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【フェンシング】全日本学生フェンシング選手権大会3日目 ~男子エペ&女子サーブル個人戦~女子では福島史帆実が準優勝に輝き、男子は中村豪が3位!!

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【フェンシング】【フェンシング】全日本学生フェンシング選手権大会 ~男子エペ&女子サーブル個人戦~女子では福島史帆実が準優勝に輝き、男子は中村豪が3位!!

2016年度全日本学生フェンシング選手権大会
201611月18日(金)
京都 大山崎町体育館

インカレ三日目。男子エペと女子サーブル個人戦が行われた。インカレ連覇を狙う中村と福島だったが、中村は準決勝で接戦に敗れる。福島は決勝戦で相手を大きく引き離していたものの、得点を連取され惜しくも敗退。準優勝となった。

IMG 7681
準優勝に輝いた福島

試合結果

男子エペ個人戦

選手名 学部・学年 成績
中村豪 人3 3位
伊藤寛高 営3 ベスト16
塩原智輝 生命2 2回戦敗退
 

女子サーブル個人戦

選手名 学部・学年 成績
福島史帆実 法3 準優勝
服部妃冬未 法1 1回戦プール敗退
 

男子エペ戦評

  男子エペ個人戦には法大から3人の選手が出場。昨年の覇者で連覇を狙う中村豪(人3)が1位で通過するなど、1回戦プールは全員が勝ち上がる。
日をまたいだトーナメント1回戦には塩原智輝(生命2)が登場。焦りが見える相手に対し、落ち着いてテンポ良く得点を重ねていく。そのまま15-8で快勝した。     続く2回戦は中村との同校対決となる。先制点こそ中村が取ったものの、塩原も負けじと食らいつき3-4から2連取で逆転。お互いが前に前にと向かう姿勢で激しい攻防を繰り広げる。だが、逆転を許しギアが上がった中村が変則的な動きから徐々に点差をつけていく。塩原も同時突きで対抗するが、差は縮まらないまま中村の勝利で幕を閉じた。
 
  伊藤寛高(営3)も2回戦から登場した。じっくりと時間を使いながら、クロスゲームを展開する。状況が変わるきっかけは9-9で迎えた第3セット。それまで相手先攻の接戦だったが、このセット開始すぐに伊藤が点を奪い、試合を有利に進める。12-11から2連取し先に大手をかけたが、追いつかれてしまい一本勝負となる。張り詰めた空気の中でも、これを勝ち取り3回戦へ進んだ。
中村の3回戦は、開始から鮮やかな剣さばきで9連続得点。10点目にして相手との同時突きとなったが、勢いは止まらず15-5と圧勝した。伊藤は明大の道脇啓太と対戦。点差は大きくないものの、1点の差が遠く苦しい状況が続く。それでもなんとか食い下がり、リーチをかけられたところから一本勝負に持ち込むことに成功。ところが、お互いが近い距離で火花を散らす戦いは、幾度もの無効判定を重ねた末、相手に軍配が上がった。
 
  ベスト8に残ったのは中村ただ1人。準々決勝は雄叫びで自らを鼓舞しながら15-12で勝利。準決勝も立ち上がりは上々のはずだった。しかし、5-4からはシーソーゲームとなり、終盤には13-13と並ばれてしまう。先に14点目を取ったが、すぐに取り返され結果は一本勝負に託される。審判の声に合わせて瞬時に飛び出した中村は、冷静に状況を見極めた相手に一本を取られ、2連覇への道は断たれてしまった。
 その後の3位決定戦では切り替え、主導権を握ると彼らしい気持ちの乗ったフェンシングでみるみるうちに点差を広げる。最終的に15-7で勝利し、3位で個人戦を終えた。
 
 あと一歩のところで敗れているため、悔しさの残る結果となった男子エペ個人戦。だが、言い換えれば、強豪校のエース格の選手とも渡り合っていけるということが証明されたということでもあるだろう。それぞれの力を合わせる団体戦では飛躍を誓う。(向井知優)
 

女子サーブル戦評

 女子サーブルは昨年のインカレ女王であり、今年の関カレ女王でもある福島史帆実(法3)とルーキーの服部妃冬未(法1)という2人の選手が法大から出場。
 しかし、服部は惜しくも1回戦プールを通過できず、トーナメント戦に進んだのは福島のみとなった。
 
 2回戦から登場した福島は、いきなり衝撃の試合を展開する。先制点を挙げると、そこから目にも止まらぬ速さで次々と得点を奪っていく。連続得点を積み重ね、気付けば14-0。一歩目の素早い飛び出しから生まれた15点目までを連取し、無失点で緒戦を完勝した。
 続く3回戦も圧倒的な力を見せ、15-7で早々にベスト8入りを確定させた。
 
 強者揃いのベスト8以上の戦いでもその勢いは止まることを知らない。準々決勝を15-6、準決勝も15-7と相手に二桁の得点を許すことのないまま決勝戦まで進出した。
 
 日大の小栗千紗絵との決勝戦でもここまでの戦い同様、序盤から次々と得点を重ねていく福島。見事なまでに鮮やかに決まっていくアタックからは福島の優勝を予感させた。しかし、11-5としたところから想定外の展開が訪れる。近年、福島に学生タイトルの獲得を阻まれてきた小栗は今年がラストイヤー。優勝への執念がこもった6点目を挙げると、そこから驚異の9連続得点を挙げる。先ほどまでの福島の勢いが嘘のようにあっという間に差をつめ大逆転。福島も対抗し前へ攻めるが焦りからかポイントが定まらず、ことごとく相手の得点に結びついてしまう。11-14と追い込まれると、巻き返しはならず悔しい準優勝となった。
 
 優勝も見えた中での敗戦は悔しさを残した。だが、団体戦や約二週間後には全日本個人も控えているため下を向いている訳にはいかない。この悔しさを糧に、さらに大きなタイトルを取りに行く。(向井)

 

フォトギャラリー

  • IMG 7681準優勝に輝いた福島
  • IMG 74352年 塩原
  • IMG 75123年 伊藤
  • IMG 75463年 中村
  • IMG 75893年 福島
  • IMG 7947表彰台へ
  • IMG 7535熾烈な戦いを応援する
  • IMG 7614試合の行方を見守る法大陣
 

 

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