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【アメフト】秋季関東リーグ第2節 対中大戦 雨の中の熱戦!延長の末、まさかの敗北

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【アメフト】秋季リーグ第2節 対中大戦 雨の中の熱戦!延長の末、まさかの敗北

2017年9月18日(土)
アミノバイタルフィールド

安定した力を見せ勝利を挙げた立大戦から2週間。関東制覇への道は視界良好かと思われた。しかし迎えた中大戦では、序盤こそスタートダッシュで先行するも、2Qに同点とされ、試合はオーバータイムへ。先行となった中大がTDを決め、法大もTDを狙うも最後はランプレーを読み切られ万事休す。手痛い1敗目を喫した。

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雨の中、激戦は中大に軍配があがった

試合結果

トータル試合結果

21 14 1Q 0 21
0 2Q 14
0 3Q 0
法政大学 7 4Q 7 中央大学
 

 オーバータイム

0

OT

6
法政大学 中央大学

 

 試合得点

Q 時間 ポジション 選手 得点方法 TFP
1 4:48 RB 小林颯希(法2) TD
1 8:48 WR 高津佐隼矢(キャ3) TD
4 9:59 QB 馬島臨太郎(キャ4) TD

戦評 

甲子園へ行くために確実に勝利を手にしたい法大は昨年、4位の中大との戦いに臨んだ。
第1Qは中大のキックオフによって始まった。WR高津佐隼矢へのパスが通り、1stdownを更新し、これを機に着実に前へボールを運び、相手に隙を見せない。その後もWR別府 紘行(文4)が50yds地点から21ydsボールをキャリーし、一気に中大を追い込む。法大オフェンス陣の勢いは止まらず、RB小林 颯希がTD。攻守交代後もDB藤田 廉三郎(国文3)などのタックルが相手の攻撃を封じ、1stdown更新を許さない。再び法大に攻撃のチャンスが回ってくると、QB馬島 臨太郎(キャ4)の武器であるロングパスを高津佐が見事キャッチ。そのまま、エンドゾーンにボールを運び、TDを決めた。
そのまま波に乗るかと思われた第2Q。第1Qとは打って変わって、今度は中大が序盤にTDを決める。攻撃権が法大にまわってくるも、中大の流れを断ち切ることが出来ず、1stdown更新ならず。勢いを増す中大は着実にボールを前へ進め、TD。第2Qが終了した時点で、2TDを決められ、同点で前半を折り返す。

後半、雨が強くなるなか、中大の勢いが止まらない。じわじわとボールを進められるも、要所で法大ディフェンス陣が奮起し、LB寺林翼(文3)のタックルで攻撃の芽を摘む。試合は動かず、第4Qへ。
第4Qに入っても攻守は一進一退。しかし残り4分、一瞬の隙をついた中大が、パスプレーから鮮やかなTD。この試合初めてリードを許す。しかし直後のキックリターンから法大は反撃を開始。小林颯が敵陣44ydsからビッグゲインを見せ、一気にボールを進めると、最後は馬島が押し込みTD。残り2分、土壇場で同点に追い付いて見せる。
勝負のオーバータイムは中大が先行を選択。試合はオーバータイム開始直後に大きく動き始める。中大はロングパスから一気に進軍すると、2nddownですぐさまTD。キックは外れ、0-6でリードを許す。対する法大のオフェンスは勢いに呑まれ、1stdownを更新できず。最後は高津差がランプレーで更新を狙うも、読みきられ万事休す。まさかの一敗となった。

昨年2位の慶大が2敗目を喫すなど、まさに混戦となっている関東リーグ。負けこそしたものの、甲子園への道が閉ざされたわけではない。この試合で見えた課題を克服し、いかに今後につなげるかが重要だ。次節は慶大を破った日体大との対戦。言葉通り「負けられない」戦いが始まろうとしている。(高橋歓菜、阿部暁野)

選手コメント

小山克成 主将

ー今日の試合を振り返って
雨ということもあったんですけど、普段日頃から雨の日でも練習していて、こういう日のために雨のことも想定して練習はしていたんですけど、雨の日に対する練習が足りなかったのかなと。詰めの甘さが出たかなっていう感じはします。

ー詰めの甘さとは
具体的にはオフェンスもディフェンスも負けてはいなかったので、ただファンブルを落としてしまったりとか、4thdownなのにスペシャルでやられてしまったりとか、締めなければいけないところで締めれなかったのかなというのは感じました。

ー今日の負けをどう捉えてますか
前回、慶應さんが負けていたんですけど、僕からしたら去年の甲子園に行った早稲田も1敗してから勝ち上がっていったので、しっかり甲子園を狙いつつも、チーム全体でこの負けをターニングポイントとして、チームをもう一段階上のレベルに行けるようにする。そういった意味で僕にとっては大事な試合だったかなと思います。

ーこれで2試合終えましたが、他大の印象は
去年は上位校と下位校でそれぞれ4つに分かれたんですけど、今年は下だろうが強いチームが多いのですね。全試合、気の抜けない試合が続くので、そういう意味では今日は思い知らされたかなと思います。

ー去年最後に戦った早大や慶大の印象は
慶應に関しては僕の中では春もやったので、互角に渡り合えるかなという感じですね。早稲田に関しては部員も多くて、結構接戦に強いチームだというのを感じているので、プレーとかではなくもう少しチームワークとか団結力とかのそういうタフさではまだまだ劣っているかなと感じます。

ーTOP8の大学の力というのはぼぼ互角だと
そうですね。点差とか関係なく、いつどこが行ってもおかしくないかなという感じはします。

ー次の試合に向けて
次の試合ではチームしてさらにステップアップして、より団結力の強いチームを目指します。また、詰めの甘さがというところをしっかり練習の段階でしっかり細かいところも指摘していって、細かいミスに関してもっと詰められるように仕上げていきたいと思います。

徳山翔輝

―今日の試合を振り返って
前回の試合を踏まえてタックルと集まりを挙げていたんですけど、タックルの部分で負けていたのは、2週間取り組みが甘かったのかなとは感じでいます。でも負けたといっても力の差が歴然というわけではないので、自分達のミスを立て直せなかったことが原因かなと思います。

―中央大のオフェンスの印象は
思ったよりQBが走ってきたかなというのは予想外でしたね。OLの強さとか、RBのカットとかはスカウティング通りだったんですけどそこだけですね。あとはパスに崩れてしまったときに対処しきれなかったのは自分達のミスかなとは思います。

―今日のディフェンスを振り返って課題は
やっぱりタックルですね。

―今後その課題に向けてどのように取り組んでいきますか
まずは意識のところから変えていこうと思います。立教が終わってタックルを課題に挙げて、それをアプローチして練習してきたにも関わらずできなかったというのは自分達で重く受け止めて、また同じような練習を質を上げてやっていきたいと思います。

―次の試合に向けて
絶対勝ちます。

小林颯希

―今日の試合を振り返って
立教戦でスタートが悪いと言われて、それを克服しようと2週間やってきました。それを活かして1stシーズンできたのはチームとして2週間で成長できた部分だと思います。最後の勝敗の部分でまだまだ足りないものがあったかなと思います。

―TDも決められましたが、中大ディフェンスの印象は
スカウティングをしているなかで、そんなにタックルも強くないし、一回のタックルじゃ倒れないだろうなと思ってきたんですけど、それは予想通りで、タックルミスを誘ったりできたので、それは良かったかなと思います。

―この1敗が今後どのように影響してくるかとお考えでしょうか
まあここから全部勝てば日本一になれると思うので、甲子園行って勝てるように、ここからもっと詰めて練習していかなきゃなと思います。

―終始雨の中での試合でしたが
滑ったりとかは練習前の時点で武蔵小杉でしっかり練習していたので、そんなに不安とかはなかったです。

―次の試合に向けて
次日体大で、去年はランが全然出なかったり、結構悔しい思いをしているので、今年はランで勝ちたいと思います。

フォトギャラリー

  • IMG 0557 Re雨の中、激戦は中大に軍配があがった
  • IMG 0464 Reこの試合小林颯のボールキャリーは大きな起点となった
  • IMG 0507 Re高津佐のTDにチームは沸いた
  • IMG 0536 Re今後もDEF陣のタックルは大きな課題となる

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