【サッカー】総理大臣杯関東予選(アミノバイタルカップ) 三回戦 法政大0ー0(PK:5-4)流通経済大 吉田舜が殊勲のPKストップ!激闘を制し、総理大臣杯出場決定!
総理大臣杯関東予選(アミノバイタルカップ) 三回戦 法政大ー流通経済大
2017年7月5日(水)
味の素フィールド西が丘
勝てば総理大臣杯出場が決まる三回戦。試合は延長戦を終えて、0-0。PK戦に突入し、相手の5人目を吉田舜(社3)がセーブ。その後しっかりと決めて大阪行きの切符を手にした。
試合結果
トータル試合結果
0 法政大 |
0 | 前半 | 0 | 0 流経大 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 | ||
0 | 延長 | 0 | ||
5 | PK戦 | 4 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
59分 | 交代 | 法政大学 | 松澤→平山 | |
82分 | 交代 | 法政大学 | 末木→渡辺 | |
86分 | 交代 | 法政大学 | 川崎→黒崎 |
※法大のみ掲載
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高校 | 2・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福1・新潟明訓高校 | 2・0 |
19 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 5・1 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y | 9・3 |
7 | DF | 川崎雅哉 | 現福4・静岡学園高校 | 10・1 |
24 | MF | 大西遼太郎 | 社会2・ジュビロ磐田Y | 2・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y | 4・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高校 | 10・0 |
2 | MF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高校 | 11・1 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高校 | 10・5 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和レッズY | 10・4 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 9・0 |
4 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 8・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 2・0 |
33 | DF | 高木友也 | 経済1・法政第二高校 | 0・0 |
11 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高校 | 8・1 |
16 | MF | 渡辺淳揮 | 社会3・初芝橋本高校 | 7・0 |
25 | MF | 上田慧亮 | 現福4・前橋育英高校 | 0・0 |
28 | MF | 竹本大輝 | 経済1・成立学園高校 | 0・0 |
31 | FW | 平山駿 | 経済1・三菱養和SCY | 1・0 |
※成績はリーグ戦のみ
総理大臣杯関東予選日程
回戦 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 7月1日 | 城国大 | ○1-0(詳細) | 時之栖裾野G |
2 | 7月3日 | 東海大 | ○2-1(詳細) | 時之栖裾野G |
3 | 7月5日 | 流経大 | ○0-0 | 味の素フィールド西が丘 |
4 | 7月8日 | 筑波大 | 味の素フィールド西が丘 | |
5 | 7月9日 | — | 味の素フィールド西が丘 |
マッチレポート
三回戦の相手・流経大は第10節で対戦したチーム。法大はそこから5連勝を挙げ、その勢いでここまで勝ち上がってきた。
前半は流経大にボールを持たれる展開。法大は無理にプレスをかけず、リトリートして守る。そのため、2トップと2列目のスペースを利用され、相澤祥太にミドルシュートを打たれる場面もあったが、枠を外れた。
前半最大のチャンスは27分、左サイドから川崎雅哉(現4)のクロスを、好調の上田綺世(スポ1)がフリーで叩いたが、ポストに嫌われた。前半アディショナルには右サイドからチャンス。関口正大(経1)のタイミング良いオーバーラップで数的優位を作り出すと、カットインした紺野和也(現2)がシュートを打つ。相手GKに弾かれたところに大西遼太郎(社2)が詰めるも、シュートまでは至らない。
雲の切れ間から時折雨が落ち、ピッチコンディションにも変化の出た後半。62分、ゴール前で競った上田綺が、こぼれ球を自ら拾って決定機を迎えたが、無情にもバーを超えた。さらに72分、紺野のクロスを大外で武藤友樹(社4)が折り返し、上田綺に再びチャンスが巡るも、これも枠を外してしまう。その後はセットプレーから得点の機運が高まるも、互いに集中力を保ってスコアは動かず。結局90分では決着がつかず、延長戦に突入する。
97分に平山駿(経1)が勝ち越しのチャンスを迎えるなど、押し気味に試合を進めた法大。しかし110分間でもゴールは生まれず、勝負はPK戦に委ねられた。互いに全員が成功して迎えた5本目、先行の流経大を吉田舜(社3)がストップする。決めれば勝利の状況でペナルティスポットに向かったのは上田綺。これをきっちりと決めて、2年ぶりとなる総理大臣出場を決定し、今大会もベスト4に駒を進めた。(下田朝陽)
監督・選手コメント
長山一也監督
―試合を振り返って
チャンスを結構作れたので、本当は早く仕留められれば良かったです。ただ後ろは0で守れたので、PK戦まで持ち込めました。粘り強いチームになってきたかなと思います。
―桐蔭横浜大に1-4で敗れてから公式戦5連勝ですが
主体性は間違いなく出てきていると感じています。学年関係なく、やらないといけないことを整理しながら、みんなを巻き込んでやれています。あそこのターニングポイントを機に、その部分はかなり感じますね。
―そのタイミングで正GKを変えられました
吉田はフィードのあるGKです。先日も相手がロングスローを投げてきた時に前に出て取るシーンがありましたが、そういう危ない場面でも楽しめるようなメンタリティを持っています。それが良さでもありますし、良い形でチームに伝わっている印象です。ただ、関口はベンチからすごく声を出してくれています。試合に出ていなくても、やれることを本当にしっかりとやっています。なので2人の関係はすごく良くて。それが勝っている要因の一つですね。
―上田選手は松澤選手と組んでから得点を量産していますが
2人で色々話をしながらやっていますよ。綺世(上田)も当たっていますし、すごく良いことだと思いますね。今日も2.3回チャンスがあったのですが、それを決められなかったのは課題です。実は試合前に綺世を少し褒めたんですが、それが良くなかったですかね。褒めるの辞めようかなと(笑)。
―前で2人がターゲット役を務められるのは大きい
どちらでも勝てますし、その関係が出来ています。2人ともフィジカルで負けなくて、彰(松澤)も懐に入りますし、厳しい所でも足が伸びてキープできます。というところを2人で話して狙いを持っています。やりやすいかなと見てて思います。
―今年はリーグ戦とメンバーを変えずに大会に臨まれていますが
昨年は怪我人や病人がすごく多くて、10人くらいいました。なので結構精一杯のメンバーで戦っていました。昨年のリーグ戦は、固定されたメンバーが出ていたので、出ていたらかなり負担になっていた部分もあったと思います。その分今年はリーグ戦でも色々な選手が出ているので、トーナメントには向いているかなと。
―次節に向けて
筑波はリーグ戦でも負けている相手です。うちも勝っていて流れが良いので、その借りを返します。勝てない相手だとは全く思っていないので、勝ちたいと思います。
吉田舜
ー今日の試合を振り返って
とりあえず勝ててホッとしています。大阪行き(総理大臣杯)が決まったので。
ー延長戦が決まった時のお気持ちは
90分試合をしていて、相手がタフな大学だなと思いました。個人的にはPK戦を見越して試合をしていました。
ーPK戦になった時のお気持ちは
勝ったな、と思いました。キッカーは心配だったんですけど俺が止めればいい話なので。全然緊張しませんでした。
ーPK戦中、応援席から「舜、ヒーローになれ!」という声援がありましたが
ヒーローになれたと思います(笑)。
ー吉田選手が出場し、公式戦5試合連続勝利していますが
俺が出るまで4試合連続勝てていなかったんですよね。チームのみんなも「後がない」と思っていたと思います。その意識が関係していると思います。俺が出て勝ち始めたのはたまたまだと思います。
ー総理大臣杯出場が決まりましたが
去年はこの大会を1回戦で負けてしまいました。だから余計、みんな今度は勝ちたいと思っていました。その気持ちはみんな一緒だったと思います。この試合を勝ててよかったです。
ー次の筑波大戦に向けて
この試合の流れを絶対に次に持っていきたいです。今日みたいに無失点に抑えたいです。キツい時間帯は絶対にあると思うので、そういう時にチームを鼓舞できたらいいなと思います。
フォトギャラリー
- この日は上下オレンジで臨む
- 紺野は相手サイドバックを最後まで苦しめた
- 上田綺は3戦連発ならずもPK戦で5人目を務めた
- 関口は右から幾度となくオーバーラップ
- CKを蹴る末木
- この日のヒーローは吉田
- 勝利に盛り上がる法大スタンド
- 見事大阪行きを決めた