【準硬式野球】第59回関東地区大学選手権大会2回戦 対帝京大宇都宮 攻撃陣が爆発! 毎回得点で初戦を勝利で飾る!
第59回関東地区大学選手権大会2回戦 対帝京大宇都宮
2017年3月22日(水)
法政大学多摩グラウンド
昨春は六大学3連覇を達成したものの、昨秋は調子が上がらずまさかのBクラス落ちを喫した法大。冬を越えて新チームとして挑む最初の大会がこの関東大会だ。優勝すれば早くも全日本への切符を手にできる大会だけあって、是が非でも優勝を狙いたいところ。その初戦は4番に座った鳴川宗志(社3)を中心とした攻撃陣が爆発し、圧勝。5回コールドで次戦の一橋大戦に駒を進めた。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
帝京大宇都宮 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 | 2 |
法大 | 1 | 4 | 6 | 5 | × | 16 | 11 | 1 |
(帝京大宇都宮)●横森、福田、田城―黒須
(法大)〇室木―藤江
三塁打:鳴川(2回)、大石(4回)
二塁打:藤口(4回)、佐々木(4回)、大石(4回)
盗塁:藤江(2回)、大石(2回)、石橋(3回)、甲本(5回)、鳴川(5回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (4) | 藤口帝(社) | 遊学館 | 3 | 1 | 1 | 1 |
4 | 堀皓貴(社3) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2 | (8) | 甲本裕次郎(社4) | 鳴門 | 1 | 1 | 2 | 3 |
3 | (9) | 石橋優一郎(法3) | 徳島北 | 2 | 1 | 2 | 1 |
4 | DH | 鳴川宗志(社3) | 鳴門 | 4 | 3 | 3 | 0 |
5 | (7) | 佐々木勇哉(社2) | 花巻東 | 3 | 2 | 5 | 0 |
6 | (6) | 三品勇人(社3) | 報徳学園 | 4 | 0 | 0 | 0 |
7 | (3) | 宮原賢悟(スポ4) | 川和 | 3 | 0 | 0 | 0 |
8 | (2) | 藤江廣祐(社3) | 法政 | 1 | 1 | 0 | 2 |
9 | (5) | 大石智貴(社2) | 静岡 | 2 | 2 | 2 | 1 |
1 | 室木大(経4) | 星稜 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
室木 | 5 | 3 | 6 | 0 | 1 |
戦評
いよいよ新チームでの開幕戦だ。昨秋の悔しさを晴らすべく挑んだこの試合。まずは先発室木大(経4)の初回は三者凡退に抑える危なげのないピッチングで流れを作る。
続く裏の攻撃では、フォアボールで出塁した甲本裕次郎(社4)が佐々木勇哉(社2)の犠牲フライで生還。1点を先制する。
続く2回表にはエラー絡みでピンチを背負うも、なんとか本塁は踏ませない。その裏、相手の制球の乱れを突き、2安打で4点を荒稼ぎ。リードを広げる。続く3回の室木は3者連続三振の圧巻のピッチ。鋭く落ちる変化球がウイニングショットとして抜群に機能していた。裏の攻撃では、2死走者なしの状況から死球を挟んで6連打。11-0と、十分すぎる点差を広げて4回へ。
ここまで無失点ピッチングを続けていた室木だったが、2死3塁から6番小嶋にタイムリーを浴び、ついに失点。しかし大きく崩れることなく、最小失点に抑える。その裏に法大はまたも5得点の猛攻。コールドの条件を満たし、5回表の守備につく。そしてその回の帝大宇都宮打線をわずか6球で抑えた法大が5回コールド勝ちをおさめた。
明日は一橋大との対戦ということで連戦となるが、こちらも快勝といきたいところだ。全日本の切符を手にするには、一戦一戦勝ち抜いていくことが求められる。強い法大を取り戻すため、更なる奮起に期待したい。(戎井健一郎)
選手コメント
室木大(1失点を喫するも無四球完投勝利で初戦を終える)
ー春までにチームとして強化した点は
僕は投手陣をまとめていたんですけど、それぞれ課題を持たせて、ウイニングショットをつくるだとか、変化球でカウントとれる球をつくるだとか、これさえやっておけば誰が出ても試合で使えるという課題を与えて、それをクリアできるようにもがいてたって感じです。
ー新4年生には、下級生から主力でプレーしていた選手が多くいます
自分たちは下級生の頃から主力で出ていたんですけど、先輩たちはその中でも主力の中の主力といいますか、本当に抜けた穴が大きいので、そこをどう埋めるかだったり、後輩たちをどう育てていくかだったり、自分たちの代だけでなく、自分たちの抜けた後のことも考えてやってるという感じです。
ーその中でも期待している後輩は
竹内にはこのままの成績だと正直不安なところがあるので、もっと自分のピッチングをしてほしいという気持ちと、今は実力がきっ抗していて、誰かベンチに入ってもおかしくない状況の中で、みんなが横並びなのではなく、誰か1人核となる人物が出てきてほしいという思いです。
ー明日以降の試合に向けて
自分のできることは全部やるというか、優勝しか考えてないので、全試合投げる気持ちでがんばりたいと思います。
フォトギャラリー
- 今年はエールとしての役割を求められる
- 藤江が室木を華麗にリードした
- 今年も甲本が外野を制圧する
- 石橋の俊足は相手にとって脅威だ
- 三品は内野の要だ
- 大石はレギュラーの座を虎視眈々と狙う
- 佐々木の巧みなバットコントロールが光った
- まずは1勝を挙げ、次戦へ