【ハンド】2019年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第8節 対立大 後半のリードを生かしきれず、同点で試合終了。なんとかして欲しかった勝ち点を獲得
2019年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第8節 対立大
2019年5月11日(土)
三郷市総合体育館
三連敗中と調子が乗り切らない法大が立ち向かうは、立大。一部二部入れ替え戦を避けるためには確実に勝利したい試合だ。前半から互角の戦いを見せ、点の取り合うシーソーゲームを展開する。前半は14-13と1点リードで終える。後半法大は一次5点差までリードを広げる。しかし立大もPTを決めたことがきっかけになり、勢いに乗る。ラスト1分の段階でのリードは1点。立大オフェンスに持ちこたえることができず、得点を許し25-25の引き分けで勝負を終えた。
試合結果
トータル試合結果
25 法政大学 |
14 | 前半 | 13 | 25 中央大学 |
---|---|---|---|---|
11 | 後半 | 12 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
16 | GK | 髙木アレキサンダー | 経済1・市川 | 0 | 0 |
9 | CB | 柿沼健吾 | 社会3・藤代紫水 | 3 | 10 |
7 | RB | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 2 | 9 |
2 | RW | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 3 | 35 |
5 | LB | 松岡寛尚 | 経済4・藤代紫水 | 8 | 71 |
18 | LW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 2 | 14 |
22 | PP | 橋口博隆 | 社会2・雄城台 | 4 | 13 |
交代選手
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今節得点 | 今季得点 |
4 | RB | 服部流征 | 経済4・高岡向陵 | 1 | 10 |
39 | RB | 西遼太 | 経済2・法政二 | 1 | 9 |
27 | CB | 利光良介 | 社会1・雄城台 | 0 | 1 |
10 | RW | 本田拓海 | 社会4・法政二 | 0 | 6 |
34 | LW | 佐々木隆斗 | 社会2・浦和学院 | 1 | 4 |
21 | GK | 河村直人 | 生命1・昭和第一 | 0 | 0 |
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝-分-負 | 得点 | 失点 | 得失点 | 勝ち点 |
1位 | 筑波大 | 7-1-0 | 242 | 181 | 61 | 15 |
2位 | 日体大 | 5-1-2 | 234 | 208 | 26 | 11 |
3位 | 中央大 | 5-1-2 | 205 | 199 | 6 | 11 |
4位 | 国士大 | 5-0-3 | 221 | 200 | 21 | 10 |
5位 | 東海大 | 4-0-4 | 186 | 198 | -12 | 8 |
6位 | 立大 | 3-2-3 | 192 | 209 | -17 | 8 |
7位 | 早大 | 2-1-5 | 204 | 216 | -12 | 5 |
8位 | 法大 | 2-1-5 | 194 | 225 | -31 | 5 |
9位 | 明大 | 2-0-6 | 194 | 212 | -18 | 4 |
10位 | 日大 | 1-1-6 | 184 | 208 | -24 | 3 |
春季リーグ戦結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月13日(土) | 筑波大 | ●23-29 | 中大多摩 |
2 | 14日(日) | 明大 | ○23-22 | 中大多摩 |
3 | 21日(日) | 日体大 | ●21-30 | 日体大健志台 |
4 | 28日(日) | 日大 | ○28-27 | 国士大多摩 |
5 | 29日(祝) | 国士大 | ●23-38 | 明大和泉 |
6 | 5月3日(祝) | 早大 | ●29-31 | 日大八幡山 |
7 | 4日(祝) | 中大 | ●22-23 | 日大八幡山 |
8 | 11日(土) | 立大 | △25-25 | 三郷市総合体育館 |
9 | 18日(土) | 東海大 | ー | 国士大多摩 |
戦評
現在3連敗中と一部二部入れ替え戦圏内の法大。リーグ戦も残すところあと2試合。後がなくなり意地でも勝利したい法大が挑むは立大。試合は法大ディフェンスからスタート。早々と立大に1点を決められこのまま立大ペースで試合が展開されるかと思いきや、松岡寛尚(経4)や橋口博隆(社2)が得点力を発揮。少しずつリードを広げていく。しかしこれで引き下がる立大ではなかった。日体大に勝利するなど勢いに乗ると爆発的な力を発揮する立大。一次4点あったリードはもろくも前半23分にはなくなった。ここで法大がたまらずタイムアウト。その後は高木アレキサンダー(経1)の一対一でのセービングや松岡のPTなどで何とかもちこたえ、14-13とリードを保ったまま試合を折り返す。
リードをより広げ勝利を確実なものにしたい法大。橋口・西遼太(経2)・柿沼健吾(社3)などを頻繁に交代させ、ディフェンス・オフェンスともに疲れを見せないプレーを展開。後半10分までに5点ものリードを積み上げる。だが立大のタイムアウトを挟み試合の流れは一変。立大の3連続得点でまたしても勢いに乗せてしまう。リードを死守したい法大。1点差で残すところあと1分という状況で立大オフェンスに耐えきれず失点。残り5秒で何もできずにそのまま試合終了。勝ち切れた試合だっただけに選手も唇をかみしめた。
とうとう残すところ東海大戦のみとなった春リーグ戦。一部残留を決めるためには負けるわけにはいかない相手だ。勝利のためには相手の流れに持ち込ませない戦い方が求められる。確実に勝利をして次につながる試合としてほしい。(青木義貴)
選手インタビュー
松岡 寛尚
—今日の試合を振り返って
リードしているのに、自分たちで簡単なシュートミスや、ディフェンスでしっかり守らなければいけないところを簡単にやられてしまって、早稲田戦もそのような感じだったのですが、自分たちで苦しめて、勝てる試合を引き分けにしてしまったと思います。
—立大の印象は
立教はボールさばきが上手いチームで、全員で点を取るイメージがありました。あとは、雰囲気が良いので、一回(その雰囲気に)飲まれるとそこから立て直すのがきついというイメージがありました。そのイメージがあった中で、今日の後半、雰囲気に飲み込まれて、5点差を追いつかれてしまって、そこから対処ができませんでした。
—後半のタイムアウト時、ローランドコーチを中心に話していたことは
相手のディフェンスがかなり当たってきていたので、ポストに(ボールを)落とせるという話をしていました。相手は退場が何人も出ていたので、ポストに落として接触プレーを多くしていこうという話をしていました。
—新しく増やしたディフェンスシステムが機能していたようにも見えました
増やしたディフェンスというのはアタックを積極的にいくということなんですけど、今日はセンターの(関根)源哉と平仲航にはかなり厳しくいけました。(法大は)ディフェンスが弱くて、失点が多いんですけど、今日は25点に抑えられて良かったのかなと思います。
—次戦の東海大戦が最終戦となります
東海はくせ者が多いというか、上手いというよりは嫌らしいプレーをしてくる選手が多いイメージです。東海も今、負けが多くて入れ替え戦もかかっているので、「法政を倒すぞ」という強い気持ちで来ると思います。自分たちはそれ以上に強い気持ちをもってしっかり勝ちにいきたいです。
橋口 博隆
—今日の試合を振り返って
同点で終わったんですけど、自分たちのプレーができていれば必ず勝てた試合だったと思います。
—個人のプレーを振り返って
ディフェンスでは三枚目で今日はあまりうまく動けませんでした。相手センターがキーマンだったのでもっと前に出てゲーム中に修正して、その人に対するプレッシャーを与えることがで切ればよかったと思います。オフェンスはチームとしてポストを狙う攻め方を徹底していましたが、自分のシュートミスなどもあり先輩たちとの信頼が崩れていったかなと思います。
—立大の印象は
チームプレーができていると思いました。(関根)源哉さんが最後の同点の場面でも寄せられて決められてしまったので気が抜けないなと思いました。
—ラストで点差を埋められる形になりました
追い上げられたときに、自分たちが焦ってプレーができなくなっていたのでもっと声がけしてチーム全体で集中力を持ってやっていけたらと思います。
—最終戦の東海大戦に向けて一言
ディフェンスからキーマンン対してのプレッシャーやオフェンスのシュート決定率を向上させ、意識してしっかり戦っていきたいです。
フォトギャラリー
- 様々なポジションでチームを支える山本晃
- デイフェンス・オフェンス両面で積極的なプレーを見せる橋口
- 立大ディフェンスをかわす服部
- 今節も好セーブを連発した高木
- ずば抜けた攻撃でチームを支える松岡
- 毎試合確実に得点を積み重ねる柿沼
- ローランドコーチの指導を受ける選手たち
- 勝ちきれず悔しさが残る