【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大2回戦
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対立大2回戦
2017年5月7日(日)
法政大学多摩G
勝ち点奪取へ負けられない今日の試合。望みをつなぐべくマウンドに上がったのは竹内。第3戦に持ちこむことはできるか。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法 大 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 11 | 1 |
立 大 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | × | 7 | 5 | 0 |
(法大)●竹内、水谷、室木、秋山―栗田
(立大)〇山村、森田ー木村
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原幹斗(社4) | 報徳学園 | 5 | 3 | 0 | 0 | .310 |
2 | (8) | 甲本裕次郎(社4) | 鳴門 | 3 | 2 | 0 | 0 | .250 |
3 | (4) | 藤口帝(社4) | 遊学館 | 4 | 0 | 0 | 0 | .174 |
4 | (2) | 栗田和憲(社4) | 掛川西 | 4 | 2 | 3 | 0 | .471 |
5 | (9) | 石橋優一郎(法3) | 徳島北 | 4 | 1 | 0 | 0 | .250 |
6 | (7) | 鳴川宗志(社3) | 鳴門 | 3 | 1 | 0 | 1 | .333 |
7 | (3) | 佐々木勇哉(社2) | 花巻東 | 3 | 0 | 0 | 1 | .222 |
8 | (6) | 大石智貴(社2) | 静岡 | 4 | 3 | 0 | 0 | .421 |
9 | (1) | 竹内悠(社3) | 藤代 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 |
PH | 堀皓貴(社2) | 鳴門 | 1 | 0 | 0 | 0 | .200 | |
1 | 水谷憲正(経1) | 聖望学園 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
1 | 室木大(経4) | 星稜 | 0 | 0 | 0 | 0 | .412 | |
PH | 三品勇人(社3) | 報徳学園 | 1 | 0 | 0 | 0 | .200 | |
1 | 秋山駿介(経4) | 藤代 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
二塁打:甲本(2回)、栗田(5回)、萩原(7回)
盗塁:石橋、萩原
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
竹内 | 5 | 3 | 3 | 6 | 5 | 5.25 |
水谷 | 1回1/3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0.00 |
室木 | 2/3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.13 |
秋山 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0.00 |
戦評
昨日六大学通算100安打を達成した萩原は初回、気迫のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取る。すると二番甲本がすかさず送って一死二塁。三番藤口は倒れるも、4番栗田の右前安打で1点を先制する。
法大の先発は竹内。立ち上がりは先頭の福田に四球を与える。すると2番上原が投手前に犠打。竹内は二塁でのアウトを試みるも、野手選択。無死一二塁とピンチを広げる。続く3番阿部に進塁打を許し一死二三塁とすると、さらに四球を与え一死満塁。初回から大きなピンチを招く。切り抜けたい場面だったが、5番遠山の場面でまさかの押し出し四球。これで同点に追い付かれると、続く6番木村にも死球、さらに続けて7番忠平にも押し出し四球を与え3-1。8番三好にはレフトへの2点適時打を許しこの回一挙に5失点。
2回、法大は先頭の鳴川が左前安打で出塁すると、8番大石も左前安打で出塁。一死一二塁に。ここで9番竹内が三塁線への犠打を決め二死二三塁とチャンスを広げる。しかしここは1番萩原が凡退しチャンスを活かすことができない。
3回、先頭の甲本が中前二塁打で出塁すると、3番の藤口が送って一死三塁とする。するとここで、4番栗田の中犠飛を放ち1点を返す。
5回、法大は、2番甲本が安打で出塁すると、4番栗田が中越二塁打を放ち1点を返す。この適時打で点差は2点。最大4点あった差を徐々に詰めていく。
しかしその裏、2回以降無失点で切り抜けていた先発の竹内が立大打線につかまる。先頭の3番阿部に二塁打を放たれると6番木村に左前への適時打を許す。なおも一死二三塁とピンチが続いたが、相手のスクイズ失敗などに助けられこの回1失点と最小失点に抑えた。
6回、法大は6番鳴川が四球で出塁すると、8番大石が中前打。相手の守備がもたつく間にそれぞれ進塁し、二三塁の好機を作るものの、後続が倒れここは無得点に終わる。
その裏、法大はマウンドに水谷を送る。走者を背負うものの、要所を締めて無失点。攻撃への弾みをつける。
7回、先頭の萩原が左二塁打で出塁するも、続く2番甲本、3番藤口、4番栗田が凡退し無得点。点差を詰めることができない。
その裏、先頭柴に死球を与える、相手は盗塁を決め二塁へ。すると6番木村に右前安を打たれ走者生還。痛い追加点を与えてしまう。ここで本間監督はマウンドにエース室木を送る。連投となった室木だが、注文通りの内野ゴロ併殺打に打ち取り、相手の流れを絶ちきった。
8回、先頭5番石橋が安打で出塁。続く6番鳴川倒れるも、7番佐々木の打席で一塁走者の石橋が盗塁。さらに佐々木を四球を選んで出塁し、一死一二塁の好機に。しかし、8番大石が凡退、代打三品も三振に倒れまたも得点を奪えず。
9回も好機こそ作ったもののあと一本が出ずゲームセット。勝ち点を取ることはできなかった。
しかしまだ優勝の可能性が完全に消滅したわけではない。逆転優勝へ、残り試合は全勝したいところだ。法大の戦いはまだ終わっていない。(増田卓巳)
監督・選手コメント
本間監督
ー今日の試合を振り返ってひとことお願いします
正直言いますと初回でもう勢いが決まってしまったという感じですね。やっぱりピッチャーの竹内に踏ん張ってほしかったです。応援してくださる方を含め、本当に申し訳ない試合になってしまいました。
ー室木投手をマウンドにあげる場面もありましたが
とりあえずつぎ込めるピッチャーをつぎ込んで、総力戦じゃないですけど、点数が取れない相手ではなかったので極力傷口を防いでいい形でつないでいくという考えでした。
ー今日勝った場合室木投手は明日も投げる予定でしたか
昨日、第3戦までいけば(室木投手を)いかせるつもりでいました。本人(室木投手)も昨日の負けがよほど悔しかったと思うんですが、昨日の試合終了後に「明日も明後日も投げます」と準備してくれていましたのでなんとか第3戦につなげたかったですね。
ー打線の方はあと1本が出ませんでしたが
昨日の試合もそうでしたけど、ここでの1本というのはリーグ戦の前、関東選手権のあたりからタイムリー欠乏症という感じでした。昨日の試合も8安打で得点が1点と、なかなか(一本)出ない分ベンチの中も雰囲気が重苦しくなるんですけど、どこかで出るだろうと楽観視してた部分もありました。そういう部分まで選手を信じて打たせるところは思いきって打たせて、それが何かいい結果につながってくれれば、次のカードにつながるのかなという気持ちでいました。
ー来週以降に向けてひとこと
もう順位関係なく、対戦校できちんと勝ち点を取ると、やはり目標は4連勝ですね。その上で最終的についてきた順位が今の自分達の実力だということで、とにかく謙虚にやっていこうとミーティングでも言いました。応援してくださる方に喜んでいただけるようにまずは早稲田戦2連勝で勝ち点を取りにいきたいと思います。
竹内悠
ー今日の試合を振り返って
全部、自分が試合を壊してしまった。僕のせいで負けたと思います。
ー初回の反省点とかってありますか
まぁ、本当に焦ってしまって修正が効かなかったですね。テンパってましたね。
ーそこから立て直したようにも見えましたが
初回抑えられなかったら意味ないので結果的に0に抑えられたのは良かったですけど、初回が全てだと思います。
ー次の登板までの課題は
負けない投球ができるように頑張りたいと思います。
ー次の試合に向けて
もう落とせない試合が続くので負けないように頑張りたいです。
栗田和憲
―今日の試合を振り返って
初回が全てですね。
―初回に5つの四死球を与えてしまいましたが
竹内がここまで調子悪かったのは初めて見ました。立て直せなかったという感じですね。投げる球がなくなったというのが正直なところです。
―試合を通して残塁が多く、ここ一番で一本が出なかった印象です
2アウトからチャンスをつくるという場面が多かったです。得点圏に進んでも2アウトになっちゃってるというか。ここ一番での一本というよりは、早い段階でのチャンスメーク、1アウト三塁という状況をつくっていきたいです。
―ルーキーの水谷投手を球を受けての印象は
球が生き生きしているなという印象がありますね。これから新人戦もあるので活躍に期待したいです。
―来週以降に向けて
全日本で優勝するためにはあとがないので、残り試合4連勝します。
フォトギャラリー
- 法大先発の竹内
- 打席上の竹内
- 主将としてチームを引っ張る藤口
- 打撃好調の栗田
- 鳴川は1安打
- リリーフ登板した水谷
- 大石は猛打賞
- 2日連続の登板となった室木