【アメフト】春季オープン戦 対駒大 苦戦を強いられるも開幕8戦全勝!
2015 春季オープン戦
2015年5月24日(日)
富士通スタジアム
オープン戦開幕7戦全勝と勢いに乗るトマホークス。今回の相手の駒大は1部BIG8に所属する相手だが、攻め込まれる場面も多くみられ苦戦を強いられた。
試合結果
トータル試合結果
34 | 7 | 1Q | 3 | 20 |
---|---|---|---|---|
20 | 2Q | 3 | ||
0 | 3Q | 0 | ||
法政大学 | 7 | 4Q | 14 | 駒沢大学 |
戦評
法大の攻撃で始まった1Q。1stdownを更新できないままパントに追い込まれ、更にその後駒大にFGで3点の先制を許してしまう。流れをつかみたい法大は、RB廣澤達也(デ工4)のランで自陣から敵陣へと攻めていく。QB馬島臨太郎(キャ2)からWR山田一輝(法3)へのパスが惜しくも失敗してしまう場面があったが、その後RB鎌田洋輔(社3)のランやWR細谷海斗(文3)へのパス成功でゲインを重ね、WR高津佐隼矢(キャ1)がTD。点を返すことはできたものの、駒大からなかなか攻撃権を得られない悪い流れのまま2Qへ。
2Q初回、駒大にFGを決められ7-6と点差を詰めよられた法大は、確実にゲインを重ね、WR阿部康成(文3)へのパス成功とランで一気に敵陣1ydsまで攻め込み、そのままQB馬島のTDで14-6と得点を重ねる。更に駒大をパントに追い込むが、その後の攻撃でインターセプトされそうになるなど危ない場面も見られた。しかしLB高橋悟(スポ健3)がインターセプトリターンTDをきめて、21-6と流れを掴み始めた法大。駒大の2nddownでCB原昌平(営3)がインターセプトしかけ、3rddownでLB寺林翼(文1)がインターセプトし、WR阿部へのパスとRB廣澤のランでTD。キックは不成功だったため27-6というスコアに。3TDをきめ、順調に得点を重ねながら3Qへ。
後半戦前に選手たちを鼓舞する宮川主将
法大のキックオフでスタートした後半。約2分という短い時間で駒大の攻撃を抑えると、QB樺山大資(文2)がRB廣澤やRB鎌田を核とした攻撃体制をつくり、1stdown更新していく。その鎌田が約30ydsのランで一気に敵陣に攻め上がり、試合のモメンタムを掴みかけたのも束の間。相手にインターセプトを許してしまい、攻守交替。好機を手にした駒大だったが、法大DF陣の守りがものをいい、パントへ追いやる。QBが馬島に代わり、RB廣澤が見事な20ydsのランを見せるが、QBサックを決められてしまい、思い通りの試合展開にならず。自陣35yds地点で4thdownを迎えてしまい、パントを選択。P星谷孝太郎(キャ4)の相手自陣1ydsに落としたキックが冴え、このまま試合をイーブンな流れで進めたいところで3Qが終了。
迎えた最終Q。相手自陣13ydsから始まったものの、1stdownを更新される場面が続き、駒大攻撃陣のロングパスが通るようになる。調子が上がってきた相手を止められず、4Q中盤でTDを決められてしまう。なんとか得点を追加し、悪い流れを変えたい法大勢。一気に敵陣まで攻めあがる猛攻を見せると、そのままQB馬島のボールが通り、1stdown更新を成功させる。勢いそのままに、TE佐藤健人(デ工3)がTD。キックも入り、34-13と駒大を突き放す。しかし、その後駒大攻撃の場面で、相手の集中した攻撃が光り、1stdownを更新される。4thdownまで持ち込んだものの、ギャンブルが成功してしまい、ゴール前20ydsまで攻め上がられてしまう。なんとしてでもTDは防ぎたいDF陣。しかし、法大選手の反則もひびき、試合終了まで1分をきった状態でTDを決められる。手痛い失点を喫した法大は、残り時間でなんとかTDを狙うが、焦りもあったのかパスが通らずにスコア34-20で試合終了。
勝利は収めたものの、駒大相手(BIG8)に20失点してしまったことで、改善すべき点が明るみに出ただろう。逆に言えば、春に課題が見つかったということは修正する期間が多くあるということだ。春期オープン戦もあと2試合。これまでの反省点を活かし、残りの試合に繋げていってほしい。(藤原・宮下)
選手たちのコメント
更田将寛
―今日の試合を振り返って
弱いですね。メンタルや気持ちの問題だったり、全部がダメな段階ですね。
―DFの課題は
DF全体を通してやっぱりタックルです。
―駒大の印象は
データがあまりなかったので自分たちの地の力で勝負しにいってこの結果なので、満足はしてないです。
―残り2戦に向けて
全部一からやり直すっていうことと、タックルにはこだわってやっていきたいと思います。
高橋悟
―今日の試合、得点シーンを振り返って
たまたまボールきたので、という感じです。
―スコアについては
全然良くないですね。
―今日のコンディションは
普通です。
―今日見つかった課題
縦の上がりですね。
―名城大戦に向けての意気込み
頑張ります。
佐藤健人
―今日の試合、得点シーンを振り返って
フリーで空いていたので、QBが良いパスを投げてくれました。良かったです。
―34-20というスコアについて
OFもテンポよくやるということが欠けていて、全然テンポよく回ってないので。スコアより内容がひどいので。内容を改善して来週に挑みたいです。
―ご自身のプレーを振り返って
自分のプレーとしては、目立ったプレーもしていないので、もう少し目立てるような輝けるプレーをしていきたいです。
―今日のコンディション
自分のTEのポジションもけが人が出ているので、けがなく春シーズンあと3試合あるので、やっていきたいなと思います。
―けが人が多くなってきたという印象があります
シーズン終盤で、みんな体の疲労とかきてるので…。気持ちで乗り切りたいです。
―次の試合、名城大戦に向けて
名城はOFで圧倒できるように頑張っていきたいです。
馬島臨太郎
ー今日の試合を振り返って
最初から鈴木さんが出ないというのは決まっていてそれで自分がいかにオフェンスを作り出すのかというのが重要だったんですけど、試合の最初からそんなに流れが良くなくて自分のせいで結構点がとれなかったのが課題です。
ー鈴木さんが出なかったのはケガなどですか
そういうわけではないです。
ー相手の印象
カバーなどもわかりやすくて、コンスタントにプレーできるはずだったんですけど決められなかったです。
ーご自身のコンディションは
良かったです。
ー試合中に意識していたことは
テンポを速くまわすということを意識していたんですけどあんまりできていなかったです。
ー今日の試合のスコアに関して
やっぱりQBがオフェンスの流れを掴めなかったのであまり点数はとれなかったです。
ー予想していた試合展開
最初のドライブから点を取って、毎ドライブ点を取ろうとしていたんですけど、最初からできていなかったです。
ー次戦に向けて
今回最初のオフェンスの流れが悪かったので、そこを修正していきたいです。
フォトギャラリー
- 先発のQB#18馬島
- インターセプトからTDを決めたLB#47高橋
- 安定した走りのRB#3鎌田
- オープン戦好調のWR#86阿部、WR#80高津佐
- 最後のTDを決めたTE#15佐藤健人
- 1年生ながら積極的なプレーを見せるDB#38西山
- 全員で相手のFGを防ぐ
- 二人を相手にするOL#72笠井