマホークスの(代々の)レシーバーだったので。11番のエースレシーバーとしての使命だと思うので、そこは問題はなかったです。
-緊張は
緊張はしなかったです。やってきたことを出すだけでしたし、OFの自信があったので。何も迷いはなく試合に臨めたのかなと思います。
-今シーズンを振り返って
春けがで結構長い期間抜けたんですけど、そんな中でも3年生のレシーバーが積極的にOFを引っ張ってくれましたし、そういう任せられるレシーバーがいて、助けられた一年だったなと思います。
-宮川主将について
男の中の男ですね。語ることすべてがすごいし、プレーを見ていてもそうだし、グラウンドに立てないことがあっても彼の存在は大きかったですし、4年生の中でも筆頭として引っ張っていってくれて、素晴らしいキャプテンでした。
-今年のチームについて
一つになったと自分は思ってますね。宮川の言葉で全員が動くし、非常に一つになったトマホークスのチームだったなと思います。
-トマホークスの存在
家族みたいなものですね。毎日、12時間以上共に過ごす仲間がいて、飯も一緒に食べて、家族みたいな存在でした。
-4年間で得たこと
仲間の大切さは一番感じましたね。自分がくじけたときでも、隣には誰か支えてくれる人がいて。3年生もしっかりカバーしてくれて。仲間は大切だっていうのを学びました。
-小島選手の存在
一生関係を崩したくないというか、それくらい頼りになって。親友ですね(笑)。
-同期に向けて
ありがとうって感じですね(笑)。
-後輩に向けて
今までにない2敗で受けた悲しい気持ちになっても、明日からの練習は厳しくなると思うんですけど、それでもくじけずに日本一になるっていう気持ちを忘れずに365日過ごして、今度こそ絶対に日本一になってほしいなと思います。
-ファンに向けて
本当にありがたいです。わざわざこんな遠くまで来てくれて、グッズとかも買ってオレンジに(観客席を)染めてくれたり、自分たちのために尽くしてくれて、感謝してます。
谷澤隼人
ー今の率直な気持ちを教えてください
まあ、率直な気持ちは、負けてしまったなというか、4年間が終わってしまったなというのが1番大きいかも知れません。
ー試合を振り返って
個人的には1本外したというのが悔しいです。最後の試合で外したのが。悔しかったです。
ー日大の印象は
もっと強いのかなと思ったんですけどね。
ー谷澤選手のコンディションはいかがでしたか
コンディションは凄く良かったです。しっかり調整してきたので。結局、日本一があろうが無かろうが自分のやることは変わらなかったので、しっかり調整出来ましたし。全体的に見るといいパフォーマンスはできたのかなと思います。
ー昨年の日大戦後に、来年は準備の段階からリラックスして試合に臨みたいとおっしゃっていましたが、いかがでしたか
そうですね。今シーズンは春、夏合宿、秋全部含めて本当に精神的に成長できたのかなとは思います。
ー成長とは具体的に
精神的な成長が大きいかなとは思います。キックはどんな状況でも練習通りやるのが本当に大事なことで、それが今まで出来なかったのに対して、4年生になってから本当に精神的に成長できたのかなとは思いますね。
ー1年間やってきて今年のチームの印象は
個が強いのかなとは思いますね。賑やかなところはあると思うんですけど、やっぱり個が強いチームだったのかなとは思いますね。
ー今年1年間を振り返って
個人的なことでいうと、本当に充実したというか。キックを蹴ることが楽しかった1年間だったのかなとは思いますね。
ー今日も楽しんで臨めましたか
はい。自信を持って。臨みました。
ー4年間を振り返って
いや、なんか、辛いこと9割嬉しいこと1割みたいな。まあ他の人には絶対に経験できない4年間だったのかなとは思いますね。いろんな経験をさせてもらって、キック自体は決まるか決まらないかで勝負が決まるものだったので、常にシーズン中も自分が外したら負けてしまうというプレッシャーの中でやっていたので。それを楽しめた反面、やっぱり自分の中で凄い重圧になっていたのかなって。でも、絶対に他の人ではそれは体験出来なかった4年間だったなとは思いますね。
ー来年からは甲子園を知らないチームになりますが
まあとりあえず甲子園に行ってもらいたいですね、1番は。甲子園というか本当に目標を達成して欲しいっていうのがあります。
ー来年のチームでKになる選手は
来年は今3年の佐藤という本当に素晴らしいKがいるので。期待をしたいなとは思います。
ー佐藤選手に向けて
精神的に成長しなさい、と。
ー谷澤選手にとってトマホークスとは
なんだろうな。本当に生活の一部だったので。別になんかこれといったことは。今の段階でこれからトマホークスの活動が無くなるということが考えられないですね。毎日が充実していたからこそそう言えるんだと思いますけど。
ー今1番感謝の気持ちを伝えたい方はどなたですか
それはもう親ですね。ずっと応援してもらって。毎回試合にも来てもらって。応援してくれてたので、まず親です。
ー応援してくださった方々に向けて
勝ち、というもので返せなかったというのが本当に申し訳ないとは思いますね。本当に多くの人が応援してくれて。その人たちのためにも勝とうとしていたので。勝って返せなかったのが本当に悔しいですし、申し訳ないですね。
フォトギャラリー
- いざリベンジ(左から金城、居澤、田邊、宮川)
- 攻撃の起点を作ったOL陣(左から居澤、鵜沼)
- チームを支えたSF#2宮川
- 気迫のタックルで相手を阻止するLB#57更田
- 来年に期待がかかるQB#12鈴木
- 何度もチームを救ったWR#86阿部
- K#6谷澤のキックでチャンスを作る
- RB#21廣澤の足で相手を翻弄する