【ハンド】2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第7節 法政大33—22順天堂大 堅牢なディフェンス光る 11点差の快勝で2連勝!
2017年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第7節 法政大—順天堂大
2017年9月16日(土)
明治大学和泉キャンパス
日大に勝利した波に乗りたい今日の順大戦。序盤こそ一進一退の攻防になるも、仲村充(社3)の好セーブもあり、リードして折り返す。後半もディフェンス陣が冴え渡り、相手を9点に抑え勝利。2連勝となった。明日は全勝中の国士舘大と対戦する。
試合結果
トータル試合結果
33 法政大学 |
16 | 前半 | 13 | 22 順天堂大学 |
---|---|---|---|---|
17 | 後半 | 9 |
スターティングメンバー
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 仲村充 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
CB | 山本祐輝 | 社会2・浦和学院 | 3 | 19 |
RB | 内門竜之介 | 経済4・鹿児島工業 | 4 | 40 |
LB | 松岡寛尚 | 経済2・藤代紫水 | 8 | 36 |
RW | 竹野恭平 | 社会4・法政二 | 5 | 10 |
LW | 高間アミン | 経済4・富岡 | 8 | 36 |
PP | 下條輝 | スポ健4・法政二 | 4 | 20 |
交代選手
ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
GK | 深井亮太 | 理工3・浦和学院 | 0 | 0 |
CB | 山本晃大 | スポ健2・大分雄城台 | 1 | 12 |
RB | 沖山葉太 | スポ健3・法政二 | 0 | 1 |
LW | 田島走 | 社会3・藤代紫水 | 0 | 0 |
RW | 本田悠也 | 社会1・大分 | 0 | 0 |
PP | 柿沼健吾 | 社会1・藤代紫水 | 0 | 3 |
秋季リーグ 結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 8月26日(土) | 中央大 | ●26-37(詳細) | 日本大八幡山 |
2 | 8月27日(日) | 早稲田 | ●18-33(詳細) | 日本大八幡山 |
3 | 9月2日(土) | 東海大 | 〇34-25(詳細) | 日本大八幡山 |
4 | 9月3日(日) | 筑波大 | ●29-31(詳細) | 日本大八幡山 |
5 | 9月9日(土) | 日体大 | ●28-29(詳細) | 国士舘大多摩 |
6 | 9月10日(日) | 日本大 | 〇29-28(詳細) | 日体大健志台 |
7 | 9月16日(土) | 順天堂 | ○33-22 | 明治大和泉 |
8 | 9月17日(日) | 国士舘 | 茨城県水海道 | |
9 | 9月23日(土) | 明治大 | 国士舘大多摩 |
戦評
前節で日大に8季ぶりの勝利を飾り、波に乗る法大。今節でも勢いそのままに見事な試合展開を見せた。
試合は順大の得点でスタート。すぐに取り返したい法大だったが、順大のディフェンスに阻まれ追いつくことができない。しかし、法大ディフェンスも冴え渡り、GKの仲村充(社3)が好セーブを連発。3分に内門竜之介(経4)が待望の得点を挙げるとその後は交互に点を取り合う展開に。流れが変わったのは21分。PTを獲得するとこれを高間アミン(経4)が確実に決め、その後2連続得点で点差を3点とし、試合のペースを握る。前半終了間際には高間がパスカットからシュートを決め、16-13の3点リードで前半を折り返す。
後半も流れを渡さずにいきたい法大はまたも仲村が好セーブを見せる。後半は特に好セーブが光った仲村。後半開始5分まで順大に得点を許さない。10分の順大タイムアウト時には21-14とその差は7点に広がっていた。しかし、余裕の試合展開かと思われた矢先の17分、内門が2分間退場の判定を受ける。人数で劣る法大は素早い攻撃で点を決められ、ベンチに暗雲が立ち込めるが、18分に高間がサイドからスピンシュートを決める。その直後には2分間の退場から戻った内門がすぐさま得点し、再び流れを引き寄せた。その後は順大のエース古屋に点を決められる場面が見られたものの、法大オフェンス陣も中央から松岡寛尚(経2)、サイドからは竹野恭平(社4)など、多彩な攻撃で着実に点を重ね、危なげない試合展開に。終わってみれば33-22の10点差で勝利。最後まで法大のペースで試合を終えた。
法大はこれで連勝。リーグ戦は3勝目となった。誰が見てもわかるようにチームの状態は上向きだ。次の相手は強豪の国士舘大。今の勢いそのままに勝利し、順位を1つでも上げていきたいところだ。(山﨑有馬)
選手コメント
竹野恭平
―今日の試合を振り返って
相手は勝ち点を稼いでいるチームだったんですけど、ビデオの映像を見る限りは勝てる相手だと思っていました。ミーティングでやったことが全部活きた、すごいいい試合だったと思います。
―ミーティングではどのような話を
順天堂の特徴は、すごい高い3:3のディフェンスなので、それに対して焦らずに攻めるというのと、あとは裏でクロスとかサイドで切って行ったりして、どんどん崩していくというのを意識してやっていました。
―今日の自身のプレーを振り返って
自分としては、いつもよりディフェンスの時に皆に声をかけて、盛り上げられたかなと思います。順天の方はすごい盛り上がっていたので、それに負けないように声を出そうと思って、それがうまくいきました。シュートは、相手のキーパーが自分と相性のいいタイプだったので、それがうまく入ったのかなと思います。
―特に今日は積極的に攻めているように感じました
前の試合のような低いディフェンスみたいに、自分が角に行っていたら全然崩せないので、色々と動くようにしました。自分が決まらなくてもずれた場所に晃大(山本)とか内門とかが決めてくれるので、そのサポートのようなことができればいいかなと思ってプレーしていました。
―リーグも終盤となってきましたが、意気込みを
目標は4位以内だったんですけど、それはちょっと無理なので、でも勝点が8とか10とかになれば、ここ何年間でもすごいことだと思います。今は勝点6なので、最後は爪痕を残せるように頑張りたいと思います。
沖山葉太
―試合を振り返って
今日負けると入れ替え戦が見えてくる試合だったのでみんなの気合いが入ってました。試合中ずっと切れることなく、集中してできてたと思います。
―2連勝ということになりましたが
連勝もそうですが、自分たちは勝つことが少ないチームなので1個勝つだけでも凄く嬉しいです。練習から次のことは考えずに1個、1個の試合に勝ちに行こうとしてる成果だと思います。
―相手の印象は
相手は個人の能力が高く、スピードも速いので、一人一人を潰していくことができれば勝機はあると思ってました。今日はいい形で潰すことができたので点差が開いたと思います。
―シーズンが進むにつれてディフェンスが改善されてるように思いましたが
ディフェンスのシステムとかはあまり変えていないですが、選手一人一人の考え方が変わって勝つぞという気持ちが強くなってきたことが大きいと思います。
―ディフェンスをやっている中でのこだわりは
今はディフェンスしかやっていないので、体力が有り余ってます。なので足を動かしてこっちから止めに行く気持ちでやってます。相手が突っ込んで来てくれたら、それはそれでありがたいので、痛い思いをさせるくらいの気持ちでやってます。
―次戦へ向けて
受け身にならずにハングリー精神で頑張りたいです。
仲村充
ー試合を振り返って
まず、オフェンスは練習通りにできた結果、この点数を取れたと思うので良かったと思います。ディフェンスは前半はやられてしまった感じがありました。後半はもっと締めよう、と声をかけて修正することができたので、そこは良かったと思います。
ー今日はスタートからの出場でしたが
自分は上からのシュートを止めることが持ち味なので、その仕事をいつも通りしっかりとこなせるように意識してやりました。
ー相手の攻撃に対する対策は
順天堂には古谷選手というすごい選手がいるんですけど、その人にはやられました。でも、もう1人佐藤選手というマークしていた選手がいて、その選手には積極的に当たれたり、きつくマークをつけれたのでやられずにすんだと思います。
ー勝負所で好セーブを連発しましたが
そうですね。結果的にたくさん止めることができましたけど、まぐれだと思います(笑)
ーこれで2連勝ですが、チームの雰囲気はどうですか
今はとても良い感じですね。残り2戦あるんですけど、それを落とすのいつも通りの感じになってしまうので、2連勝して過去最高の勝ち点をとりたいです。
ー次戦に向けて
国士舘はあまり戻らないというイメージがあるので、点をとられたとしてもリスタートでどんどん食らいついていって接戦にもっていき、勝てれば良いと思います。
フォトギャラリー
- 果敢にシュートを狙う山本晃
- ディフェンスに阻まれながらもシュートを放つ下條
- 沖山はディフェンスで活躍
- 前節に引き続き絶好調の松岡
- 竹野は相手DFを崩しシュートチャンスをつくった
- 山本祐は速攻で得点を決めた
- 今季チーム内最多得点の内門
- 好セーブを連発し勝利に貢献した仲村