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【自転車】第53回全日本学生自転車競技トラック新人戦・東日本大会 矢部が4kmIPで初優勝!上野も1kmTTで優勝を果たし2冠達成!

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【自転車】第53回全日本学生自転車競技トラック新人戦・東日本大会 矢部が4kmIPで初優勝!上野も1kmTTで優勝を果たし2冠達成!

第53回全日本学生自転車競技トラック新人戦・東日本大会
2017年10月15日(日)
福島県泉崎国際サイクルスタジアム

新体制が始動し最初の大会となる新人戦。1,2年生のみと若さ溢れる大会だが、その中で矢部駿人(営1)が大学初優勝となる勝利を4kmIPで挙げた。また、上野恭哉(営2)と五味大征(法1)が1kmTTでワンツーフィニッシュと今後の試合に向けて上々の滑り出しを見せた。全日本大学対抗選手権(インカレ)で優勝を果たした近藤翔馬(文2)はポイントレースで惜しくも2位に終わった。

※掲載が遅れましたことお詫び申し上げます。

DSC 8905 R
ワンツーフィニッシュとなった上野(中央)と五味

試合結果

4kmインディヴィジュアル・パーシュート 決勝

順位  選手名(学部・学年) 記録 
優勝 矢部駿人(営1) 4’48″516
17位 三好憲士郎(文1) 5’19″829

ケイリン予選 4組

順位 選手名(学部・学年) 記録  備考
1位 昼田達哉(法1) 11″85 1/2決勝進出

ポイントレース予選 1組

順位 選手名(学部・学年) 記録  備考
6位 鶴健志(文1) 4pt 決勝進出
8位 堀込統吾(法2) 3pt

ポイントレース予選 2組

順位 選手名(学部・学年) 記録 備考
2位 近藤翔馬(文2) 10pt 決勝進出
13位 相葉健太郎(人1) 1pt 予選敗退

1kmタイムトライアル決勝

順位 選手名(学部・学年) 記録 
優勝 上野恭哉(営2) 1’07″700
2位 五味大征(法1) 1’08″192

ケイリン1/2決勝 1組

順位 選手名(学部・学年) 記録  備考
3位 昼田達哉(法1) 決勝進出

ポイントレース 決勝

順位 選手名(学部・学年) 記録
2位 近藤翔馬(文2) 22pt
13位 鶴健志(文1) 2pt
19位 堀込統吾(法2) 1pt

ケイリン 決勝

順位 選手名(学部・学年) 記録 
4位 昼田達哉(法1)

戦評

4km インディヴィジュアル・パーシュート
 5組に登場した三好は林宗良治(日大)を対面に迎え、相手を上回る入りを見せる。しかし、そこからペースを上げることができず17位と落ち込んだ。
 5組終了時から降り始めた雨が次第に強くなった11組。出走した矢部もスタートからスピードに乗ると、2周目、3周目とさらにギアを上げて好タイムを刻んでいく。終盤の落ち込みもわずかな程度に抑えてフィニッシュ。その時点でのトップに立つと残りの組も矢部のタイムを越すことはできず。見事優勝となった。

ケイリン 予選
 昼田は3番手スタートとなったがペーサー伴走時から進出を開始すると残り2周半の時点でトップにつける。その後ペーサーが外れ各選手追い上げを図るが昼田はそれらを冷静に牽制し逃げ切って1着で入線。

ポイントレース予選
 1組には堀込と鶴が出場。最初のポイント周回で堀込が2着に入りポイントを獲得。すると、レースは荒れた展開に。落車が発生し2人が脱落となり集団が2つに分裂。さらには先頭集団がペースを上げて周回遅れとなる選手が多発するようになる。堀込と鶴は後方集団の前方について足をためていると3度目、4度目と連続して鶴がポイントを獲得。堀込と鶴の両選手が決勝進出となった。
 全日本大学対抗選手権(インカレ)をスクラッチで制した近藤は2組で圧巻の走りを見せた。スタート直後から大きく飛び出して半周差をつけた山本晃裕、新谷佳史(東大)を残り50mのところで捉え最初のポイント周回をトップで通過する。3度目のポイント周回も集団で足をため、磨きかかったスプリントが炸裂。ここでもポイントを獲得し決勝進出を確実なものとする。1年生の相葉も近藤の後ろにつき1点をもぎとったが着順差で決勝進出を逃した。

1km タイムトライアル 決勝
 他選手の棄権などにより同組対決となった上野と五味。両者好スタートを切ると呼応するかのようにスピードに乗る2人。ラスト300mとなってもそのスピードは衰えることはなく、コンマ4秒差で上野に軍配が上がった。

ケイリン 1/2決勝
 5番手スタートとなった昼田はペーサーが外れると前を行く姿勢を見せるが前の選手が蓋となり思うようなレース展開ができない。苦しんだ昼田だったが最後の直線で3位に入り込んで決勝へ。

ポイントレース 決勝
 予選のほぼ2倍となる72周で行われた決勝。予選を2位で通過した近藤は決勝でも序盤から積極的な走りを見せる。1回目のポイント周回を3位で通過すると、その後もポイントレースを主戦場とした荒井祐太(営4)を彷彿とさせる切れ味鋭いスプリントでメイン集団から逃げの選手たちをとらえる。レースの折り返しとなる6回目のポイント周回を終えて近藤は首位。同じく決勝に進んだ堀込と鶴だったがここまで無得点に終わる。潮目が変わったのは8度目のポイント周回終了時。集団後方に控えていた渡邊慶太(明大)が仕掛け、一挙にメイン集団と半周以上の差をつける。そのリードを保ったまま9、10、11回目のポイント周回を首位で通過。一気に近藤を抜いて先頭に立つ。勝負の行方は得点が2倍になる最終周へ。懸命に踏み込む近藤であったが最後まで渡邊をとらえることはできず悔しさの残る2位となった。鶴も2得点の13位。堀込は-1ラップとなり19位に終わった。

ケイリン 決勝
 決勝でも後方からのスタートなった昼田。ペーサーが外れレースが前方を窺うが相手も決勝まで勝ち進んだ強者。最後まで順位を上げることができず4位。

 本大会では4名の選手が表彰台に上がった。昨年の同大会で同じくポイントレース、ケイリンで表彰を受けた渡部将太(人3)、鈴木玄人(人3)は3年時にも好成績を収めている。本大会で活躍を見せた選手たちの来季に早くも期待が懸かる。(山崎志馬)

選手コメント

上野恭哉・五味大征

ー今日の試合を振り返って
上野:朝、入ってきたときに霧や気温だったりコンディション的には良くないなと思ったのですが、1kmは自分の力を入れて出し切れば結果出る種目なので自分の力を出そうと思って臨みました。
五味:気温が低かったことはありますがそれを言い訳にはしたくなかったです。まだ、上を目指せると思いました。

ー同組対決となりましたが意識するところはありましたか
上野:急きょ決まったことなので特にはなかったです。でも、一緒に出るからにはワンツー取りたかったです。
五味:自分もできれば負けたくなかったです(笑)

ータイムについては満足されていますか
上野:7秒台は合格点ですけどもうちょっと出せたら良かったなと思いました。
五味:あまり良くなかったのでもっと出せるようにしたいです。

ー今大会での1・2年生の活躍を振り返って
上野:自分が走る前は表彰台に乗ることはできるかなと思っていたのですが、ワンツーは予想外でした。
五味:自分も含めてこういったワンツーができたことについては満足しています。

ー次のレースに向けて
上野:六大学トラックも1kmに出るので、それは(鈴木)陸来さんも出るということでワンツー決められるよう頑張ります。
五味:自分は六大学には出ないので春に向けて冬はトレーニングに励みたいと思います。

 

矢部駿人

ー今日の試合を振り返って
今日はいいタイムを狙って走っていたので、あまり順位を気にしていませんでした。タイムに順位がついてきたという感じです。

ー競技の対策はどのようなことをしていましたか
日頃のトレーニングで本番に近い練習ができていたので、今日の寒い中でしっかり走れていたと思います。

ー雨の中でのレースで気をつけたことはありますか
本番前でギアを少し気にしていたぐらいですね。

ー1人で記録を計測する競技でしたが、その時に考えていたことなどありますか
あまり周回を見ずに、残りの距離を考えないようにして、出来るだけ集中して走るようにしました。

ー今日の大会での収穫は
自分の走り方がやっとわかってきたかなという感じです。

ー次の試合の抱負など
今日のタイムを少しでも縮められるようにできたらなと思っています。

 

昼田達哉

ー今日の試合を振り返って
今日はまあ、僕は寒いのが苦手で、寒い気温の中で決勝に行けるかなってのもあったんでしたけど、決勝で走れて良かったです。

ーご自身ではどのようなレース展開をしたいと思っていましたか
予選では自力で最初から行こうと思ってて、準決は決勝に上がろうという走りと、決勝はもう、周りに身を任せてというかそんな感じで行きました。

ー予選では1番手で、あとの2つは後ろからのスタートでしたが、どちらの方がレースをやりやすいですか
一番前の方がしやすいですね

ー予選では自力で行こうっていう考えもあって、1番目に行かれた感じですか
早稲田の人が僕の高校の先輩で、一緒に走ろうみたいな感じで

ー決勝では4位という結果でしたが
決勝のレースはもうみんな強くて、手も足も出なかったです。

ー今回のレースの雰囲気はいかがでしたか
雰囲気は1,2年生ばっかりで、将来この2,3年くらい一緒に戦って行く人たちなんで、やっぱ、自分のレベルよりはまだ上だなって感じましたね。

ー今大会での収穫や課題は
収穫は今風邪ひいていて、もう体調管理ですね

ー次はどのレースに出場されますか
次は全日本オムニアム、長距離のレースでちょっとチャレンジしてみようかなと思います。

ー次のレースに向けて一言
次はもう長距離選手ばっかりなんで、ちゃんとついて行けるような足を作って、その次のトラックレースにも出るんですけど、その時は今日以上の成績を残したいと思います。

 

フォトギャラリー

  • DSC 8905 R新体制初戦は上々の滑り出し
  • DSC 7172 R雨の中でのレースなった矢部
  • DSC 7011 R三好はタイムを伸ばすことができなかった
  • DSC 7796 R近藤の後ろに控える相葉
  • DSC 8814 R惜しくも優勝を逃した近藤
  • DSC 8131 R唯一の7秒台を記録した上野
  • DSC 8866 R昼田は決勝で力の差を見せつけられた
  • DSC 8919 R更なる向上を誓った矢部
 

 

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