【卓球】春季リーグ戦開幕!選手インタビュー

卓球

【卓球】春季リーグ戦開幕!選手インタビュー

2017年3月8日、4月22日
法政大学体育館

昨季入れ替え戦に辛くも勝利し、1部残留を決めた法大。開幕に先立ち、活躍が期待される選手たちにお話を伺った。

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開幕に向け準備万端だ

選手インタビュー

南波裕輝 主将(営4)

―昨年1年間を振り返って
春のリーグ戦では自分の力を出し切れたと思います。そこから思うような結果は出せませんでした。1年間を通して、いいところもあったが最終的には悪い方が多かったかなと思います。

―春を終えてうまくいかなくなった理由は
試合に対しての準備が春に比べて怠っていたことが1番の原因だと思います。

―リーグ戦で7番手で出ることが多かったですが、モチベーションの維持方法は
常にどんな時でも自分に回ってくると思うようにして、モチベーションが下がることはなかったです。モチベーションを高い状態で保つことを心掛けていたので、難しいことはしてないです。しっかりとした準備をすることだけです。

―今年は前半で出る可能性もあると思いますが、前半と7番手での調整の違いは
前半となるとチームに勢いを持っていかないといけなくなるので、違う準備は必要になってくると思います。7番は全部が自分に託されるので、全てをぶつけるつもりで準備ができます。なので前半でも難しい部分はあると思います。

―どちらがやりやすいですか
気が楽なのは前半です。でも、昨春のリーグ戦で竹岡(純樹、早大)に勝った時にまたこういう形で勝ちたいという思いが芽生えました。それまではラストが嫌だったですが、初めての勝利をそこで味わってから、ああいう場面でまた勝ちたいなった思います。なので7番をやりたいっていうのもあります。

―今の調子は
スウェーデンに3カ月行かせてもらったときはすごく調子がいい状態でした。こっちに帰ってくると練習時間の違いや環境の違いで調子の波はあるがリーグ戦へ向け少しずつ上げていって保てるようにしていけたらいいと思ってます。

―留学中の練習はどのようなものでしたか 
毎日、朝から夜まで打ち込んでました。

―日本との違いは
向こうの人たちはハングリー精神が強くて常に上を目指そうという気持ちが強かったです。それだけに縛られず、仲間や相手をリスペクトしてる部分がありますね。

―今、行っている練習は
自分の卓球スタイルは相手にとってやりやすいスタイルだと思うので、そこで少しでもやりづらさやパワーをつけて相手にとって嫌なことを増やせたらと思っています。戦術もあるのでパワーをつけるためにもトレーニングをやっていろんな対策を練ってます。

―昨年と今年チームの違い
戦力的に村井(桂、平28年度卒=現日野自動車)さんが抜けたことが大きいです。村井さんの穴を埋められる人が正直なところいないと思います。なのでチーム全体で村井さんの取っていた確実な1勝を取れるように、みんなで戦うことを意識して、士気を高められるようにしています。

―リーグ戦での目標を
団体では昨春3位に入ったので、ワンランク上の2位を目指します。個人では自分に与えられた試合で勝てるように準備していきたいです。

藤森文人(法4)

―昨年を振り返って
春リーグは3位になれたので、いいスタートダッシュが切れたと思います。僕自身も強い選手に勝ち、チームに貢献できました。でも秋リーグでは最初に悪い試合をしてしまい、チームに悪影響を出してしまいました。今回の春リーグでは自分が最上級生なので自分がチームを引っ張っていけたらと思います。

―昨季はあまり出番がありませんでしたが
もともと試合には結構出させてもらっていたので、気持ちが切れてしまった部分も少しはありました。でもやっぱり4年生が最後の試合だったのと、1部に残りたいという想いがあったのでしっかり応援ができたと思います。

―自分のプレーの持ち味は
守り型ではなく、攻めて相手をかき乱していくタイプです。前陣型で、下がらないで前でプレーするのが僕の持ち味だと思います。

―今後の課題は
レシーブがまだちょっとうまくいかないので、この合宿で磨きをかけたいです。だいぶ良くなってきてはいるので、試合でも使えるように仕上げていきたいです。

―チームの雰囲気はいかがですか
新1年生がチームの雰囲気に慣れ始めた頃で、結構練習とかも盛り上がってできています。去年の村井さんの存在は、チームの雰囲気づくりといった面でも大きかったです。今年は最上級生がもっと引っ張り、村井さん以上にいい雰囲気のチームづくりをしていければと思います。

―新主将の南波選手について
同期の南波は僕が目指している選手の一人でもあります。卓球もそうですけど練習に対する姿勢やいつもの生活の態度がとても素晴らしい選手です。自分はそういうところがまだ足りないなと思うので、真似していきたいです。試合にしっかり勝ち、主将としての役割を果たしてもらいたいなと思います。

―新入生で期待の選手は
中野の調子が上がってきていますね。あと僕の同部屋の渡辺君には頑張ってリーグ戦に出てもらいたいなと思います。

―練習の雰囲気はいかがですか
楽しむところは楽しんでやれています。でもそれが練習中に出てしまうところもあるので、僕がチームを仕切って、ふざけるところはふざける、やるときはやる、というようにしっかり切り替えてやっていきたいです。

―今年の目標は
昨春のリーグ戦は3位だったので、もう一つ上の2位か優勝を狙いたいです。個人戦は関東学生で上位にいけたことがありません。これも優勝を目指してやっていきたいです。

大槻周瑛(法3)

ー昨年を振り返って
昨年はリーグ戦で一勝もできなかったので、今回は勝ち越してチームの勝利に貢献したいです。

ー現在の調子はいかがですか
今は調整しているところで、あまり良くないんですけどこれからどんどん上がっていくと思います。

ーどのような調整を行っていますか
ボールのスピードを意識しすぎて、安定性がおろそかになっているので、回転を上げたうえで、安定性も上げられるようにとやっています。足が動けばボールも安定してくるので、フットワークを中心に練習を行っています。

ー現在のチームの雰囲気は
結構みんなフレンドリーで、明るいです。また信頼関係も強いので、応援とかも一致団結してできるのではないかと思います。

ー主将の南波選手について
南波さんはみんなと深く接してくれるので、すごく信頼できる主将です。後輩は安心して試合ができると思います。

ー今年は上級生となりますが
自分が上級生となって、自分がレギュラーとして出ていくと思うので、そこで勝ち星を挙げて後輩を引っ張っていけたらと思います。

ーチーム内で注目の選手は
先輩になるんですけど、藤森さんですね。藤森さんは勢いに乗ったらすごい選手なので、今回はチームを勢いづけてくれる存在になるのではないかと思います。

ー春季リーグ戦への意気込みを
チームとしてはAクラス入り。自分も3勝以上を目指してやっていきたいです。

矢野雅大(法3)

―昨年を振り返って
僕が入学してから大学1年の時までは順調なスタートだったのですが、大学2年生でチームを支える立場となり、そのプレッシャーから個人戦でも全然結果が出せなくなりました。団体戦でも、まずまずの結果で納得のいく感じではなかったです。

―自身のプレーの持ち味は
数少ないプレースタイルであるカットマンで、関東学生リーグ内では自分だけです。このスタイルを生かして戦っていきたいです。球を拾って拾って拾いまくって、相手が疲れたところをしっかり仕留めるというのが自分の持ち味です。―自身の課題は僕は守ってばっかりだったので、少し攻撃的な卓球ができるようにしたいです。

―新主将の南波選手について
選手の鏡ですね。誰よりも練習しますし、真面目で本当にチームを引っ張ってくれる存在です。

―新入生も加わり、チームの雰囲気はいかがですか
今年の一年生は明るい子ばっかりで、また法政に元気の良さが加わったと思います。

―注目の選手は
やっぱり青山昇太ですね。入学当時からずっと村井さんと一緒にチームを引っ張ってきてくれたので。新入生だと中野くんという、大阪桐蔭出身の選手に注目しています。

―現在の調子はいかがですか
最近は結構右肩上がりなので、この調子でリーグ戦に出場して勝っていきたいです。

―今年の目標は
今年が一番の勝負の年だと思っています。その理由が、去年まで大エースの村井さんがいたのですが抜けてしまい、団体の確実な一本がなくなってしまったからです。団体戦としては絶対に1部残留。個人戦はずっと結果が残せていないので、まずはランカーを目指して頑張りたいと思います。

青山昇太(営2)

ー昨季を振り返って
春3位、秋入れ替え戦となってしまって、春の結果がすごく良くて、油断したわけではないのですが、少し慢心はあったのかなと思います。成績が右肩下がりとなったことは反省して今季につなげていきたいです。今年は常に安定して結果を出せるようにしていきたいです。

ー1年間プレーして、高校と大学の違いは
練習量は少なくなるので、自分で考えることが必要になるので、そういう意味で大人になれましたかね。

ー今年のチームの雰囲気は
村井さんが抜けて、少し盛り上がりが下がるかなと思ったのですが、今の4年生がチームを盛り上げてくれているので良い状態ですね。

ー主将の南波選手について
すごく真面目な方です。みんなを引っ張ってくれる素晴らしく良い先輩だと思っています。

ー東京選手権について
ランク決定まで行けて、4回戦で東京アートの強い選手に勝ててすごく自信になりました。今までシングルスで成績が残せていなかったので、そういう面では良い大会になりました。

ー今年の1年生について
一人一人個性が強くて、チームを盛り上げてくれるのではと思います。注目の選手は大阪桐蔭の中山と谷です。大阪桐蔭という強豪高校の看板を背負っていたので、面白い存在になると思います。

ー意識している選手は
高取です。中学からずっと一緒で、力も僕の方がちょっと下くらいなので、高取を目標にして頑張っていきたいです。

ー今年の目標は
全部の大会で優勝目指します。去年は成績に波があったので、今年は安定して成績を残したいです。

高取侑史(法2)

―昨年1年間を振り返って
初めてリーグ戦に参加して、春は自分たちのプレーがたくさんできたのでいい結果が出ました。秋はみんなが実力を発揮できてなくて、入れ替え戦まで行ったので、春も秋も上位に食い込んでいきたいと感じました。

―秋に成績の落ちた原因は
春で3位になったことで、浮かれてた部分がありました。試合前にやり込みすぎてなかったです。春の前は一致団結してできたが春で満足して秋はいい状態で臨めてなかったことで試合前の状態が悪かったと思います。

―チームの雰囲気は
エースだった村井さんが抜けて、厳しい状況ではあります。でも雰囲気的には明るくいい状態なのでみんなでレベルアップしていけたらと思います。

―東京選手権について
初日は自分たちのプレーが全くできなかったがその状態で勝つことができたことが成長した部分だと思いました。その次が高校生の強いペアで、そこに勝てて、久しぶりに強い選手に勝てたことが自信になりました。最後は実業団選手に負けて、自分たちとの差が大きくその差を狭めていかないといけないと思いました。

―その差とは何ですか
一つ一つの技術の質や競った場面でのプレーが一枚上手だったと思います。

―重点的に行ってる練習は
基本的にはゲーム感覚を養うことです。あとはダブルスが多めです。リーグ戦だとダブルスが勝てないとチームの勝利できないのと去年強く思ったので、ダブルスを中心に練習してます。

―高取選手の持ち味であるブロックから攻撃への展開について
ブロックをしながらカウンターで相手より強く返したり、コースを突いて相手を崩してからプレーするのが得意です。

―他大で意識している選手は
特にいないですけど、1部の大学にいる同級生や1個下には負けたくないと強く思ってます。

―主将の南波選手について
高校から一緒の先輩ですがチーム全体を見まわしてくれて、誰にでも同じように接してくれる面ではいい先輩です。自分のプレーでも引っ張ってくれる方のなので、勉強させてもらってます。

―期待の新入生は
大阪桐蔭から来た中野くんです。身長が高く、攻撃力も十分あるので、大学入ってからどれだけ化けるのか楽しみです。

―今年の意気込みや目標を
チームとして春秋ともにAクラス入り。個人としては全日学や東京選手権、全日本の予選を通過して全国大会で上に行くことです。今、自分には結果がないのでそれが目標です。

谷泰成(営1)

 ー法大に入学した経緯は
法大は関東で上位ですし、勉学でもしっかりしているので両立を目指して入学しました。

ー高校時代の成績は
ダブルスは大阪府で優勝、近畿大会で2位です。シングルスは大阪大会ベスト8です。団体戦では主将としてチームを引っ張って、インハイでベスト4という結果でした。

ー高校と大学の違いは
練習量は落ちたので、その中で自分のやることをやっていかなくてはいけないので、量より質を上げていく必要があると思います。

ー法大のチームの雰囲気は
先輩も明るい人が多いので、とても良い雰囲気です。

ー1年生同士の印象は
真面目な同期が多いので、そういうところを生かしてこれから頑張りたいです。

ー練習について
ゲーム練習が多くて、負けが続く中の切り替えの大事さを学びました。

ー谷選手の持ち味は
気迫を出して、どんどんフォアでガツガツ攻めていくタイプです。

ーチームとして今年の目標は
1部でAクラスに入りたいです。ー個人的な目標は試合に出て、チームに貢献することです。

ー主将のイメージは
とても真面目で優しい先輩です。

ー意識している選手は
みんなに勝たないといけないので、みんなですね。

ーこれからの意気込みを
最初は慣れないことも多いと思うんですけど、自分の得意なところをどんどん伸ばしていきたいです。

中野優(法1)

―プレーの持ち味は
手足のリーチがあって、両ハンド型なのでパターンが多いところです。

―高校時代の実績は
インターハイ団体ベスト4です。個人では2年生の時に大阪で優勝しました。インターハイは1回戦で負けました。

―法大進学の理由は
瀬川さんが先輩で話を聞いている中で憧れてました。それで推薦をいただいて選びました。

―高校と大学の練習の違いは
高校に比べて自由ですね。自分でやろうと思ったら、先輩たちもいていっぱいできることです。逆にさぼろうと思ったら、いくらでもさぼれるのでそこは自分に厳しくやっていこうと思います。

―重点的にやっている練習は
動くことよりも両ハンドの切り替えを多めにして、その中でバランスのいいプレーが必要になるので、切り替えの練習が多めです。

―他大で意識している選手は
中大の伊丹とか吉田、弓取の同期3人や明治の龍崎です。

―大学4年間での目標は
1部リーグなのでAクラスを常にキープできるように、試合に出てチームに貢献できるようにしていきたいです。

 

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