【ハンド】2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第3節 法政大34—25東海大 ディフェンスが冴え渡った後半 一気に畳み掛け今季初勝利!
2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第3節 法政大—東海大
2017年9月2日(土)
日本大学八幡山体育館アリーナ
先週の連敗を受け、必勝態勢で臨んだ今節。東海大を相手に前半は互角の戦いも、後半一気に突き放し、終わってみれば9点差で今季初勝利を飾った。
試合結果
トータル試合結果
34 法政大学 |
17 | 前半 | 16 | 25 東海大学 |
---|---|---|---|---|
16 | 後半 | 9 |
スターティングメンバー
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 深井亮太 | 理工3・浦和学院 | 0 | 0 |
CB | 福本直也 | 経済3・法政二 | 0 | 1 |
RB | 内門竜之介 | 経済4・鹿児島工業 | 10 | 18 |
LB | 山本祐輝 | 社会2・浦和学院 | 2 | 8 |
RW | 竹野恭平 | 社会4・法政二 | 4 | 4 |
LW | 高間アミン | 経済4・富岡 | 4 | 9 |
PP | 下條輝 | スポ健4・法政二 | 4 | 7 |
交代選手
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 仲村充 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
CB | 山本晃大 | スポ健2・大分雄城台 | 4 | 9 |
LB | 沖山葉太 | スポ健3・法政二 | 1 | 1 |
LB | 松岡寛尚 | 経済2・藤代紫水 | 5 | 12 |
LB | 黛祐貴 | 経済3・富岡 | 0 | 0 |
RB | 服部流征 | 経済2・高岡向陵 | 0 | 1 |
RW | 本田拓海 | 社会2・法政二 | 0 | 4 |
LW | 田島走 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
PP | 柿沼健吾 | 社会1・藤代紫水 | 0 | 3 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-敗 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 日本大 | 3-0-0 | 103 | 76 | 27 | 6 |
2位 | 国士館 | 3-0-0 | 89 | 75 | 14 | 6 |
3位 | 早稲田 | 2-0-1 | 89 | 78 | 11 | 4 |
4位 | 筑波大 | 2-0-1 | 84 | 76 | 8 | 4 |
5位 | 中央大 | 1-1-1 | 90 | 81 | 9 | 3 |
6位 | 順天堂 | 1-1-1 | 78 | 92 | -14 | 3 |
7位 | 日体大 | 1-0-2 | 90 | 93 | -3 | 2 |
8位 | 法政大 | 1-0-2 | 78 | 95 | -17 | 2 |
9位 | 明治大 | 0-0-3 | 83 | 98 | -15 | 0 |
10位 | 東海大 | 0-0-3 | 74 | 94 | -20 | 0 |
※9位と10位は2部との入れ替え戦へ
秋季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 8月26日(土) | 中央大 | ●26-37(詳細) | 日本大八幡山 |
2 | 8月27日(日) | 早稲田 | ●18-33(詳細) | 日本大八幡山 |
3 | 9月2日(土) | 東海大 | 〇33-25 | 日本大八幡山 |
4 | 9月3日(日) | 筑波大 | 日本大八幡山 | |
5 | 9月9日(土) | 日体大 | 国士舘大多摩 | |
6 | 9月10日(日) | 日本大 | 日体大健志台 | |
7 | 9月16日(土) | 順天堂 | 明治大和泉 | |
8 | 9月17日(日) | 国士舘 | 茨城県水海道 | |
9 | 9月23日(土) | 明治大 | 国士舘大多摩 |
戦評
開幕2連敗を喫した法大は、昨季入れ替え戦で何とか残留を決めた東海大と対戦した。
開始5分で2本のPTを与えた法大。ビハインドを負う展開になったが、6分に山本祐輝(社2)がアウト割りから決めて逆転に成功すると、そこからは1、2点差で推移する拮抗した展開が続く。法大は、今季初出場の仲村充(社3)が好セーブを連発。これを契機に流れを掴みたい所だったが、東海大もエースの佐藤立盛や堤裕太を中心に、素早いズラしから得点を重ねた。20分を経過して10ー10、終盤は打ち合いとなり、結局17-16と、法大が1点をリードして後半へ。
後半、高間アミン(経4)と内門竜之介(経4)のスカイプレーが成功すると、直後にも内門がパスカットからの速攻を決めて点差を3点に広げる。直後に3連取を食らって追いつかれるも、後半は「あの選手(東海大・佐藤)に対してはまず前で当たることを約束事として共有していました。エースにしっかりと当たれて、その後ろのカバーも統一してできたので、うまく抑えられたと思っています(内門)」と対策してきたディフェンスが機能した。
36分の山本晃大(スポ2)のカットインで流れに乗ると、そこから7連続で得点し、45分の時点で26-20。東海大はタイムアウトを取って立て直しを図るが、直後に法大が素晴らしいセットディフェンスを見せ、勝利を手繰り寄せた。その後は意気消沈した東海大相手に余裕のある試合運びで時計の針を進め、最後は松岡寛尚(経2)が決めて勝利。後半は”らしい”展開で収穫のあるゲームとなった。終了直後に主将が放った「楽しかった」という言葉がそれを表している。
「『これから始まるんだ、これが初戦だ』って思っています」。殊勲の活躍でチームを救った仲村はそう話した。明日は現役日本代表・徳田新之介擁する筑波大との対戦を控える。この良い流れを生かし、2連勝といきたいところだ。(下田朝陽)
選手コメント
内門竜之介
—試合を振り返って
楽しかったです。勝てて良かったです。
—後半は圧倒しての勝利でした
そうですね。先週は良くない試合をしてしまったので、しっかりと切り替えて臨みました。僕自身4年生で最後のリーグ戦なので、楽しくやっていこうと話をしていて、今日はその通りにやれたので良かったです。
—今週はどのような練習を
内容自体はそこまで変えていないですが、チームとして守備の部分で意識して取り組みました。特にミスをしてしまった時にチームとして盛り上げる意識付けを行いました。とにかく雰囲気を大事にして1週間やってきました。
—後半だけ見ればかなり大差をつけました
いつもは3、4点リードした時にシュートミスが重なってしまい、その後追いつかれる展開が多いのですが、その辺りは今日は良かったと思います。個人的にも多く点が取れたので、楽しくプレーできました。僕は相手のディフェンスだったり、キーパーの印象はあまり気にせずプレーしているので、今日は単純に調子が良かったのだと思います(笑)。
—東海大のエース・佐藤立盛選手への対応は
あの選手に対してはまず前で当たることを約束事として共有していました。エースにしっかりと当たれて、その後ろのカバーも統一してできたので、うまく抑えられたと思っています。それ以外の選手に関しては、多少やられるのは仕方ないと考えていました。
—今後はチーム、個人と何を目標に戦いますか
チームでは昨季達成できなかった勝ち点2桁を目標にやっています。3枚目にも沖山が帰ってきて、本当に頼もしいやつなので、またここから頑張っていきたいと思っています。
—その沖山選手の長所はどう見ていますか
メンタルが強いところが長所だと思います。先週の2試合もチームが苦しい中で、彼は試合中でも僕に対してずっと声をかけてくれました。そういう選手がいて、ありがたいなと思っています。来週も頑張ります。
沖山葉太
―今日の試合を振り返って
先週は2戦ともぼろ負けしてしまったんですけど、チームの雰囲気としてそこで落ちないで東海大戦には絶対勝つぞ、東海が初戦だという気持ちで臨みました。自分も出場が決まっていたので活躍できたらという気持ちで臨みました。
―対戦相手の印象は
身長が高くて、能力も高い選手が多いんですけど、そういう選手からいかに守るかが今日の鍵になったかと思います。そこはいい感じに潰せました。
―後半失点が少なくなりましたが、ディフェンス面での変化は
ディフェンスは、前半でやられていたところをハーフで話し合って、小さなミスを減らしていきました。そうしたら相手もミスしてくれるので、その流れで雰囲気よくプレーできました。
―相手エースの対策は
相手の佐藤立盛さんはロングシュートがめちゃめちゃうまいです。それを決められちゃうと相手も乗ってしまうので、そこを100%守るという気持ちでディフェンスしました。
―今季リーグ戦は久々の出場となりました
昨年の春ぶりですね。3回目だったんですけど膝の前十字靭帯をけがしていて、全治8か月くらいでようやく復帰できました。しばらくやっていなかったので、不安もありました。その期間は、リハビリと相手の分析など、チームのサポートをしていました。
―今季の目標は
ディフェンスで持ち味を出して、相手の選手に痛い目見せてやりたいですね(笑)。
―次節へ向けて
明日は筑波戦なんですけど、代表の選手もいるので負けないように、当たりを強く、相手に嫌な印象を与えられたらなと思います。
仲村充
ー今日の試合を振り返って
前半はどっちのチームも失点が多かったです。ハイスコアになってしまいました。改善点としてはもっとディフェンスを締めることですね。後半はディフェンスをもっと締めるっていう意識があったので良かったと思います。
ー途中出場として流れを変えるナイスセーブがありました
途中から出るということは前半の相手のシュートコースを見れるのでどの辺に来るのかってことを意識して出ました。コースを読めるように意識しました。
ー止めるのが得意なシュートコースは
特にないんですけど、ロングシュートは止められる方だと思います。なんとなくロングシュートは止めやすいです。
ー開幕からの連敗、今日の勝利で現在のチームの雰囲気は
連敗してしまったんですけど今日勝てて「これから始まるんだ、これが初戦だ」って思っています。連敗のことはきっぱり忘れようっていう感じです。
ーけがの状態は
国体(国民体育大会)の時にけがをしてしまいました。そんなに重いけがではなかったんですけど完全に治したかったので。ちょっと痛いときもありますけど基本的にはもう大丈夫です。
ー次戦にむけて
次の対戦相手が筑波大で昨年の春が引き分けって形でおわってるんですけどその相手に勝って白星をつけたいです。
フォトギャラリー
- 沖山は守備で大活躍/li>
- チーム最多となる10得点を挙げた内門
- 1年生の柿沼は終盤に出場
- 2枚目でのカバーから得点につなげ、攻撃のタスクを担った福本
- 速攻からシュートを決める高間
- 竹野は今季初得点を含む4得点
- ベンチの雰囲気も終始良好だった
- 山本祐は序盤に勢いをもたらす得点