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【アメフト】秋季リーグ戦 対早大 またしても届かず。健闘むなしく、4点差で惜敗。

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【アメフト】秋季リーグ戦 対早大 またしても届かず。健闘むなしく、4点差で惜敗。

2018秋季関東リーグ戦
2018年11月25日(日)
横浜スタジアム

 同日の第1試合の明大対慶大で明大が勝利したため、法大オレンジが関東制覇を成し遂げ、大学日本一を決める甲子園ボウルに出場するには早大に6点差以上つけて勝たなければならなくなった。事実上6点ビハインドの状態で幕を開けた最終戦は、1Q先制点を挙げ、前半終了時には1点差という善戦ぶり。しかし後半に入ると、徐々に総力の差が現れ始め、4Q終盤には4点差、関東制覇までは10点差に広がり、1TDで追いつくことの出来ない展開に。残り時間わずかで逆転へ一縷の望みを託し、エース高津佐隼矢(キャ4)の投じたボールは、敵の胸元へ。早大優勝までのカウントダウンをなすすべなく見つめる法大オレンジ。試合終了の笛が鳴り、横浜スタジアムにえんじ色がはためく。法大の甲子園ボール出場が潰えた瞬間だった。

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けがで出場できなかったQB野辺が1年QB小田賀に寄り添う

試合結果

トータル試合結果

20 3 1Q  0  24
10 2Q  14
0 3Q  0 
法政大学 7 4Q  10 早稲田大学
 
 Q 時間  ポジション  選手  得点方法  TFP 
1 9:54 K 三宅俊介(キャ4) FG
2 9:37 WR 高津佐隼矢 TD
2 0:00 K 三宅俊介(キャ4) FG
10:11 WR 神優成(キャ2) TD
 

戦評 

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関東覇者が決まる最終戦ともあり、異様な緊張感と盛り上がりを見せる横浜スタジアム。各チームの入場パフォーマンスによる興奮冷めやまぬ中、早大が高くボールをけり上げ、優勝決定戦が開始された。

1Q、法政は先発QBに高津佐を抜擢。1プレー目は得意のロールパスで流れをつかもうとするも早大ディフェンスも警戒していたか、猛ラッシュをかけ、QBサック。出鼻をくじかれたかのように思えたが、その後、RB阿部快斗(法2)のランで立て直し、進撃を開始する。フォーメーションをプレー直前に変更するシフトを多用し、高津佐からQBである小田賀優介(営1)へのパスや、裏の裏をかくようなQB勝本将馬のデザインされたランプレー、QB小田賀からWR高津佐へのロングパスも飛び出し、早稲田ディフェンスをかき乱す。敵陣12yrdsまで迫ったところでQBについた高津佐のランフェイクをうまく使い、エンドゾーンに駆け込みTD、のように思えたがホールディングの反則によりTDを取り消されてしまう。罰則でエンドゾーンまで遠のくと早大の壁に阻まる。3rd longに追い込まれTDを狙った高津佐からWR神へのパスを投げ込むもインターセプトされてしまい先制のチャンスを逃す。しかし、その後前節から好調のDL陣が奮闘し、利根川公紀(営4)、山岸達矢(社2)のゾーンブロッキングの対応でロスタックルを決め、DB陣からも藤田廉三郎がナイスパスカットで3&OUTに追い込みオフェンスにつなげる。ディフェンスの健闘に応えるように、高津佐からのパスをWR神と小山昭瑛(キャ1)をキャッチし、敵陣10yrdsへ。ランで突破を試みるも早大ディフェンスは固く、4th downでFGを選択。これをK三宅が着実に決め先制点となる3点を取る。

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先制点がほしい場面でのパスがまさかの被インターセプト
 

続く2Q。序盤に自陣で攻めあぐねた結果、QB小田賀がWR神へ投げた一投がインターセプトに。法大ディフェンスは自陣深くからの守りとなり、なんとか粘るも早大のエースWRブレナン翼にTDパスを決められる。逆転をしたい法大は、TD直後のシリーズを更新できずに終わるが、ディフェンスでは利根川のサックなどまたしてもDLの活躍で早稲田オフェンスを止める。しかしその後1プレー目で小田賀が本日二度目のインターセプトをされてしまい、その後深くリターンされ自陣28yrdsからの法大ディフェンスに。そこから一挙に早大のエースRB元山のトスプレーの縦上がりをタックル出来ず、2本目のTDを許してしまう。嫌なムードが流れる中、オレンジが息を吹き返すきっかけとなったのはやはりエース高津佐の存在だ。TDを取られた直後2プレー目で小田賀からのミドルパスをキャッチすると、そこからタックルミスを誘発しランアフターキャッチで一気にエンドゾーンへ。オレンジサイドを湧かせた。前半残り2分と少しで4点差。優勝を加味すれば10点差となり、前半の内にさらに追加点の欲しい展開。DL山岸のQBサックによりディフェンス陣が理想的な形でオフェンスにつなげると、ノーハドルオフェンスで早大を攻め立て、WR糸川創平(キャ2)や南河竜成(営4)へのパスを効果的に使い、時間もコントロール。2QのラストプレーでK三宅が42yrdsキックを決め、追加点。13-14と、優勝まで1TD差に詰め寄り前半を折り返した。

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見事なRACでエンドゾーンに駆け込むWR高津佐
 

1点差で折り返し、早大レシーブから始まった第3Q。一時、TDまで8yrds位置へ攻め込まれるも、敵QBが投じた球をDL吉田郁(人4)がパスカットし、その後自らキャッチしインターセプト。窮地をDL吉田が救い法大ボールに。その後、迅急に進め良い流れを掴んだかと思われたが、QB高津佐の放つミドルパスがインターセプトされてしまう。点を決められずに早大に攻撃権を奪われ、お互い点数が動かずに最終Qへ入った。

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善戦のキーとなったDL陣、何度もチームを救う
 

6点差をつけて勝利する最後のチャンスである第4Q。第3Qに引き続き、早大の攻撃から始まる。序盤から相手の反則が続き、早大は敵陣25ydsからの1stdownとなる。しかし、ランにより、着実に攻められてしまい、気づけば、エンドゾーンまで3yds。早大はキックを選択。FGでさらに点差をつけられしまう。法大の攻撃に変わり、逆転を狙うもパスが上手く通らず、上手く波に乗れない。
うって変わって、早大の攻撃は36ydsのロングパスを決めるなど、安定してパスが通る。相手の攻撃を止めることができず、3回目TDを許してしまい、この時点で24ー13と11点とさらに点差を広げられてしまう。しかし、ここで法大が意地を見せ、ランを巧みに使い、安定して1stdownを獲得していく。敵陣17yds地点で、QBとしても起用されている高津佐隼也(キャ4)のパスを神優成( 2)がエンドゾーンでキャッチ。TFPもきちんと決め、20ー24と相手に詰め寄る。その後の早大の攻撃も最小限に抑え、残りわずかな時間で逆転を狙う。しかし、4thdown5でギャンブルを選択し、パスでdownを獲得しようとするも、相手にインターセプトされてしまい、攻守交代。最後は早大側のカウントダウンを聞きながらの試合終了となった。

あと少しというところで優勝を掴むことができずに今シーズンを終えた法大。現実味のある甲子園行きの可能性があっただけに悔しい結果となってしまった。どの学年も今までやってきたこと全てをかけて挑んだ戦いだっただろう。ベストな結果といかなかったが、その戦い抜いた姿は周りに感動を与えたことは間違いない。来年はその感動を甲子園ボウルという舞台で見せてくれることを願う。(上野翔・小倉明莉・高橋歓菜)

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試合後、悔しさをかみしめる選手達
 

監督・選手インタビュー

有澤玄 監督

ー今日の早稲田戦を振り返って
選手・スタッフ・コーチ皆がチャレンジャー精神をもって頑張ってくれたと思います。
相手が強いというのは分かっていましたし、今のチームの中では誰も早稲田さんに勝ったことがなかったので、挑戦者ということをすごく意識して、練習にも取り組みました。試合前には、やるかやられるかの勝負を楽しもうということでやってきましたが、負けてしまって残念な気持ちです。

ー試合前段階でのチームの仕上がりは
チームとしては仕上がってきていて、良かったと思います。

ー1Q序盤では早稲田に向けて、凝ったプレーを多く用意してるように思えましたが
まともに勝負してどこまで戦えるか分からなかったところもありますし、強いというのも分かっていたので、ある程度のリスクを背負ったプレーもいくつか用意していました。

ー実際に対戦してみて、早稲田に対して苦戦したことは
試合前に私が感じていたより、選手が頑張って戦えていたと思います。でもやっぱりターンオーバーとか、勝負所でのプレーとか、特に相手のQBがすごくうまかったですね。

ー今シーズン3位という結果に終わりましたが
確実にチームとしては良くなっていると思います。全体的なフィジカルやファンダメンタルも強くはなってきていますので、実際のフットボールとのバランスの部分をもう少し早く仕上げていけたら良かったかなと思います。

ー本日の試合で4年生が引退となりますが、チームにとって4年生はどのような存在でしたか
4年生はこのチームで一番思い入れがあったと思いますし、私が就任してから、いろいろと辛いこともあったと思いますが、すごく前向きに頑張ってくれていたと思います。チームをよく引っ張っていってくれたと思うので、すごく感謝しています。

ー来年以降の再スタートに向けてどのようなチーム作りを
間違いなく言えることはフィジカルを上げること、ここが一番です。その次にフットボールを学ぶこと。この2つを学生の本業である学業と両立しながら、法政大学の掲げる理念でもある『自由と進歩のフットボール』をこれからも追求していきたいと思います。

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寺林翼 主将

ー今日の試合を振り返って
今持てる力を全て出し切ったと思うので、早稲田がただほんとに強くてやられたなという試合でした。

ー試合前のチームの雰囲気は
みんな早稲田の準備をしながら、日に日に甲子園に行きたいという気持ちが強くなってましたし、すごい一つにまとまって練習にも取り組めてました。あとは早稲田を倒すだけといういいところまで来れてたと思います。

ー主将としてどんな声かけを
この2週間はみんなに最後出し切って欲しくて、練習前も練習後も本当に今日1日出し切れたのか、早稲田に対してしっかり準備できたのかとひたすら問い続けました。

ーLBでもゲインを許さない、いい活躍でした
いや、全然です。止めれたところで止めれなかった場面もありました。もっともっと(プレーに)絡めましたし、これが最後なのかと思うとたくさん後悔はあります。

ー早稲田のオフェンスで試合を通して対応しきれなかったプレーは
終始パスは脅威で、どれだけランを止めても3rd longのシチュエーションでしっかりパスをつなげてきてほんとに強かったです。パスがうまく止まらなくて、その結果じわじわランも出される形になったので、パスカバーをもう少し頑張りたかったですね。

ーディフェンスで試合前から警戒していたプレーは
全部警戒していました。バランスのよく、ランもパスもレベルが高く全てが強いチームでした。まずはしっかりランを止めないと、パスにも追い込めなかったので、ランストップを第一にやってましたが、結局その後のパスが対応できなかったです。

ー前半では2TD、自陣でのターンオーバー後の失点が目立ちましたが
自陣のターンオーバーとは言ってもオフェンスが攻めの姿勢を見せた結果でしたし、ターンオーバーがどうというよりは自分たちの10yrds以下のディフェンスが弱かったです。そこをTDではなくFGに、0点に抑えるだけでも大きく違いますし、そこを簡単に取らせないようなディフェンスをもう少しするべきだったかなと思います。

ー試合前から甲子園ボウル出場へ向けて得失点差の6点を意識してましたか
してました。練習でも常に多くTDを取らないとと考えてましたし、ディフェンスもその分TDを取らせてはいけないと思っていました。チーム全体としてそこは意識していたと思います。

ー後半では早稲田の勢いを止めることができず、連続でのロングゲインの後TDを許した場面もありました
プレー中はパス通されてもランを少し出されてもそれまでのプレーで止めれていたところは止めていました。僕らはダイハードディフェンスを掲げていたので、出されても出されても常にいつも通りやっていました。ただボールを奪えるところで奪えなかったのが大きかったかなと思います。

ー試合終了後、目の前で早大の関東制覇が決まりました。その時の心情は
めちゃくちゃ悔しいです。4年間結局早稲田に勝てずに引退する形になってしまったので、その中でも目の前で早稲田が優勝を決めるというシーンはほんとに悔しかったです。でも最後まで優勝争いに絡める環境にいたのが、それこそほんとに感謝でしたし、その中でいかにアグレッシブにチャレンジできるかなので。悔しいのと同時に、甲子園ボウルで勝って2年連続関東勢が日本一になってほしいなという気持ちです。

ー主将としての一年は
ほんとに何にもしてないです。それだけ練習以外のことは監督コーチが多くやってくれていたので僕らはアメフトに集中できましたし、特に主将だからと何かやったというのは僕の中ではないですね。

ーこの試合で学生フットボールが最後となりましたが
練習は辛かったですけど、楽しかったです。毎年毎年メンバーが変わっていく中で、本当に一年一年がすごく大事な一年でしたし、どの年も甲子園狙っていましたし、こういうのは学生フットボールでしか経験できないんだろうなという実感がありました。おそらく今後の人生の中でもこの4年間、(高校時代も含めて)7年間が一番楽しい思い出になったと思います。

ーチーム、ファンの方へ一言お願いします
こんな僕たちでしたが、4年間最後まで応援してくださってほんとにありがとうございます。やっぱり法政のフットボールはこれからどんどん強くなっていくと信じているので、後輩たちは今日の悔しさを忘れないで欲しいです。僕もOBになってしまうので、チームに還元できることはやっていきたいです。監督コーチ後輩には来年以降も頑張って欲しいと思います。

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高津佐隼矢

-今の率直な気持ちは
悔しいですね。

-試合については
練習通りのことができたと思うので、早稲田より上回っていなかったというだけです。

-今季を振り返って
最初負けから始まって、チームをどんどん立て直していって、最後勝てなかったんですけど、チームとしては1つになれたかなと思うので良い1年でした。

-4年間を振り返って
1年から(試合に)出させていただいていて、ずっと悔しい思いをしてきて、自分の代で絶対に勝ってやろうと決めていたんですけど勝てなかったので。「もっとやらないと勝てないぞ」というのを後輩はもうわかったと思うので、来年に期待です。

-最も印象に残っている試合は
全部ですね。今年全部の試合が一つ一つ記憶に残っているので、全部です。自分のプレーは全然鮮明に覚えているので、そういう面です。

-大学で得られたことは
やっぱり仲間の大切さですかね。

-今後のチームに期待することは
「自分が活躍しろ」ということですね。誰かが、とかじゃなくて『自分が活躍するんだ』という気持ちでやらないとだめだと思うのでそういうことを伝えたいです。

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吉田郁

ー今日の試合を振り返って
甲子園をかけた試合というのは4年間の中で正直、初めてでした。勝ちたかったです。

ー敗因については
後半の早稲田オフェンスに良いフィールドポジションを奪われた時にディフェンスとしてFGで抑えられたところをTDという結果になってしまったので、そこはディフェンスでもう少し止められたのかなと思います。

ー3Qではタックルやインターセプトでの活躍が目立ちましたが
良いプレーができて良かったです。アメフトをやっていて、目標として自分のプレーで勝利を手繰り寄せることだったので、勝利はできませんでしたが、良いプレーできたことは良かったです。

ー守備、攻撃共に4年生の活躍が目立ちましたが、試合前に何か話させたことは
言葉を交わさなくても、自分達の意思が通じ合っているところがあると思います。4年間やってきた仲間であり、高校からですと7年目になりますし、強い絆で結ばれていると思います。そういう面で、今日の試合で勝利するということは共通意識だったと思います。

ーリーグ戦3位という結果ですが
やっぱり1位が良かったです。ずっと3位で、最終節まで持って行けたのは自分達4年間の中で初めてでしたが、結果は変わらないです。アメフトは勝負の世界なので勝ち負けで変わってきますし、凄く悔しいです。来年は後輩に頑張ってほしいです。

ー副将としての1年は
副将として何ができたかなと疑問なところはありますが、僕以外のみんなが頑張ってくれて支えられた1年でした。

ーチームの皆さんへ
この4年間、一緒に支え合ってきてくれて、全員に感謝しかないです。

ー後輩の皆さんへ
結局は3位で終わってしまい、色々と情けなかった4年だったので、来年は僕たちの借りを返して頑張ってほしいです。

ーファンの皆さんへ
色々なファンの方々が来てくださってとても嬉しかったです。結果は負けて悔しかったですが、応援が自分達の力になったので、本当にありがとうございました。

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篠原彰太(スポ4)

―本日の試合を振り返って
このような、勝ったら甲子園に行けるし、負けたら本当に終わりというゲームで、すごい楽しかったなという印象です。

―早大の印象は
それほど圧倒的な差は無いと思っていましたが、ターンオーバーだったりとか、そういう部分のゲームで勝てなかったのは正直もったいないなという印象はあります。

―敗因は今挙げていただいた部分となりますか
いろいろあると思いますけど、そこが大きいですかね。

―試合前にはどのような話合いがありましたか
とにかく早稲田は強いし、僕たちは1回も勝ったことのない相手だったので、チャレンジャーとして。こっちはもう失うものはないので、とにかくやれるものを全て出そうという風に話し合っていました。

―チームの雰囲気は
正直、明治に初戦負けて、それから皆で結構真剣に話し合ったりとかして、そこからどんどん良いチームになっていきました。今日とかはすごい、今までで1番良いチームだったんじゃないかなって思います。

―ベンチ内の雰囲気などは
皆楽しそうで本当に良かったと思います。

―1点差で折り返しましたが、ハーフタイムではどのような
皆ニコニコしていて、全然いけるぞって感じでした。

―スペシャルチームで出場していましたが、スペシャルチームの動きは
パントでのスペシャルプレーなどもずっと練習してきたものが出せて、成功しました。一個一個振り返ってみると悔しい部分もまあ、あるはあるんですけど、スペシャルチームというユニットとしては結構良いチームができたんじゃないかなって思います。

―本日でほぼ引退となりましたが、副将として心掛けてきたことは
正直、それほど大した仕事はしていなくて、一人一人が本当に頑張ってくれればもう、僕たちは本当にやることがなかったくらい皆が率先していろいろ動いてくれました。そういうチームになってくれてすごい良かったです。

―引退となって現在の心情は
なんというか、まだ全然実感がないので。まあでも、良い4年間だったんじゃないかなと思います。

―4年間やってきて
チーム的にも途中で体制が変わって、そこからゴタゴタしたりもしていましたが、今年はその集大成という訳では無いですけど、それが完成型に近付いてきて、すごく良いものになったなと思います。また、個人的にも、3年まで一切試合に出たことが無くて、明治で1試合出れたというのはすごく楽しかったなと思います。

―後輩へ向けて
僕たちは、自由と進歩のフットボールを貫こうということで、上からあれやれこれやれって言われてするのではなく、自らが自分で何が足りないのかというのを常に考えて行動し続けるというようにしてきました。皆それを体現できていたので、僕たちのその自由と進歩のフットボールというのを貫けば全然勝てると思いますので、そこはブレずにやってもらいたいなと思います。

―ファンの皆様へメッセージを
今年1年、初戦で負けて、どうなっちゃうんだろうなって不安にさせたと思うんですけど、最後お客さんを盛り上げるためにあおったりとかして。そしたらワーッ!って返してくれて、ものすごく楽しいゲームになったのは本当に観客の皆さんのおかげだと思っているので、心から感謝しています。

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三宅俊介

ー今日の試合を振り返って
6点差以上で勝たないといけないというところで、6点はキックの2本で追いつく点数なので、自分では絶対チャンスが来るなっ思いながら練習取り組んできて、そんなに長い距離とかいうシチュエーションはなかったがすべてのFGで確実に決めることができたので良かったです。4年間の集大成として努力してきたところができたと思いました。

ー今日のチームの雰囲気は
オフェンスがインターセプトされたあとも全然テンション落ちずに、ディフェンスのこと信じてベンチから1番掛け声が出てた試合で、負けたんですけどリーグ戦の中で1番楽しい試合でした。

ー早大戦に向けて重点的に練習してきたことは
6点差というのがあるので残り時間と得点差を見てのシチュエーションの練習っていうのを1番練習してきました。

ーどのような意気込みでこの早大戦に挑みましたか
甲子園に行ける可能性がある最後の試合ということで、4年間自分がやってきたということよりとにかく自信を持って、自分がボールをければ結果がついてくることを信じて、とにかく自信を持って挑みました。

ー先制FGを決めましたが
近い距離だったのでリラックスしてけれたというのがいい点で、そこでもう一本決めてやるっていう気持ちですぐベンチに帰ってきて、自分的にも良いコントロールだったので良かったです。

ー早大はどのようなチームでしたか
僕たちは一年生の時から今日含めて4連敗してきて、本当に強くて良いチームで、でも全然届かないチームではないというのは今日の得点差を見ればわかるように良いチームですけど、後輩にはこの結果を見て頑張ってもらいたいです。

ー惜しくも優勝を逃してしまいました
本当にチームで優勝することだけを目標に4年間取り組んできた。もう終わってしまってどうしようもならないのですが、まだ大学4年間は終わってなくて、後輩の育成に充てる時間もまだあるので来年以降もチームには勝ってもらいたいので、自分が伝えられることを全て伝えて行きたいです。

ー今季はどのようなシーズンでしたか
今季はリーグはじめに全勝すると決めてたのですが、それはリーグ序盤で潰えてしまって、スペシャルチームのコーチにいつもいつも修正してもらって、リーグを進めるたびに良いコンディションで臨めることができた。試合を追うごとにコンディションを上げれたというのが1番良かったと思います。

ー監督、コーチ陣へ一言お願いします
チームの体制が僕が入ってから途中で変わって本当にコーチの方々はチームのことを考えて練習中も練習外も行動していたのが選手みんなに伝わっていたと思います。最後、勝てはしなかったですけどTOP8でも1番じゃないかなと思うくらいチームのことを考えてくれたコーチたちだったので感謝したいです。

ーファンの皆さんへ
今日の最終戦のホームカミングデイはお客さんがたくさん入ってくれて自分のモチベーションもすごい上げれてそこで勝てなかったのは申し訳ないです。今まで一回も見にきたことのない人がたくさん見にきてくれました。本当は感謝の気持ちを勝利で伝えられなかったです。この気持ちをみんなに伝えたいです。

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利根川公紀

ー今日の試合を振り返って
ディフェンスとしてはやるべきことはできたと思ってます。ナイスゲームだと思いました。ただ、細かいところに課題が残るんで、来年の子たちはそこを潰せば来年は甲子園に行けると思います。

ー今日のチームの雰囲気は
最後の最後までオフェンス、ディフェンス関係なく盛り上がってたので雰囲気としてはとても最高でした。

ー早大戦に向けて重点的に練習してきたことは
1日1日の練習を大切にするして、早稲田の特徴を解析してくれたデータをちゃんと研究して練習してきたという感じです。

ーどのような意気込みでこの試合に挑みましたか
ディフェンスとしては完封。2試合連続完封勝利できてたので3試合目も完封する勢いで臨みました。

ー今日の自分の役割は
自分の役割は全部徹底できたと思います。プレイの質としては良かったと思います。

ー今季はどのようなシーズンでしたか
オレンジ2年目でようやく慣れてきて、みんなと仲良くできて、試合にも出れて悔いのない1年間でした。

ー惜しくも優勝を逃してしまいました
率直な感想としては悔しいです。悔しいですけどそれが自分たちの実力なんだなと実感しました。

ー監督やコーチへのコメントは
監督、コーチも選手と同じくらい熱心で一人一人のことを見てくれて、自分たちも頼ることも監督たちからも頼られることもあって信頼関係をオレンジになってより一層感じます。感謝です。

ー応援してくれたファンへ
社会人でもアメフトを続けたいと思っているので興味ある方は見に来てください!これからの1、2、3年生はまだ来年があってQBの小田賀とかはまだ一年目でもう2年、3年とどんどん経験積めてどんどん良いチームになっていくから頑張ってほしいです。

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牧野魁(法4)

ー6点差つけて勝利、優勝とはなりませんでした。現在の心境は
勝てなかったのも悔しいですが、やはりOLのユニットとしては本当に春から見た感じではすごく成長していて、チーム全体としては良かったんじゃないかなと思います。負けたのは悔しいですが、僕自身としては悔いはないです。

ーやりきったという思いが強いと
そうですね。あとはチーム全体の力が全然及ばなかったという感じです。

ー早大に勝利できなかった一番の要因は
責めるわけではないですが、今回インターが多かったので。残りの3年生までは、来年の課題が明確にあると思うので、それを取り組んでいけばいいかなと思います。

ー近年早大に勝利することができない年が続いていますが
自分たちの代も1回も勝ててないので、最後に勝ちたかったです。

ー今年秋のシーズンを振り返って
もっと1個1個の練習を突き詰めて、精度を上げていけたら、もっと上に行けたんじゃないかなと思います。

ー最後のシーズンを終えましたが、4年間で得たことは
僕はけがやウエイトが上がってないとかで、最初は試合は出れなくて、練習生という形でした。そこで諦めずに頑張って、1対1にこだわって練習したことで成長できました。最後まで諦めないというのは一番大事なことですね。最後は覆すのは難しいという局面だったんですが、最後まで楽しんでやりきったという感じです。

ー後輩に向けてのメッセージを
オフェンスラインとしては、春あんなにダメだったのを盛り返して成長してきたので、もっとどんどん強くなっていってほしいと思います。

ーファンの皆様に向けて
勝てなくて申し訳なかったんですが、学生の体育会として、何かいいものを見せられたかなと思います。最後まで応援していただいて、ありがとうございました。

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小田賀優介

-今日の試合を振り返って
本当に全てがかかっている試合で、僕自身も全てかけて、1年かけてやろうと思っていた試合なので、本当に大事な一試合だったんですけど、すごい悔しいっていう気持ちだけです。

-総力戦となった試合でしたが敗因は
僕の力不足で、もっと僕がうまかったら、もっとパスが決まっていたら…本当に僕の力不足です。あとオフェンスが攻め込んだ場面でしっかり点が取れなかったことだと思います。

-早大戦に向けてどのような対策を
全てが格上のチームだと思っていて、僕自身も中学、高校とずっと法政大学が早稲田大学に勝ったっていうのがあまり無かったので僕がQBで絶対に勝ってやろうっていう気持ちでした。ビデオとか毎日たくさん見て、相手の後ろのディフェンスバックのカバーであったりを研究してきました。

-リーグ戦通して見つかった課題や成果は
課題はたくさんあって、パスの精度であったり、大事な場面で決めるメンタルであったり、勝負強さが今後の課題です。得られたものは、僕自身としては新しいポジションになって、必死にしがみついていくというか、諦めない強い気持ちかなって思っています。

-新たなポジションで苦労も多かったと思います
毎日毎日が新しいことばかりで、本当に春とかは僕自身分からないことだらけで。小学校からフットボールをやってきましたが、QBはひと味違うポジションなので、大変なことが多かったのですが、周りの皆さん、スタッフ、コーチ、先輩、同期にも支えてもらって、僕だから今日のこの僕のプレーがあったと思います。それなのに全然良いプレーができなかったことが本当に悔しいです。

-しかし、1年生ながら何度も先発出場を果たしました
僕は1年生で、本当に野辺(歩夢、キャ3)さんの背中をずっと追いかけていて。そして春僕が1番試合に出ていて、それと一緒にWRの小山とかDBの高山(亜秀、法1)、清野(諒、法1)の頼もしい同期もいて、今後に向けて良い経験ができたと思っています。

-これからトレーニング期間に入ると思いますが、鍛えていきたいことは
僕はメンタル面が弱いのと、勝負強さが無いのと、遠投力、パスの精度が足りないと思っているので、こっからまだ時間はあると思うので。いや、時間はあるのですが無いので、しっかり詰めてやっていこうと思っています。

-今後どのようなQBになりたいか
チームみんなが小田賀がQBで良かったって言ってくれるような、みんなに信頼されるもっと上手いQBになりたいなって思います。

-4年生から得られたことは
今の4年生はすごい声掛けてくれる人や、周りに気を遣える人が多いので、僕もQBとして周りに目をかけるのが大事だと思うので、そこを学びました。

-今後に向けて
今シーズン終わってしまったのですが、みんなと一緒に来年こそは甲子園ボウルに行きたいので、その時に小田賀がQBで良かったって言ってもらえるような本当にすごいQBになりたいと思います。

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フォトギャラリー

  • DSC 1056 Rrrけがで出場できなかったQB野辺が1年QB小田賀に寄り添う
  • DSC 0642 R随所でいい役割を果たしたQB勝本
  • DSC 0647 RRB岩田和樹(営3)が中央突破を図る
  • DSC 0799 R前節に続き、奮闘するDL陣
  • DSC 0952 R最終戦ともあって多くのファンが駆けつけた
  • fzf試合中会場を大きく盛り上げた
  • dzd要所でいいキャッチを見せたWR南河
  • DSC 4761 Rrrエース高津佐が本職でTD。後半につなげた
 

 

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