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【陸上競技】第30回上尾シティマラソン エントリー争い激化! 大畑63分台の好走で箱根路へ一歩前進

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【陸上競技】第30回上尾シティマラソン エントリー争い激化! 大畑63分台の好走で箱根路へ一歩前進

第30回上尾シティマラソン
2017年11月19日(日)
上尾運動公園陸上競技場~上尾市内~上尾運動公園陸上競技場

 今年も各校の主力選手が多く出場した上尾シティマラソン。法大からは全日本大学駅伝のメンバー外選手が12人出場。箱根本戦に向け層の厚さを他校に見せつけた。

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大畑はチーム内唯一の63分台をマーク

試合結果

個人結果

全体順位 法大内順位 名前 記録
28位 1位 大畑和真(社3) 1時間03分56秒
44位 2位 増田蒼馬(経2) 1時間04分32秒
54位 3位 岡原仁志(経2) 1時間04分43秒
67位 4位 松澤拓弥(社2) 1時間05分00秒
98位 5位 阿部泰久(理工3) 1時間05分30秒
122位 6位 坪井慧(経2) 1時間05分50秒
133位 7位 佐々木虎一朗(スポ2) 1時間06分01秒
162位 8位 園田憲佑(社4) 1時間06分43秒
203位 9位 中村雅史(経1) 1時間7分32秒
230位 10位 田辺佑典(経1) 1時間8分15秒
292位 11位 狩野琢巳(社3) 1時間9分41秒
DNF   田上鷹弥(経2)  
DNS   強矢涼太(経2)  
DNS   竹腰皐生(2)  
 

戦評

4年ぶりに出場した、全日本大学駅伝(全日本)を10位という結果で終えた法大。この上尾ハーフマラソンには箱根に向けた最後のアピールとばかりに、全日本や出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)には出場しなかった選手が多くエントリーした。メンバー争いは熾烈を極めている。

風が冷たく、寒さに凍てつく秋晴れの中行われた今大会は、トップのサイモン・カリウキ(日本薬科大)が61分台を叩き出すなど好タイムが狙えるコンディションの中で行われた。法大のトップは大畑和真(社3)で63分台。続く増田蒼馬(経2)も64分32秒と好タイムをマーク。2週間前に全日本を走ったばかりの岡原仁志(経2)も後半10キロで失速したものの、64分台で完走してみせた。

来月上旬に箱根駅伝のエントリーメンバー16人が発表される。今大会にはライバル校から多くの主力選手が参加していた。法大のランナーはそれぞれ、自分とライバル校との距離を認識することができただろう。箱根までの約1ヶ月間その距離を埋めるべく、努力が求められる。その努力の先には、目標としている箱根総合順位7位以内達成という栄光が待っている。(青木義貴)

監督・選手コメント

坪田智夫 駅伝監督

―試合を振り返って
まずまず走って欲しいメンバーが走ってくれたのと、新しい戦力がまた出てきたので、他の大学と比べると差はあったのですが、これはこれで良かったかなと思います。

―大畑選手が63分台で走破しましたが
力を考えるとよく走ったかなという印象です。彼は大きな大会で走る経験があまりなかったので、大きな収穫だと思います。

―この大会の位置付けは
上の選手たちは出雲、全日本とやってきていますし。積み重ねも大事ですので、トレーニングに集中させています。今回出場したメンバーというのが、世田谷(246ハーフマラソン)等も含めて中堅どころの選考という意味合いが強い大会かなと思います。そこに関しては、本人たちにも伝えていますし、ある程度力を出して切れないとメンバーからは漏れてくるよという話は伝えました。

―主力が昨年出ていた大会(10000m記録挑戦会等)にはエントリーさせていませんが
昨年は(箱根駅伝)予選会から試合がなかったので。今年は出雲、全日本と試合がある中でロードで叩いていますので、10000mの記録などを狙うというよりは、いいコンディションで本番に臨むことが大切かなと思います。

―現在の全体の調子は
年々層が厚くなってきているのは実感しています。メンバーを入れ替えながら出雲、全日本と臨めましたし、今日も駅伝を走っていない大畑が力を発揮してくれたので、確実に1人1人上がってきています。ケガで出遅れていた細川(翔太郎,経4)や東福(龍太郎,経3)なども順調に復帰していますので、非常に楽しみなメンバー選考になるかなと思います。

―強矢選手の棄権に関しては
また違う準備のために今回は走らなかった感じです。

―この大会に出場した選手に期待することは
今回走った選手の中で、1区や2区を走るような選手は出ないと思うので。しっかり緊張感を持って当日を迎えて欲しいなと。本当に入れ替わりが激しいので、今日走れた大畑や岡原、松澤などもちょっとでも調子を崩すと簡単にメンバーを外れてしまうということを頭に入れて頑張って欲しいです。

―最後に箱根に向けて
大学関係者からの期待もすごく感じています。いい形で2日を迎えるのではなく、3日に全員にいい結果を報告したいなと思います。

 

大畑和真

―レースを振り返って
 目標としては63分50〜55を目指していて、63分台は絶対に出そうと決めてたので、自分の目標タイムを出せてホッとしてます。

―事前に決めていたレースプランは
 最初は余裕を持ちながら3分ペースで、走って後半の5㎞でどれだけ粘れるかを意識して走りました。

―チーム内順位はトップでした
 一応今日までの流れで練習を出来ていた手ごたえはあったので、その練習の成果が結果につながったと思います。

―1万メートルでも自己ベストを出しましたが調子は
 合宿明けで練習が調子よく出来ていたので、その流れで出せればと思ってましたけど、自分自身ハーフで結果が出せなかったので、ちょっと練習は出来てましたけど、不安もある中で、練習を出来ていたことが走れた要因だと思います。

―箱根のメンバー入りに向けて
 箱根の選考も兼ねたレースだったので、この後月末に富津合宿に参加して、そこでのメンバー争いがあると思うので、今日の結果を自信に繋げて練習でまたもう一段階あげていければと思ってます。

―ライバル視してる選手は
 特にはいないですけど、同学年は主力が多いので同学年には負けたくないですね。

―今後に向けて
 1、2年目は実力もなくて、チームに貢献する走りが出来なかったですけど、今日は結果を残すことができて、チームに戦力として加われるかもしれないので。今年は箱根駅伝で総合7位を目指してますけど、そこに向けて自分も戦力として、戦っていきたいなという気持ちです。

 岡原仁志

―どのようなレースプランで今大会に臨みましたか
 3分ペースくらいでおしていきたかったが、先頭集団についていくことができきませんでした。前半から早いペースでいくという予定でした。
―今大会のコンディションはどうでしたか
 若干のピーキングがありました。全日本での疲れが残っていましたが、2週間の間で疲労を抜いて、なんとかコンディションを合わせました。

―今回の自身の記録についてどのようにお考えですか
50点くらいだと思っています。10キロを過ぎたあたりから、タイムが失速してしまったので、そこで粘れることができれば、あと2,30秒はタイムが縮まったのではないかなと思います。

―今回で見つかった課題と良かった点は何ですか
10キロ地点までは余裕を持って走ることができましたが、後半の10キロで足が止まってしまいました。そんな中でもまとめることができたのは収穫となりました。

―チーム内で3位という結果はどのようにお考えですか
できればチームトップでの通過が目標でした。達成することはできなかったが、箱根に向けて挽回していきたいです。

―箱根に向けての意気込みをお願いします
まだまだ箱根までは時間があるので、練習をしっかり積んで、ピークを合わせていきたいと思っています。 

増田蒼馬

―今日のレースを振り返って
今日のレースはチームトップを狙っていたのでそれが取れなくて悔しいですが、目標の65分切りはできたので満足いってます。

―チーム内2位という結果について
出雲・全日本と出場出来なくて、メンバーを驚かせたかったのですが上に1人いるということが不満です。

―レースプランについては
タイムにこだわらず順位にこだわって走ろうと考えていて全部出せる力は出し切って前についていこうと考えていました。

―レースプラン通り走れましたか
前半はリズムに乗れて走れて後半も粘れたほうかなと思います。

―今日の結果は満足いくものでしたか
8割ぐらい満足いってます。

―残りの2割は
チーム内1位の大畑さんは高校からの先輩なので負けて悔しかったという点です。

―箱根に向けた課題は
今回は集団なので上手く力を借りてできたのですが箱根は単独走が多いと思うので自分の力でちゃんと20km近く走れるようになりたいです。

―課題を克服するには
ジョグの時間を長くしたり、後半ペースを上げるなど細かいことを少しずつやっていこうと考えています。

―箱根に向けた意気込みをお願いします
去年はこの大会上手く走れず箱根のメンバー落ちしてしまったので今後も怪我をしないでメンバー入り出来るように1日1日大事にして練習していこうと考えています。

松澤拓弥

―試合を振り返って
今日は63分台を目指して走ったのですが、スタートで転倒に巻き込まれてしまい、そこからタイムがズルズル落ちてしまいました。なんとか64分台は出せたのですが、少し悔しい結果になりました。

―チームで4位という結果については
チームの順位というよりは、自分の力を発揮できなかったのが少し悔しいです。

―2年生ということで、力のある同期の刺激は
青木(涼真,生命2)や佐藤(俊也,社2)などは強いので、いつも刺激は受けています。

―ハーフマラソンという長い距離に対しては
長い距離の方が適正はあるかなと思います。

―今日の走りの出来は
50%くらいです。

―最近のコンディションは
全日本の時からまあまあよかったのですが、今日の結果はあまり良くなかったので。

―最後に箱根に向けて
チームに刺激になるよう走りをできたらと思います。

フォトギャラリー

  • fffff大畑はチーム内唯一の63分台をマーク
  • ffffffff出雲にも出場した佐々木
  • ffffffffff狩野は苦しい走りとなった
  • fffffffffff増田蒼は安定した走りでチーム内2位
  • ffffffffffff3年連続のメンバー入りを狙う阿部
  • fffffffffffff岡原は後半粘り強さをみせる
  • ffffffffffffffffffffスタート時のアクシデントにもめげずに力走した松澤
  • ffffffffffffffffffffff苦しい走りとなった増田将
 

 

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