【自転車】第58回東日本学生選手権トラック大会2日目 主将・鈴木陸が1kmTTで3連覇達成!!1年生宮川もスクラッチで優勝!
第58回東日本学生選手権トラック自転車競技大会 2日目
2018年5月6日(日)
長野県松本市美鈴湖自転車競技場
昨日に続き快晴の下二日目が行われた東日本トラック。決勝種目が行われたこの日はスクラッチで宮川大和(キャ1)が優勝。主将の鈴木陸来(文4)は大会記録を更新する走りで1kmTT3連覇を達成。このほかにもポイントレースで渡部将太(人4)が4位、4㎞IPでも矢部駿人(営2)が2位となるなど充実の1日となった。
試合結果
女子 500mタイムトライアル 決勝
順位 | 名前(学部・学年) | タイム |
---|---|---|
12位 | 鈴木保乃華(文1) | 41.197 |
男子 ケイリン 敗者復活戦
組 | 順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
2 | 3位 | 鈴木玄人(人4) | ー | 敗者復活戦敗退 |
男子 4㎞インディヴィジュアル・パーシュート 決勝
順位 | 名前(学部・学年) | タイム |
---|---|---|
2位 | 矢部駿人(営2) | 4.51.041 |
男子 1kmタイムトライアル 決勝
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
1位 | 鈴木陸来(営4) | 1’03.747 | 大会新記録 |
6位 | 上野恭哉(営3) | 1’05.176 | ー |
7位 | 五味大征(法2) | 1’05.546 | ー |
女子 スクラッチ 決勝
順位 | 名前(学部・学年) |
---|---|
5位 | 鈴木保乃華(文1) |
男子 スクラッチ 決勝
順位 | 名前(学部・学年) | タイム |
---|---|---|
1位 | 宮川大和(キャ1) | 11’53” |
6位 | 鶴健志(文2) | ー |
9位 | 堀込統吾(法2) | ー |
21位 | 相葉健太郎(人2) | ー |
男子 スプリント 5-8位決定戦
順位 | 名前(学部・学年) | タイム | 備考 |
---|---|---|---|
2位 | 昼田達哉(法2) | ー | 6位入賞 |
男子 ポイントレース 決勝
順位 | 名前(学部・学年) | ポイント |
---|---|---|
3位 | 渡部将太(人4) | 14pt |
14位 | 中西啓(文1) | 1pt |
DNF | 近藤翔馬(文3) | 4pt |
戦評
女子500mタイムトライアル決勝
この日行われた最初の種目に第1組で出走した鈴木保だったがタイムを伸ばすことができず12位となった。
男子ケイリン敗者復活戦
この日の鈴木玄は後方からレースを進める。残り1周半を切り仕掛けた鈴木玄。しかし、鈴木玄の前方で単独での落車が発生。膨らむようにしてかわし、もがいたが届かず。敗者復活とはならなかった。
男子4㎞インディヴィデュアル・パーシュート決勝
予選を2位で突破した矢部は決勝で同じく1位通過の日体大・安田と対戦。レース中盤までは安田に引けを取らず好勝負を演じる。しかし、終盤に入り失速し安田から5秒遅れてのフィニッシュとなった。それでも実力者安田相手に奮闘した矢部には会場から多くの拍手が送られた。
男子1kmタイムトライアル決勝
法大からは五味、上野、鈴木陸が出場。最初に出走した五味がそれまでの最速記録を更新すると続く上野も五味のタイム上回る走りを見せる。法大勢最後は鈴木陸。東日本選手権トラック大会でこの種目2連覇中の鈴木陸はその実績通り、1分3秒台の好タイムを記録し見事3連覇を成し遂げた。
女子スクラッチ決勝
6kmで競われた女子スクラッチ。レースは逃げを打つ選手が現れると集団も動き独走を許さない。勝負はそのままスプリント勝負となり鈴木保は5位に入った。
男子スクラッチ決勝
女子のスクラッチに続いて行われた男子のスクラッチは10km勝負。スタートから3名の選手が逃げ法大の4名は集団から先頭を窺う。残り10周を切り逃げの選手も吸収されると残り6周となったところで相葉と宮川と日体大・平安山が集団から抜け出す。三人でのけん制が続きながらも集団との差を広げる。相葉が残り1周半で千切れるもそれまでのアシストを宮川は無駄にせず平安山を引き離し見事優勝。
笑顔でフィニッシュした宮川
男子ポイントレース決勝
このレースには近藤、渡部、中西が出場。4回目のポイント周回を終えて渡部が10pt、近藤が4ptを獲得するなど幸先の良いレースとなる。しかし、その後日大・佐藤、日体大・関根の大逃げが決まり二人でポイントを分け合う形に。集団との差も縮まらず近藤が千切れ、渡部もポイントを奪えない。9回目のポイント周回で中西が1ptを取るも逃げた二人を最後までとらえ切れずにレース終了。渡部が前半の貯金で3位に入るも悔しいレースとなった。
この大会が2018年度初めての選手権大会となった。2018年度の開幕戦ともいえるこの大会で主将の鈴木陸、ルーキーの宮川が優勝と上々の滑り出しとなった。団体種目では決勝進出を逃したもののメンバー編成など鑑みればこれからという部分も多い。一方で早大・明大が短距離種目で優勝。そして同日に行われた西日本学生選手権トラック大会では京産大が躍進するなど今年の全日本大学対抗選手権は混戦の様相を呈しそうだ。(山﨑志馬)
選手インタビュー
鈴木陸来
ー今日のレースを振り返って
先週から調子が良くて、合宿で走った感じと昨日走った感じでタイムは出るかなと思っていました。結果もうれしい結果で良かったです。
ー大会記録を更新しての3連覇でした
2連覇してたのを忘れていて昨日「明日勝ったら3連覇ですね」と言われて、ああ3連覇なのかと思いました(笑)。実際に3連覇できて良かったです。四年前も寺崎先輩が優勝していて法政が4連覇ということでうれしいというか安堵感があります。
ー1年生の活躍について
宮川の優勝が予想外だったんですけど、レース展開も良かったと思います。中西も練習では良くなかったんですけど、レース感と立ち回りでカバーできていたと思います。中原や落車した青島も3位に入った松崎も順調で入って早々いい感じのスタートを切れたのかなと思います。
ー今年はどの様な年にしたいですか
今年は個人戦、インカレ、全日本、国体とあるんですけど全部の大会で上位に入れるように頑張りたいと思います。
宮川大和
ー今日のレースを振り返って
相葉先輩のおかげで勝てました(笑)。
ー見事に逃げが決まりました
相葉先輩についていったらいけました。
ー大学での生活は
充実していると思います。朝がとても早いですが(笑)。
ー今年一年の目標は
TRSでクラス1に上がることです。
フォトギャラリー
- 3連覇を成し遂げた鈴木陸
- 5位となったが上野も奮闘した
- 宮川の優勝をアシストした相葉
- ポイントレースでの渡部㊨と近藤
- 堀込㊨と鶴も集団から追い上げたが表彰台には届かなかった
- 昨年からまた一皮むけた姿を見せた矢部
- 不完全燃焼となった鈴木玄
- 表彰台で笑顔を見せる宮川