ーー最後のインカレの総括
初優勝という結果で終われて、大学4年間のいい締めくくりができたと思います。水泳は、個人競技だけど、インカレだけはチーム戦になって、いつもと違う雰囲気を味わえるいい大会だったなと改めて思いました。
ーー200メートル優勝の瞬間は
まず、掲示板を見る前に法政チームの歓声、特に主将・齊藤優太の声が聞こえて、「これはもしかして!」と思って掲示板を見た。自己ベストでは無いが、タッチ差で1位というのを見て嬉しい気持ちとホッとしたのが率直な気持ちです。
ーーアジア大会の代表がいる中で優勝できた要因は
運がよかったと思う。
ーー事前インタビューでは、「リレー、個人で表彰台」、「昨年の結果を上回る」と言っていたが
リレーで2つ表彰台にのぼれたことは、個人とは違った嬉しさがあった。インタビューでの目標は、「去年の結果を上回る」だったけれど、誰にも言っていない自分の中の本当の目標は「優勝」だったので、それも達成できて嬉しい。
でも、400メートル自由形で表彰台にのぼれなかったのは心残りです。
ーー昨年の雪辱を果たした4継、昨年に引き続き3位表彰台入りを果たした8継。これまで苦楽をともにした同期と泳ぐリレー種目については
4継は、個人の後で疲れは残っていたけれど、「ここの位置まで追いついてくれれば抜かせる」と4泳の森田眞心に的確なアドバイスを貰っていたので、それだけを考えて泳いでいました。最後は、眞心がしっかりと抜かしてくれて、「さすが女子主将かっこいいな」と思った。憧れの存在です。
野村奈緒とは同じ種目を泳いできた同期だったので寂しさが多かった。最後に一緒にリレーを組めて、メダルを取れて嬉しかった。1泳を担当してくれて、予選より2秒も速く泳ぎ、いい位置で帰ってきてくれたからこそメダルが取れたと思います。
ーー最後のインカレでは後輩にどのような姿を見せることができたか
後輩やチームには、「かっこいいりかさん」を魅せられたと思う。
ーー短水路世界選手権の代表選出について率直な気持ちと周りの反応などは
初日本代表代表で素直に嬉しいですが、ジュニアの頃の日本代表経験がなく、いきなりA代表、そして現在教育実習中で上手く練習ができない中での出場となるので不安な気持ちがある。周りの反応は、自分よりも喜んでいて、嬉しかったです。
ーー短水路日本選手権では派遣まで0.01秒でした。そこから代表に選出された率直な気持ちは
他チームのコーチには、女子で派遣を切っている人はそんなにいないから入れるよとは言って貰っていたけれど、発表されるまでドキドキでした。
発表された時は、同期4人と旅行していて、みんな自分の事のように喜んでくれて、その反応を見て徐々に代表に選ばれたことを実感しました。
ーー自身にとって短水路はどのような位置付けか。また、長水路との違いなどは
長水路は、壁まで遠い分 泳ぎでスピードを維持しないといけないが、短水路は、切り返しが多いのでターンやドルフィンで加速ができる場面が多くあり、スピードは維持しやすい。ターンの壁蹴りが得意なので、短水路で生かされています。
ーー今回臨む「世界の舞台」はどのような位置付けに
初めての日本代表なので、「やっとスタートラインに立てたかな?」と思います。
ーー世界の舞台でどのような泳ぎを見て欲しいか
世界の舞台に立ったことがないので、どうなるか全く予想できないが、日本を代表して出場出来ることに自信を持って、いつも通りの自分のレースが出来たらいいなと思います。
ーー世界選手権の目標を教えてください
教育実習で上手く練習時間を確保できない状況での出場となるので、控えめに言って「決勝進出」、「自己ベスト更新」です。
ーー周りのイメージと自身の感覚とのギャップに直面した時、どのように気持ちを整理していたのか
自分の苦しさを伝えても理解して貰えないことが多かったので、みんなの前ではいつも通りの私の姿でいるようにしていた。気持ちの整理の仕方は、時間が解決してくれてました。
ーーけがと対峙する中で、モチベーションや恐怖心とどのように向き合い、乗り越えてこられたのか。また、苦しい時期から今回のインカレ優勝などに到達する中で自身の中で変えたことなどは
モチベーションは、このけがが治れば、症状が出なければ、今出しているタイムよりももっと速く泳げると信じるしかないと思うようにしている。
恐怖心は、まだあります。治ったと勘違いしてもらえるくらい、誤魔化せて泳げるようになったのは嬉しいです。
意識や泳ぎが変わった決定的瞬間はないけれど、この怪我を言い訳にしてばかりでは成長しないと思ったので、怪我をハンデだと思って、今できる最大のパフォーマンスをしようと考えるようになりました。
ーーインカレ優勝、そして世界選手権代表という最高の成果を手にした今、ケガとの闘いは、ご自身の水泳人生にとって「どんな意味があった」と感じるか
まだ怪我は完治しておらず、まだ苦しい状況は続くと思います。これからの水泳人生も、どんな事があっても諦めずに努力ができると思います。