関東大学リーグ戦
対中大
2020年11月15日(日)
セナリオH三郷
第4試合では日大に逆転負けを許し、負けが先行している法大。昨年と同じ三郷で中大と相対した。FW陣がセットプレーで相手を圧倒し、握った主導権を離さなかった。前半こそリードを許したが、後半に立て直し見事2勝目を挙げた。MOMにはフッカーの濱野隼也が選ばれた。
試合結果
トータル試合結果
28 法大 |
7 | 前半 | 9 | 23
日大 |
---|---|---|---|---|
21 | 後半 | 14 |
ポイント詳細
1/3 | T | 0/2 |
---|---|---|
1/3 | G | 0/2 |
0/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:山下憲/菊田、濱野、山下太 G:有田/有田3 |
※前半/後半
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学部/学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 稲田壮一郎 | 社3 | 春日丘 |
2 | HO | 濱野隼也 | 社4 | 秋田工業 |
3 | PR | 菊田圭佑 | 経4 | 仙台育英 |
4 | LO | 兼森大輔 | 経3 | 報徳学院 |
5 | LO | 竹部力 | 社1 | 大分舞鶴 |
6 | FL | 吉永純也 | 経4 | 東福岡 |
7 | FL | 山下憲太 | 経4 | 長崎海星 |
8 | NO.8 | 大澤蓮 | 現3 | 長崎南山 |
9 | SH | 隠塚翔太朗 | 経3 | 東福岡 |
10 | SO | 熊田経道 | 経1 | 大産大附属 |
11 | WTB | 石岡玲英 | 社1 | 御所実業 |
12 | CTB | 有田闘志樹 | 経3 | 鹿児島実業 |
13 | CTB | 堀川優 | 経4 | 東福岡 |
14 | WTB | 斉藤大智 | 現4 | 黒沢尻北 |
15 | FB | 根塚洸雅 | 経4 | 東海大仰星 |
16 | Re | 井口龍太郎 | 社2 | 静岡聖光 |
17 | Re | 石母田健太 | 経2 | 国学院栃木 |
18 | Re | 橋本陸 | 社4 | 東京 |
19 | Re | 佐々木康成 | 社2 | 大分舞鶴 |
20 | Re | 山下太雅 | 現4 | 東福岡 |
21 | Re | 山脇一真 | 経1 | 天理 |
22 | Re | 伊藤浩介 | 経3 | 愛知 |
23 | Re | ジョーンズ杏人竜 | 経4 | 札幌山の手 |
戦評
前半戦を1勝3敗で終え、大学選手権出場のためにも1試合も落とせない法大フィフティーン。そんな中迎えた第5戦中大戦。昨シーズンも勝ち、相性の良い相手に見事な逆転勝利をあげ、今シーズン2勝目をあげた。
前半は中大のPGに苦しめられた。前半8分に法大のペナルティからPGを決められ、先制を許す。法大も前半16分のラインアウトを起点に、FL山下憲が相手のタックルを受けながらも長い距離を走り切りトライを奪う。しかしその後は法大のミスもあり、中大に2つのPGを決められ、7-9でリードされ前半を折り返す。
スクラムで一気に押し込み、最後は途中出場の山下太が決めた
流れを変えたい法大は、後半開始から攻め続ける。すると後半16分にテンポの速い攻撃からPR菊田がトライを奪い、逆転に成功する。さらに後半22分、スクラムを起点にHO濱野がトライを奪い、21-9と中大を突き放す。その後中大にトライを奪われるも、後半32分にスクラムからNo.8山下太がこの日チーム4トライ目を奪う。ラストプレーで中大に2つ目のトライを許すも、そのまま28-23でノーサイド。逆転勝利で後半戦スタートを白星で飾った。
次戦でもスクラムで押し勝つプレーに期待だ!
前半こそ苦戦した法大だったが、後半からはスクラムなどパワーを活かしたプレーで流れを変えられたことが、勝利につながった。大学選手権出場は厳しくなったが、この勢いのまま次戦の関東学院大戦、さらに専大戦と連勝し、3年ぶりの出場へ望みをつないでほしい。(板倉大吾)
インタビュー
駒井監督
ー今日の勝因について
今日はもう本当にちょっとの差でね、勝ったという感じで。中央さんはキック戦法で来たにも関わらず、うちもそれに合わせてしまった。それを覆すくらいのうちのアタックが、少しばかり上回ったことで勝ったという風に思います。
ー次戦への意気込み
次の関東学院さんは専修大学さんに大勝して、勢いがある状況です。その勢いに負けないようにうちも今日の反省として、相手に回さないことをしっかりやって、向かっていきたいと思います。
濱野隼也
ー自身の感想について
今日は前半バタバタしてしまったんですが、後半セットプレーからチーム一丸となってしっかり挽回できたので、そこは良かったと思います。
ー今日のスクラムについて、特に敵陣ゴール前で押し込んだときの気持ちは
僕らはスクラムに自信がありました。敵陣に入ったら押してペナルティやスクラムトライをしっかり取って、チームを活気づけようと喋っていたことを有言実行できて良かったと思います。
竹部力
ーピンチでチームを救ったジャッカルについて
相手が孤立したところをチャンスだと感じたので、ここを逃しちゃ駄目だと思って、ひたすらジャッカルして成功できたので良かったです。
ー後半自陣でのピンチをしのいだときの気持ちは
そこは、チームで絶対にトライ(を許)しちゃいけないって気持ちが高かったので、しのいだときはチームの士気も上がって、チームのムードも良くなってとても良かったと思います。
ー1年生から公式戦に出て感じることは
1年生から(試合に)出るって緊張した部分もあったんですけど、それよりも楽しみの部分の方が大きかったです。先輩たちの優しさとサポートがあったので、伸び伸びとしたプレーができて良かったです!
根塚洸雅
ー本日の勝因について
今日の勝因については、前半やっぱりBK、FW共に中央さんの雰囲気に飲まれてしまったんですが、後半しっかりと自分たち法政のやりたいラグビーっていうのを立て直すことができました。FWの強みとBKの縦の展開っていうのを後半に立て直せたのが、自分たちの今日の勝利につながったんじゃないかなと思っています。
ー自身の感想について
自分自身今日結構ミスしてしまったので、そこで気持ちが落ちることもあったんですけど、BKのバイスリーダーの斉藤大智だったりとか、特にFWのスクラムっていうところで気持ちを上げることができました。チームに本当助けられた日だったなって僕自身感じています。
ー次戦への意気込み
残り2戦勝つために今日をしっかり勝利できたことで、次の試合勝てるか勝てないかで自分たちのチームの状況、雰囲気だったりとかが大きく変わってくると思います。しっかりと1週間準備して次の試合に向けて頑張っていきたいと思います。