【ラグビー】関東大学リーグ戦 対東海大 積極的なディフェンスで王者東海大と接戦を演じる!! しかし、強豪の流経大、大東大戦を残し3敗目を喫する
関東大学リーグ戦
対拓殖大学
2019年11月9日(土)
秩父宮ラグビー場
先週の拓大戦に苦しみながらも勝利した法大。一週間もたたないうちに無傷の4連勝でリーグ戦のトップを走る東海大との試合を迎えた。けが人も多く、東海大のワンサイドゲームも予想されたが積極的なディフェンスで相手のハンドリングエラーを誘い、善戦を演じたが今シーズン3敗目を喫した。
試合結果
トータル試合結果
15 |
0 |
前半 | 17 |
46 |
---|---|---|---|---|
15 | 後半 |
29 |
ポイント詳細
0/3 | T | 3/5 |
---|---|---|
0/0 | G | 1/2 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:ノートライ/大澤、ジョーンズ、斉藤 G:ノーゴール |
※前半/後半
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 宮川優也 | 経4 | 仙台育英 |
2 | HO | 濱野隼也 | 社3 | 秋田工業 |
3 | PR | 菊田圭佑 | 経3 | 仙台育英 |
4 | LO | 大澤蓮 | 現2 | 長崎南山 |
5 | LO | ウォーカーアレックス拓也 | 社4 | 東福岡 |
6 | FL | 吉永純也 | 経3 | 東福岡 |
7 | FL | 山下憲太 | 経3 | 長崎海星 |
8 | NO.8 | 竹内仁之輔 | 経4 | 法政 |
9 | SH | 中村翔 | 経4 | 東福岡 |
10 | SO | 橋本貴大 | 経3 | 法政 |
11 | WTB | 南部翔太 | 経1 | 京都成章 |
12 | CTB | 舘内倭人 | 経2 | 法政二 |
13 | CTB | ジョーンズ杏人竜 | 社3 | 札幌山の手 |
14 | WTB | 斉藤大智 | 現3 | 黒沢尻北 |
15 | FB | 高橋達也 | スポ2 | 目黒学院 |
16 | Re | 井口龍太郎 | 社1 | 静岡聖光 |
17 | Re | 石母田健太 | 経1 | 国学院栃木 |
18 | Re | 河村龍成 | 社1 | 明和県央 |
19 | Re | 兼森大輔 | 経2 | 報徳学園 |
20 | Re | 村山和優 | 経2 | 法政二 |
21 | Re | 中澤俊治 | 経3 | 日川 |
22 | Re | 坂口匡平 | 社2 | 大産大附 |
23 | Re | 坂田龍之介 | 経1 | 東海大仰星 |
戦評
東海大のキックで始まったこの試合。法大は現在リーグ負けなしの東海の猛攻を受け、防戦一方となる。前半5分、法大の反則から相手ボールとなり、モールで押し込まれトライを奪われる。その後も、何度かタックルが決まるが、なかなかボールを奪えない時間帯が続く。その後2トライを許し、0ー17と得点を奪えないまま前半が終了。
FWの活躍が今後のカギを握る
巻き返しを図りたい後半、相手の反則が続き、流れを引き寄せる。LO大澤がトライを決め5点を奪う。最初のトライを決め、反撃の糸口をつかんだかと思われたが、相手の猛攻は止まらない。速いパス回しから突破され、立て続けにトライを奪われ、5ー36と大きく点差を広げられていく。しかしその後、CTBジョーンズが相手の追撃を振り切りトライ。直後もラインアウトからモールで押し込み、パスを受けたWTB斉藤がトライ。15ー36まで追い上げる。だか反撃もここまで。敵陣でボールを奪われ、ミスから相手を止められず2トライを許してしまい、15ー46でノーサイドとなった。
リーグ1位の壁を破ることはできなかった。効果的なタックルも何度か決まってはいたが、コンバージョンゴールの成功率が低く、ペナルティから相手に好機を与えてしまう場面も多くみられた。けが人が多く、決して万全な状態とは言えない法大ではあるが、大学選手権出場に残りの2試合もチーム一丸となり勝利を目指してほしい。(春名結衣)
この日、CTBに入ったジョーンズはトライを決める活躍を
インタビュー
中村翔
ー今日の試合を振り返って
最初から東海大学のセットプレーやモールとかでプレッシャーかけてくるのは分かっていたので、そこを我慢しきれずに押されてしまいました。そこが大きな敗因の一つだと思います。
ー首位の東海大学に対策は
対策は考えてました。でも、向こうがどうこうって言うより、法政がしっかり法政のラグビーをしたら勝てる相手でした。そこをやりきれずに、こういう結果になったんだと思います。
ー前半は東海大学ペースで試合が進んだ
モールのところでやっぱりゲインされちゃいました。けど、やられてたのはそこだけで、向こうがボールを動かしたらディフェンスは止めに行っていたし、モールだけでした。
ー後半は前半と違って攻撃で良いプレーが見られた
向こうが前半でやってくるディフェンスが分かっていたので、それに対してこっちがしっかりもっとボールをスペースに運ぼうという意識を持っていました。一対一を作れた部分で、強いキャリアがある人たちがラインブレイクしてくれました。そういうところが良かったのかなと思います。
ーパスを左右に振って攻撃を展開していた
そこはしっかりアタックからコミュニケーションをとろうというのを練習でずっとやってきて、両手フリーだったら出しても良いし、そこはあるスペースだ、そういう意識で練習からやってきてました。
ー流れが悪い中でもチームを鼓舞する姿が印象的だった
ゲームキャプテンで、キャプテンの拓(井上)がいない中で自分ができることをしっかりやりきろうと、そういう行動をとりました。
ー次の試合に向けて
次の大東戦、しっかり一週間良い準備したら絶対勝てると思うので、準備のところを今日からリカバリー組んで、向こうのスターティングをしっかりやってチームで勝ちにいきたいと思います。
ジョーンズ杏人竜
ー今日の試合を振り返って
個人的に1年ぶり以上のBKで不安なところもありましたが、ワンチームになって自信を持って、今リーグ戦で1番強い東海にチャレンジしようという気持ちで戦いました。
ー前半は得点を奪うことができませんでしたが、ハームタイム中にチームで話し合ったこと
そこまで前半で点差が開いたわけではないので、絶対に諦めずにトライを取りに行こうと話しました。
ー後半1トライを決めましたが
トライを取れたことによってチームの勢いになったのかなと思いました。
ー先週までFWで、今週はBKとして出場されました
けが人など色々あって、自分はBK経験者なので、チームのためにBKに入るということになりました。
ー次戦に向けての意気込み
次の試合も絶対に勝たないと、大学選手権に行けないので、マストウィンというのを考えながら挑みたいと思います。
ウォーカーアレックス拓也
ー今日の試合を振り返って
東海さんという今リーグ1位のチームに対して自分たちがどこまでできるか、「絶対勝ちに行くぞ」という気持ちで挑んで、キーワードとして“ハイプレッシャー”というのを出していたんですが、激しいコンタクトやプレッシャー、セットプレーとかでやられてしまった部分があったので、そこは修正すべき点だなと。逆に自分たちもディフェンスの面とかブレイクダウンとかでしっかり圧倒できて、スクラムとかも勝ってる場面が多かったのでそこは自信持って次の試合に向けていきたいなと思います。
ー前半、苦しい展開だったと思います
前半、苦しくなるのは分かっていたというか、絶対我慢しなきゃいけない時間だと思ってたので焦ることはなかったですけど、やっぱりモールの場面でドミネート・圧倒されちゃったりとかあったので、そこは正直反省しています。
ー前半最後のスクラムで押し込んだ場面が印象的でした
ずっと自分達がやりたいこと、やらなきゃいけないことだと認識していて、それがFWの8人にはちゃんと伝わっていたので、FW8人の頑張りだなと感じます。
ー前半は相手のミスも目立ちました
相手のミスもあったんですけど自分たちもミスしてたのでそこはイーブンなのかなと思います。相手のミスに対して自分たちが反応して、トライとかするのが遅かった部分もあると思うので、そこはもっともっと早くしなきゃいけないなと。
ー前半、ゴール前でのジャッカルについて
ずっと狙ってたというか、チームの為に頑張ろうと思っていたので、できてよかったです。
ー後半は3トライを決めることができました
前半我慢した結果だと思うので、やりたいことができたのは良い点だったのかなと思います。
ードライビングモールが印象的でした
自分たちもモールでトライ取られたので、取り返してやろうと、いい意味で熱い想いが出てきてたのと、1年間ずっとモールの練習してて、ディフェンスもアタックも、やられてしまう部分はあったんですけど、それは東海さんが強かった。アタックのずっと練習してきた成果が出たのはすごい良かったですね。
ー次の試合に向けての意気込み
勝てば選手権という目標見えてきますし負けたら入れ替え戦という試合が入ってくる、すごく大事なゲームなので絶対に勝って選手権目指して、選手権いけるように“one team”で頑張っていきたいなと思うので、応援よろしくお願いします。
竹内仁之輔
ー今日の試合を振り返って
結構弱点と通用する部分がわかった試合でした
ー前半はアタックの時間がなかった
厳しい試合だとわかってたんですけど、トライを取られたのがモールだけだったのでそれ以外のフィールドでは我慢することができて成長を実感できました。一方でモールは課題なので修正すべきかなと思います。
ー前半ラストはスクラムで押し勝った
やっていてそこまで押してきてなかったので行けるなと考えてました。FW全体で相手ボールをターンオーバーしようと言う話になってました。
ースクラム押された展開で8-9
多少のプレッシャーを受ける中でそこは臨機応変にボールキープを1番に考えてSHの中村と話してプレーしました。
ー相手のミスを誘うディフェンス
しっかりと我慢して一人目が下に刺さって二人目がボールに行くと言うのがディフェンスのテーマだったのでそこがうまくいったかなと思います。
ーハーフタイムで話したことは
0-17で負けてた展開でしたけど結構チームの雰囲気は良くて後半しっかりチャレンジしようと言う話になっていました。
ージョーンズ選手がCTBで起用
先週の試合でけが人が結構出てしまって杏人竜は元々BKだったのでCTBに入って僕が入ったと言う感じですね。
ー大東大、流経大戦に向けて
ここからは負けられない試合なので全身全霊で当たっていきたいですね。最上級生として短くて11/30までなのでしっかりと体張って後輩たちに姿を見せられたらなと思います。
フォトギャラリー
- 法大の柱となる前列の宮川
- スピード感あふれるランが武器の高橋
- トライを奪った斉藤
- CTBで初先発のアンドリューはトライを決めた
ウォーカーは存在感を発揮した
ラインアウトでは苦戦した
前半はモールでの失点しかなかった
来週も同じ会場で大東大と対戦