【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 2部・3部リーグ入れ替え戦 対神大 為す術なく大敗・・・2部残留に黄色信号
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 2部・3部リーグ入れ替え戦 対神大
2016年11月7日(月)
国立代々木第二体育館
残留へあとがなくなった。2部リーグを10位で終えた法大は、3部リーグを圧倒的な強さで制した神大と入れ替え戦に臨んだ。サイズはないものの平面的なバスケットでアグレッシブに展開する神大に、第1Q終盤こそいい流れを見せたものの、その後はシュートも沈黙しワンサイドゲームに。2勝先取の入れ替え戦の初戦は神大が制した。
試合結果
トータル試合結果
44 法政大学 |
16 | 1Q | 20 | 74 神奈川大学 |
---|---|---|---|---|
3 | 2Q | 19 | ||
7 | 3Q | 18 | ||
18 | 4Q | 17 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#14 植村哲也(文3) | 175/74 | PG | 明成 | 4 | 1 | 2 |
#6 中村太地(法1) | 190/65 | G | 福岡大附属大濠 | 3 | 3 | 1 |
CAP#7 藤井裕太(社4) | 182/77 | G | 厚木東 | 8 | 1 | 0 |
#12 柳川知之(法3) | 192/82 | PF | 明成 | 2 | 4 | 0 |
#23 戸堀勇吾(法3) | 190/79 | PF | 國學院久我山 | 7 | 10 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#2 田勢陸(法4) | 170/65 | PG | 法政二 | 0 | 0 | 0 |
#1 米山滉人(営1) | 194/83 | C | 湘南工科大附 | 4 | 2 | 0 |
#11 中野広大(法4) | 182/77 | SF | 土浦日大 | 0 | 0 | 0 |
#13 鈴木蓮(現3) | 180/69 | SG | 東北学院 | 2 | 3 | 2 |
#24 鈴木悠介(法1) | 197/92 | C | 洛南 | 0 | 1 | 0 |
#57 玉城啓太(法2) | 175/65 | G | 京北 | 14 | 1 | 1 |
戦評
大事な入れ替え戦の立ち上がり、法大はいきなり流れを奪われる。相手のスピーディなバスケに翻弄され、最初の5分で2-12。これで試合の流れは・・・と思われたが、戸堀が3人のディフェンスの上から渾身のエンドワン。そしてベンチスタート、ここ代々木体育館とは相性が良いと語る玉城も躍動。果敢なドライブで突破口をつくり、相手のアンスポーツマンライクファウルを誘う。フリースロー2本を冷静に沈め、続いて与えられたオフェンスでもまたファウルを誘い、フリースロー2本成功。攻めの姿勢が反撃をアシストした。第1Qを終えて16-20。いい流れで第2Qに突入した。
しかし、期待された第2Qで、法大は試合開始直後の姿に戻ってしまう。サイズ不足を補うためか、ペイントエリアをがっちりと3人で固める神大ディフェンスに対し、縦に切り込むシュートが激減。ペリメーターシュートに頼らざるをえない状況となったが、そのシュートも完全に沈黙状態。このクォーターの得点は3。それでは太刀打ちできるはずがなく、点差は20にまで広がっていた。
大きなビハインドを背負った法大。だが後半もその流れは変わらなかった。サイズで上回っているはずのリバウンドでも圧倒され、3Pシュートに関しては2/6の玉城以外を除いてはチームで0/17という散々な状況。突破口を見出すことはできず、終盤はガーベッジタイムに。スコアは44-74。初戦を落とすこととなった。
第2戦で敗れた暁に待っているのは「3部降格」という現実。昨年は1部リーグでプレーしていた法大にとって、これは屈辱的なことだろう。第2戦のカギは試合序盤に流れをつかめるどうかだと、塚本HCは語る。現状の得点力では、大量得点で盛り返すという展開は期待できない。だからこそ、入りから丁寧に、丁寧にゲームをコントロールしたいところだ。文字通り絶対に負けられない。(戎井健一郎)
コーチ・選手コメント
塚本清彦 ヘッドコーチ
ー今日の試合はどういったプランで臨まれましたか
プランはプレッシャーをかけて、いつもやってるマンツーマン、マッチアップゾーンをしっかりやろうとしたんですけど、全然ダメでした。
ー特にできなかったという部分は
リーグ戦の18ゲームは連敗したのもあって、「負けられない」というより「勝ちたい」でやっているんですけど、今日のゲームは「負けられない」の中でやらなきゃいけないんですよね。そこでいい結果が出なかったと思います。リーグ戦でそういうのが植え付けられちゃってるから今日みたいなメンタルゲームは厳しいものがありました。あと相手の強いフィジカルに逃げちゃって、横横にパスしてしまったんですけど向こうは逆に縦に攻めてきました。バスケットボールは一つひとつの繋がりの部分をどう乗り切るか。Bリーグだって50点差ぐらいで負けても次の試合は勝ってたりするわけだし、そこは諦めずにやっていきたいです。
ー明日の試合に向けて
もう失うものはないから。試合の入りがすごく重要です。15点20点離されちゃったら、そこを追い付くメンタリティはない訳だから。なんとか2部に残れるように頑張ります。
中村太地
ー大差での敗戦となりましたが、この試合を振り返って
どうしても受けてしまうので、もっとチャレンジャー精神でいきたいなと思います。
ー現在のチームの雰囲気は
死んでも2部に残らないといけないと思うので、そういう気持ちで明日に臨もうと思っています。
ーまだ1年生の中村選手にとって、この入れ替え戦は今後を考える上でも重要になってくると思いますが
負けていいことはないですし、今後の自分も考えて、何が何でも(2部に)残らないとなと感じています。
ー明日は試合の出だしが大事になってきますね
今日とは打って変わってガツガツいって、ファウルをもらったり、試合の主導権を握れたらいいなと思います。
ー残り2連勝するしかない状況ですが、それに向けて
もっとこの雰囲気を楽しんでいきたいですね。
フォトギャラリー
- 玉城が反撃のきっかけを作ったが・・・
- バスケットカウントを決めた戸堀
- この4年間を有終の美で締めくくりたい(藤井)
- この試合でも果敢なアタックを見せた中村
- ポストオフェンスの鍵となる柳川
- 鈴木蓮のシュートが次戦以降炸裂するか
- 植村のゲームコントロールが試合を分ける
- 苦しい戦況を見守るベンチ。残留に向けてあとがなくなってしまった。