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【サッカー】第93回関東大学サッカーリーグ戦 第10節 法政大3-4専修大 両者7発の打ち合いを制したのは専大 2点ビハインドに追いつく粘りを見せるも最後に勝ち越しを許し悔しい城山2連戦となる

 

 

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【サッカー】第93回関東大学サッカーリーグ戦 第10節 法政大3-4専修大 両者7発の打ち合いを制したのは専大 2点ビハインドに追いつく粘りを見せるも最後に勝ち越しを許し悔しい城山2連戦となる

第93回関東大学サッカーリーグ戦 第9節 法政大ー専修大
2019年8月7日(日)
法大城山グラウンド

 城山2戦目となった専大戦。法大は理想的な立ち上がりを見せると12分に平山駿のゴールで幸先よく先制する。しかしDFラインのミスや細かな連携ミスなどが響き立て続けに失点を喫し、1点ビハインドで前半を折り返す。迎えた後半、先に相手に得点を許すも攻撃陣が奮起し立て続けにゴールを奪い試合は振り出しに。その後、法大ペースで試合が進み幾多の決定機を迎えるも決めきれず。逆に90分に相手き決勝ゴールを決められ敗戦。悔しさの残る試合となった。

aisatsu R
悔しい敗戦となった

 

試合結果

トータル試合結果


法政大学
前半
専修大学
後半

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
12分 得点 法政大学 平山駿 1-0 
17分 得点 専修大学 氣田亮真  1-1
33分 得点 専修大学 氣田 1-2 
44分 交代 法政大学 長島→山岸  
52分 得点 専修大学 氣田 1-3
54分 得点 法政大学 平山 2-3
59分 交代 法政大学 松澤→田中  
66分 得点 法政大学 田中和樹 3-3
81分 交代 法政大学 平山→佐藤(大)  
90分 得点 専修大学 林一輝 3-4

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校 成績(出場・得点)
21 GK 長島卓哉 スポ4・東京ヴェルディY 1・0
24 DF 宮部大己 経済3・法政第二高 6・0
DF 蓑田航大 現福2・青森山田高 4・0
31 DF 松井蓮之 スポ2・矢板中央高 1・0
33 DF 鳥居俊 理工3・東京ヴェルディY 1・0
10 MF 下澤悠太 社会4・柏レイソルY 5・0
27 MF 田部井涼 経済2・前橋育英高 1・0
MF 紺野和也 現福4・武南高 10・2
17 MF 竹本大輝 経済3・成立学園高 8・0
19 MF 平山駿 経済3・三菱養和SCY 6・3
FW 松澤彰 現福4・浦和レッズY 4・0
サブメンバー
GK 山岸健太 経済4・前橋育英高 6・0
DF 加藤威吹樹 経済4・サンフレッチェ広島Y 8・0
23 DF 関口正大 現福3・新潟明訓高 6・1
MF 大西遼太郎 社会4・ジュビロ磐田Y 7・0
15 MF 服部剛大 社会3・横浜FCY 1・0
28 FW 田中和樹 社会2・浦和学院高 3・0
20 FW 佐藤大樹 経済2・コンサドーレ札幌Y 8・3

※成績は試合終了時のもの

 試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 明治大 27 10 9-0-1 26/5 21
2位 順天堂大 21 10 7-0-3 13/8
3位 立正大 20 10 6-2-2 22/9 13
4位 駒澤大 19 10 6-1-3 14/16 -2
5位 桐蔭横浜大 18 10 5-3-2 17/10 7
6位 筑波大 17 10 5-2-3 15/13
7位 法政大 14 10 4-2-4 13/11
8位 中央大 11 10 3-2-5 9/15 ‐6
9位 専修大 10 10 3-1-6 16/29 -13
10位 早稲田大 10 2-1-7 10/17 -7
11位 東洋大 10 1-1-8 5/15 -10
12位 流通経済大 10 1-1-8 10/22 -12

 

前期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
1 4月7日 中大 ●1-2 山梨中銀スタジアム
2 4月14日 早大 ○1-0 中台運動公園陸上競技場
3 4月28日 順大 ○1ー0 味の素フィールド西が丘
4 5月2日 桐蔭大 ●1‐2 相模原ギオンスタジアム
5 5月6日 流経大 ○1-0  龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールド
6 5月19日 明大 ●0-2  味の素フィールド西が丘
7 5月29日 立正大 △1-1  熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
8 6月1日 筑波大 ○4-0 武蔵野市立武蔵野陸上競技場
9 8月4日 東洋大   △0-0  法大城山グラウンド
10 8月7日 専大  ●3-4
法大城山グラウンド
11 8月10日 駒大  18:00 KO NACK5スタジアム大宮

マッチレポート

 前節で東洋大相手にスコアレスドローを演じ、臨んだ真夏の3連戦第二ラウンド。法大は、東洋大戦からスタメンを11人全員入れ替え、専修大を相手に迎えた。

 先に主導権を握ったのは法大だった。前半12分、松澤彰が競り勝ったボールを拾った紺野和也がドリブルで切り込むと、中央へグラウンダーのクロスを通し、これを平山駿がペナルティーアーク付近から流し込み、先制に成功する。その後も、この日は左SBで出場した宮部大己が相手陣地で横パスを拾うと一気に侵入し、左足でシュート。惜しくも外れたが、積極的にゴールに迫る姿勢を見せる。

 流れが変わったのは前半17分。法大ゴール左斜め45度の位置から専修大の10番氣田亮真のキックは美しい弧を描き、ファーのサイドネットを揺らす同点ゴールに。早い時間帯に追いつかれてしまったことから混乱に陥ったか、その後は押し込まれる時間が続き、33分にはペナルティーエリア付近でゴールキックを受けた初スタメンCB松井蓮之がボールを奪われ、またも氣田にゴールを決められリードを許す展開に。なんとか追いつきたい法大だったが、中盤は間延びし、そのためセカンドボールは拾えず、大きな展開のボールはカットされ、GKの長島卓哉の負傷退場というアクシデントもあり、攻守ともかみ合うことなくちぐはぐなまま前半が終了。1点ビハインドで試合を折り返す。

    ハーフタイムを経て悪い流れを断ち切りたい法大だったが後半開始から間もない51分、DFラインの裏へ抜け出した氣田にハットトリックとなる追加点を決められてしまう。さらなる暗雲が立ち込めたが直後の53分、宮部のクロスから平山が再びゴールを挙げて1点差に詰め寄る。ハイペースで攻守の切り替えが続いた試合も中盤に差し掛かって互いに足が止まりつつあった59分、スピードを武器とする田中和樹を投入。するとこれが的中し、65分にエリア内へ侵入した田中が倒されてPKを獲得。これを自ら沈めて再び試合は振り出しに戻る。息を吹き返した法大はセカンドボールの奪取率も増え、がぜん押せ押せムードに。74分にも田中がスピードを活かしてロングボールに追いつきシュートを放ったがGKに阻まれた。そして83分、途中出場の佐藤大樹がDFの背後に抜け出してGKとの1対1を迎えたものの好セーブに阻まれてしまう。波状攻撃で逆転への道が開けつつあったシーソーゲームだが、その終止符を打ったのは専大だった。90分、法大の右サイドから強引な突破を許すとクロスから林一輝に勝ち越しゴールを許し万事休す。真夏の死闘は3-4で専大に軍配が上がった。

   前期最終節となる次節の相手は駒大。昨年インカレ決勝の再戦となるカードだ。ロングボールの制空権争いからセカンドボールをめぐる地上戦まで、とことんハードなサッカーを志向する駒大は三連戦のラストを締めくくる相手としてこれ以上ない強敵となるだろう。現在7位に低迷する法大だが、この苦境を跳ねのけてシーズンを折り返す事ができれば厳しいチーム状況にも光が差し込んでくるはずだ。(磯田健太郎、岩瀬斗真)

 

選手コメント

下澤悠太

ー今日の試合を振り返って
前節引き分けということで今日は必ず勝とうという気持ちで試合に臨みました。前回に比べて得点は取れましたが失点を多くしてしまったので改善はかなり必要だと思います。

ー専大対策は
3バックということでラインの背後が空くことが分かっていました。前後半の立ち上がりのように背後を狙ってチャンスを作ることを試合を通じて意識しました。

ー先制後の試合運びは
自分たちのミスで立て続けに失点してしまいました。いい流れがきてる状況からのミスで相手に流れを持っていかれてしまったので少しもったいなかったと思います。

ーハーフタイム中、監督からは
鼓舞するようなことを言っていただいて気を引き締め直しました。それによって2点差までに広がったスコアを振り出しに戻すことができたと思います。

ー後半終盤に激しい攻防が続く中、勝ち越しゴールを奪われました
何度かチャンスがあった中で決めきれず相手にチャンスを与えてしまい決められてしまったのでチャンスを逃さないということとピンチになった時にしっかり守りきることが大切だと感じました。

ー戦ってみて改めて専大の印象は
足の速い選手が多くいて前線のコンビネーションが良いので攻撃に迫力がありました。

ー久しぶりのフル出場となりました
コンディションは良いと思います。その分周りのボランチの選手も調子が良いので高めあえてると思います。

ー次の試合に向けて一言
誰が出るかは分からないですがしっかり準備をして臨みたいと思います。

 

平山駿

ー今日の試合を振り返って
メンバーが変わった中でも絶対に勝たなくちゃいけなくて、そのチャンスをものにできなかったのが一番悔しいです。3点取られてから追いついたのはいいんですけど、その後に勝ち越せる力が足りなかったと思います。

ーメンバーが大幅に変わった中での一戦でしたが試合前にどんな事を話し合ってピッチに入りましたか
前節が終わった後に(メンバーを)ガラッと変える事を言われて、そこでスタメンもだいたい分かっていたので皆で「ここで勝てばまた次の試合もチャンスが貰えるから絶対に勝とう」という事を話していました。

ー2ゴールを振り返って
1点目はゴール前で(紺野)和也くんがいいボールを出してくれて、後は相手を見ながら一個外してシュートを打てたのが大きかったです。2点目は3失点した後だったので「自分がやるしかない」と思って、ゴールはあまり見えてなかったんですけど入れてやろうという気持ちで打ちました。

ー球際での勝負が多く、全体的に攻守の動きが激しいゲームになりましたがFWとしてどうでしたか
法政の前線が前から守備するっていうのは当たり前なので練習中から走りの部分は意識しています。今日は夕方で涼しかった事もあって(松澤)彰くんと最初は一緒に前線での守備をできていたんですけど、途中から足が止まった時間があったのでもっと体力を付けて前線で奪ってからゴールに繋げるまでをやるのが法政のFWの仕事なのかなと思います。

ー次節に向けて
チーム状況も順位もあまり良くないのでまた1からやり直してチーム全員が団結して勝つしかないです。

田部井涼

—今日の試合を振り返って
前半の入りは非常によかったんですけど、いろいろジャッジなどに流されてしまって流れを悪くしてしまった中で、そこでもう一回狙いを合わせてチームでサッカーを合わせることができなかったので、そこに自分が関わったということが今日の反省点かなと思います。

—今シーズンのリーグ戦
法政のレベルが高い中で、出れない時期は長かったですけど、こうやってチャンスをもらって、後半なんかは自分らしいプレーを何回かできました。そこで悪くないというだけで終わってしまったので、試合を決めるプレーというのをもう少し意識して練習から取り組んでいかないといけないなと思います。

—監督からはどんな声を掛けられたか
常に中心になれという言葉を掛けられていて、ゲームの中でも常に中心で舵をとって、ボランチなのでチームの心臓としてプレーするよう言われます。前半はそこであまり上手くできなくて怒られてしまったのですが、後半にメンタル的な部分で切り替えられたのはよかったと思います。

—ボランチでコンビを組んだ下澤選手とはどんな話をしたのか
下くん(下澤選手)とは練習でも組む回数が多くて、前半はあまり自分たちがボールを握れなかったですが、後半はボールが握れる中で自分がちょっと前にポジションをとって、下くんには捌きに徹してもらって、そのバランスでお互いの良さが出たと思います。

—三連戦という厳しい日程ですが
夏場の三連戦でも強いチームは勝ちきれると思っていますが、今は勝ちきれていないという現状があるので、ここから変わっていくということを示すためにも、天皇杯に繋げるためにも、三連戦最後の試合に向けて明日の練習から勝負にこだわっていきたいと思います。

—次戦に向けて
優勝のためにも強い法政を見せるためにも、絶対に勝って天皇杯にいい流れをつなげたいと思います。

 

松井蓮之

ー試合を振り返って

-今日を振り返って
今日はデビュー戦ではあったのですが、4失点というディフェンスラインとしてはダメな試合で、FW陣が3点取ってくれましたが自分たちが逃げきることができなかったのが大きな反省点です。

-専大の印象
専大は3-4-3で、前の3枚が(CBを)追いかけてくるということは分析していました。ですが、自分たちの狙いが合わず、失点に結びついてしまったので、そこは自分たちのやりたいこと、狙いがまとまってなかったのかなと感じます。

-初スタメンで監督から求められたことは
(長山)監督からは「いつも通りやれ」、「自信持っていつも通り」、「ホームだから楽しめ」と言われて、でも自分としては頑張ろうという気持ちが空回りしてしまって、いつも通りプレーすることができませんでした。

-ハーフタイムの修正点は
前半から狙いが合わないことが多かったので、狙いを合わせるということを中心に話しました。それもあって後半はいい場面もつくり出せましたね。

-専大にディフェンスラインの裏を狙われるシーンが何度かあったが、その対応については
(井上平)コーチからラインを下げるのが早いと言われていたので、ディフェンスラインでタイミングを合わせて裏を取られてもカバーできるように意識しました。

-ほろ苦いデビュー戦となってしまったわけですが、今後に向けて一言
今日の経験を生かして、次からはまた自信を取り戻してやれば今日のような結果にはならないと思うので、今日の負けを忘れず、練習に取り組んで、次試合に出る時に生かしたいと思います。

フォトギャラリー

  • miyabe2 R左サイドで出場の宮部
  • daikitoppa R田中は左サイドで存在感を放つ
  • S  12017671下澤のフリーキック
  • takemoto R惜しくもキーパーに阻まれた
  • S  12017668スタメンを大幅に入れ替えた
  • aisatsu R敗れはしたが収穫のある試合となった

 

 

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