【硬式野球】「春季リーグ開幕直前特集~継承」第6回 大西千、清水二、水海、原田
2016年3月11日(金)
法政大学野球部寮
逆襲の春の訪れだ。長らく遠ざかる王座奪還へ闘志を燃やす法大ナイン。リーグ戦開幕を直前に控え、士気を高める彼らの現在の心境を伺った。第6回は大西千洋、清水雄二、水海翔太、原田寛樹。外野手としてグラウンドを駆け回る彼らの、今季にかける意気込みを語っていただいた。
大西千洋
ー昨季はレギュラーをつかみましたが
まさか自分がレギュラーで出ると思ってなくてびっくりしたんですけど、その中で色々な経験ができてよかったです。
ー成績について
最終的に打率が2割9分8厘で終わりました。やはり3割と2割は全然違うので、常に3割を超えるような成績を残したいと思います。
ー入学時にこの成績を予想していましたか
全然していなかったです。
ー予想超える活躍の要因は
自分の足という武器を生かすことができたことと、課題だった打撃もしっかり考えて打つことができたことです。
ー打撃で参考にされた打者は
色々な人から色々なことを吸収し、自分に合ったものを選びました。
ー例えば
金子さんに打撃に対する考え方を教わりました。
ーオフはどんなことをしていましたか
線が細いので、体重を増やすためにウエイトを中心にしました。4キロ増えました。
ー引退された先輩について
外野手なので、いつも蔵桝さんと畔上さんがいてくれた安心感がありましたね。
ー昨季と今季の気持ちの変化は
今年は自分がやらなくてはいけないので、意気込みが違いますね。
ーオープン戦の感触は
死球や体調不良もあったので、これからしっかりやっていきたいです。
ーキャンプの収穫は
紅白戦でもそこそこ打てたことがよかったです。諸積さんに走塁を教えてもらったことが収穫です。
ー盗塁について
今年はもっと走りたいです。
ー目標は
3割2分くらい打ちたいです。
ー意気込みを
期待していてください!
(取材:石川大吾)
“優勝”大西千洋
清水雄二
ー昨季を振り返って
昨シーズンはリーグ戦前の調子は良かったんですけど、リーグ戦に入ると調子を落としてしまいました。開幕スタメンにもなれていい調子できていたのに結果を出せなかったので、今年は開幕スタメンを取って、そこから調子を上げられるようにしたいです。
ーこの冬取り組んだこと
振り込みです。
ーここまでのオープン戦を振り返って
ほとんどの試合にスタメンで出させていただいて、調子も悪くないです。勝てていないのが現状なんですけど、今日はいい形で勝てたのでよかったです。
ー打線はいかがですか
去年スタメンを張っていた選手達が抜けてしまって、今年は(柴田)圭輝さんが引っ張ってくれているんですけど、それに続く人がなかなか出てこないです。つながりがないのが現実なので、2、3年がもっと打てるようになればつながりのあるいい打線になると思います。
ーご自身の今の調子は
昨日まで4試合連続でヒットを打てていて調子はいいと思います。変化球への対応という部分をこれから調整していきたいです。
ー守備面ではいかがですか
自分は守備がメインなので、守備は大丈夫です。任せてください。
ーチーム全体で活躍しそうな選手は
(小林)満平ですね。高校の後輩ですし、バッティングがいいので頑張ってほしいです。
ー小林選手に続いて伊藤寛士選手も入学してきました
寛士も日本代表で、僕の代から高校で試合に出ていた選手です。バッティングがいいので、活躍してほしいです。
ー他大学で注目している選手はいますか
投手だと明治の齊藤です。抑えられたくないですね。野手だと自分達と同じ代の笠松です。
ー外野手争いが予想されますが、ご自身の強みは
バントがうまいと自分では思っているのと、守備範囲の広さをアピールしていきたいです。
ーキャンプやオープン戦を通して去年よりレベルアップした部分は
上級生になって思いきってやれているかなと思います。バッティングでも思いきって振れているので、結果が出てきています。
ー上級生となって後輩達への接し方などは変わりましたか
変わらないですね。自分は怒るとかそういうタイプではないので、仲良くやっています。
ー開幕までに修正したいところはありますか
甘い球を打ち損じてしまうことが多いところですね。甘い球が来たときはしっかり捉えるようにしていかないと、去年のように打てなくなってしまうと思うので、頑張っていきたいです。
ー個人目標は
開幕スタメンを取って、チームの勝利に貢献できる存在になりたいです。
ーチームの目標は
他の5大学全部から勝ち点を取って日本一になることです。
ーリーグ戦への意気込み
今年は上級生になって勝負の年になると思うので、優勝に貢献できるように頑張ります。
(取材:鈴木理子)
“日本一”清水雄二
水海翔太
ー開幕まであと1カ月となりましたが、現在の心境は
メンバーに入れるか微妙なところだと思うので焦ってます。
ーこの冬重点的に取り組んだこと
バットをたくさん振りました。
ーご自身が期待されていることは
とにかく打撃に関してだと思います
ー昨年はメンバー外でしたがスタンドから試合を見ていて感じたことは
1年生の時は自分も出ていたんだよなあと。見ていて悔しかったです。
ー上級生となって意識の変化は
後輩が増えたことでもっと頑張らないとと思うようになりました。
ー高校時代のチームメイトである松井裕樹(現東北楽天ゴールデンイーグルス)選手のプロ野球での活躍について
彼の活躍は気にはなりますが、すごすぎるので俺も頑張ろうとは思えるレベルじゃないなと思ってしまいます(笑)。たまに試合を見に行ったりもします。
ー理想の選手像は
山田哲人(現ヤクルトスワローズ)選手のようなバッティングに憧れます。
ー今季の目標
個人としてはベンチ入り、チームとしては日本一です!
ー今季の意気込み
頑張ります!
(取材:川畑あかり)
“頑張る!”水海翔太
原田寛樹
—オープン戦ではスタメンでの出場機会が多く見られます
打席で自分のスイングができているので、納得できる結果が生まれています。
—ご自身の調子は上がってきているということですか
そうですね、上がってきています。
—冬場の練習や、鴨川キャンプで特に力を入れた練習はなんですか
特に僕は守備が下手なので、守備がうまい川口を見たり、ほかの人のアドバイスを聞いたりしながら自分なりにコツを探してやってきました。打撃は得意な方なので更に磨きをかけるというか、アレンジしながら。がむしゃらではなく頭で考えて常に練習してきました。
—そこで新たに見つかった課題はありますか
守備はゴロをへその前で取ることを、打撃はボールを長く見てタイミングを早く取ることを意識しました。
—課題とは逆に、去年の秋より自信がついた部分はありますか
6:4でバッティングのほうが自信がつきました。
—期待の新1年生はいますか
朝山ですね。あいつのポテンシャルはすごいです。
—今年は2年生ということで去年よりもチームを引っ張る場面が増えると思います
僕の持ち味はバッティングなので、使ってもらえたらチャンスで試合を決定づけるタイムリーとか、あとはチームに流れを呼び込む守備をしたいです。
—ここだけは負けないというアピールポイントはありますか
ラーメンを食べる量だけは負けません(笑)。絶対負けません!
—野球ではありますか
ここぞの一本です。
—チーム内にライバル視している選手はいますか
川口です。でも、あまりライバルとかはいないですね。ライバルっていうよりは自分がしっかりすれば結果がついてくると思っているので。目標は川口ですけど、ライバルは自分です。
—六大学で対戦してみたい選手はいますか
明治の左ピッチャーの金子です。高校の同期で、新人戦で対戦したんですけどやられてしまったので。
—リーグ戦開幕までどんなことを意識して調整していきますか
まずはけがしないことと、ワンプレーで試合の流れは大きく変わるので、細かい部分を詰めていって課題をなくせればいいなと思います。
—今季の個人の目標を教えてください
チームに貢献する打撃です。
—リーグ戦への意気込みも込めて、ファンの方に一言お願いします
背番号23を見ていてください!
(取材 : 下河辺果歩)
“ガッツマン”原田寛樹
プロフィール
大西千洋 (おおにし・ちひろ)
経営学部2年
大阪府・阪南大
181cm76kg 右投左打
清水雄二(しみず・ゆうじ)
法学部3年
1995年10月10日生まれ
岐阜県出身・中京大中京
173cm、72kg 右投右打
水海翔太(みずかい・しょうた)
文学部3年
1995年5月9日生まれ
神奈川・桐光学園
172cm、71kg 右投げ右打ち
原田寛樹(はらだ・ひろき)
法学部2年
1996年8月30日生まれ
埼玉県出身・春日部共栄
178cm78kg 右投左打