前節からスタメンを大きく変更した。（写真提供・法政大学体育会サッカー部）

マッチレポート

15節の立正大戦に勝利するも、16節の桐蔭大に惜敗を喫した法大。連敗を避けるべく、前節からスターティングメンバーを大きく変更し、順大との一戦に挑んだ。

開始から10分ほどは大きな動きなく試合が進行。試合が動いたのは16分、法大のゴールからだった。右サイドセンターライン付近で中川敦瑛（経1=横浜FCユース）と佐藤大樹（経4＝コンサドーレ札幌U18）がワンツー・パスでスペースを作ると、中川敦が右サイドから切り込み、シュート。ボールはポストに当たりながらもゴールネットを揺らし、法大は先制に成功。中川敦は2試合連続の得点となった。25分にも松井蓮之（スポ4＝矢板中央高）を起点に、中川敦が右サイドへ。中川敦がゴールエリア中央へ出したボールに佐藤大が飛び込むも、得点はならなかった。その後も両者互いの守備の隙を突きながらシュートまで持っていくも、得点には至らず。1-0で前半を折り返した。

自陣での時間が長くなった後半。52分には、右CKからグラウンダー性の球をさばかれシュートされるが、中川真（スポ2＝徳島市立高）がこれをセーブ。攻撃に転じた69分、田中和樹（社4＝浦和学院）が左センターラインから敵DF陣を突破。駆け上がりながらクロスをあげるも、これは敵GKに抑えられ得点とはならなかった。80分には再び順大に攻めこまれた。カウンター攻撃から一気に右サイドを抜かれ、ゴールエリアからのシュートを許す。しかし萩野滉大（現3＝名古屋グランパスU18）が飛び込み、失点を防いだ。このまま逃げ切れるかのように思えたが、そうはいかなかった。94分、右サイドのFKから山﨑大地にボールを押し込まれ同点に。試合終了まであと2分を切ったアディショナルタイムでの失点。取り返そうと95分、飯島陸（経4＝前橋育英）がゴールエリアに1人で迫るも、ゴールネットを揺らすことはできず。試合は1-1で終了した。

虎の子の一点を守り抜きたい法大だったが、土壇場での失点に涙を飲むことに。2試合ぶりの白星とはならなかった。

（記事・五嶋健）

最後までゴールを目指すも悔しい引き分けに終わった