【バレー】春季リーグ戦直前!選手インタビュー
2016年3月15日(火)
法政大学多摩キャンパス総合体育館
ついに1週間後に迫った2016年度春季関東大学バレーボールリーグ戦。昨年の秋季リーグ戦ではまさかの2部降格となり、涙をのんだ。
その悔しさを胸に新体制となった今、選手たちはどのような思いでリーグ戦に臨むのか。その心境をうかがった。
監督・選手インタビュー
濱口純一監督
―現在のチームの状態は
新しい1年生も入って、全員そろってやり始めたのが3月10日ぐらいなので、チームの状態は、全員足並みそろえてできるという段階にきています。時間はあまりありませんけど、これからチーム作りをやっていかなきゃなと思っています。
―新キャプテンの進藤選手はいかがですか
榎本もそうですけど、彼も休みの期間はチャレンジリーグに希望して試合には出ていたので、試合感と社会人のリーグを体験したことによって精神的にも大人になったというようには僕も思っていますんで、それを大学リーグで活かしてくれるようには思っていますし、現にチームのまとめ役としてしっかりチームをまとめてくれていると思っています。
―昨年と比べてメンバーが大きく変わりますが
試合に出る可能性が今回は有望な1年生が入ってきましたので、試合に出る可能性は結構多くなるんじゃないかと思っています。
―セッターは誰を起用する予定ですか
セッターは3人いますけど、第一線で考えているのは西田君(新入生)を一応考えています。けれども神谷も渡邊も大学リーグでトスを上げていますから、そういう意味ではいつでも西田が先発で行きながら、その後を神谷と渡邊がフォローしながらいけたらいいかなというように今は考えています。
―レセプションについては
4年の藤本がいたり、新入生も三木君とかがいますんで、まずはレセプションに関しては、去年は千住君がいましたけれども、リベロで小林がいますんで、彼がレセプションの中心となって、ディフェンスの中心としてチームをまとめてくれています。そういう意味では彼を中心にきっちりやってくれると思いますんで、心配はしていないです。
―アタッカー陣については
アタッカーに関しては新しい1年生の竹田君にしてもそれなりに良いスパイカーが来ましたし、先輩では安東や榎本もそうですけど練習を重ねて成長はしてきていますんで、レギュラー争いは去年よりはかなり、今年の方が激烈じゃないかなと思っています。
―今年のチームはどんな感じにしていきたいですか
元気出して走っていこうっていうのは進藤(主将)の今年の目標でありますから、多分若いチームになると思うので、流れを呼び込めるようなチーム作りをしてきたいですね。今年よりも来年、再来年というようにチーム作りはできていけばいいかなと思っています。
―リーグ戦に向けて
また2部に落ちてしまいましたけれども、今年の目標は春で1部に上がって、インカレではベスト4という目標を立てました。その目標に対して当然きつい練習もやっていますから、まずは2部で優勝して、1部に昇格するというのを目標としながら、東日本ではベスト4へいけるように、チーム作りと選手のレベルアップを目指します。
進藤涼主将
―昨年を振り返って
去年はやっぱり練習していなかったです。去年の新チームになって最初ぐらいは結構やっていた方なんですけど、段々やらなくなってきて。だから春リーグは何とか良かったんですけど、秋になってやらなくなって、結局そのつけが回ってきて勝てなくなったという感じでした。今年は(練習を)やろうっていう話をして、結構やっています。
―インカレ後はどんな練習を
4年生が抜けて(レギュラーの)半分くらいが抜けたので、基礎練習をしていました。やっぱり当たり前のことを当たり前にできなければ勝てないので、本当にパスだったり、トスだったり、というようなことを最初はずっとやっていましたね。
―個人としてはどんなプレーをしていきたいですか
チームが劣勢の時に自分が決めて、流れを作れるような、チームに勢いをもたらすようなプレーをしたいです。
―どんなチームにしていきたいですか
今年の方針は『走る』です。去年まではクールに、しーんとしていたので。今もやっていたんですけど、今年は走って騒いでっていう、今までの法政とは全く違うスタイルでやっていこうという感じです。
―新入生の印象は
個々の能力はすごく高いです。ただやっぱり、脆さみたいな、悪い意味での1年生らしさっていうのがありますね。それは上級生が支えつつ、1年生に好き勝手やらせてあげたいなと思っています。
―自身の調子は
きついですね。合宿前は良かったんですけど、疲れているので全然動けないです。
―チームの課題などは
ねばっこさをもっと出していきたいなと思います。うちには大味な選手はいますけど、拾って拾って拾う、みたいなプレーはあんまりないので。そういう練習をしているんですけど、あんまり試合では出せていないので、そこが課題ですね。
―チームはあまり仕上がってないですか
はい、まだまだですね。半分くらい1年生が出ているので、まだまだですね。
―春リーグの目標は
もちろんぶっちぎりで優勝なんですけど、2部で優勝することを目標にやっているのではなくて、東日本でまず4つに入るということを目標にやっています。昇格っていうのは1つの通過点であって、それはもちろんのことなんですけど、それはあんまり考えていないです。
―最後に春リーグへの意気込みを
去年とは全く違ったチームになっていると思うので、プレーとかではなく、そこを皆に見てほしいです。あとは…楽しみます!
藤本幸運
―昨年を振り返って
去年は(長谷川)優太さん中心に引っ張ってもらったっていうのがあったので、今年は最上級生にもなるので、自分たちが引っ張っていけるようにとは思っていますね。
―新体制になってチームの変化は
皆バレーに対しての意識が変わったし、考え方も変わったので、良い意味で新しい法政バレー部が見られるんじゃないかなと思っています。
―新キャプテンの進藤選手はいかがですか
オン・オフがしっかりしていて、オフの時は楽しくやっているし、練習中は言うところは厳しくやっているので、チーム的にもかなり引き締まって練習できている感じです。
―どんなチームにしていきたいですか
個人的には、取りあえずは負けないチームにはしたいですね。
―個人としてはどんなプレーをしていきたいですか
今年の1年生はできるのがかなり入ってきているし、良いセッターが入ってきているので、自分の役割的にはレシーブとつなぎですね。リベロの(小林)慎平もそうですし、それに負けないぐらい守備で貢献できたらなと思います。
―新入生の印象は
高校の後輩とかも入ってきて、今年は期待しています。
―特に期待している人はいますか
セッターの西田が高校も同じで、春高も準優勝しているので、あいつが中心になってくるかなと思うので、そこは皆にも注目してほしいですね。
―自身の調子は
去年はあんまりキャッチとかをやってこなかったんですけど、今年はキャッチもやらなきゃいけないので、まだ発展途上な感じですね。
―春リーグの目標は
全勝して、入れ替え戦は絶対勝って、1部に上がるっていうのはチームの目標であって、そこを目指して頑張っていきたいと思います。
―今後への意気込みを
今年は心機一転、新しい法政が見られることを期待して、その期待に応えられるように選手もレギュラーだけじゃなく、他の人たちも皆一丸となって頑張れるようにします。
榎本京祐
―昨年を振り返って
昨年はオポジットという点取り屋のポジションでしたが、秋季リーグの結果は良くなくてチームも2部降格してしまったので、自分の決定力不足がその結果に繋がってしまったなと思っていました。なので、春休みはずっと決定率を上げていくことを意識してやっていこうと決めていました。
―現在個人的に練習で取り組んでいることは
今年は選手の層が厚くなって、新入生でもオポジットとして活躍できる選手が入ってきました。自分はサイドでも打てるし昔はセンターもやっていたので、今はミドルブロッカーとしての練習もたくさんやってきています。なので春季リーグはミドルブロッカーとしてチームに貢献したいですし、後ろにまわった時にはバックアタックを決めたりして活躍していきたいです。
―ご自身の調子は
2月中はきつい練習をずっとやってきて、3月に入ってチーム練習になった時に、2月にやってきたきつい練習が体に返ってきていて、筋肉もついてきて、身体の状態はすごくいいと思います。
―新主将の進藤選手はどんな選手ですか
12月の半ばくらいから進藤さんが主将になって、最初はかなりみんな戸惑いがありました。進藤さんは色々言うタイプの人なので、色んな人に強く言っていて「法政は変わらなきゃいけない」というところをよく言っています。春季リーグになった時に法政は変わったって言われるように、新体制になったら厳しく言うと言われていたので戸惑う人もいたのですが、今は進藤さんについていく気持ちでやっています。
―新入生に対する印象は
新入生が練習に参加する前から、かなり監督やコーチからデキる1年生が来ると聞いてきたので、期待はしていました。練習に参加してからは、本当にすぐ即戦力になりそうな選手も何人かいて、やっぱりこれからが期待できそうだと思います。なので新入生には早く大学に慣れてもらいたいです。
―現段階でチームの課題はありますか
今日は高校生と練習試合をしたのですが、最初に試合したチームには新入生がたくさん入っていて、今まで高校生だった分大学での初めての試合となると不安なこともあると思うので、そこで上級生がコートの中で新入生を支えていけたらいいと思います。
―個人ではどんなプレーをしていきたいですか
去年はオポジットで、今はミドルブロッカーの練習をしているのですが、センターでも打てるしクイックも打てるし…というようなオールラウンドな選手を目指しています。春季リーグは色々なところから打てるようにしたいです。
―これから法政をどんなチームにしていきたいですか
昨年とは違った、勢いがあって新入生もたくさん入ったので若いチームで、春季リーグ優勝してそのまま入れ替え戦も勝って一部昇格したいと思います。
―春季リーグ戦の目標は
優勝して、入れ替え戦も勝って、一部昇格です!
―今年の抱負は
今年はチームも生まれ変わろうとしているので、去年とはまた違った法政を皆様にお見せしたいなという気持ちです!一部で上位を目指せるように、しっかり練習して頑張っていきたいと思います。
小林慎平
―昨年を振り返って
昨年は2部に降格してしまって、全カレでも中大に負けて、チームとしては攻撃力不足を感じた1年でした。
―現在個人的に練習で取り組んでいることは
サーブレシーブとディグを全般的にやることと、練習試合で後ろから指示を出すということを意識しています。
―ご自身の調子はいかがですか
悪いです(笑)合宿中なので身体も重いですし、体調も悪いです(笑)
―新体制になってチームに変化はありましたか
新1年生が8人入ってきて、すごく人数が増えた印象です。打てる選手もいっぱい出てきたし、背の高い選手も増えたので、昨年より上を目指せるチームになるんじゃないかと思います。
―新主将の進藤選手はどんな選手ですか
僕自身はまだそんなに信頼していないです(笑)ただ、一生懸命やっているところは良いんじゃないかな、と思います。そんなにまだ信頼関係もうまれてないですし、進藤さんが一番一生懸命やっているので、その姿を見てチームが引っ張られていったら良い方向にいくのではないかと思える主将です。
―現段階でチームの課題はありますか
今年は新1年生にオフェンス力がある選手がたくさん入ってきたので、計算できるくらいのディフェンス力だったり、攻撃面ではプラスマイナスなく安定した選手がでてくると、もっと安定したチームになってくると思います。
―個人ではどんなプレーをしていきたいですか
秋季リーグではサーブレシーブ賞をとったので、たぶん今季はあまりサーブを狙われない分、またサーブレシーブ賞をとるのは難しいと思っています。なので強打レシーブで貢献したり、後ろから的確な指示を出すことと、1年生もたくさん入ってくるので精神的な支えになってあげたいな、と思います。
―これから法政をどんなチームにしていきたいですか
僕自身がチームを動かすのも役割なのですが、ある程度は各々で臨機応変に動ける対応力が付いてくることだったり、自分たちで考えられるようなチームになっていきたいです。できるようになればチームを固める必要はなくなってくるので、自分たちでできるようになっていけばいいのかな、と思います。
―春季リーグ戦の目標は
まずは大前提として全勝して優勝したいです。でも正直そこはあまり視野に入れていなくて、入れ替え戦で勝つことを想定したうえで、東日本インカレにむけての通過点として試合を終えられたらいいかなと思います。あとは、個人賞は法政が全部持っていくくらいの気持ちでいきたいです!
―今年の抱負は
今年は例年に比べて頑張って練習していると思うので、結果を出したいです。また新しい1年生もいい選手がそろったので、それを生かせるようにチームみんなで頑張っていきたいです。
フォトギャラリー
- 昨季のリーグ戦でサーブレシーブ賞を受賞した小林
- さらなる成長に期待が懸かる榎本
- 主将としてチームを率いる進藤
- 最上級生となった藤本
- 練習風景①
- 練習風景②
- 練習風景③
- 1部昇格に向け、心機一転した法大バレー部