【サッカー】総理大臣杯関東予選(アミノバイタルカップ)準決勝 法政大2-1駒澤大 初のアミノバイタルカップ制覇へ!高木友也&ディサロ燦シルヴァーノの殊勲のゴールで激闘制し決勝進出!!
総理大臣杯関東予選(アミノバイタルカップ) 準決勝 法政大ー駒澤大
2018年7月21日(土)
味の素スタジアム西競技場
決勝進出を懸けた駒大との一戦は、30分に先制を許し出鼻を挫かれるも、51分に高木友也(経2)の今季初ゴールで同点に追いつく。57分にはディサロ燦シルヴァーノ(経4)の華麗なフリーキックで逆転に成功。その後は無失点に抑え、なんとか逃げ切った。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大 |
0 | 前半 | 1 | 1 駒澤大 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
30分 | 得点 | 駒澤大学 | 薬真寺孝弥 | 1-0 |
46分 | 交代 | 法政大学 | 平山→田中 | |
51分 | 得点 | 法政大学 | 高木友也 | 1‐1 |
57分 | 得点 | 法政大学 | ディサロ燦シルヴァーノ | 2-1 |
68分 | 交代 | 法政大学 | 森→紺野 | |
77分 | 交代 | 法政大学 | 長谷川→上田 | |
79分 | 交代 | 法政大学 | 城和→末木 | |
83分 | 交代 | 法政大学 | 高木→関口 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・前所属 | 成績(出場・得点) |
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 | 4・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY | 4・0 |
4 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 4・1 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y | 3・0 |
26 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 | 3・1 |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y | 4・0 |
31 | MF | 城和隼颯 | 社会2・柏レイソルY | 3・0 |
16 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY | 3・0 |
11 | MF | 森俊貴 | 理工3・栃木SCY | 3・0 |
14 | MF | 平山駿 | 経済2・三菱養和SCY | 3・0 |
9 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY | 3・3 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 長島卓哉 | スポ3・東京ヴェルディY | 0・0 |
2 | DF | 森岡陸 | 現福2・ジュビロ磐田Y | 3・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 4・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 4・1 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 4・0 |
28 | MF | 田中和樹 | 社会1・浦和学院高 | 2・0 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 | 4・4 |
10 | FW | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 | 3・0 |
29 | FW | 佐藤大樹 | 経済1・北海道コンサドーレ札幌Y | 1・0 |
総理大臣杯関東予選日程
回戦 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 7月14日 | 平国大 | ○2-1 | 時之栖裾野G |
2 | 7月16日 | 東農大 | ○4-1 | 時之栖裾野G |
3 | 7月18日 | 流経大 | ○4-2(詳細) | 味の素スタジアム西競技場 |
4 | 7月21日 | 駒大 | ○2-1 | 味の素スタジアム西競技場 |
5 | 7月22日 | 明学大 | 17:30 KO | 味の素フィールド西が丘 |
マッチレポート
3回戦で流経大を下し、総理大臣杯への出場権を得た法大イレブン。アミノバイタルカップ初優勝への道のりが見えてきた中で迎えた準決勝は駒大と戦いを繰り広げた。
ハードスケジュールと酷暑が重なりコンディションが心配されたが法大の立ち上がりは良好だった。前半開始早々、ディサロ燦シルヴァーノのポストプレーから平山駿がシュートを放つと5分にもディサロの突破からチャンスを演出した。ボールホルダーへの激しいプレスと落ち着いたロングボールへの対処によりボールを拾える展開が続き、法大ペースかと思われた試合だったが前半折り返し地点での3分間のクーリングブレイクを終えた直後、ロングスローから一瞬の隙を突かれて先制点を許してしまう。続く34分には裏を取られてGKとの1対1を作られるがこのピンチには吉田舜が冷静に対応。何とか追い付きたい法大は41分にFW平山が低い位置でリズムを作りSBのオーバーラップを促して決定機を作るがゴールには至らず。0-1で前半を終えた。
迎えた後半は、鳴りを潜めた前半の攻撃陣が嘘のように相手陣内で攻撃を形作っていく。
すると、49分に決定機が訪れる。ディサロがPA手前で得たフリーキックを直接狙うも、これはバーに阻まれ得点ならず。しかし、直後の51分、「何が何でもシュートを打ち切ろうと思っていた」と話した高木友也がその言葉通りのプレーで魅せる。
途中出場の田中和樹からのボールを受けると、そのまま持ち上がりグラウンダーのシュートを放つ。これが相手選手に当たり、ゴールイン。
さらに56分には同点に追いついた勢いそのままに逆転に成功する。
相手PA左手前でフリーキックを獲得すると、蹴るのは再びディサロ。壁の外を巻く美しい弧を描くフリーキックが相手ゴールに吸い込まれた。
62分には田中が猛然と右サイドを駆け上がる黒崎隼人へとサイドチェンジし、最後はディサロがダイビングヘッドで合わせるも、惜しくも枠を外れた。
しかし、徐々に相手の両サイドバックの裏をついた攻撃や高さを活かしたプレーに苦しめられる時間が増える法大。
85分にはルーズボールの処理が遅れると矢崎一輝にシュートを放たれる。これはわずかバーの上を通り過ぎていった。その後も相手のロングボールを起点にした攻撃を水際で防ぐと、6分のATを耐え抜き、決勝進出を果たした。
決勝で法大の前に立ちはだかるのは、今大会でダークホース的存在として関東一部の強豪校を次々に撃破した明学大。関東一部の最後の砦として、そして、‘‘オレンジ戦士’’としての誇りを懸け、明学大の野望に終止符を打つ。(岩瀬斗真、赤染徳光)
選手コメント
ディサロ燦シルヴァーノ
ー試合を振り返って
先手を打とうという事で入りは良かったんですけど、前半のクーリングブレイクの後にちょっとした隙でロングスローからやられてしまうトラブルがありながらも後半のクーリングブレイクまでに逆転できたので結果的に粘り強くやれてよかったです。
ーチームとして立ち上がりが良かった中失点してしまう難しい展開でしたが、どのように切り替えて後半に臨みましたか
別にやられてた訳ではなく自分達のミスから失点してしまったのでそんなに気負っていなかったです。ちょっとチームが下を向いちゃう所もあったんですけど「自分達がやっている事をやり続ければ後は俺らが点取るから失点しないでくれ」みたいな感じで伝えて、ギアを上げて後半に入れました。
ー日程的にも気候的にも厳しい戦いでしたが最後まで前線での運動量が際立ちました
いい形でボールを蹴らせたら駒澤は飛距離を出してきたと思うので少しでもディフェンスラインが弾きやすいように寄せる事はスカウティングでも言ってた所だったのでそこは意識していました。
ー得点シーンを振り返って
ボールを置いた時に壁がやや内側気味かなと思って外側を通せば行けるかなと。上を狙ったらGKにボールが見えちゃうかなと思ったので低く速いボールを意識しました。前日の練習でも上手く蹴れてた部分はあったのでいい感触はありましたね。
ー決勝戦に向けて意気込みを
連戦で疲労はあると思いますけど、それは相手も同じだと思うので。ここで優勝できるかできないかで法政の今後の歴史も変わってくると思うので勝って関東1位で大阪に乗り込みたいです。
高木友也
ー試合を振り返って
開始早々に失点してしまったのは反省すべき点なのですが、焦れずに(その後は)無失点に抑えた結果、2点取ることができたので良かったと思います。
ー得点シーンを振り返って
自分はまだ得点だったりアシストができていなかったので、何が何でもシュートをうち切ろうと思っていて、気持ちで蹴った結果ああいう形になったので良かったです。
ー炎天下での連戦が続いていますが今日も上下運動を繰り返していました
2・3回戦はあまり運動量がなく、監督からも言われていたのでそこはしっかり意識していました。
ー3回戦同様相手はロングボールを多用してきましたが
ファーストをしっかり行くことや必ずカバーリングに入ること、クリアをしっかりして二次攻撃を防ぐということは意識していました。
ー決勝に向けて
アミノバイタルカップはまだ優勝したことがないので、必ず勝って優勝して大臣杯に行けるように頑張りたいです。
フォトギャラリー
- キャプテンの黒崎を先頭に入場
- 前戦からスタメンを大幅に変更
- アミノバイタルカップで再び定位置を確保した大西
- 黒崎は右サイドで上下運動を繰り返した
- ボランチの一角として出場した城和
- ディサロは攻守に渡って活躍
- ゴールを喜ぶディサロ