選手コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
今週は井上(平コーチ)がA級ライセンスを取りに行ったりしていたので、チーム全員でしっかり準備をしてきました。前半先制はされましたけど、守備のところでは、前線からのハイプレスであるとか、準備してきたことが得点に結びついたと思います。攻撃では突破をする回数が、ここ数試合の中では増えていたので、今シーズン、チームとして準備をしてきたことが出せたのかなと思います。ただ、4点取った後に失点してしまう部分であるとか、チームとしても個人としても脆さがまだあるので、安定した試合運びができるように、次の課題としてやっていきたいです。
ーメンバー外となった田部井選手の状態は
怪我があったのでメンバーは外れましたけど、ピッチ外のところでミーティングをしたり貢献してくれていました。ランニングは始めているので、次戦以降で活躍してもらえればいいかなと思います。
ー今シーズン苦戦していた流れの中からの得点となりました
パスを入れて相手を集結させてから展開して仕掛けるっていう流れ、あとは前線の連動した守備からショートカウンターという準備してきた形で点が取れていました。相手もプレッシャーを感じてボールを繋げないような状態になりますし、マイボールにする時間を増やして、空いてくるスペースをボールを動かしながら使っていくことは、今日の後半はできたのかなと思います。そういうサッカーをしていくと、必然的に安定感が生まれてきますし、狙いにいくところとブロックを作るような、ボールを主体的ににぎって、サイドだけではなくパスを入れて空いてくるスペースを使う形が今日はある程度できたので、これを継続していければいいのかなと思います。守備の安定感のところは必要ですけど、今日は目安というか、やりたいことができたのではないかなと思います。
ー今日スタメンの中川真選手がU20代表候補に選ばれましたが彼の評価は
天皇杯予選ではPKを止めたりとか、1対1の強さという部分は彼のストロングだと思います。GKは特に経験や自信が重要なポジションなので、日本のトップレベルの選手とプレーして、自信をつけて帰ってきてもらえればなと思います。
ー松井選手の評価は
蓮之は今までもよかったですけど、これまでは戻りながら守備をする状況が多く、PKを取られたりボールロストすることがありました。今日は前向きで守備ができる場面が多くありましたけど、それは前線からはめる守備ができていたからであって、ボランチの選手がうまく守備をするためにも前線からの守備が大事なので、チームとしての狙いが個人のストロングを出せることに繋がったと思います。
ー今日の勝利で再び首位に立ちました
1部ではまだリーグ戦を取ったことがないですが、今日は主導権をにぎる試合が見れましたので、こういうサッカーをベースにして勝ち続けて、結果だけでなく内容があるサッカーでタイトルを獲ることが理想です。大学サッカーのレベルの高さを証明する試合ができるように、一戦一戦しっかり準備したいと思います。
松井蓮之
―試合を振り返って
先制されてしまったんですけど、逆転できるという自信がチーム内にあったので、焦ることなくチームでやるべきことをやり、結果4点取れたというのは本当の実力だと思います。でも最後の失点は要らなかったかなと思うので、次の試合への課題も残りました。どちらにせよ結果は4-2で勝てたのでよかったのかなと思います。
―積極的なプレスでボールを奪い、いい形で攻撃につなげられていましたが手ごたえは
自分のストロングポイントがそういうボール奪取のところなので、そこは良かったかなと思います。ですがラストパスであったり、奪った後のスルーパスでは取られていた場面が多かったのでそこは自分の課題ですし、あそこで背後へのパスであったり、ラストパスを出せるようになれば自分としてもステップアップできると思うので、自分が変わっていければチームの得点力も上がっていくのかなと思います。
―今日の勝利で1位に浮上しました
もちろん日本一はチーム全体で意識していることですし、リーグ戦のタイトルはまだ法政では取ったことがないので、今年はそこを強くこだわっています。他の大会で日本一を取ることはもちろんですけど、このリーグ戦で1位になるということはとても大きな意味を持つと思いますし、チームとしても個人としても評価されるのはリーグ戦であると思っているので、チーム全体として優勝するという熱意が毎試合毎試合こもっていて、そういったメンタルで望んでいるので、負ける気は今はしないですね。
―天皇杯の東京都予選、そして前節の順大戦と公式戦連敗の中で臨んだ試合でしたが、どんな心持で試合に臨みましたか
どちらとも負けていますし、3連敗しては日本一になるチームではないとチーム全体で話していたので、もう一度この一週間の準備というところで、チーム全体が今日の試合に向かって一体感を持って練習から120%で臨めたことが今日の勝因だと思います。今日もいい形で攻撃からフィニッシュに持っていけていたと思うんですけど、あれも練習していた形がもろに出たので、練習した甲斐があったのかなと思います。
―普段コンビを組んでいる田部井選手が怪我で欠場しましたが
涼の良さというのはスルーパスであったり背後へのパスで、いつもは頼っていた部分があったんですけど、今日は涼がいない中で自分もそういったタスクを求められるところがあったので、積極的にボールを受けて散らしてというのは自分の中で意識していました。アシストなどはつかなかったですけど、攻撃の起点となるパスは何本か出せたので、満足まではいかないですけど、もっと自分自身成長していける試合になったのかなと思います。
伊藤綾汰
ー得点シーン振り返って
相手のミスからでしたけど、今週の練習で前からプレッシャーにいこうと話していたので、その形が上手く出たことで生まれたゴールなのかなと思います。
ー試合の流れを決める重要な得点でした
後半に入る前にみんなから「点取れよ!」って言われていたので、結果ゴールに繋がってよかったです。
ー1点目も自身のシュートから生まれました
試合前からシュートを打つように言われていたので、打った結果がゴールに繋がりました。
ー今年にかける思い
チームとして優勝を目指している中で、自分は3年生と上級生になったので、試合に出ないといけない立場ですし、今後プロを目指していく上ではこの1年がすごく重要になるので、今日は結果を出せましたけど、一喜一憂することなく、継続して結果を残すことが大事かなと思います。
ー自身の強みは
自分の武器はボールコントロールやドリブルで相手を外す部分です。役割としてはボールを落ち着かせる、決定的な仕事をするというところですけど、最近は結果を出せていなくて、自分自身も悩んでいたので、そういう意味では今日の試合は結果が出せたのでよかったです。
ー今シーズンはディフェンスラインを中心に同期の3年生が多く試合に出場しています
ディフェンスラインも自分たちの代が出て頑張ってくれているので、前線は自分が引っ張っていくんだと思ってプレーしています。