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【バドミントン】東日本学生選手権 女子 団体戦 個々の活躍光るも健闘及ばず…無念のベスト8

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【バドミントン】東日本学生選手権 女子 団体戦 個々の活躍光るも健闘及ばず…無念のベスト8

東日本学生選手権
2017年8月26日(土)27(日)
北海きたえーる

昨年の東日本インカレではベスト4の結果を残した女子。さらなる高みを目指し、今年も3回戦まで順調に駒を進めるも、青学大との一戦でまさかのストレート負け。今大会はベスト8で終える結果となった。しかし今春のリーグ戦から出場を続ける東久留望(法2)の台頭など、チームの成長へとつながる収穫も得られた大会となった。

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チームの中心選手の一人として成長を続ける東

試合結果(女子)

試合 試合結果 試合詳細(後者が対戦相手)
1回戦 ○3-0立大 S1○伊東佑美2-1遠山(12-21,21-5,21-10),S2○東久留望2-0堀内(21-14,21-17),D1○前田悠希・工藤ひな子2-0有川・神尾(21-15,21-17)
2回戦 ○東日大 S1○前田2-0沼崎(21-18,21-9),S2○東2-0佐藤(21-16,21-19),D1○伊東・清水2-0小野・中野(22-20,21-19)
3回戦 ●青学大 S1●前田0-2寺田(18-21,16-21),S2●東0-2岩谷(16-21,11-21),D1●伊東・清水0-2寺田・石橋(13-21,19-21)

戦評

 秋季リーグ戦、インカレの前哨戦となる今大会。女子はレギュラー格の宮浦玲奈(国4)、勝俣莉里香(営3)がユニバシアード選手権への派遣により欠場となり、残りのメンバーの実力が試される大会となった。

 1回戦は立大。ここでは各選手が、実力差を見せつけ勝利。続く2回戦も危なげなく東日大に勝ち、迎えた3回戦。対戦校は春季リーグで2部降格を味わった青学大だ。  
第1シングルスは、チームを引っ張る存在の前田悠希(営4)が登場。ここまでもシングルスとダブルスで1勝を挙げている。しかし、この試合は出だしから調子をつかめない。相手がコートをうまく使い揺さぶりをかけてくる。そのプレーによりミスが増えてしまう。なんとか粘りを見せ反撃するも相手に逃げ切られストレート負け。悔しさを露わにした。   
 第2シングルスは東久留望(法2)。今大会はすでに2勝を挙げている。だが相手のペースについていくことができない。団体戦へのプレッシャーもあったのかミスが目立つ展開に。巻き返すことができずに敗戦となった。  
 後がない法大はこの場面で伊東佑美(営2)・清水一希(人2)ペアが登場。勢いを取り戻したいところだが流れの悪さを打ち切ることができない。相手の力強いドライブに押され失点を重ねる。1ゲーム目を失う。2ゲーム目は接戦となるもあと一歩及ばずに敗れ、ベスト8で大会を終えることなった。  
 
 主力を欠く中、厳しい戦いとなったが、収穫もあった。普段リーグ戦に出場しない選手も経験を積み、戦力の底上げが図られた。リーグ戦を通してまた一段と成長を遂げてくれることであろう。目標であるインカレ制覇へ。夢はまだ終わらない。(石川大悟)

監督・選手インタビュー

宮康二監督

ーベスト8という結果について
残念で悔しいです。本当は今日も試合がしたかったです。

ー宮浦選手と勝俣選手がいない状況でしたが
彼女たちはユニバーシアードという大きな大会に出ることが優先だと思いますし、それは分かっていて練習をしてきました。本当はそういう状況でも勝たなきゃいけなかったと思います。ちょっと力が出し切れなかったですね。

ー大会全体を振り返って
キャプテンとエースシングルス、エースダブルスがいない状況でかなり選手たちにプレッシャーがかかっている状況だったのかなと思います。プレー自体がいつもの力を出し切れずに終わってしまったと思います。

ー2部の青学大に敗戦したことについて
青学大もこの間まで1部にいましたし、実際に1部と2部の上位はそんなに力の差がないので、2部だからといって弱いとは思っていません。あの試合内容だと青学さんには勝てなかったのかなと思います。

ー東選手は全試合シングルスで出場しましたが
春のリーグ戦で経験を積ませたのが今回も使おうかなと思いました。結果的には彼女も自分の力を出し切れずに終わってしまったという感じですね。

ー前田選手と工藤選手は第1ダブルスに出場しました
前田と工藤のダブルスはずっと使っている伊東、清水と練習試合をやってもそんなに力の差はなかったです。ただ、前田はトップシングルがあるので、それとダブルスもあるというのはきついところもあり、伊東たちと使っているところがあります。宮浦たちと比べると少し力は落ちてしまいますが、2つともそこそこの力はあると思っています。

ー伊東選手と清水選手は青学大戦ではストレート負けを喫しました
あまり良い内容の試合ではありませんでした。ただ、団体戦の怖さである頭2つを取られると、中々次のダブルスが自分たちの力を出すというのは精神的にもチームのムード的にも難しいものがあると思うので、そういうことが影響してしまったのかなと思います。

ー今のチームに必要なことは
精神力ですね。気持ち的に弱いところが今回も出てしまいました。普段だとそこでキャプテンである宮浦が引っ張ってなんとかなりますが、今回はそういう引っ張る人間がいなかったです。

ー秋季リーグ戦に向けて
ユニバーシアードで宮浦、勝俣も団体戦の銀メダルを取って戻ってきます。この大会が終わった後の2週間でもう一度全員で練習をしっかり積んで、春は2位だったので秋は優勝出来るように頑張りたいと思います。

前田悠希 

 ー今大会を振り返って
法政のエースである宮浦と勝俣がいない中で、チームとしてはその2人がいなくても優勝しよう、と言っていました。2人がいないから負けたというのが嫌でしたし、いなくてもみんなで勝とうと思って挑んでいたので、負けて悔しいです。

ー最後の青学戦の敗因は
初戦、2回戦は力的には格下のチームと戦っていて、気持ちもそのままの状態で青学に挑んだので、私自身も最初から受け身で自分からも攻めるような展開が出来てなかったのが1番の原因かなと思います。

ー主将の宮浦選手がいない中でどのように臨みましたか
4年生として1人だったので、自分がしっかり引っ張ってチームの士気を高めていこうと思っていました。でもこういう結果になってしまって、でもまだ大会は続いているのでとりあえずは置いておいて、大会が終わってからしっかり団体のことを反省したいです。個人戦はみんなでインカレ出場の権利を掴んで、それ以上にこういう賞とか目指していきたいなと思います。

ー夏に取り組んだことは
私はメンタルが弱いので、試合をするときの環境や負けそうになると、すぐにメンタルが折れてしまっていたのでマイナスではなくプラスに、「ここ1本を頑張ろう」と攻めるようにしていました。また手打ちの部分があったので脚を使って動けるように練習していました。

ーダブルスに関しては
戦った相手がそこまで強くなかったので、全力を出さずに勝てたのですが、工藤と組んでいたので年上として先輩に気を遣わせないように、負けていてもプラスな方向に持っていけるように声を掛けるなどしました。

ー監督とはどんな話をされましたか
私は大学を卒業してからバトミントンをやらないので、競技人生最後だからあと2ヶ月悔いのないような結果を残して欲しいということと、負けてしまった後は個人でしっかり権利取って、インカレや秋リーグで見返せるように頑張ろうと話しました。

ー個人戦に向けての意気込みを
シングルスは自分の専門なので去年も準優勝していて、でも去年優勝したから今年も優勝するという軽い気持ちではなく、チャレンジ精神を持って1つ1つ勝って優勝したいです。ダブルスはすぐに強い相手と当たるのですが、しっかりインカレ出場の権利は取れるように頑張りたいと思います。

東久留望

ー今回の結果について
今回団体戦に出させてもらって、自分が1ポイント確実にとれるようにしたいなと思ったんですが、最後で自分の力を出しきれずに終わってしまったのが悔いの残るところかなと思いました。私のプレースタイル自体は粘ってから攻めるっていうものなんですけど、1試合目から焦ってしまって、焦ってとれる球も取れなかったり、足が出ていないことが多くてミスも多くて。そこがダメだったかなと思います。

ーその焦ってしまう原因としては何か挙げられますか
私自身団体戦の経験が少ないんです。個人戦と違って法政自体の、出られない人の分も背負っているので、自分で勝手にプレッシャーに思ってしまったところが焦りにつながってしまったのかなと思います。

ー監督から今回の試合に関してのお話などありましたか
最後の試合では力を出しきれなかった部分が残念だ、という話をしていました。そこもやはり自分が勝手にプレッシャーを感じてしまったところがありましたね。やっぱり練習で出来ていることが試合で出せないことはこれからの練習でできるようにしていきたいと思います。

ー今大会で宮浦選手・勝俣選手が欠場していることはやはり違った意味での重圧にもなったのでしょうか
そういうことはやはりあまり考えないようにしていました。自分のプレーができるようにしたいなと思っていたのでそういう気持ちで臨みました。

ー次の団体戦となる秋リーグに向けて
とれるところで結果を出せなかった不甲斐なさが残るので、ここを個人戦で結果を出して、もし秋リーグで使わせてもらえたら今度は必ず1ポイントとれるようにしたいなと思っています。

フォトギャラリー

  • IMG 8974 Rチームの中心選手の一人として成長を続ける東
  • IMG 8734 Rこれからの法大躍進の鍵を握る
  • IMG 8924 R前田は最上級生としてチームをひっぱった
  • IMG 8678 Rラストイヤーを有終の美で飾りたい
  • IMG 8438 R確実な1本の期待がかかる伊東
  • IMG 8575 R関東選手権に引き続き前田・工藤でペアを組み戦った
  • IMG 9038 R第3試合では悔しい敗戦となった伊東・清水ぺア
  • IMG 9095 R悔しさを糧に次のステップへと歩みを進める
 

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