【バレー】 2017年度春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 対山梨大 ストレート勝利で開幕3連勝を飾る!
2017年度春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦
2017年4月15日(土)
立正大スポーツキューブ
開幕2連勝も歯切れの悪いスタートとなった法大。第3戦となる今節では1年生の佐藤優弥がスタメン入りした。ゲームは第1セットからブレイク連発で相手を圧倒、3-0とストレートでの快勝となった。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 11 | 0 立正大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 11 | ||
25 | 3セット | 18 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
23 | 佐藤優弥(文1) | WS |
15 | 前田隆二(営2) | MB |
16 | 伊元幸正(営2) | WS |
14 | 竹田健太郎(文2) | WS |
6 | 森川航多(デザ工4) | MB |
19 | 西田寛基(営2) | S |
20 | 白井乾太(営2) | L |
1 | 小林慎平(営4) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
7 | 河西孔明(法3) |
26 | 竹田将也(法1) |
戦評
桜美林大との対戦でフルセットと苦戦を強いられた前節。春季リーグを上位で終え、入れ替え戦に臨むためには、勝利することはもちろん、落とすセットをひとつでも減らすことも重要となる。その中で迎えた山梨大戦は、1部復帰へ意地を見せた一戦となった。
第1セット、相手のスパイクをブロックでシャットアウトして幸先の良いスタートを切ると、相手のミスもあり山梨大の最初のタイムアウトまで10-3と大幅にリードを奪う。波に乗った法大は、竹田健太郎や伊元幸正の強烈なサーブやスパイクから生まれたチャンスボールを確実に得点へと変え、25-11と危なげなくこのセットを奪う。
続く第2セットも勢いは衰えず、伊元のサービスエースやルーキー佐藤のブロックアウト、前田隆二の時間差攻撃など多彩な攻撃を展開。中でもリーグ戦初戦からスタメンに名を連ねる森川航多がブロックに速攻にと安定した活躍を見せ、山梨大を寄せ付けない。結果、25-11とまたしても大差をつけセットを連取した。
しかし第3セットは法大のミスも影響し、以前から課題とされる立ち上がりの悪さが目立った。中盤まで11-11と試合はきっ抗するも、そこから前田のセンターからのクイックを皮切りに4連続得点。アクセルのかかった法大は伊元のライトからの攻撃を中心に順調に得点を重ね、25-18でこのセットも奪取しストレート勝利。連勝を3に伸ばした。
選手にとって先週の2試合は納得のいく内容ではなかっただけに、今回のストレート勝利は今後の試合に向けての弾みとなっただろう。しかしリーグ戦はまだ序盤。これからさらなる難敵と相対することとなるが、1試合1試合を大切にしっかりと勝ち切ってほしい。(本間美来)
インタビュー
森川航多
―今日の試合を振り返って
先週はフルセットで試合をしてしまって、出だしが大事ということで。特に1セット目は伊元のブロックから始まって、そういう意味では出だしの滑り出しに成功したのかなと。それが結果的に2セット目の勢いにつながったと思います。
―逆に3セット目の序盤は苦戦しました
アウトボールとかで相手の得点になってしまったりして、そういった自分たちのミスというのが出だしにつながっていくのかなと思います。
―出だしの悪さは以前から課題としてあげられていますが
気持ちの部分も大きいと思うので、ゲームが始まる前には出だしまず5点と声をかけています。
―監督からの森川選手への期待も大きいと思います
先週は硬くなってしまって、その期待に応えられなかったなという思いがあるのですが、やはりベンチにいる榎本も上手いと思うのでそういった選手に負けないように日々レベルアップしていきたいと思います。それが結果的に監督の期待に応えるかたちになるのかなと思っています。
―榎本選手とは何か普段からお話などされていますか
榎本とは練習試合でも自分と交代することがあるんですけど、そういったときは自分がコートの中で思ったことを榎本に伝えて、榎本がコートに入りやすいように心がけています。
―ご自身の調子は
体の調子はいいんですが、緊張や力みすぎでやはり先週は気持ち的な部分で硬くなってしまって。でも今日の2セット目くらいからはそれもほぐれてきたので明日や来週も頑張っていきたいです。
―レギュラーは2年生が中心ですが4年生として意識していることなどは
そこに関しては自分が考えすぎている部分もあって、自分が1本目を取りたいという思いがあるのですが、先週はそれがマイナスにはたらいてしまったかなと思います。あとはサイド陣がスパイクを止められた時には次1本とか連続失点したときも切り替えっていうことは常に言うようには心がけています。
―明日の試合に向けて
まず今日で勢いをつけられたと思うので、明日もセットを落とさずできれば最少失点で勝ちたいと思います。
伊元幸正
―今日の試合振り返って
先週、悔しい試合だったので今日ストレートで勝てたことは良かったのですが、内容としてはそんなに良くなくて、課題がたくさんありました。そこを明日の試合や、来週1週間でしっかり修正できたらいいなと思います。
―課題というのは具体的に
前のセットを大幅にリードして勝った次のセットの出だしが悪く、そこは去年からずっと課題になっているので、修正できたらいいなと思っています。
―レフトからライトに移られて調子は
調子はそんなに悪くないので、今日はライトに入ったのですが、苦しい場面でチームを助けられるようになっていければいいなと思います。
―ポジションが変わってからやりづらさなどは
レフトの時はサーブキャッチをしてたので、キャッチをしてからスパイクに入るという動作になるのですが、キャッチしてからっていう動作がなくなったので、やりづらさっていうのはないですね。
―先週から修正した点は
技術面ではなく、メンタル面で引きに回ってしまったので、今日はどちらかというとそのようにできてたんじゃないかなと思います。
―明日に向けての意気込み
今日はいい感じにゲームができたので、明日もしっかり相手と戦うことを意識してやっていきたいです。
―春リーグの目標は
優勝というのは当たり前ですし、入れ替え戦に回って、1部のチームとやって、勝つことが目標なので常に1部のチームとの入れ替え戦で勝つということを意識しながらやっていきたいです。
力強いサーブ、スパイクで相手をほんろうした伊元
前田隆二
―今季からスタメンに名を連ねていますが調子は
今年始まって1月から4月までの間で体力面含めて、精神的なトレーニングもやってきたので、その成果は出てきていると思います。
―昨年と現在で自身の変化したところは
去年はやっぱり1年生で、4年生という存在があったので、まだ4年生に頼っていれば法政バレー部は大丈夫だ、みたいな気持ちがあったんですけど、1つ学年が上がってセンターも自分が入れるようになってきた中で、自分がまた成長して、このチームを去年の4年の進藤(涼=平28年度卒)さんのように引っ張っていける形になりたいなと思っているので。
―春休みの合宿での走り込みはどうでしたか
自分はもともと短距離タイプで、長距離が本当に苦手なので、あれはもうずっと毎回ビリで。すごい厳しかったけど、最後まで走り切ったので、それは役に立ってると思いますね。
―今季はクイックや1人時間差など多彩な攻撃を見せていますが
これからまたレパートリーを増やして攻撃の幅をどんどん広げていきたいと思っています。
―ブロードでもいい動きを見せていましたが感触は
ブロードは、自分は左利きでC、Dが普通の位置になるので、もう少しAブロード、Bブロードと増やしていきたいですね。まだそんなに精度は高いほうではないので、もう少し打つコースも自分で決められるようになりたいと思います。
―チームでは同じ左利きに伊元選手がいますが
ポジションが違うのでプレー自体は関わらないんですけど、打ち方もブロックも左利きの利点を上手く使っているので、そこは自分も倣って彼のような鋭いスパイクを打ちたいと思います。
―今季3試合が終わりましたがチームの雰囲気は
チームの雰囲気はまだ、負けたらどうしようという雰囲気がチームの中に漂っているので、先にリードできればそういう雰囲気がなくなって、自分たちのプレーができるので、みんながそういったプレーができるように、自分が最初に点を取ってリードできるような環境を作っていきたいですね。チームの雰囲気は今はいい感じだと思います。
―今後のチームの課題は
ブロックですかね。今週1週間とりあえずブロックだけを練習したので今日はまだなんとか対策ができたんですけど、もう少し幅のある選手が出てくるとブロックも効かなくなってくるので、相手がどんな動きをしても対応できるようなブロックをして、後ろのサポートをできるようになれば、もう少し切り替えもできるようになると思うので、これからもブロックを課題にしてやっていくべきだと思います。
―個人として今季の目標は
クイックの決定率が今日は低かったと自分でも思うので、もう少しクイックを決めることで相手のブロックも引きつけられてサイドも楽になると思うので、自分自身の決定率をもっと上げたいと思っています。
―今後の試合に向けて意気込みを
セットカウントを落とすことなく全勝して、入れ替え戦に挑んで1部に上がりたいと思います。
センターで多彩な攻撃を見せる前田
フォトギャラリー
- ブロック、スパイクにわたり活躍を見せた森川
- 力強いサーブ、スパイクで相手をほんろうした伊元
- センターで多彩な攻撃を見せる前田
- 練習を重ねたブロックで多くの得点が決まった
- 今節もピンチサーバーとして登場した河西
- 主将の小林は安定したレセプションでチームを支えた
- 両サイドからスパイクを突き刺した竹田健
- 1年の竹田将は第3セットのスタートでもコートに立った