【アイスホッケー】平成28年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 対中大 2回戦 一時は同点に追いつき接戦を繰り広げるも、終盤に突き放され2連敗
平成28年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 Div I-A
2016年11月13日(日)
Dydoドリンコアイスアリーナ
前節明大に敗れた法大。今節の対戦校は昨季リーグ戦・王者中大だ。先に得点を許し、試合の主導権を握られてしまった法大であったが、第2ピリオドにDF松井のゴールで同点とする。その後もPPのチャンスを何度か得るが得点には至らず。すると終盤相手に決定機をものにされ敗北。2連敗となった。
試合結果
トータル試合結果
1 (22) |
0(6) | 1P | 1(20) | 4 (53) |
---|---|---|---|---|
1(8) | 2P | 1(22) | ||
法政大学 | 0(8) | 3P | 2(11) | 中央大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | ピリ | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|---|
中大 | 1 | 16:37 | 26 坂本颯 | 77 齋藤大知 | ― | PP |
法大 | 2 | 4:37 | 14 松井洸 | 67 志田凌大 | 11 A 西口開羅 | ― |
中大 | 2 | 11:42 | 61 桶屋樹生 | 21 A 鈴木健斗 | 11 植森脩太郎 | ― |
中大 | 3 | 17:32 | 21 A 鈴木健斗 | 26 坂本颯 | 65 簑島圭悟 | PK |
中大 | 3 | 19:37 | 3 稲村悠人 | 67 高見悠斗 | ― | ― |
※PPは法大のパワープレー、PKは法大のペナルティキリングを示しています。
メンバー
SET | FW | FW | FW | DF | DF |
---|---|---|---|---|---|
1 | A 11 西口開羅 | 48 小西遼 | C 13 松本力也 | 14 松井洸 | 4 福島勇啓 |
2 | 10 鈴木翔弥 | 23 沼田翔 | 29 石田和哉 | 76 田畑秀也 | 18 川上朝日 |
3 | 67 志田凌大 | 80 沢口迪弥 | 47 佐藤佑亮 | 3 高橋魁人 | 2 今将駿 |
4 | A 92 大野峻丈朗 | 77 岡野頌平 | 19 三田村哲平 | 44 船越準平 | 7 上村光輝 |
※GKは#31 吉田駿太が先発出場。控えに#25 久保田雄樹
戦評
前節明大に大敗を喫した法大は今節リーグ戦未だ無敗の中大に挑む。明大戦でリーグ戦デビューを飾り好セーブを見せた1年生GK吉田駿太(文1)がスタメンに抜擢された。
第1ピリオド、王者を相手に互角の戦いを見せた法大。テクニックに勝る中大に自陣でパックを保持され守る時間帯が長く続いたが、GK吉田がビッグセーブを連発しゴールを割らせない。11分、13分立て続けにDF松井洸(法1)がペナルティーを犯しKP(キルプレー)を迎えたが、中大のミスにも助けられ上手く守りきった。しかし15分、こぼれ球を拾われGKとの1vs1の状況を作られるとFW西口開羅(法3)がたまらず後ろからダイブ、ペナルティーを取られKPを迎える。その直後、自陣でパックを保持されシュートを打たれるとリバウンドがゴール正面に流れ相手FWが詰め寄り先制を許した。17分にはシュートをセーブしたGK吉田に中大選手が群がり、これに両チームがエキサイト、乱闘寸前のシーンもあった。法大は第1ピリオド決定的なチャンスは作れなかったものの最少失点で切り抜ける。
第2ピリオドが始まると試合は徐々に法大ペースに。そして5分、敵陣でパスを回すと最後はDF松井のディフェンスライン沿いからのロングシュートがゴールに突き刺さり同点に追いつく。そして法大ペースのまま8分に相手のペナルティーでPP(パワープレー)を迎える。この流れで逆転としたいところだったが仕留めきれず。すると12分、相手FW個人技で攻め込まれるとGKとの1vs1を作られ、シュートはGK吉田の左肩口に決められ再びリードを許してしまう。その後は一進一退の攻防が続いた。そして18分、19分と中大がペナルティーで2人を欠きPPへ。この試合最大のチャンスが訪れる。しかしパスミスでなかなかチャンスを作れず、そのまま第2ピリオドが終了した。
第3ピリオドは開始早々相手のペナルティーでPPを迎える。しかしこのチャンスでも得点することができない。PPが終わると中大に一方的に攻め込まれる展開となるが、7分、8分、10分と吉田のファインセーブで点を与えない。11分に迎えたPPでも得点できないまま試合はこう着状態に。そして残り時間が少なくなった18分、ここでこの試合最大の山場を迎える。中大のペナルティーで再びPPのチャンスを得た法大はここでタイムアウト。直後のプレー、敵陣でパスミスをするとパックは法大ゴールの方に流れていく。GK吉田が前に出て弾こうとしたもののわずかに相手FWが先にパックに追いつき、吉田をかわし無人のゴールに流し込まれまさかの失点。2点差とされた法大はその後GKを下げ6メンを仕掛けるが敵陣からクリアされたパックは無情にもゴールに吸い込まれていった。そのまま試合終了となり1-4で敗北を喫した。
第3ピリオド終盤までリーグ戦無敗の中大を相手に接戦を演じただけに3失点目が悔やまれる。前節の明大戦でもPPから失点し流れを悪くした。またこの試合6度あったPPのチャンスで得点することができなかった。今後はPPが法大上位進出の鍵となるかもしれない。(阿部洋輝)
選手コメント
DF 松井洸
DF松井は得意の位置からゴールを決めた
GK 吉田駿太
リーグ戦初先発を果たしたGK吉田
フォトギャラリー
- 敗戦に肩を落とす選手たち
- DF松井は得意の位置からゴールを決めた
- リーグ戦初先発を果たしたGK吉田
- アシストを記録したFW志田
- チェックにいくFW小西
- FW沼田は豊富な運動量を見せた
- チャンスを迎えるFW西口
- タイムアウト時の様子