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【卓球】岩井田「来年は自分たちがチームを引っ張っていきたい」佐藤が4回戦敗退など全国の舞台で活躍/全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)・シングルス

第92回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)
2026年10月30日〜11月1日(大会は26年10月29日〜11月1日)
鹿児島県・あいハウジングアリーナ松元

大学・日本一を決める全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部)が鹿児島県で開催された。2日目以降は、男女シングルスが行われた。法大からは6名の選手が出場。岩井田が3回戦敗退、佐藤が4回戦敗退で今大会に幕を閉じた。

試合結果

男子ダブルス

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
2回戦 〇 佐藤卓斗 3-0 兒玉(岐阜聖徳学園大)
3回戦 〇 佐藤 3-0 佐藤(八戸工業大)
4回戦 ● 佐藤 1-4 吉山和(日大)
勝敗 選手名 スコア 対戦相手
2回戦 〇 岩井田雄斗 3-0 伊名田(宇部高専)
3回戦 〇 岩井田 3-0 松井(立命館大)
4回戦 ● 岩井田  1-3  谷本(中大)
勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1回戦 ● 松岡佑亮 1-3 長谷川(中京学院)
勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1回戦 〇 宗石篤頼 3-0 小野(関西学院大)
2回戦 ● 宗石 1-3 杉浦(駒大)
勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1回戦 〇 平山航大 3-1 岡久(香川大)
2回戦 ● 平山 2-3 梅木(明大)
勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1回戦 〇 渡邉凉吾 3-0 松井(広島修道大)
2回戦 ● 渡邉 2-3 池田(立命館大)

戦評

男子シングルス

佐藤卓斗(営3=出雲北陵)

シードで2回戦から出場の佐藤の初戦の相手は、岐阜聖徳学園大の兒玉。第1ゲームから落ち着いて試合を展開。しかし相手のバックハンドなどに苦戦。追い上げを見せるも9-11でこのゲームを落とす。
第2ゲームも苦しい展開は継続。相手にサービスエースを決められるなど得点を奪われる。それでも佐藤の強烈なフォアハンドなどでリードをする。しかし左右の打ち分けなどで得点を奪われると5-8ビハインドの場面でタイムアウトを要求。タイムアウト明け、怒涛の追い上げを見せ6連続得点を奪い11-5でこのゲームを制する。
第3ゲームでは、持ち味の鋭いフォアハンドなどで相手を突き放す。後半にやや失速するもそのまま勝ちきり、11-5でこのゲームを制した。
第4ゲームでは、サービスエースを決めるなど圧倒。このゲームでも相手を突き放し、そのままの勢いで11-2で勝利。第1ゲームこそ失速したものの、最後は3ゲームを連取。法大のエースの意地を見せた

法大勢では、唯一3回戦に残っている佐藤の3回戦の相手は、八戸工業の佐藤。第1ゲームから熱戦を演じる。両者力強い攻撃を披露するも、佐藤が一枚上手に。最後は勝ちきり11-7で第1ゲームを制した。
第2ゲームでも熱戦は継続。強烈なフォアハンドなどで得点を奪うが、相手も取り返してくる。それでもリードは許さず11-7でこのゲームも勝利。
第3ゲームでも、佐藤の勢いは止まらない。コーナーを狙った強烈なフォアハンドなどが決まり、3連続得点を奪う。3-0とリードした場面で相手がタイムアウトを要求。その後点差を縮められるも逃げ切り、11-6で勝利。

4回戦の相手は、1年生ながら関東インカレシングルで3位に入賞した強敵・日大の吉山和希。佐藤・岩井田ペアは、兄の僚一と組んだダブルスで直接対決の末敗戦した過去をもつ。第1ゲームでは、序盤から得点を重ねていく。しかし、相手にサービスエースを2本連続で決められるなどゲームポイントを取られると最後は強烈なバックハンドを決められ6-11でこのゲームを落とす。
第2ゲームでは、相手のサーブミスなどで得点を奪うと持ち味のフォアハンドでさらに得点を重ねる。しかしここでもサービスエースを決められるなど苦しい展開は続く。ゲームポイントを先に取られると、連続得点を決め反撃するが最後は回転のかかった玉を処理しきれず。8-11でこのゲームも落とした。
第3ゲームでも、苦しい展開は継続。それでもサービスエースを決めるなど得点を重ねる。先にゲームポイントを取られると、9-11でこのゲームも落とした。
あとがない第4ゲームでも追いかける展開が続く。2連続のサービスエースを決められるなど、苦しい状況だが、今度は佐藤がサービスエースを決めさらにバックハンドでの攻撃などで逆転に成功。ここで再びサービスエースを決めゲームポイントを取るとそのままこのゲームを11-9で勝利。
第5ゲームでも、サーブの処理に苦戦。要所で得点を重ねるもなかなか追いつくことができない。苦しい状況の中でもサーブを起点に攻撃を仕掛けるなど追い上げを見せ6-9の場面で相手がタイムアウトを要求。しかしそのまま6-11でこのゲームを落とした。第4ゲームで反撃を見せるも及ばず、エース・佐藤が4回戦で惜しくも敗退。

 

岩井田雄斗(国3=野田学園)

初戦の相手は、宇部高専の伊名田。第1ゲーム開始から3連続得点を奪うと、1点を失うもそのまま2連続サービスエース。その後も圧巻の強さを見せ11-3でこのゲームを制する。
第2ゲームでも強さは継続。最初の得点を奪うとその後も力強いフォアハンドや回転のかかった球を使い分けた攻撃を披露。しかし一筋縄ではいかず相手もサービスエースを決めるなど徐々に点差を縮めてくる。それでも岩井田もサービスエースを決めるなど落ち着いなプレーを見せ11-6でこのゲームも勝利。
第3ゲームでも相手を圧倒し続ける。開始から6連続得点を奪うと、相手がタイムアウトを要求。その後も圧倒的な強さを発揮し、1点も取らせることなく11-0で勝利。

2回戦の相手は、立命館大の松井。サーブから先制点を握るとそのまま相手を突き放し点差を広げる。しかし、相手のサービスエースなどで同点に追いつかれる。岩井田もサーブを起点に攻撃を展開し、そのまま勝ちきり11-8でこのゲームを制した。第2ゲームは、激しい打ち合いから始まる。先制点を取られるも、五角の戦いを披露。主導権を渡すことなく、11-8でこのゲームも制する。第3ゲームでも、相手を突き放し要所で得点を重ね11-4で勝利。3回戦へと駒を進めた。

3回戦の相手は、中大の谷本。第1ゲームでは相手に先にゲームポイントを取られるもバックハンドなどで反撃。しかし開いた点差を追いつくことができずに7-11でこのゲームを落とした。
第2ゲームも相手が流れで試合を展開。しかし、岩井田もバックハンドのラリーを制するなど順調に点を重ね逆転に成功。その後続けて返球がオーバーなど再び同点に。さらに逆サイドをつかれたフォアハンドで得点を奪われるなどゲームポイントを取られると、そのまま7-11でこのゲームも落とす。
あとがない第3ゲームでは、開始から2連続得点を奪うなど流れを手繰り寄せたかと思われた。しかしその後は攻撃が噛み合わず、得点を奪われてしまう。3-5ビハインドの場面でタイムアウトを要求。タイムアウト明け強いフォアハンドを打ち込まれるなど得点を奪われるが、レシーブや回転をかけた玉などで追い上げを見せる。着実に点を重ねそのまま逆転、11-9でこのゲームを勝ち切る。反撃の狼煙をあげた。
第4ゲームでは、サービスエースで先制点を取られると、その後力強いドライブで得点を奪われる。バックハンドなどでついていくも、追いつけず11-9と惜敗。3回戦で全国の舞台に幕をおろした。

松岡佑亮(営4=静岡学園)

序盤から攻めの姿勢で試合を運ぶ。しかし相手も一歩も譲らず、接戦が続く。そのまま勝ちきれず9-11で第1ゲームを落とす。
続く第2ゲームでは、2点を先取するもその後すぐに追いつかれる。勢いのまま連取され、得点差を離される。それでも早いバックハンドの攻撃などで点差を詰めると同点に追いつく。その後も強烈なフォアハンドなど一進一退の攻防を披露。長いラリーの末打ち返せないなど悔しいショットもあるが、サービスエースでついに逆転。さらにドライブでゲームポイントを取ると11-8でこのゲームを制する。
第3ゲームでは、開始から7連続得点を奪われるなど苦しい立ち上がりとなる。それでも強烈なバックハンドで得点を返すと、今度は松岡が4連続得点を奪い4-7とする。それでも相手の流れを止めることはできず、5-11でこのゲームを落とす。
あとがなくなった第4ゲームでは、先制点を奪うもその後に相手の連続得点を許す。1-4のビハインドの場面でたまらずタイムアウトを要求。タイムアウト明けも得点を奪われるものの簡単には勝利を許さず松岡も順調に得点を重ねる。そしてついに逆転するも即座に相手も取り戻し、シーソーゲームが継続。それでも最後は連取されこのゲームを落とした。松岡にとってはこの試合で引退となる。全国の舞台で堂々の戦いを繰り広げ法大での4年間の卓球生活に終止符を打った。

平山航大(国2=静岡学園)

初戦の相手は、香川大の岡久。第1ゲーム開始から4連続得点を奪う好調な滑り出しを見せる。その後もバックハンドなどで順調に点を重ね、最後はサービスエースで勝利。相手を圧倒して第1ゲームを先取。
第2ゲームは、一変して相手にリードされる苦しい立ち上がりとなるも点差を離させない。強烈なフォアハンドなどで先にゲームポイントを取るも痛恨のサーブミスでデュースに。その後ラリーを制せず逆にゲームポイントを取られると、そのまま10-12でこのゲームを落とす。
第3ゲームではサービスエースで最初の得点を奪う。しかしその後、両者一歩も譲らない五角の戦いを見せる。今度は平山が先にゲームポイントに手をかけるとそのまま決め切り11-9で勝利。
第4ゲームでも、4連続得点を奪うなどいい流れを継続。その後一時1点差まで詰め寄られるも最後は突き放し、11-3で勝利。この試合を見事勝ちきり、2日目へつないだ。

2回戦の相手は明大の梅木。第1ゲームは、相手を突き放しリードして試合を進める。しかしゲーム終盤、相手の強いフォアハンドなどで同点に追い付かれる。その後はシーソーゲームを繰り広げ、先にゲームポイントを取られるもラリーの末デュースに。サービスエースでゲームポイントを撮るとそのまま14-12で勝利。
第2ゲームも、接戦を継続。一時リードを許すも即座に取り戻す。先にゲームポイントを取るとそのままラリーを制し12-10で勝利。2ゲーム連続のデュースを制しての勝利となった。
第3ゲームでも、接戦は続くも相手がややリードした状態でゲームが進んでいく。ゲームポイントを握られながらも、相手の正面にスマッシュを打ち込むなど反撃を見せる。しかし、最後はコーナーに打ち込まれ7-11で敗戦。
第4ゲームでも、接戦を披露する。5-4とリードした場面で明大がタイムアウトを要求。その後相手に連続得点を奪われるなど、そのままこのゲームを落としフルゲームにもつれこむ。
第5ゲームも引き続き接戦。ビハインドの場面でタイムアウトを要求。フォアハンドなどで追い上げを見せるも相手のサービースエースでマッチポイントとされると最後はラリーの末ネットにかかり6-11でこのゲームを落とす。2ゲームを先取するもフルゲームにもつれる展開に。関東勢同士の対戦となったが惜敗、2回戦で敗退となった。

宗石篤頼(法1=学館浦安)

初戦の相手は、環聖学院大の大野。第1ゲームから強さを見せる。力強いプレーなどでこのゲームを11-2と圧勝。
第2ゲームも先制点を取ると、そのまま圧倒。しかし相手も意地を見せ、6-6と同点に並ばれる。その後も両者一歩譲らない攻防を見せると先にゲームポイントをとる。しかし、相手の強烈なフォアハンドに返球ができず同点。さらに相手バックハンドを空振りゲームポイントを握られる。それでも、サーブを起点とした攻撃で同点に追いつく。その後も激しいせめぎ合いが繰り広げられる。13-14の場面で相手がタイムアウトを要求。その後のサーブでサービスエースを決め14-14の同点に。さらに強烈なフォアハンドなどで得点を奪い、16-14で長いデュースを制した。
第3ゲームも優勢で試合を展開。しかし相手のサービスエースなどで点差を詰められる。それでもリードは許さずマッチポイントを手にすると最後は相手のサーブミスで11-8で勝利。初戦をストレート勝ちで飾った。

2回戦の相手は、駒大の杉浦。第1ゲームから持ち味の機動力を活かしての試合展開を見せる。左右に揺さぶられながらも着実に相手のコートに返し得点を重ねる。そのまま勝ち切り第1ゲームを先取する。
第2ゲームでは、サーブからの攻撃などで5連続得点を許してしまう。ラリーをなかなか制することができず追いかける展開が続く。思うように得点を奪えず2-11で落とす。
第3ゲームでも力強い攻撃を見せるもなかなか得点奪えない。相手にゲームポイントを取られ、向かえたサーブで痛恨のサーブミス。そのまま2-11でこのゲームも落とした。
あとがない第4ゲームでは、互角の戦いを披露。得点を奪われたかと思うと奪い返す。しかし相手にマッチポイントを取られるとそのまま9-11で敗北。ルーキー・宗石の全国の舞台が2回戦で幕を閉じた。

渡邉凉吾(国1=野田学園)

1回戦の相手は、広島修道大の松井。先制点を取られるもしっかりと立て直し着実に点を重ねる。一時点差を離される場面もあったが、バックハンドなどで得点を奪い逆転。勢いそのままに11-8で第1ゲームを先取。
第2ゲームも互角な戦いを見せるもサーブに苦戦させられるなど一時リードを許してしまう。それでも強烈なフォアハンドなどが炸裂し、再びリードする。先にゲームポイントを握ると最後はサービスエースで11-8でこのゲーム勝ち取った。
第3ゲームでも渡邉優勢に試合を進める。4-1とリードの場面で相手がタイムアウトを要求。タイムアウト明け相手の猛追を受け、点差を縮められるも最後は逃げ切り11-6でこのゲームも勝ち切った。

2回戦の相手は、立命館大の池田。第1ゲームから接戦となる。デュースにもつれると、激しい打ち合いを見せ、両者一歩も譲らない。ゲームポイントを取られると即座に取り戻し、取ったかと思うと同点に追い付かれる。手に汗握る展開が継続するも、サービスエースを決めるなど勝ちきり長いデュースを制した。
第2ゲームをでは、始めから激しい攻撃を受ける。先制点を取られるとその後シーソーゲームを継続。そのまま勝ちきれず7-11でこのゲームを落とす。
第3ゲームでは、先制点を取るとその後のラリーで積極的に攻めの姿勢を見せる。得点を奪われながらも、着実に取り返しゲームポイントを手にするとそのまま11-7でこのゲームに勝利。
第4ゲームでも、力強いフォアハンドなどで攻撃を仕掛けていく。しかし相手もバックハンドなどで得点を重ね、なかなか勝ち越すことができない。そのまま5-11でこのゲームを落としフルゲームへもつれ込んだ。
第ゲ5ームでは、思うように得点を奪えず、1-4のビハインドの場面でタイムアウトを要求。その後も相手の技ありのショットに苦戦し、マッチポイントを握られると、そのまま2-11でこのゲームを落とし敗れた。

(記事:田中心之祐)

選手インタビュー

岩井田雄斗

ーー今大会を振り返って
ダブルス、シングルスは組み合わせを見たときに結構きつくて、ダブルスはシードもあっていいところだったんで、ダブルスの方は上位を狙ってたんですけど、1日目ダメで。シングルスも、きついはきついけど、自分が頑張ったらまだ全然狙えるところでもあったので、そういう感じでした。

ーー今大会の目標
ダブルスは表彰台に入るという目標で、シングルスはランク入りするという目標でした。

ーー佐藤選手と岩井田選手が来年以降中心になるが、来年の意気込み
来年が最終学年なもで、自分たち2人で、リーグ戦も個人戦の大会も勝てるように、チームを引っ張っていけたらなと思います。

ーー最後にファンの皆様へ
いつも応援してくださって本当にありがたいですし、これからもっと応援していただけるように、活躍できるように頑張っていきたいと思います。

今大会でも存在感を示した佐藤・岩井田らが来年はチームの中心となる。激戦が繰り広げられる関東1部リーグで、今秋は4位・Aクラス入りを果たした。来年は終われる立場になるが、常に挑戦者の気持ちで戦ってほしいと先輩たちも語った。リーグ戦はもちろん、個人戦でも法大勢の躍進に期待し、その活躍から目を離せない。

(取材・撮影:田中心之祐)

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