【サッカー】第91回関東大学サッカーリーグ戦 第6節 法政大1ー2専修大 前谷崇博の今季3得点目で先制も、後半に逆転負け許し連勝ストップ
第91回関東大学サッカーリーグ戦 第6節 法政大ー専修大
2017年5月21日(日)
味の素スタジアム西競技場
4連勝をかけて挑んだ一戦。前半13分に前谷崇博(スポ3)が決めて1点リードで折り返すが、後半に逆転を許して1-2で敗戦。気温30度を超える暑さの中、反撃ムードもなかなか作れなかった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 2 専修大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 2 |
得点経過
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト者 |
---|---|---|---|
13分 | 法政大学 | 前谷崇博③ | 渡辺淳揮⑤ |
51分 | 専修大学 | 岸晃司 | |
75分 | 専修大学 | 鈴木厚太 |
※丸文字は今季通算
試合スタッツ
法政大学 | 専修大学 | |
55分 土橋→長倉 63分 紺野→清谷 77分 上田→青柳 |
選手交代 | 70分 岸→蛭田 70分 氣田→岡本 90分 葛谷→葛西 |
17 | ゴールキック | 13 |
6 | コーナーキック | 3 |
1 | オフサイド | 0 |
11 | フリーキック | 9 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 6・0 |
17 | DF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高校 | 6・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・G大阪Y | 6・3 |
32 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 5・0 |
7 | DF | 川崎雅哉 | 現福4・静岡学園高校 | 6・1 |
23 | MF | 渡辺淳揮 | 社会3・初芝橋本高校 | 6・0 |
14 | MF | 土橋優樹 | 現福4・川崎フロンターレY | 5・0 |
26 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済3・三菱養和SC | 6・1 |
29 | MF | 長谷川元希 | 現福1・大宮アルディージャY | 5・1 |
25 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高校 | 6・0 |
34 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高校 | 5・2 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高校 | 0・0 |
27 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・広島Y | 1・0 |
31 | DF | 関口正大 | 現福1・新潟明訓高校 | 0・0 |
2 | MF | 長倉颯 | 経済3・横浜FMY | 2・0 |
13 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高校 | 6・1 |
19 | MF | 清谷陸 | 経済4・広島皆実高校 | 1・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和レッズY | 5・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 流通経済大 | 12 | 6 | 4-0-2 | 11/7 | 4 |
2位 | 順天堂大 | 12 | 6 | 3-3-0 | 10/6 | 4 |
3位 | 筑波大 | 11 | 6 | 3-2-1 | 7/6 | 1 |
4位 | 東京国際大 | 10 | 6 | 3-1-2 | 9/7 | 2 |
5位 | 東洋大 | 9 | 6 | 3-0-3 | 9/7 | 2 |
6位 | 法政大 | 9 | 6 | 3-0-3 | 9/8 | 1 |
7位 | 専修大 | 8 | 6 | 2-2-2 | 6/5 | 1 |
8位 | 明治大 | 8 | 6 | 2-2-2 | 7/8 | ‐1 |
9位 | 駒澤大 | 7 | 6 | 2-1-3 | 6/7 | -1 |
10位 | 日本体育大 | 7 | 6 | 2-1-3 | 8/11 | -3 |
11位 | 慶應大 | 7 | 6 | 2-1-3 | 5/9 | -4 |
12位 | 桐蔭横浜大 | 1 | 6 | 0-1-5 | 4/10 | -6 |
前期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月16日 | 慶應大 | ●1-2(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
2 | 4月30日 | 順大 | ●1-2(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
3 | 5月3日 | 明治大 | ○2-1(詳細) | 多摩市立陸上競技場 |
4 | 5月7日 | 東国大 | ○3-1(詳細) | 江東区夢の島競技場 |
5 | 5月13日 | 駒澤大 | ○1-0(詳細) | 山梨県中銀スタジアム |
6 | 5月21日 | 専修大 | ●1-2 | 味の素スタジアム西競技場 |
7 | 5月27日 | 筑波大 | 14:00KO | 相模原ギオンスタジアム |
8 | 6月3日 | 東洋大 | 11:30KO | 東京国際大グラウンド |
9 | 6月10日 | 桐蔭大 | 11:30KO | 味の素スタジアム西競技場 |
10 | 6月17日 | 流経大 | 14:00KO | 日立市民運動公園陸上競技場 |
11 | 6月24日 | 日体大 | 11:30KO | 龍ヶ崎市立たつのこフィールド |
マッチレポート
前節の駒大戦を1-0で制し、開幕からの2連敗が嘘のように好調を維持する法大。今節は1部昇格後初の4連勝を懸けて専大との対戦。
5月とは思えない炎天下の中での試合は、法大がテンションの高い入りを見せる。13分、渡辺淳揮(社3)のコーナーキックを前谷崇博(スポ3)が打点の高いヘディングで合わせ先制。渡辺はこれで今季のアシスト数を5に伸ばし、リーグトップに立った。続く15分には紺野和也(現2)が単独で持ち込みカットインからシュートを放つ。その後もいくつか見られた惜しいシーンを得点に結び付けられずにいると、徐々に専大に主導権を握られていってしまうが、守備ブロックの形成やCBコンビによるクロスの処理などで専大のチャンスの芽を摘み、前半を無失点で終えた。
しかし、後半に入ると法大に暑さゆえの疲れが見え始める。51分、小林岩魚が左サイドの突破からフリーで放ったクロスを岸晃司が詰め、試合は振り出しに。嫌な雰囲気を振り払いたい法大は59分、紺野に代えて今季初出場となる清谷陸(経4)を、72分には上田綺世(スポ1)に代え青柳燎汰(現3)を投入。攻撃的な選手を投入し得点を奪いたい法大だが、専大のパスワークに翻弄される構図は変わらず。すると75分、ついに逆転を許してしまう。中央でのスルーに対応できずに崩され、鈴木厚太にシュートを叩き込まれた。攻めるしかない法大だったが、長山一也監督が「前にも迫力が出ないという状況を自分たちで作ってしまった」と語るように、試合終盤においては精度を欠いた攻撃が目立ち、同点に追いつけず試合終了となった。
第3節から続いていた連勝が逆転負けという形でストップした法大。しかし、前期リーグ戦も中盤に差し掛かった今、連敗は何としても避けたい。この敗戦を糧に、チームは再び連勝街道を走ることができるか。(赤染徳光)
監督・選手コメント
長山一也監督
―試合を振り返って
強いチームになれるかどうかの分岐点だと思っていました。そういう試合でのパフォーマンスとしては厳しかったですね。
―試合の運び方としては
前半はある程度こっちのゲームでした。得点をとった後はトーンダウンして右肩下がりになってしまって、前にも迫力が出ないという状況を自分たちで作ってしまいましたね。ハーフタイムにも、これでは負けるよという話をしたのですが、そこからギアが上がらなかったのが敗因かなと思います。
―ギアが上がらなかったのは気温の影響もあったのでしょうか
それを言い訳にしてしまうのが弱いチームです。だからこそ、しっかりコミュニケーションをとって維持するということを、個人でもチームでもやらないといけませんでした。それができると状況が変わっていくと思います。
―チームにはどう声をかけましたか
自分のことでいっぱいいっぱいになって、戦えなくなるのは良くないと話をしました。チーム全員で声かけあってやれれば、もっと良いゲームができたと思います。最後の技術もそうですが、チャンスでも慌てて打ってしまう状況がありました。トレーニングから負荷をかけた状態で、それを正確にやれるようにやっていかなければなりません。今日で身に染みて感じたと思うので、ここからどう変えていくかですね。現時点ではまだまだ甘いチームだと思います。
関口亮助
―試合を振り返って
率直に先制して自分たちのミスから失点して、非常にもったいない試合だったと思います。
―逆転負けという形ですが
交代して入った選手が機能していなかったことと、先制してから引き込んじゃって、そこから流れが悪くなってしまったと思います。
―後ろから見た守備の課題は
勝っている時とか気温が高い時などにゆるさが出てしまうので、そこは自分がもっと声を出して変えていくところかなと思います。
―前節は得点してから無失点、今回は2失点してしまいましたが
前節は守備だけではなくて、攻撃の面でチャンスをものにしていたかなと。今節は攻撃の部分が上手く機能していなくて、そこが原因かなと思います。
―キーパーとして今日意識したことは
相手(専大)が結構ゴール前でもパスを回して、サイドから速いボールを上げてくるイメージがあったので、サイドからのクロスのところなどは意識して対応しました。
―相手のよって意識は変えているということですか
相手のサッカーの攻撃の仕方によって変えていますね。前節の駒大戦では裏を取ってくる相手だったので、裏に狙って出たりして対処などはしていました。
―次節に向けて意気込みを
次節は勝つことはもちろんなんですけど、連敗しないことが大事になってくると思います。3連勝していい流れできていたので悲観せずに頑張りたいと思います。
上田綺世
―試合を振り返って
試合に出させてもらっている以上は自分の仕事を全うしなければいけないと思いました。
―試合前に監督からアドバイスはありましたか
特になかったですけど、自分に求められているのはゴールなのでそれを意識して試合に臨みました。
―ここまでリーグ戦5試合に出場しましたが何か手ごたえを感じた部分はありますか
少しずつ環境に慣れ、自分のプレーを出せるようになってきました。けれども、やっぱり連続して結果を出すことが大きな自信に繋がってくると思うのでムラなく結果を残していきたいです。
―次節へ向けて
次の試合も厳しい試合になると思いますけど、ベストパフォーマンスを発揮して自分の仕事を全うできるようにいい準備をしていきたいです。
フォトギャラリー
- カウンターに駆け上がる川崎
- 前谷は今季3得点目を記録
- 得点に盛り上がるベンチ
- 右から仕掛ける紺野
- 好調の上田もこの日は不発
- ディサロはプレスに奔走する時間が続いた
- 戦況を見つめる長山監督
- 長谷川は運動量の高さをみせた