【陸上競技】第49回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会 選手コメント
第49回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会
2017年6月18日(日)
浦和駒場スタジアム
4年ぶりの伊勢路出場に貢献した8選手全員のインタビューを掲載。レースの振り返りから今後の駅伝シーズンに向けて、話を伺った。
選手インタビュー
鹿嶋隆裕主将
―今日の試合を振り返って
1組目の2人がいい走りをしてくれたので、その勢いを引き継ぎながらも自分の走りをしようと思っていました。展開としては全体的にスローでラストのスパート勝負ということだったのですが、そこに対応出来なかったのは反省点かなと思います。
―コンディションについて
練習もしっかりと出来ていたので調子自体は良かったかなと思います。
―今年は駅伝主将ということもありましたが、プレッシャーは
駅伝主将というプレッシャーは無いと言ったら嘘になるのですが、そういうプレッシャーというのも同期もサポートもあり1人で抱え込むこんでしまっているというのは無いのかなと思います。チームメイトのおかげで結構救われているなと感じますね。
―今日見えてきた課題について
ラストもスパートというのも1つなのですが、まずはそこまでの走りの効率というのが課題だと思います。箱根も20km以上ありますし、ほかの選手と基礎の基礎レベルでの差というのを感じたので、まずは走りの効率というのを改善していきたいですね。
―チームは総合5位で本戦出場を決めました
総合5位というのをチーム全員としての目標にしていたので、まずはそれが達成できたので良かったと思います。しかし坪田監督がミーティングでも仰っていたのですが、去年の4年生の穴を埋めきれていないというのがチームの課題としてあるので、まずは僕達4年生がしっかりと走れるようになっていきたいです。
―最後に今後の目標を
個人としては岡山出身ということもあるので、同じ中国地方で開催される出雲駅伝には絶対に出場したいなとは思っています。また、出雲や箱根でしっかりと区間上位をとって、「この順位を取れたのは鹿嶋のおかげ」と言われるような走りをしたいので、今日感じた実力の差をこの夏でしっかりと埋め合わせていきたいなと思っています。
狩野琢巳
ー全日本出場を決めましたが、今のお気持ちは
素直に嬉しいです。
ーどういうレース展開にしようと考えて走りましたか
今まで主要の大会にあまり出たことがなく周りの選手と戦えるのか疑問だったので15~20番に入ることを堅実に狙っていこうというレースプランでした。しかし調子が良かったので最後がんばりました。
ー今日のレースを振り返って
最近調子が良くなかったのですが、今日は結構良かったと思います。
ー雨が降っていたが走りに影響はありましたか
気にしないのでありませんでした。
ー予選会を走る上で選考などは
チーム内でアクシデントがあったので僕は流れで入った感じです。
ー土井選手や東福選手といった主軸が空く中での予選会でしたが
2人は同期で仲が良く、試合前にも応援されていたので気合いがはいりました。
ー今後行われる三大駅伝に向けて
去年までの2年間が主力の争いに混ざれていなく、夏合宿も参加することができていなかったのでそこから混ざれるように頑張りたいです。
磯田和也
―今日の試合を振り返って
自分でも驚くほど緊張というのがなくて、リラックスして走ることが出来ました。今日は冷えていたのでスピードレースになるかなと思っていたので若干の不安はあったのですが、自分のペースを押していけたので。
―コンディションは
体が動いているという感覚はあったので、特に何もなければいけるかなという自信はありました。
―1組目ということでしたが、レースプランは
序盤は集団半ばについていって徐々に上げていくというプランを考えていました。結果として安定したラップを刻みながらリズムの良い走りができたので良かったと思います。
―結果は組8位とチームの成績に大きく貢献されました
そうですね。自分としても貢献できたかなとは思いました。ただうかうかしていられるほど力のある立場ではないので、これから迎える夏、秋をしっかりと乗り越えてチームの主軸に食い込めるように努力しなければとも思いました。
―最後に意気込みを
今年は三大駅伝全てに出場ということで、まずはその三つに確実に出られるようにしたいです。また、今シーズンで一旦陸上競技に区切りをつけるということで、チームメイトと切磋琢磨しながら自分自身を伸ばしつつ競技生活を終われたらなと思います。
福田兼士
―試合を振り返って
チーム目標の5位をクリアできてよかったんですけど、個人としては自分の組でいい走りができずに順位を落としてしまって悔しいです。
―レース内容は納得がいかないものでしたか
タイム自体はスローペースだったので、特に気にはしていないのですが、前の人と20秒が開いてしまったのは実力不足だったと思います。
―関東インカレでは積極的に行く走りが印象的でしたが
関東インカレでは調子がよかったので、身体が自然と前に行く感じでした。
―三大駅伝すべてに出場できる権利を手にしましたが、駅伝に対する思いは
箱根駅伝が1番大きい目標ですが、大学時代に三大駅伝すべて出場できるのはすごいことだと思うので、すべてに出場できればなと思います。
―距離に対しての不安はなくなりましたか
練習ができるようになってきて、リズムよくいけたら20㎞は走れるといいと思います。
―今後の目標を
タイムでは10000mで28分台。5000mで13分台が目標です。そのスピードを駅伝でも生かせるような走りができたらなと思います。
青木涼真
ー今日のレースを振り返って
良いとこ無しというか、反省しかないレースだったなって思います。
ー関東インカレの試合の後で、調整期間が短かったが
疲労がすごく溜まっていたので、疲労抜きを中心にやっていて全然練習ができなかったので、ちょっと今日に対しての不安がレース前からありました。それがそのまま試合に影響しちゃって、やりきれなかったなって感じです。
ー3組目での出場は監督の意図なのか
順位を15番から20番辺り目標にって言われていたので、その設定通りでは走れたんですけど、自分の中での目標としてた順位もあったので、最低限の仕事しかできなかったなって思います。
ーコンディションは雨だったが
特に気にならなかったですね。涼しかったので走りやすかったです。
ー安定したレース展開だったが
自分はよく安定してるとかは言ってもらえるんですけど、安定感だけじゃこの先戦えないと思うので、それも今後の課題かなって思います。
ーチームとしては5位だったが
目標が5位だったので、チーム全体としても良いムードでした。応援席もすごく楽しくやっててくれて、5位っていうのはよかったなって思います。
ーこれからの意気込み
今までずっと最低限のことしかできていないので、これから自分がチームに勢いをもたらせるように、どんどん力をつけていきたいと思います。
細川翔太郎
ー見事全日本出場を決めました
前期の目標が全日本予選5位以内だったので、達成できて素直に嬉しいです。
ー3組目での出場でしたが
土井と代わることになって、ちゃんと代わりを果たすつもりで走りました。最初は3組目だとは思いませんでしたね。
ーレース前に青木選手とは何か話はしましたか
青木とはいつも通りにという話はしました。
ー久々の全日本予選会となりましたが
10000mを走ること自体が久しぶりで、いつぐらいですかね(笑)。緊張はしました。
ーレースを振り返って
まさかこんなに飛ばすレースだとは思わなくて、これ以上ついていったら、潰れると思ったので、後ろで我慢するレースにしようと思ってました。上手くはいきましたけど、レース展開的には間が空いたときに上げて余計な力を使ってしまいましたね。
ー次に向けての意気込みを
最後の年なので、 最高学年の責任を持って頑張ります。
坂東悠汰
―試合を振り返って
チームの目標を達成できたのは満足なのですが、個人としては日本人トップを目標にしていたので悔しいです。
―途中で先頭から離されてしまいましたが
関東インカレが終わってから調子を崩していて、きつきつの調整をやっていたので、やはりそこが10000mではごまかしがきかなかったかなと思います。
―調子を崩していたのは具体的どのような症状ですか
身体が思うように動かなくて、練習もあまり出来ない状態した。
―原因は何でしょうか
関東インカレで調子がピークに来てしまって、そこからなかなか上がらなかった感じです。関東インカレの次の日に体調を崩してしまったのも、原因の1つかなと思います。
―三大駅伝すべての出場が決まりましたが
自分たちは挑戦者なので、しっかりと挑んでいければと思います。
―希望の区間は
やはり他校のエースたちと戦いたいので、1区を走りたいです。
―「日本人トップ」という言葉も出てくるようになりましたが、ここまでの飛躍の原点は
去年に比べれば、走れるようになってきているのは、自覚はしています。けど、関東インカレで走れている選手は今日も走れているので、まだまだだと思います。結果はでるようになったので、自信はもって取り組んでいきたいです。
―今後の目標は
今年は予選会もないので、夏合宿とかもしっかり練習をこなして、三大駅伝でしっかりと区間賞を狙っていきたいと思います。
佐藤敏也
―今日の走りを振り返って
4組目ということで、前日まで緊張していました。僕の前の1~3組目の選手が非常に良い走りをしてくれたので、僕もその流れを崩すわけにはいかないと思って、一層やる気が出てきました。最低限の走りしか出来なかったですが、何とか通過出来て良かったです。
―4組の選手は各大学のエース級の選手が揃っていましたが
確かにそうでしたが、僕もしっかり練習できていました。自己ベストを狙えなかったのが少し悔しいです。
―レース前に坪田監督から坂東選手と佐藤選手に声を掛けられましたが
僕は関東インカレのレースのように、淡々とペースを刻んでいき、無理せず、突っ込まずに、1人ずつ抜かしていくレースで良いからと言われました。
―雨の影響はありましたか
特に、今日は気にならなかったです。
―レース序盤は前方集団に位置してましたが、だんだん順位が下がりました。疲れがあったということでしょうか
キツかったので、無理せず自分のペースで走りました。
―4組で坂東選手と走るということは将来のエースとして期待されていると思われますが、いかがですか
今のところ下りやロードだけでしか走れてないです。トラックではまだ全然満足できてないので、秋~冬はしっかりトラックでも走っていけるように頑張っていきたいです。
―トラックとロードの走り方の違いは
僕としてはロードの方が絶対に得意で、スピード勝負が苦手です。もっとトラックでも走れるようになりたいですね。
―5位で本戦出場が決まりましたが
全日本駅伝は僕の地元で行われるので、絶対に走りたいという思いが強かったので、出場出来て良かったです。
―全日本の希望区間は
アンカー区間のようなエース区間を走りたいです。
―全日本の目標は
シード目指して頑張っていきたいです。
―今後の練習は
ここから試合がないので、夏合宿で長い距離をしっかり走って、駅伝シーズンに向けて土台作りをしていきたいです。
―最後にこれからの駅伝シーズンに向けた意気込みを
しっかりエース区間を走って、区間賞を狙ってチームの目標を達成したいです。
フォトギャラリー
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