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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対慶大3回戦 投打ともに引き締まったプレーで慶大に辛勝!今季2つ目の勝ち点を奪取!!

準硬式野球

【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対慶大3回戦 投打ともに引き締まったプレーで慶大に辛勝!今季2つ目の勝ち点を奪取!! 

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
対慶大3回戦
2019年4月23日(火)
早大東伏見グラウンド

慶大戦を1勝1敗で迎えた法大。今季の正念場ともいえる3回戦は、5回に堀江悠介(経2)の適時打で先制すると、勢いに乗りその後も3点を追加。西村勇輝(経2)の好投も光り、勝利を飾った。

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生還し喜ぶ堀江

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
慶大 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 6 0
法大 0 0 0 0 2 0 2 0 × 4 11 0

(法大) 〇西村−堀尾
(慶大) 古澤、●神田、出町、淺野ー高野

二塁打:鎌田(4回)、土倉(7回)
盗塁:堀江(5回)、中川大(6回)
併殺:鎌田-大石智-土倉(1回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (5) 堀江悠介(経2) 健大高崎 5 3 1 0 .321
2 (6) 大石智貴(経4) 静岡 2 0 0 2 .474
3 (9) 佐々木勇哉(社4)  花巻東 3 1 0 1 .250
4 (4) 鎌田航平(社3) 鳴門 4 2 1 0 .286
5 (3) 土倉徳(社4) 遊学館 4 2 1 0 .278
6 (7) 堀皓貴(社4)  鳴門 4 2 0 0 .316
  7 八木達也(社2) 日大三
7 (8) 中川大輔(社3) 日大三 3 0 0 1 .261
8 (2) 堀尾浩誠(社1) 報徳学園 4 1 0 0 .200
9 (1) 西村勇輝(経2) 日本文理 3 0 0 0 .125

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
西村 9 6 5 4 1 0.96 

 

戦評

  1勝1敗で迎えた慶大第3戦。鮮やかな青空の下で、法大は今季2つ目の勝ち点をもぎ取ってみせた。

 4回まで両者無得点で試合が進むも、均衡は5回に崩れる。1死からリーグ戦初先発の8番堀尾浩誠(社1)が内野安打で出塁すると、続く9番西村勇輝(経2)の犠打で堀尾が進塁。ここで1番堀江悠介(経2)に打順が回る。「もし7、8番が出塁して、西村が犠打で進塁させたら自分が(走者を)返さなくてはならないなと思った」と語ったように、堀江は甘く入った3球目を振り抜き中前適時打を放ち、この一打で堀尾が生還。先制に成功する。その後も堀江が盗塁し、大石智貴(経4)の死球、佐々木勇哉(社4)の四球で2死満塁と追加点の好機を作る。そして4番鎌田航平(社3)の左前適時打で堀江が生還。試合の流れを一気に引き寄せた。

 7回にも先頭の堀江が中前安打を放ち、大石智の犠打で進塁。その後佐々木が右前安打で出塁し、1死一、三塁と追加点の機会を得る。そして続く鎌田の打席で、相手投手出町赳人の暴投の間に堀江が生還。佐々木もその間に二塁へ進む。鎌田の進塁打で、佐々木が三塁に進むと、5番土倉徳(社4)の中越適時二塁打で佐々木が生還。中軸打線がここぞという場面で役割を果たして見せた。

 先発のマウンドには、1回戦で好投を見せた西村勇輝(経2)が登った。初回に1死走者なしから内野安打で出塁を許すも、続く打者を併殺で断ち切り、2回以降は西村の独壇場に。8回に1点を失ったものの、苦しい場面で三振を奪うなど自らの手で慶大打線の追い上げをシャットアウト。西村は今季4勝目をあげた。

「気を抜くことなく、勢いをつけるようなカードにしたい」(西村)と語ったようにチームの士気は高い。空き週を挟み、次カードの東大戦に挑む。

(記事、写真:梅原早紀)

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西村は開幕以来安定した投球を見せている

 Pickup Player!~堀江悠介~

 今季リーグ戦期間中では、対戦カード終了時に、法大準硬式野球部の選手特集を行います。第2回目の「Pickup Player!」では、慶大3回戦で先制打を放ち、慶大カード勝ち点奪取に大きく貢献した堀江悠介(経2)選手にフォーカスしました。ぜひ、ご一読下さい!

 1番打者の密かな楽しみは、まだ誰も足を踏み入れていないまっさらな打席に自分が最初に立てることだという話を聞いたことがある。きっとそれは実際に経験した者にしか分からない特別な感覚だ。

 個性豊かな法大打線のリードオフマンを務めるのが、チームの元気印、堀江悠介(経2)だ。“機動破壊”の異名で知られる群馬県の高崎健康福祉大学高崎高校出身、右投げ左打ちの内野手である。今季は開幕から継続して『1番三塁手』として出場し、攻守ともに躍動感のあるプレーを披露している。

 すでにチームの欠かせない戦力となっている堀江だが、昨季までは出場はほとんどなくランナーコーチャーがメインであり、ベンチを温める毎日だった。主力に食い込むため、オフシーズンは徹底的にバットを振り込み、長打力を磨いた。その結果、開幕前の紅白戦やオープン戦から打撃は好調を維持。調子の良さを本間隆洋監督に買われ、三塁のスタメンの座を射止めた。その勢いのまま今季はここまでリーグ戦6試合でフルイニングに出場し、打率3割2分1厘、2打点の活躍を見せている(4月23日現在)。

 存在感は数字上のみではない。守備につく時は真っ先にグラウンドに飛び出し、安打や適時打を放てば塁上でパフォーマンスを披露する。同期で仲の良い西村勇輝(経2)や後輩の春翔一朗(経1)などの若手が多い投手陣への声かけも欠かさない。本人は「楽しく野球はやりたいので」「誰かが声を出さないと」と何気なく話すが、ピンチを迎えたときやチームが沈んだ時に、その振る舞いはチームを助けることも少なからずあっただろう。プレーそのものだけでなく堀江の明るいキャラクターは、快進撃を続ける法大の陰の原動力となっている。

 開幕2カードをともに第3戦までもつれ込みながら勝ち点をつかんだ不屈の法大の象徴となりつつある切り込み隊長、堀江。さあ次戦も球場へ足を運ぼう。陽気な背番号15番のはつらつとしたプレーがチームにも観客にも元気をくれるはずだから。

(記事:磯田健太郎)

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攻守ともに活躍を見せる堀江

選手インタビュー

西村勇輝(今季4勝目をあげる)

-今日の試合を振り返って
途中まで得点することができなくて、粘り強くプレーした試合だったと思います。

-今季4勝目だが
うれしいです。しかし、やはり毎カード2戦目で勝って終えたいなという気持ちはあります。

-捕手の乘松(幹太、現4)選手から勝負所で力が入る癖があると聞いたが
そうですね、全部全力で投げるのではなく、少し力を抜くことを考えられるようになりました。力を抜く場面では打者をよく見て、あまり振ってこないなと感じたときは少し緩い球を投げてカウントを取るなど自分なりに工夫するようになりました。

-奪三振へのこだわりは
やはり三振を取ると気持ちがいいからですね(笑)。

-今日はリーグ戦初先発の堀尾選手とバッテリーを組んだことについて
乘松さんがいない中で、僕が引っ張っていかなきゃなと思っていましたが、ショートバウンドなども堀尾が止めてくれた場面もあり逆に助けられました。

-今季は完投試合も多いが
今季は先発を任せていただけることが多いので、任される以上は投げ切りたいなという気持ちでやっています。使っていただいている以上は期待に応えたいと思っています。

-空き週に取り組みたいことは
とりあえず身体を休めて今回の反省を踏まえて練習していきたいです。

-次カードに向けて意気込みをお願いします
2カード勝ち点を取ることができたので、東大戦も気を抜くことなく勢いをつけることができるような試合にしたいです。頑張ります。

堀江悠介(先制打を放つ活躍を見せる)

-今日の試合を振り返って
4点リードのまま勝てるとは思っていなかったので、接戦になるかなと思っていました。しかし、1失点で試合を終えることができて良かったなと思っています。9回に余裕を持って西村が投げられたことが良かったです。

-マウンドに立つ投手に積極的に声をかけにいく場面も見受けられるが
そうですね(笑)。やはり楽しく野球はやりたいという気持ちが自分の根底にあります。例えば今日も西村がピンチを迎えた時に、元気がなくなってしまうのでマウンドに声をかけに行きました。西村とは同じ経済学部なので、いつも一緒に授業を受けていて仲が良いので声をかけるタイミングも分かっているつもりです。

-5回裏の先制打について
あの時は7、8番で誰かが出塁したら、西村の犠打で僕に回ってくるという想定でいました。そして実際に堀尾が出塁して、西村が犠打で堀尾を進めて2死二塁の状況にしてくれたこともあり、これは返さなきゃいけないと思いました。確か前の試合も逆転打を打った時にそのような状況でした。とにかく2死二塁で回ってきたら絶対に返すつもりでいました。ただいつも念頭に置いているのは打線の中で出塁をする役割です。

-出塁の意識について
たぶん6カードこなしていますが、まだ四死球での出塁は1回しかないですね。いつも先頭で出塁できるように心がけているので、また東大戦で頑張りたいと思います。

-今日の戦いぶりを踏まえ今後どのような選手になっていきたいか
そうですね、まずは好機を作ることができる選手になりたいです。そして好機で回ってきたら、しっかりと走者を返すという当たり前のことが当たり前のようにできる打者になっていきたいです。

-次カードに向けて意気込みをお願いします
先ほどのミーティングで本間監督がおっしゃっていたのですが、もう少し振り込むことができると思います。甘い球を右中間、左中間に運べるような打線にしていきたいです。

フォトギャラリー

  • hori R2安打と気を吐いた堀
  • sasaki R7回に右前安打を放った佐々木
  • tuchikura R7回に中越適時二塁打を放った土倉
  • kamada R鎌田は今季4番に定着
  • horie R先制打を放った堀江
  • horie3 R生還し喜ぶ堀江
  • horio2 R今季先発出場の堀江はリーグ戦初安打を放った
  • nishimura R今季4勝目の西村
  • nishimura2 R西村は開幕以来安定した投球を見せている

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