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【自転車】全日本学生トラック大会 一日目 多くの選手が二日目の決勝戦に進む!

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【自転車】全日本学生トラック大会 一日目 多くの選手が二日目の決勝戦に進む!

第56回全日本学生選手権トラック自転車競技大会
2015年7月4日(土)
日本サイクルスポーツセンター 伊豆ベロドローム(250mトラック)

全日本学生選手権はインカレ前の重要な大会。法大からは15人がエントリーし表彰台を狙う。大会一日目は予選が行われ、多くの選手が二日目に繋いだ。

araitop R
PRで7位入賞を決めた荒井

試合結果

タンデム・スプリント予選

 順位 チーム 名前(学部・学年)   タイム 備考 
4位  法政A 菊山将志(人3)・荒井佑太(営2)   13″502  1/2決勝進出
11位  法政B 鈴木陸来(文1)・高橋綜一郎(営1)   14″027  予選敗退

ポイントレース(PR)予選戦

  順位   名前(学部・学年)  ポイント 備考 
1組  2位 荒井佑太(営2)   6pt  決勝進出
2組  3位 渡部将太(人1)   5pt  決勝進出

ポイントレース(PR)決勝戦

 順位 名前(学部・学年)   ポイント
 7位 荒井佑太(営2)  14pt 
 DNF  渡部将太(人1)  

スプリント(SP)予選

 順位 名前(学部・学年) タイム  備考 
 9位 松田幸貴(法1)  11″823   予選敗退

ケイリン(KR)予選

  順位   名前(学部・学年)  備考
 1組 5位  鈴木玄人(人1)  敗者復活戦進出 
 3組  1位 鈴木陸来(文1)   1/2決勝進出

ケイリン(KR)敗者復活戦

  順位   名前(学部・学年) 備考 
6組   3位  鈴木玄人(人1)  予選敗退

4kmインディヴィデュアル・パーシュート(IP)予選

 順位 名前(学部・学年)   タイム 備考 
 4位 鈴木康平 (スポ健3) 4’38″108  3-4位決定戦進出 
 7位 新村穣(法4)   4’40″046  予選敗退
 8位  青野将大(法3) 4’40″697   予選敗退

スクラッチレース(SC)予選

   順位 名前(学部・学年)  備考 
 1組 10位  鈴木良(経1)   予選敗退
 2組  1位  高橋綜一郎(営1) 決勝戦進出
5位 白垣良祐 (人2) 決勝戦進出
 3組  4位 木原孝明 (文1)  決勝戦進出

 

戦評

タンデム・スプリント

 今大会最初のレースはトラック種目で唯一二人乗りでタイムを競うタンデム・スプリント。予選に鈴木陸・高橋の1年生ペアと、菊山・荒井の2組が登場した。4組目で出走した鈴木陸・高橋ペアは声を掛け合いながら息の合った走りを見せるも、上位の厚い壁は破れず予選敗退。前回大会5位の菊山・荒井ペアはコーナーでもぶれることなく安定した走りで4位を決めるが、上位3チームとはややタイム差がついた。明日の1/2決勝で表彰台を狙う。

男子スプリント

SP予選は参加者10人中タイムの上位8名が1/4決勝に進む。法大から唯一出場した松田はフライングスタートの入りは良かったものの、終盤で勢いに欠け9位に沈んだ。

ポイントレース

 PR予選は22名が参加し、10km(40周)の総合得点の上位12名が決勝へと進む。予選1組目には東日本トラック同種目優勝の荒井が満を持して登場。最初の10周目は集団の中で様子を伺うように積極的にはポイントを取りにいかない。20周目で4着に入るも、なかなか先頭を奪えない。30周目もポイントできないが、このタイミングで独走に入る。結果的に逃げが決まり一着フィニッシュ。予選2位で決勝に進む。予選2組目には渡部が出場し、こちらも最初のポイント周回を獲りにいかず集団の中。しかし20周目が近づくと絶妙なタイミングで飛び出し独走で一着を奪う。この5点を最後まで守りきり決勝進出を決めた。
 決勝戦は40km(160周)の10周回ごとのポイントで争われる。最初の20周は荒井は4着、渡辺は得点できず集団の中でタイミングを伺う。30周目を前に渡部を含め小林(日体大)、原井(中大)の3人が飛び出す。そのまま集団の後方に追いつきラップを成功させ一挙に20点を獲得する。しかし渡部の足が止まり始め再び集団に追いつかれ、-20点で振出しに戻ってしまう。この間に荒井は徐々にペースを上げ、40周目で2着通過し3点を獲得。遅れをとっていた渡部が降ろされてしまう。優勝するにはラップを決めることが最低条件となった荒井。果敢に逃げを決めようとするが小林(日体大)、原井(中大)がこれを許さない。80周目で1着通過し5点を得るが、依然として上位二人との点差は縮まらず、この後は得点を決めることができずに7位入賞に終わった。
 
araikikuyama R
4位通過で明日の3-4位決定戦に進む荒井(左)、菊山
 
ケイリン
 KRには鈴木陸、鈴木玄の1年生コンビが出場した。2組目の鈴木玄は最終回で先行していたものの残り約50mで松本(朝日)にまくられ3着で敗者復活戦に回った。3組目の鈴木陸は残り250mで先行し、ゴール手前で飯塚(鹿屋体大)に並ばれそうになるが何とか振り切り1着フィニッシュ、1/2決勝に進出した。
 上位1名が1/2決勝に進める敗者復活戦に回った鈴木玄は、最終コーナーで3番手につきゴール前でも外側からの追い上げに挑む。しかしあと一歩のところで1着を逃し、予選敗退に終わった。

 

4kmインディヴィデュアル・パーシュート

 IPには青野、鈴木康、新村が出場。チーム・パーシュートに向けての調整も兼ねたという今大会に、気合いの入る青野。同時スタートの選手を追い抜くも、後半失速。低くはないタイムであったが8位に終わった。続いて走るのは東日本同種目覇者の鈴木。ムラのない安定した走りを見せ、見事4位。3~4位決定戦へと駒を進めた。法大勢最後は新村。最後の全日本学生選手権、個人種目に期待がかかる。ラスト5周で追い抜きに成功するも、タイムが思うように伸びずまさかの予選敗退となってしまった。

suzuki1 R鈴木康はIPで表彰台を狙う

スクラッチ

 大会一日目最後のレースはトラック24週(6㎞)の最終着順で勝負を決めるSC。全3組、各組上位7名が決勝に進むこのレースの1組目には鈴木良が出場。レースの半分までは動きがなく集団を形成したまま落ち着いたレースであったが、15週目に窪(中京大)が逃げを決め、続いて21週目に秋山(立命大)も逃げることに成功。鈴木良は、機を伺うが中々集団から抜け出すことができずに最終週に突入。その2コーナーで落車が発生し、2人が負傷する事態に。鈴木自身落車はしなかったものの、巻き込まれる形で集団後方に沈み、10位でゴールし予選敗退となってしまった。
 2組目には白垣、高橋が登場。法政の2選手は前方に位置取りをするも目立った動きは見せず、集団内でも大きな変化は見られなかったが、レースが半分を迎えた12週目に河津(明大)が飛び出し、集団は縦に伸びる。そこから遅れる選手が出てくるようになり、22週目で酒井(日大)が動くとさらに集団は活性化。ここで積極性を見せたのは高橋。23週目に先頭に立つとこのまま逃げ切って1位でゴール。白垣は集団でゴールしたが、前方に位置していたため5位を獲得。2人揃って明日の決勝に駒を進めた。
 3組目には木原がエントリー。このレースは序盤は動きが多かったが、逃げを試みる選手を集団はすぐに吸収し、大きな集団のままレースは進行していく。だが、22週目に川元(同大)が逃げを決める。集団はそれを最後まで捕まえられず、残り6枠を集団スプリントで争うことに。木原は、4着に滑り込み、明日の決勝行きを決めた。(竹内・宮下・橋爪)

選手たちのコメント

青野将大

ー今日のレースを振り返って
普段はあまり出ない種目(インディヴィデュアル・パーシュート)に出たんですけど、インカレでは団抜き(団体追い抜き、チームパーシュート)のメンバーに選ばれることを目指していて、その為にタイムが出せればいいなと(思っていたのですが)、ちょっと経験が少ないのでペース配分がうまくいかなかったなと思うんですけど、タイムはそこそこでしたね。
 
―普段出場しているレースとは
ポイントレースだったり、スクラッチだったりで、中長距離が多いので、足的にはそんなに別の種目というわけではないんですけど、TTや独走の方はあまり出ることがなかったです。
 
ー今日のレースの目標は
本当は4分40秒を切りたかったんですけど、(タイムが)切れなかったのは残念ですね。(タイムは4分40秒697)
 
ー今日のコンディションはいかがでしたか
2週間前にここ(伊豆ベロドローム)に合宿にきて、結構感覚が掴めていたので、そういう面では心配は無かったんですけど、やっぱり普段出る種目じゃないというところが不安要素でしたね。
 
ー今日のレースでは作戦はありましたか
一定のペースで行きたかったんですけど、今日はちょっと(ペースを)上げ過ぎてしまって、それが失敗ではありますね。
 
―伊豆ベロドロームは走りやすいですか
外と比べると、スピードも出て僕にとって(このコースは)苦手だと思ってないですね。
 
ー今日で見つかった課題とは
ペース配分に失敗して自分が思っていたようなタイムが出なかったというのはあるんですけど、でも意外と走れたなとは思ってて、今までのベスト(タイム)よりも3秒くらい更新できたので、団抜きメンバーに入れるように頑張りたいです。
 
ー次に出場する試合に向けて一言
クリテリウムは、今クラス2なのでクラス1に上がりたいのと、インカレでは、団抜きメンバーに入って、新村・寺崎先輩が中心メンバーとして引っ張っていって下さっているので、それについて行って団抜き優勝目指したいと思います。
 

松田幸貴

ー今日のスプリントの結果について
初めて走ったというか、この間初めてこの競輪場で走って。普通は400mなんですけど、250mのバンクは全然慣れてなくて。走り方も全然違うので。全然慣れていないというのが一番のタイムが出ていない要因だと思います。なので、これから何回も入る予定はあると思うので、そこで慣れるしかないと思っています。
 
ーベロドロームは木のバンクですが意識した点はありますか
滑りやすいというのはあったので、今回はあげ方も足りないということもあって、もうちょっと意識してこれから練習していけたらと思います。
 
ー今日のコンディション
コンディションは良かったんですけど、結構合わせてきてもやっぱり慣れてないのが一番ですね。
 
ー走る前緊張は
緊張はなかったですね。リラックスした気持ちでできました。
 
ー寮生活には慣れてきましたか
最初は慣れない部分も多くて怒られることも多かったんですけど、だいぶ慣れてきて。怒られる数も減ったなと思います。
 
ーインカレに向けて、スプリントで出場する予定でしょうか
はい。狙っています。
 
ーチーム・スプリントは
はい。一応、一走目をやりたいなと思っています。
 
ーどのような練習をしていきますか
インカレも400バンクじゃなくて、330バンクなのでそれに向けて、多分合宿も330バンクでやると思うので、本番を意識して、できるだけいいタイムが出せるように、調整していくのと、チーム・スプリントは東日本では調子良くて優勝できたので、その時の気持ちを忘れずに頑張っていけたらいいと思います。

鈴木玄人

―ケイリンの結果について
高校卒業してから全然調子が戻ってなくて、大学入ってからも下り調子でレースに臨んでいる事が多々あって、結果は奮わなかったです。
 
―調子が悪い原因は
まだ環境に対応できていないというか、自分自身の調子の調整法が見つけられていないですね。
 
―高校と大学の違いは
選手全員が積極的にプレーして、みんなが前を取に行くので高校とは全く違ったレース展開になりますね。
 
―今日の木製バンク(250m)はどうでしたか
こういう短いバンクだとまくりがきかなくなり、みんな前を取りたくなるので自分の得意な展開には持っていけなかったです。
 
―1/2決勝に進まれた鈴木陸来選手について
高校から戦ってきたライバルで、大学でも良ライバルかなと思っていたんですけど全然自分の方が下回ってしまっているので、ここからどうやって差を縮めるかが問われると思います。
 
―鈴木陸来選手はどういった選手ですか
先行が得意な選手で、このバンクもあっていると思います。
 
―今日のレースで得た課題は
250mバンクはインカレでも2年に一回レースがあるので、先行に対する意識を高めて、先行もまくりもできる選手を目指したいです。

鈴木良

ー今日のレースを振り返って

足の調子は良かったんですけど、ちょっと自分のレース(運び)が下手だったというのもあってそれが敗因でしたね。
 
ー今大会の目標は
決勝で入賞に絡めるようにという目標ではありました。
 
ーご自身のコンディションはいかがでしたか
大分良かったですね、今までで一番良かったと思います。
 
ー今日のレースでは作戦はありましたか
常に前々で行動して(前方に位置取りをして)、逃げがあったら乗りたいなという思いはありました。
 
ー今回で見つかった課題は
自分の勝てるレースを見つけていきたいなと思います。
 
ーそれは勝ちパターンを作るということですか
そうですね、自分にはまだそのパターンが見出せていないので。
 
ー次に出場される試合は
お台場のクリテリウムです。
 
ーそれに向けて一言
クラス3なのでクラス2に上がれるように、やれることはやります。
 

フォトギャラリー

  • aono1 RIPで自己ベストは更新も予選敗退となった青野
  • araikikuyama R4位通過で明日の3-4位決定戦に進んだ荒井(左)、菊山
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  • shinmura1 RIPで思うようにタイムが伸びず新村は予選敗退
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