【スキー】第89回全日本学生スキー選手権大会 男子1部GS 行く手を阻む急斜面。法大男子あと一歩のところで表彰台を逃す…
秩父宮杯・秩父宮妃杯 第89回全日本学生スキー選手権大会
2016年2月25日(木)
秋田県 鹿角市 花輪アルペンスキー場
昨日のSGでの雪辱に燃える法大男子。得意分野の技術系では会心の出来が期待されるも、角度の急な斜面が法大の行く手を阻む。何とか半数の選手はタイムを残せたものの、表彰台まであと一歩のところで惜しくも敗れた。
アルペン部門
男子1部GS
順位 | 選手名(学部・学年) | 一本目 | 二本目 | 合計タイム |
---|---|---|---|---|
19位 | 伊藤健介(社1) | 1分05秒35 | 1分00秒13 | 2分05秒48 |
26位 | 蔦有輝(経1) | 1分08秒03 | 1分01秒91 | 2分09秒94 |
27位 | 齋藤喬太(社2) | 1分08秒94 | 1分01秒98 | 2分10秒92 |
DNF | 菊地拓也(経4) | ― | ― | ― |
DNF | 藤野俊太郎(経2) | ― | ― | ― |
DNF | 中島秀斗(経1) | ― | ― | ― |
※DNF=Did Not Finishの略
戦評
天候がはっきりとしないまま迎えたインカレ2日目。「一番の得意種目なので優勝目指して頑張りたい」と藤野俊太郎(経2)も自信をのぞかせている今種目。今大会法大男子初の表彰台を目指し、男子1部大回転(以下GS)がスタートした。一本目から攻めの滑りで他大を圧倒するかと思われたが、思わぬ伏兵が法大の前に立ちふさがる。「斜度やうねりがかなりあった」(齋藤)。普段とは異なる慣れていない今大会のコースが、予想以上に法大勢を苦しめた。何とか3名の選手が記録を残すも、一本目での記録が響いたためか思うような結果とはならず。「今日みたいな不甲斐ない滑りじゃなく、自分らしい滑りをしたい」と伊藤健介(社1)。またも表彰台に届くことはなかったが、これで終わったわけではない。明日以降への切り替えを。この反省を次につなげ、次こそは法大男子が表彰台へと登るだろう。(原口大輝)
SLでは入賞なるか
監督、選手コメント
近藤浩之 監督
ー今日の総評をお願いします
まず二本ある内の一本目は細かいセットで、二本目はスピードのあるセット、急斜面で難しくなかなか対応できていなかったという感じですね。でもまぁ、3人完走なので昨日よりは少し手ごたえはあったと思います。
ー選手からも傾斜が厳しいという声がありました
やっぱり実力がでるコースなので、そういう意味ではまだまだ力不足ということですね。
ー明日のプランなどは
女子GSは結果が出ているのでリラックスしてると思うし、良い結果が出ると思います。調子もいいので。
伊藤健介
ー今日のレースを総括して
2本目にゴールを意識しすぎて守りの滑りをしてしまったなという感じです。
ー昨日のレースを振り返って反省点などはありましたか
昨日はインスペクション(下見)をミスしてしまったので、今日はしっかりインスペクションして、ちゃんとコースの特徴をつかもうとしました。
ー今日のコースのコンディションはいかがでしたか
今日は走順が遅くてもバーン(斜面)が綺麗なのでどんどん行けるコースコンディションでした。
ー1本目を振り返っていかがでしたか
1本目はスタートが遅いところからだったのでまずはリバースに入れることを意識して、入れたんですがもう少し行けたかなというのが本音でした。
ー2本目はいかがでしたか
コースは綺麗だったんですけど、ゴールを意識しすぎて守りの滑りになってしまったなと思います。
ー大回りしてしまったということですか
そうですね。
ー次に出場するレースは
明後日にスラロームがあります。
ー次回のレースに向けて一言
明後日はもっと今日みたいな不甲斐ない滑りじゃなく、自分らしい滑りが出来ればいいなと思います。
齋藤喬太
ー今日の滑りはいかがでしたか
一本目は初めてのコースだったので勝手がつかめなかったのと、雪の感じがいつもと違ってうまく滑れなかったです。
ー雪の感じというのは
普段柔らかいところを滑っていて、久しぶりの硬いコースだったので、うまく対応できなかったです。二本目は、結構良いところの滑りができたと思います。
ー半数のメンバーがDNFという結果でしたが、コースは難しいものでしたか
斜度やうねりがかなりあって、このコースは日本の中でも難しいものだと思います。なので、DNFがこのくらい出るのはいつも通りだと思います。
ー全体的に得意分野のGSはチームとしてどのようなものでしたか
第1シードに1人も居なかったので、初めから相手にされていないと思ったのとDNFが3人、一本目では誰も得点を取れなかったので男子GSは相手になってなかったかなと思います。
ー今後にむけて
コースも雪も2日滑って、みんな感覚をつかんできているので、最終日はみんながフルアタックして滑れると思います。
フォトギャラリー
- 伊藤は法大唯一の20位以内に食い込んだ
- SLでは入賞なるか
- 新井(左)、林(右)はSGでの表彰を受けた
- コースに苦戦する齋藤
- 蔦は2種目連続で30位圏内も入賞を逃す