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【重量挙】全日本大学対抗選手権 3日目 野中、澤登、福本の3選手が表彰台も団体は昨年より順位を2つ下げ4位 またしても『日本一』の夢かなわず…

重量挙

【重量挙】全日本大学対抗選手権 3日目 野中、澤登、福本の3選手が表彰台も団体は昨年より順位を2つ下げ4位 またしても『日本一』の夢かなわず…

全日本大学対抗選手権
2018年12月14~16日(金~日)
スポーツ総合センター(上尾市)

団体優勝を目指して臨んだ今大会。2日目終了時点(※94㌔級終了時)で9位と出遅れた法大は、最終日に力を見せ上位との差を詰めたいところだったが、成功率が低く記録は伸びず。表彰台に上ったものの、スナッチ、ジャーク、トータルの合計得点で差をつけられなかった。最終団体順位は4位と不本意な結果に終わった法大。4年生にとって最後の大会は笑顔での締めくくりとはならなかった。

DSC 0966
閉会式で順位発表を聞く選手たち

試合結果

団体成績

順位 大学名 総得点
優勝 日大 149点
2位 TIU 124点
3位 九国大 117点
4位 法大 108点
5位 中大 90点
6位 早大 79点
7位 金沢学院大 58点
8位 明大 53点
9位 大商大 51点
10位 平国大 26点

個人成績(丸数字は順位)

階級 選手名 スナッチ クリーン&ジャーク トータル
105kg
福本 龍馬 132〇 136× 136〇 4位 160〇 162〇 165〇 3位 301 3位
澤登 健太郎 135× 135× 135〇 6位 165〇 176〇 178× 2位 311 2位
+105kg級 野中 雅浩 157〇 160〇 170× 1位 205〇 215〇 228× 1位 375 1位
宮城 昌義 136× 136〇 143〇 5位 170〇 175〇 181〇 5位 324 6位
 ※単位はすべてkg

戦評

 大会最終日の3日目、何とか挽回を図りたい法大は105㌔級に澤登と福本が出場。「4年生への感謝を表したかった」と強い気持ちで臨んだ澤登であったがスナッチはスタート重量である135㌔の1本のみの成功にとどまり、この時点で7位と出遅れてしまう。続くジャークの1、2本目をきっちりと挙げ追い上げたものの、3本目を失敗し、トータルで2位という結果に。試技後に澤登は「不甲斐ない試技をしてしまった」と涙ながらにコメントした。福本は本調子でない中、スナッチを2本成功させ、4位につける。その後のジャークでは1本目から安定した試技を見せ、3本全てをきっちりと成功させた。「トータルでは予想通りだった」とスナッチから順位を1つ上げた3位で今大会を終えた。課題こそあったものの、両者ともに表彰台に上る活躍を見せた。

 最終種目となった+105㌔級に出場したのは、野中雅浩と宮城昌義。野中は24点を獲得することが求められた。今大会の直前まで練習を満足にできない状況の中だったが、確実にスナッチ、ジャーク共に1位の記録を挙げる。「階級変更前の最後のチャンス」と臨んだ228㌔は失敗に終わったが、最後のインカレを24点満点で優勝し有終の美を飾った。宮城は元々けがのため東日本大学対抗選手権から試合には出場せず調整を続けてきたが、本番前にけがに見舞われ2週間前まで練習ができないまま今大会を迎えた。しかし、「けがをしてでも取る」とジャークを3本成功させると、強豪集う中で6位につける。来年へつながる試技を見せた。

 4位。昨年の準優勝からまた一歩『団体日本一』へ遠ざかる結果となってしまった。来年度からドーピング問題を受け大幅に階級変更も行われ、東京五輪に向け変革期を迎える重量挙げ界。この変革に合わせ、法大重量挙部もチームが良い方向へ『変革』を遂げ、来年は日本一奪還、古豪復活に向け飛躍することを期待したい。
(中西陽香、春名結衣) 

監督・選手インタビュー

平良 朝順 監督

–今大会の総括をお願いします
優勝は厳しいと思っていたところもあったのですが優勝を目指して頑張っていました。が、結果はご覧のように4位という残念な結果になって、監督としては反省しております。

–62㌔級の西田選手のついて
1年生でよくトータル2番になってくれて、当然これからの選手なのでうれしく思うし、今の2年生3年生はやっぱりこの1年生の頑張りを見て奮起する、という意味で良い起爆剤になってくれました。

–69㌔級の古屋敷選手、大城選手について
古屋敷は体重も増えて記録も伸びてきました。3本目挙げられれば、2番目ぐらいだったんですけど、でも、日頃から頑張った練習の成果が出てよかったかなと。大城は、いわゆる力付けをする段階の時に肩のけががあって、なかなか思うように練習ができなかったので、挑戦という意味では良かったのですが、やるべき時にちゃんとやっていないと、ああいうことになるということで。去年より成績が悪かったのでちょっと残念ですね。

–77㌔級の渡邉選手について
渡邉は本来(本登録の)選手にはしていなかったのですが、吉田が直前に体調を崩して、渡邊がまた調子が上がっていたものでしたから、レギュラーを入れ替えてやってみました。しかし、他大学との元々からの力の差がありましたね。

–105㌔級の澤登選手、福本選手について
澤登は、1年生ながらトータル2番ということなんですが、スナッチが3本目しか成功しなかったということは大いに反省して欲しいです。調整の段階では145㌔くらいいくかなという手応えを僕は感じていたので、あえてスタート重量を下げないで、ちょっと上と勝負しようかということで、135㌔から出したのですが。練習でも一回も落とさなかったので135㌔は大丈夫だと思っていたんだけど、やっぱり緊張してたね。福本は、1週間前に腰痛を起こしてしまって、急ごしらえだったのでカツカツでなんとかあの順位を獲得して。悪いなりには良かったかな。でも本来の彼の力はこんなものじゃありませんし、東日本インカレでは優勝してますし、本人が一番悔しい思いをしてると思います。悪いなりには良かったと思います。

–+105㌔級の野中選手、宮城選手について
野中もね、3週間前に体調を崩して大変苦労したんですけど、今回は1番を取れればいいと。あわよくば良い記録を、日本記録じゃなくても良い記録を出して、オリンピック選考の対象大会という国際大会があるんですけど、それを意識して(スナッチでは)170㌔をやらせたんですけど、やっぱり(練習で)やっていないと挙がらないですね。宮城もみんなの予想より1点か2点増えたので、まずまずだったと思います。彼も年中けがばっかりしているから、大城と同じでいわゆる蓄える時期に貯金ができなかったので、あの重量にしかならないですね。本来はスナッチ150㌔とジャーク190㌔くらいあってもおかしくないんですけど。ちょっと残念ですね。全体的に練習不足と言ってしまえばそれまでですけど、自己ベスト記録が出せないというのは調整も含めて考え直してやらないといけないかなと思います。

–全体4位という結果でしたが、選手にはどう声をかけましたか
具体的なことは合宿所に帰ってからするんですけど、一番悔しいのは本人たちだと思うし、私がとやかく言って良くなるなら一番簡単なんです。ですが、本人たちに考えさせるということをしなくてはいけなくて、何でもかんでもOBとか監督に頼ってちゃいけないということを(言った)。今後は東京国際も強くなってきますし、九州国際も言うに及ばずです。日大は初めて6連覇しました。今度(来年)入ってくる子たちは全国制覇したチャンピオンが3人か4人くらいいるので大いにその子たちが伸びるような環境づくりをしていきたいと、学生たちにもそう言いたいと思います。

–新階級で変わっていくことなどは
特にはないですね。まずは新しい階級をみんな知ってるので、部員たちの自分がやりたいところを聞いて、チームのバランスがよければそのままするんですけど。そうでなければ抑え気味にとか、増やして上の階級をやろうかとか、これからですね。とりあえず自分たちの希望を聞いてどうするか決めます。

雨宮 玄剛 主将

–今大会を振り返って
全体的に点数を予想よりも落としてしまいました。3日目の選手は良かったんですけど、初日で結構点数を落としてしまって、2日目の選手も落としてしまって、少しの減点が結果につながってしまうと実感しました。

–総合4位の結果を受けて
満足いく結果ではないです。優勝狙ってやってきたので、4位という結果は4年間で自分の中で一番悪い結果だったので悔しいです。

–1年生の活躍が目立ちました
今年の1年生は結構頑張ってくれて良かったです。

–今大会ではセコンドをしていましたが、どのような言葉をかけて選手を試合に送り出しましたか
特に気負うことなく、とにかくいつも通りやるようにと言いました。いつも通りやれば結果がついてくるので。

–野中さんが完全優勝をしました
同期としてうれしかったです。(ジャークの)3本目でも日本新記録まで挑戦してくれてすごくうれしかったです。

–引退となりますが、主将としての1年はどのような1年でしたか
結構いろいろなことがあって大変な1年だったんですけど、みんなが支えてくれたおかげでやり切れたので良かったです。

–4年間を振り返って
選手としてはあんまり良い成績を残せなかったんですけど、人間として結構成長できた4年間だったな思います。とても充実した4年間でした。

–後輩に向けて
来年こそは全日本大学対抗選手権で優勝目指して頑張ってほしいと思います。

–今後の進路は
今後は地元に帰ってウェイトリフティングに少しでも貢献できたらなと思います。

福本 龍馬

–今日の試技を振り返って
もともとかなり調子が悪かったので、3番狙いだったのでトータルでは一応予定通りでした。スナッチの2本目を落として、1点予想より下げたのでそこがダメだったかなと思います。

–腰を痛めていなかった場合自分ではどれくらいを狙えたと思いますか
それはもう2番ですね。1番は届かないので2番で、澤登がやった重量以上は挙げられたかなと思います。

–1年生の澤登選手が自分の記録を超えたということについて
やっぱり悔しいですよ。上の人と競うというのはプレッシャーを感じるので、そういう役目を先輩が普通負うものなので、その点に関しては申し訳ないとは思います。ごめんなさいという感じですが、ただ悔しいです。

–同じ階級同士で戦略など、澤登と話し合ったことなど
自分がもともと2番に予想だったんですが調子が悪かったので、「お前が2番頑張ってくれ」みたいな事くらいしかなかったです。重量に関しては特にないです。そういうことは試合の流れで監督さんやセコンドの方が決めるので。

–2日目終了時点で総合順位が9位でしたが、チームで話し合ったことなど
1位はもう無理だったので最低でも2位という感じだったんですけど、自分たちがどんなに頑張ってもそれほど順位は変わらなくてほとんど決まっているようなものなので、作戦は特に変わってないですね。

–ただ個人個人で頑張るということでしょうか
はい。あとはただやるだけなので。

–新しい階級について
近くに102㌔級と109㌔級ができて、自分と澤登が争っても無駄なのでどちらかがどちらかにいくということでそういうことは今後話し合って決めます。

–今日の試合を終えて、課題は
いつも同じことを言ってるんですが、脚です。下半身が弱いのでスクワット、デッドリフト。もっともっと記録を伸ばさないと厳しくなるんじゃないかなと思います。

–次の新チームの目標などは
この大会での優勝です。来年こそ。

澤登 健太郎

–今日の試技を振り返って
納得もいかないですし、何にも言えない試技でしたね。

–表彰式では涙を流す場面が見られましたが
今日は4年生が法大でやってきて最後のインカレで出場したかったと思うんですけど自分が出させてもらいました。セコンドとかも4年生についてもらって、本当に4年生に良くしてもらったのに、恩返しや感謝の気持ちを表す、その為に本当は自分が勝つべきだったんですけど、スナッチと最後のジャークの3本目とかどうしようもない試技をしてしまって不甲斐ない気持ちでした。

–スタート重量を下げて臨んでいましたが
ジャークは対抗戦で相手との戦いになるので、自分より(順位が)一個下の人を見てやりました。そういう展開通りで、1本やったら次の人を見てやるっていう感じでやりました。コンディションは目覚めも良くてアップ中もいい感じだなと思ったんですけど、やっぱりまだ技術がなかったりとか、練習でもスタートの重量を取ってきたのに、本番では失敗してしまって。この1年間はスナッチが課題でそれを直せないままきてしまいました。

–今大会に向けてどのように調整、練習をしましたか
この大会が一番大事な試合というか、ここでやらなければ1年やった意味がないっていうくらい大事な試合だったと思うんです。練習中からすごい気持ちを上げていって、アップとかも調子良くて事前練習では自己新記録を出したんですけど、やっぱりまだ自分の経験のなさや技術のなさがありました。大会に向けてはだいぶいい調整ができたのではないかなと思っています。

–今年の大会を振り返って
3月の合宿くらいから参加したんですけど、本当に色々あって濃い1年でした。やっぱり反省しないといけない1年だったと思います。

–来年に向けての意気込み
もう今日から切り替えて、来年のこの日に向けてもう1回調整というか、ゼロからスナッチとジャークのフォームを考え直して、こんな不甲斐ない試合をしないようにまた1年間頑張っていきたいと思います。

野中 雅浩

–どのような気持ちで今大会に臨みましたか
自分は24点は絶対に取らないといけない選手だったので、そこだけ考えて調子が悪かったりもあったんですけど、24点を取ることだけは守って団体戦を戦おうと思っていました。

–どのような調整を行ってきましたか
練習できない期間とかもあったので、本当に最低限今自分ができる重量を引き出すための練習しかできなかったですね。 今回はけがとかもあったので。全然練習とかもできていなかったので。

–具体的にどのようなことを行った 
いつも通りじゃないですけど、普通にスナッチとジャークをやって、脚力を戻すためにスクワットをしてという感じですね。純粋に試合のために(調整ではなく練習をした)という感じですね。

–今日の試技を振り返って
(練習できない期間があった中で)それなりにできたんじゃないかなと思います。24点も取れましたし、(大学対抗戦は)点数勝負なのでそこだけはよかったんじゃないかなと思います。

–スナッチはスタート重量を下げてのスタートとなりました
相手に合わせてそうしました。ジャークも下げたんですけど、(九国大の丸本大翔選手がこれまでの)試合で201㌔まで挙げていたので、205㌔から始めたら取れないだろう、と考えて(セコンドが)下げたんだと思います。

–ジャークでは日本新記録も狙いました
(成功する)可能性としてはかなり低かったとは思うんですけど、来年度から新階級になるので、今回が(更新の)最後のチャンスだったので「やってみるか」となりました。

–新階級は変わらず超級ですか
そうですね。+109㌔級で出ます。

–団体優勝は日大、法大は4位という結果になりました
4年生が、自分一人しか出ていないという状況なので、4年生全員の責任だと思いますし、だれも失格者を出していない中でこの順位というのは自分たちの実力がそのまま出たのかなと思うので、また来年以降下級生たちが、今回の反省をしっかり受け止めて新体制に向けてしっかり臨まないと、また同じことを繰り返すことになってしまうんじゃないかなと思います。

–ですが、特に1年生は来年以降が楽しみな結果を残してくれましたが
試合前だったので、澤登君の試合は見れていないんですけど、西田君と澤登君が今回でて、それなりの結果を出してくれて、また来年以降しっかり選手としての自覚を持ってやっていってくれたらなと思います。

–来年は競技では古屋敷選手、福本選手が中心になってきそうですが、新体制に期待すること
練習場で2人が部の練習の雰囲気を盛り上げていくことでやはりチームとして上がっていくのかなという気もするので、2人には普段から俺たちが引っ張っていくという気持ちを持ちながら練習に取り組んでいってほしいなと思います。

–4年間を振り返って
4年間インカレに出させてもらって、自分は1年生のころから出させてもらっていたんですけど、今回が一番団体としては悪い結果になって。結構みんな4年間短かったというじゃないですか。でも、4年間長かったなぁと思いながら今日を迎えたと思います。楽しかった時もありますし、辛かったこともありましたし、色々な思いで1年1年を過ごして、法政大学に来て良かったなと思います。

–1年生から結果でチームを引っ張ってきました
1、2年生の時は「先輩には負けたくない」という思いでやって、3年生からは悪く言えば競う相手がいなかったので、(結果で引っ張ることが)義務感という感じはあったかなと思います。

–4年間を共にした同期に向けて
平仲(康太郎)君は高校2年生の時にインターハイ団体で優勝をして、雨宮(玄剛)君は高校3年生の時に団体優勝しているんです。なので、選手になってほしかったなという思いはありますけど、神谷(亮磨)君を含めていろんな面でチームを支えてくれた3人だったと思います。

–今後の進路は
(重量挙げを)続ける予定です。

–今後の目標は
オリンピックに出られるように頑張らないといけないと思っているので、とりあえず練習して記録を伸ばして結果を残して、オリンピックに出たいなと思っています。

–最後に、応援し支えてくれた方々やファンの皆様へメッセージをお願いします
本当にこの4年間いろんな人に支えてもらったり応援してもらったりしたことで、ここまで来られたと思います。最後は団体4番で、最後に恩返しできる形に結果を持ってこられなかったことは非常に残念なんですけど、とても感謝しています。また、これまでも支えてもらったので、これからも結果で恩返しできるように頑張りたいと思います。

宮城 昌義 

–本日はどのような意気込みで
言われた重量を取れたらいいかなと思っていました。

–スナッチとジャークの目標としていたところは
自分の目標ではスナッチ150㌔でジャーク185㌔までは取れればいいかなと。

–スナッチでは1本目を落としてしまいましたが
思ってた以上に軽くて落としてしまいました。なので申し訳ないという気持ちが大きいですね。

–スナッチの2本目から3本目にかけて7㌔重くしての挑戦でしたが、触った感触は
全然重くなくて、逆にいつも練習でやっている重量なのでやりやすかったです。だからこそ1本目を成功して目標の150㌔に挑戦したかったです。

–川村正輝選手(日大)にスナッチでは競り勝ちました
本当にラッキーだったと思います。自分の実力がなくて、あの重量だったんですが、川村さんも足をけがしていて競り合えたのかなと。

–ジャークは3本全て成功させました
スナッチを一本落としたことでやらないといけないという気持ちが強くなりました。けがをしてても取るという覚悟で3本取れるのが当たり前という精神でやっていました。

–今大会の試技にけがの影響はあるのでしょうか
大会前に腰と膝と手首を痛めて、2週間前までまるで練習に取り組めていませんでした。そのあたりが大会に向けて良くなかったかなと思います。

–では本調子ではなかったのでしょうか
この2週間の間でどれだけ本調子に近づけれるかという練習に取り組んで、ある程度本調子ではあったと気持ちでは思っていたのですが体がついてきていなかったです。

–具体的にこの2週間でどのような調整メニューを
休んでる期間が長かったので、フォームから入りました。次にスクワットは諦めて、ずっとフォームと瞬発系の動きをするためにハイスナッチとハイクリーンを繰り返していました。

–今回の試技の結果をどのように評価しますか
評価としては10点満点中で3点ですかね。理由は元の地の力が弱くて他大の先輩方に全然ついていけず、そこで得点を落としてしまったためです。

–今後の課題は
練習でけがすることが多いことです。けがして休んでの繰り返しだと記録も伸びないと思うので、けがしないような努力をすることを目標にやっていきたいです。

–法大は4位という悔しい結果に終わりましたが
最後の大会となる4年生に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分たち下級生がもっと盛り上げていかなければならないと思いました。

–引退する4年生へ、来年以降の決意表明などあればお願いします
野中さんという大きい存在が抜けてしまうため、現時点で+105㌔で野中さんの次に頑張っている自分が、その頑張りを野中さん以上にしないと法政の得点にはならないと思います。偉大な4年生が抜けてしまうので、次は自分が頑張る、というより自分が引っ張るという気持ちでやっていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 04352本調子でないながらも3位を獲得した福本
  • DSC 05572ルーキーながら2位もふがいなさに涙を見せた澤登
  • DSC 08202ジャークを3本成功させ予想得点を超える点数を獲得した宮城
  • DSC 08402エースとしての安定の試技を見せ優勝した野中
  • DSC 09072日本記録の228㌔に失敗しうつむく野中
  • DSC 09572表彰台では笑顔を見せた(中央)
  • DSC 0966 - コピー閉会式で順位発表を聞く選手たち
  • DSC 0972 - コピー4年生で唯一の出場となった野中が賞状を受け取った

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