【サッカー】第91回関東大学サッカーリーグ戦 第17節 法政大1-1明治大 総理大臣杯の再現狙うも…終盤のチャンス生かせず2試合連続引き分けに
第91回関東大学サッカーリーグ戦 第17節 法政大ー明治大
2017年10月14日(土)
法大城山グラウンド
1週間で3試合を戦う過密日程の中、その3試合目となった今試合。前半序盤に好機を決めきれず、41分に先制点を許して後半を迎えたが、上田綺世(スポ1)が同点弾となる3試合連続ゴールを決めて追いつく。その後も勝利を目指して戦ったが、決め手を欠いて引き分けとなった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 1 | 1 明治大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
41分 | 得点 | 明治大学 | 土居柊太 | 0-1 |
56分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世 | 1-1 |
69分 | 交代 | 法政大学 | ディサロ→紺野 | |
78分 | 交代 | 法政大学 | 青柳→長谷川 | |
83分 | 交代 | 法政大学 | 森→平山 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 13・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 8・1 |
4 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 11・1 |
5 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 11・1 |
30 | DF | 高木友也 | 経済1・法政第二高 | 1・0 |
24 | MF | 大西遼太郎 | 社会2・ジュビロ磐田Y | 8・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y | 8・0 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済3・三菱養和SCY | 14・2 |
11 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高 | 12・3 |
29 | MF | 森俊貴 | 情科2・栃木SCY | 6・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高 | 15・9 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高 | 5・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y | 12・3 |
23 | DF | 関口正大 | 現福1・新潟明訓高 | 7・0 |
10 | MF | 上田慧亮 | 経済4・前橋育英高 | 2・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高 | 16・0 |
14 | MF | 長谷川元希 | 現福1・大宮アルディージャY | 10・1 |
17 | FW | 平山駿 | 経済1・三菱養和SCY | 4・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 筑波大 | 41 | 17 | 12-2-2 | 41/13 | 28 |
2位 | 順天堂大 | 37 | 17 | 10-4-2 | 31/20 | 11 |
3位 | 流通経済大 | 31 | 16 | 10-1-5 | 29/22 | 7 |
4位 | 東京国際大 | 29 | 17 | 9-2-6 | 29/24 | 5 |
5位 | 東洋大 | 24 | 17 | 7-3-7 | 26/21 | 5 |
6位 | 法政大 | 24 | 17 | 7-3-7 | 28/28 | 0 |
7位 | 明治大 | 22 | 17 | 6-4-7 | 22/26 | -4 |
8位 | 専修大 | 18 | 17 | 5-3-9 | 21/26 | -5 |
9位 | 駒澤大 | 17 | 16 | 4-5-7 | 20/25 | -5 |
10位 | 慶應大 | 14 | 17 | 3-5-9 | 13/27 | -14 |
11位 | 日本体育大 | 14 | 17 | 4-2-11 | 22/37 | -15 |
12位 | 桐蔭横浜大 | 13 | 17 | 3-4-10 | 21/34 | -13 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月16日 | 筑波大 | ○2-1(詳細) | 味の素フィールド西が丘 |
13 | 9月23日 | 慶應大 | ●1-2(詳細) | BMWスタジアム平塚 |
14 | 9月30日 | 流経大 | ●0-1(詳細) | 竜ケ崎市立たつのこフィールド |
15 | 10月7日 | 専修大 | ○4-2(詳細) | 法大城山グラウンド |
16 | 10月10日 | 駒澤大 | △2-2(詳細) | 法大城山グラウンド |
17 | 10月14日 | 明治大 | △1-1 | 法大城山グラウンド |
18 | 10月22日 | 桐蔭大 | 東洋大グラウンド | |
19 | 10月28日 | 東洋大 | 中銀スタジアム | |
20 | 11月4日 | 順大 | BMWスタジアム平塚 | |
21 | 11月11日 | 東国大 | 保土ヶ谷公園サッカー場 | |
22 | 11月18or19日 | 日体大 | 未定 |
マッチレポート
ホーム3連戦の最後は、総理大臣杯決勝で対戦した明大との再戦。ここ2試合で6失点を喫している法大は最終ラインを中心にメンバー変更を施した。黒崎隼人(経3)を右サイドバックに起用し、左サイドバックにはリーグ戦初スタメンとなる高木友也(経1)を起用した。
10分、巧みなトラップで前を向いたディサロ燦シルヴァーノ(経3)がドリブルを開始すると、FKを獲得。これを自ら直接狙うが僅かに枠を逸れた。その直後にも明大の高いラインを突いて、青柳燎汰(現3)が左サイドに抜け出しクロス。再びディサロにチャンスが訪れたが、ゴールライン上でのブロックに遭った。コンパクトに陣形を保つ明大は、大西遼太郎(社2)・末木裕也(スポ2)のダブルボランチに後方から圧力をかけ、そこからのショートカウンターを連発。18分にはゴール前で決定的なヘディングシュートを打ち、28分にも中村健人が右サイドから切り込んでチャンスを迎えた。徐々にベースを握る明大に対し、法大は最終ラインのラインコントロールを中心に耐え、時折チャンスを作っていたが、41分に先制点を許す。小野雅史のシュート性のパスを受けた土居柊太に反転され、ゴールに押し込まれた。
後半、攻勢を強めた法大。51分、左サイドを好連携で崩し、高木がシュート。これは惜しくも外れたが、56分にも高木が左サイドを突破しCKを獲得すると、黒崎のボールを上田綺世(スポ1)が合わせ、同点に追いつく。その後は互いに一進一退の攻防が続き、法大は69分に紺野和也(現2)を投入。70分にはカウンターから抜け出し、ゴール前に絶妙なクロスを送るなど、ここ最近のスイッチとなっている紺野の投入で流れを引き寄せにかかる。71分にも、明大最終ラインの裏に上田綺が抜け出すが、GKを交わしきれず、チャンスをフイにしてしまう。明大も小柏剛を前線に投入し、勝ち点3を狙って前に出る。74分、バイタルエリアで受けた土居がミドルシュート。濡れるピッチを逆手に取り、GK前でバウンドする嫌らしいボールだったが、関口亮助(経4)がしっかりと弾き出した。83分にはゴール前での折り返しから小柏にネットを揺らされるがオフサイドの判定。最後まで勝利を目指した両チームだったが、痛み分けとなった。(下田朝陽)
選手コメント
高木友也
―試合を振り返って
最初に失点したのは良くなかったですが、もう1点取れるチャンスが多かったのでもったいない試合でした。
―付属校の選手で唯一メンバーに入っていますが
二高出身の選手は簡単には入れませんし、監督が変わってからは誰一人入ることができていませんでした。僕はセレクションで選ばれて、一番下から地道にやってここまでこれたと思います。
―後半の序盤には惜しいシュートも見られました
あれは自分が思い描いた通りのシュートでした。でも右足の精度が足りなかったので、もっと練習して決め切れるようになりたいです。
―後半の入りでの意識は
後半はしっかりとゼロで抑えるためにはっきりとやって、それでうまく試合に入れればなと思いました。
―雨の影響でピッチが湿っていましたが
自分はドリブルが持ち味なので、下が濡れていてやり辛かったのですが、最低限のドリブルはできたかなと思います。
―次節に向けて
今回は惜しいシーンが結構あったので決めきるか、アシストができればいいと思います。
上田綺世
―試合を振り返って
自分が決めてれば勝てた試合だと思います。
―1得点では満足していない
それで勝てれば良いのですが、あと1点が必要な状況でチャンスを外してしまいました。そういう意味では満足できないですね。
―明大のDFラインはかなり高かったですが
自分はスピードに自信を持っているので、そこまで嫌な感じはなかったです。抜け出した時に何が出来るかというのをもっと突き詰めてやっていきたいです。
―最近は競り合いで負けるシーンも殆ど見られませんが
体の当て方であったり、競り方のバリエーションも増えてきていると思っています。飛び方に関しても、一番高い所でボールに当てられるように意識しています。
―それは大学で特に伸びた部分でしょうか
高校の時からジャンプ力には自信があったのですが、韓国遠征に行ったりだとか色々な選手と対戦していく中で身につけています。
―例えば専大戦のヘディングシュートなんかは理想的でしょうか
あれは競り方というより、自分のパワーで持っていったシュートでした。高いジャンプから決められたのは自信になりました。
―得点ランキングは意識されていますか
得点ランキングは正直あまり興味ないです。チームが勝てれば良いと思っています。そこを意識してしまうと、勝てなくてもOKになってしまうきがしていて。それは絶対に嫌だと思っています。これは良く言っていることなのですが、『ハットトリックしても負けたら意味がない』と考えていて、それならば1点取って1-0で勝った方が価値があります。勝つための得点を取ることが大切です。
―城山グラウンドで3連戦を振り返って
失点が止まらなかったので、そこは改善すべきだと思います。失点してしまったことはどうしようもないですし、それは次の試合から修正すれば良い事だと思います。試合中で出来ることは、『それ以上の得点を取る』事ですので、自分が点を取って引っ張っていけるようにやっていきたいです。
―次節に向けて
チームが勝つための得点を必要なだけ取ります。
フォトギャラリー
- ディサロは前半に決定機を迎えるも得点ならず
- 好調を維持する上田綺はヘディングで同点弾
- 黒崎はCKから上田綺の得点を演出
- 相手への脅威となり続けた青柳
- 前線との絡みでチームに貢献した末木
- 紺野は途中出場も見せ場を作れず
- 久々の出場となった平山
- 高木はリーグ戦初先発ながら積極的な攻めの姿勢を見せた