関東大学リーグ戦 Div.I-A
2020年11月1日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
先週は新型コロナウイルスの影響で早大の棄権により不戦勝となり、第3戦に挑んだ法大。前半は互角の戦いを繰り広げ、第2ピリオドで先制点を奪うも、その後中大の反撃に合い逆転を許す。なかなか次の1点が入らず、1-2の惜敗となった。
試合結果
トータル試合結果
1 (30) |
0(16) | 1P | 0(12) | 2 (45) |
---|---|---|---|---|
1(6) | 2P | 1(19) | ||
法政大学 | 0(8) | 3P | 1(14) | 中央大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
法大 | 20:36 | 21 栗原皐成 | 88 古川憂人 | 92 土屋光翼 | PP |
中大 | 21 : 10 | 11 長岡翼 | 74 米山幸希 | ― | ― |
中大 | 46:37 | 24 荒木翔伍 | 21 宮本明朗 | 33 中村宗史 | PP |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | 21 栗原皐成(3) | 69 渡辺友汰(1) | A91 土田啓太(4) | C92 土屋光翼(4) | 88 古川憂人(2) |
2 | 66 新田谷兼翔(4) | 65 高橋颯人(3) | 86 伊藤俊之(3) | 14 荒井大空(1) | 77 安藤永吉(2) |
3 | 29 砂岡鷹(1) | 72 小金澤祐太(1) | A24 石川亜蘭(4) | 9 近藤謙成(4) | 18 金子凌大(3) |
4 | 71 竹中海斗(4) | 12 山口琢也(2) | 15 冷水大雅(2) | 80 金澤颯(1) | 40 山崎憲人(1) |
※GKは#39中島康渡(4)が先発出場。控えに#1柏原瑞(2)。
試合経過・日程
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果/練習開始時間 |
---|---|---|---|
1 | 10月18日(日) | 東洋大 | ●2-6 |
2 | 10月25日(日) | 早大 | ○15-0(棄権) |
3 | 11月1日(日) | 中大 | ●1-2 |
4 | 11月8日(日) | 明大 | 10:00 |
5 | 11月22日(日) | 大東大 | 10:00 |
6 | 11月29日(日) | 慶大 | 10:00 |
7 | 12月6日(日) | 日大 | 10:00 |
戦評
関東大学リーグ第3戦。鹿をあしらった新ユニフォームで臨んだ相手は、昨年度リーグ戦で2戦2敗を喫した中大。挑んだ第1ピリオド。中大が繰り広げるロングシュートに苦戦しながらも、どうにか水際で跳ね返し失点を防ぐ。しかし、法大側もサイドパスなどを回すことができずシュートにつながらない。後半になりようやくシュートチャンスを作るも決定打まではいかなかった。
試合が動いたのは第2ピリオド。第1ピリオドからのPPのチャンスをものにし開始30秒で栗原皐成(3)が貴重な1点を決める。しかし、油断をしたのかその30秒後、中央大学のロングシュートによって同点ゴールを決められる。その後はPPでチャンスをつかむ場面もあったものの得点には結びつかず、一進一退の攻防を繰り返し、第2ピリオドを終える。
そして運命の最終ピリオド。「5人で攻め、5人で守る」という監督からの言葉を胸に攻めるも、7分にサイドパスからのシュートにより1点を失う。その後はキャプテンでありGKである中島康渡(4)の好セーブが光り、失点は抑えられたものの得点とはならない。残り30秒、PPでチャンスを得るとタイムアウト。空気を切り替え挑むが、最後の一押しが足りず1-2で今試合を終えた。
今季残り4試合となったリーグ戦。「いらない反則が多かった」という前試合の反省は今回生かされたものの、ゴール下まで安定してパスが続かないなどまだまだ改善点が残る試合となった。残りの試合でどう挽回できるか。今後の活躍に期待したい。(鳥越花音)
監督、選手インタビュー
外久保栄次 監督
―今日の試合を振り返っていかがですか
今日はどうにかなるかなと思っていたんですけどね、でもなかなか中央の方が上手だし、難しい試合でした。
―中大の印象は
東洋よりは戦いやすいかなという感じでしたが、なかなか法政も力及ばずでしたね。
―これまでの試合を振り返って良かった点は
この前の日体大との練習試合から見ると、今日の試合はだいぶ良くなっていたかなと思います。あとは最後決めるところをどうにか修正できれば、次の明大戦は良い試合ができるんじゃないかなと思いますね。
―自粛期間の練習は
チームでは練習ができなくて、夏合宿も無しで、9月の頭から練習を再開したのでまだ2カ月経っていないですね。東洋以外はみんな同じような感じですけど、東洋は夏合宿もやっていて出来上がりの違いがあるなという感じですね。
―今後強化していく点は
やはりDFがもうちょっと頑張れるようにやっていきたいですね。
―今年の法政の印象は
みんな仲良くやっている感じはありますね。チームとしてはまとまっていて、中島を中心にいい感じにチームワークができていると思います。
―1年生の注目選手は
注目の選手は、金子将大がアメリカに行っちゃったんですよね。アメリカのリーグに武者修行に。大学を休学して行っていて、来年戻ってくるかどうかというところです。そこがいないのはちょっと痛いですけどね。今日もDFで3人も出ているし、FWも荒井大空や山崎憲人が頑張っています。でもまだまだ慣れてないかなという感じはありますね。
―リーグ戦の目標をお願いします
1試合でも多く勝てるようにやっていきます。
中島康渡
―今日の試合を振り返って
練習試合まで入れて3試合目にして、ようやく反則が少なくなってきて動きは悪くなかったかなと思いました。あとは要所要所の反則やミスが目立ってしまったかなと思ったので、そこを来週の試合に向けて調整できたらなと思います。
―中大の印象は
毎年フォアチェックも早かったり頑張るチームに見えるので、そこに食いつくためにさらに早くフォアチェックをしたりすることを意識しないといけなかったので、僕的には嫌なチームだなと思います。
―今試合の作戦は
特に中大だからという策はなかったんですけど、反則とチェックを早く行くというのをみんな意識するようにして臨みました。
―今後の改善点は
ディフェンスゾーンで持っている時にクロスパスが多く、そこをカットされて相手のチャンスになることが多かったり、あとは攻めている時も守っている時もブルーライン際のパックのキープの甘さが少し出てるかなと思います。来週の明治も強く、そこのミスが多いと疲れてしまうのでしっかりしていきたいと思います。
―シュートのチャンスが多かった中で点が決めきれなかったことについては
試合だけ決めようと思っても決まるものではないので、練習でもシュート1つ1つを意識してフォワード、ディフェンス関係なく打てればもっと精度の高い試合ができると思いますし、良いコースも狙えると思うので頑張りたいです。あとはリバウンドも決まらないので、もっと決まるように意識づけをしていかないとなと思います。
―ご自身のチームの役割は
立場的にキャプテンというのもありますし、試合でもキーパーをしているので失点しても切り替えるということを自分自身、あとは後輩にもさせないといけないのと、攻めに気持ちよく行けるように守りは任せろくらいの気持ちでしてます。
―注目している後輩は
DFだと渡辺と、FWだと88の古川と77の安藤ですかね。
―今季のチームの雰囲気は
去年と比べて会話がすごく練習中から増えてて、仲はいいのかなと思いますけど、そこがちょっと裏目に出ている分もあるので、練習中は敵同士戦うくらいの気持ちでやれたらなと思います。
―チーム運営で意識していること
「4年生のチーム」というよりは「1、2、3、4年生全員のチーム」というのを意識したいなと思っていて、なので下級生にも意見とかは聞いたりして判断しています。
―自粛期間の練習は
zoomや陸トレは厳しかったので各自練習してくれという形にしたため、9月初めから始まった全体練の時に全員が本調子だったというわけではなかったですね。 でもそこから陸トレの回数を1回から2回増やしたりして少し追い込む時期を作りました。
―新しいユニフォームにある鹿はどのような意味が
外久保監督が選手だった時代よりさらに前の強い時代のユニフォームを復刻させようと思って作りました。
―次の試合の意気込みをお願いします
次の明治は強いですが、そこに屈しないで受け身にならず法政大学らしいプレーをしたら勝てない相手ではないと思うので、しっかり準備していきたいと思います。
栗原皐成
―今日の試合を振り返って
勝てた試合だったと思います。
―中大の印象は
技術の高い選手が多い印象で、チーム力もあってまとまっているというのが個人的な印象です。
―第1ピリオドの狙いは
法政はチェックの速さや詰めの速さが特徴なので、そのためには運動量がないといけないのでそこを強く意識して臨みました。
―第2ピリオドで先制ゴールがありました
相手のGKが早く動いてくれたおかげで決めることができました。ですがその後個人が持ちすぎてしまったり、消極的なパスが増えてしまったことで攻められることが増えてしまい、失点につながってしまいました。2ピリの途中からは脚が動かなくなってしまい、流れが悪いまま3ピリまで引きずってしまいました。後ろで回すことが増えてしまったことが今日の勝負を分けたところだと思います。
―現状のチームの課題は
去年はゴール前に人を置いて攻めていて、実際インカレでもそれが当たっていたのですが、今年は戦力の問題もあってゴール前に人を置いて攻めることができていません。やはり課題は攻撃だけでなく守備でもゴール前で強く戦うことだと思います。
―3年生となった今季はDFリーダーとしての活躍が期待されますが、ご自身の意識の変化はありましたか
去年までは運動量を求められていたのですが、今年からは自分が周りを引っ張っていかないといけないと思います。言われたことをやるだけではなくて、自分から後輩のアドバイスだったり、そこでもただ言うだけではなくて、ディフェンスでは体の向きがとても重要なのですが、細かい体の向きや次のプレーのためにどこを見ればいいのか、そのためにどう体を向ければいいのかという部分を1年生には特に教えて育てないといけないと感じています。今年引っ張る立場になって強く意識するようになりましたね。
―次の試合に向けて
明治は技術が高い選手が多くて、個人で戦ってくるイメージがあります。自分たちの1セット目と変わらない選手ばかりだと思いますが、それでも勝たなくてはならないので、抜かれた後のサポートなど、チームの力で支え合って勝ちにいきたいです。