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【スキー】第93回全日本学生スキー選手権大会 男子1部SL 女子1部SL 男子が入賞者ゼロも、女子GSに続き齋藤が4位、越後が9位で入賞!!

秩父宮杯・秩父宮妃杯 第93回全日本学生スキー選手権大会
2019年2月26日(水)
花輪スキー場

インカレ3日目は男女ともにSLがおこなわれた。男子はGSで連覇を逃した塩入資(社4)の活躍が期待されたが、惜しくも一本目でDNF。男子陣は入賞者を輩出することができなかった。一方、女子は初日に引き続き齋藤実祐(社3)が入賞。越後英美華(現2)も入賞し、アルペンにおける法大の地位を確固たるものにした。

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初日に引き続き入賞の齋藤

試合結果

アルペン部門

男子1部GS
順位 選手名(学年・学部) 一本目 二本目 合計
20位 園部竜也(理4) 47.58 46.56 1:34.14
37位 高橋晟治(社3) 49.63 51.08 1:40.71
DNF 宮崎尚太朗(社3)
DNF 八幡優月(現3)
DNF 塩入資(社4)
DNF 浜辺大夢(経2) 48.34
女子1部GS
順位 選手名(学年・学部) 一本目 二本目 合計
4位 齋藤実祐(社3) 43.06 48.58 1:31.64
9位 越後英美華(現2) 44.15 49.92 1:34.07
21位 山北鮎夏(現4) 46.11 50.97 1:37.08
DNF 森田蕗子(現3)

戦評

インカレもいよいよ後半戦に入り、3日目に行われたのはSL。エース塩入をはじめとし、アルペンを得意とする法大にとってはここが大本命だと言っても良いだろう。
初日には齋藤と塩入が、前日には村上純人(社4)が入賞したりと波に乗る法大は、SLによってそれをさらに後押ししたかったはずだ。しかし現実は少し厳しかった。
男子SLでは、法大勢のトップバッターとして11番目に滑り出した塩入がまさかの途中棄権。圧倒的エースのその姿に引きずられたか他選手も思うように滑れず、まさかの入賞者無しと悔しい結果に。それに対し近藤浩之監督は「あそこまで良かったとかどうとかは関係なく、実力が無かったというのを認めないといけない」と冷静に評価を下した。
一方女子SLは初日のGSでも表彰台に上がった齋藤が4位入賞、また2年生の越後も9位入賞と安定感を見せ、来年以降も期待が持てる結果となった。GS、SLと入賞した齋藤はエースとしての自覚もしっかりと持ち、来年こそは優勝すると意気込んでおり、未来は明るいだろう。

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レース後に笑顔を笑顔を見せる越後(左)と齋藤〈写真提供:法大スキー部OB堀内様〉

アルペン部門の4年生はこれが最後となった。エース塩入も卒業していく中で課題に上がってくるのが『得点力』である。インカレは大学対抗。一人一人がいかにポイントを稼ぎ還元するかが鍵となってくる。今大会、これまでで得点したのは女子は本日の2人、男子は塩入と村上とどちらも4年生だ。そのため、この先は3年生以下のポイントを稼ぐ力を伸ばしていかなければならず、急務となってくる。
まずは最終日のリレーで来年への布石を打ち、来年につなげられる何かを見つけるのが重要になるだろう。最終日、良い形での終わりを期待したい。

(文:小倉明莉)

監督・選手コメント

近藤浩之 監督

―本日のレース全体を振り返って
まずこのSLっていう種目は男女とも法政が一番得意としている種目なので、エントリーした選手全員に入賞の可能性があると思って送り込みました。結果的には、男子が滑り出してエースの塩入がまさかの1本目途中棄権という所に皆引きずられる形で失敗を繰り返して実力を発揮できなかったというのが非常に残念というか、だけどそれを評価するならあそこまで良かったとかどうとかは関係なく、実力が無かったというのを認めないといけない。なのでもう一回やり直しして、来年また同じコースなのでそこでは今年のリベンジができるようにやり直したいと思います。
女子に関してはちゃんと実績のある齊藤と、元々実力があるけど昨年も良い所につけといて失敗して入賞を逃した越後というのが入賞して、ちゃんと実力通りにきたなと。でももっと上位にいっても良かったかなという感じです。あと女子に関しては冗談抜きで5人全員(入賞圏内に)入る実力を持っていたので、そういう面ではちょっと物足りなさが男女とも残ったかなという感じです。

―一昨日、本日と大躍進の齊藤選手ですが
元々ジュニアの頃から力は持ってる子なんだけども、勝つ時と途中棄権っていうのを繰り返すというか、良い時は良いんだけど悪い時はゴールもできないっていう選手でした。年末に遠軽でやった合宿で安食っていうコーチがいて、そのコーチと本当にいろいろやった結果スキー観が変わったというか、そこでグンと伸びてあの安定感が出てちゃんと上位にくい込んで、本当に実力が一段階伸びたなという印象を受けますね。

―本日が最後になる選手もいらっしゃいますが、アルペンの4年生について
塩入はこれからも現役としてやっていって北京オリンピックを目指していきますし、園部も元々実家がスキースクールをやっている所なので小さい頃からスキーをやってきて、だけど本当に最後、入賞させてあげたかったなということだけ。
(4年生は)良くうまくチームをまとめてくれたなと思います。
女子の方も1人、髙橋萌恵ちゃんが国体の直前にじん帯を切る大けがをして今日現場にも応援に来ていたけど、それはちょっと残念だったなと、でもしょうがないと。山北も本当は最後に優勝させてあげたかったしその実力も持っていたけどやっぱり色々とそうはいかない所もあったと思いますが、よくチームをまとめてくれたなと思います。

―そのアルペン部門について来年は
女子に関してはら今回ポイントしたのが3年生と2年生ということなのでそれを強化していけばいいと思いますが、男子が今度卒業していく塩入だけのポイントになるので、あとは今までポイントのない子たちがポイントしていける選手にどう育てていくか。そこが大きな課題です。

―どのように育てていこうと
メンタルも含めた実力だと思うので、みんな緊張した中で滑って実力を発揮できるかできないかっていう所の勝負にまず負けていると。じゃあそのメンタルをどうやって鍛えるかってことだけど、絶対的練習量を上げて「これだけやったんだから負ける訳ない」っていう位にして仕上げていかないといけないなと思っています。

―最終日の明日へ向けて
クロスカントリーは戦力的にはちょっと力不足な所はありますけども、その実力以外の所、いわゆる気持ちの部分とか魂の走りで良いところを出して欲しいなと思うし、それを全員で応援するために明日があると思っているので、うまいことやってインカレを締めくくりたいなと思います。

齋藤実祐

―本日のレースを振り返って
SLは優勝狙ってたので、4位という結果だったのはちょっと悔しいです。

―本日の自身のコンディションは
いつも通りって感じでした。

―一昨日と比べて雪質は
GSの時に比べると気温が低かったのでGSの時よりはハードだったんですけど、それでも2本目とかになるともう緩んでましたね。

―試合の戦略としては
1本目は割とタイトなセットだったのでガンガン攻めていけるなと思って攻めていきました。2本目は1本目よりは結構難易度高いセットでスタート順も2本目で遅くなるので、バーン状況とかも見て滑りながら考えようかなと思っていました。

―3位との差が0.01秒と僅かでした。その差を埋めるには
私結構ノーミスで滑れることが少ないので、今回もミスしてしまったので、そういう細かいミス一つ一つをなくしていけたらいいかなと思っています。

―ミーティングで齋藤選手が大エースらしくなってきたというお話がありました。自身としては
昨年の4年生の先輩に林鮎子さんって方がいたんですけど、鮎子さんが今までエースで頑張ってチームを引っ張ってきて、昨年入賞したのも私と鮎子さんだけだったので得点の中心になれるのは自分かなというのは昨年から思っていて、今年はそれに応えられる形で良かったです。

―今年のインカレ全体を振り返って
終わってみたらどれも僅差で優勝を逃しているので悔しかったのと、全種目でしっかりポイントを獲得できたのは嬉しかったです。

―来年へ向けて
今年できなかった優勝をインカレでできるように頑張ります。

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齋藤は初日に引き続き入賞。次期エースとして呼び声高い

越後英美華

―今日の試合を振り返って
4番スタートという好条件だったのに1本目に攻めきれなくて11番と出遅れてしまってちょっと反省の残る滑りだったのですが、100分の何秒とかの差で入賞圏内だったので、これはいくしかないなという気持ちでいきました。

―昨年をふまえて改善したこと、練習したこと
去年が、初めて出たインカレで慣れない緊張感があたせいで、ポールをまたいでしまって片足反則で失格になってしまいました。そこで悔しい思いをした分、今年は筋力アップだったり、持久力とかを重点的に練習して、自分の持っている力を出せるような練習をしてきました。

―試合前のコンディションは
調子はそんなによくなかったのですが、練習で自分の調子をみながら調整しました。

―雪の状態はどう感じたか
練習のときもインスペクションの時も雪が柔らかくて、板が埋まっていく感じで心配だったのですが、今日は締まった雪だったのであんまり不安なところはなかったです。

―今日の作戦は
急斜面が私が苦手とするバーンでそこでやっぱり基本であるリズムをしっかり整えることとかを重点的に考えて滑ろうと考えてました。

―今日試合を踏まえて今後の改善点は
急斜面で難しいコースですが、今年から3年間インカレは花輪と決まっていて、苦手とはいってられないので急斜面に慣れる対策を練っていきたいと思います。

―来年の目標は
今の4年生が抜けてしまって先輩頼りにはなっていられないので来年は表彰台を目指して頑張っていきたいと思います

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9位に滑り込んだ越後。来年こそ表彰台を目指す

塩入資

―今日の試合を振り返って
自分の気持ち的にはGSでも得点していたので、インカレでとしてではなくいつもの自分のレースという感じで取り組めてはいました。でもスラロームが今シーズン調子が良くて、自分のなかで自分の滑りができたら優勝できるというのも感じていたせいで、変に勝ちを意識してしまったまま、スタートを切りました。だから、下部でいつも冷静に処理できるところを気持ちが前にいってしまって結果コースアウトという感じになりました。

―一昨日の入賞した時と今日とではコンディションは
雪に関していうと、一昨日はすごく吹雪いていて、雪質もだいぶソフトで、いつもの上位に来る方々があまり来れなくて、雪の整備をしたあとの人たちの方がうまく滑れるレース展開になっていて、それに比べると今日は比較的実力のある選手たちが上にいっていたかなと思います。でもやはり、雪質っていった面では、スラロームはバーンの状態がタイムに左右するので、その面でやっぱり1番スタートの選手が今日優勝したということを考えると、少なからず雪質が関係しているのかなと思います。自分の場合でも、急斜面の時に雪質が変わったなって感じて、インスペクションの時に滑ってみてだいぶ上にスキーが逃げるような雪がありました。板をいじってくれる人とも話をして、自分はこのままの板の状態でもいけると思ったので、そのままいきますという話をしたんですが、それが滑る時にはなくされていて、ちょっと引っかかるという状態で、結果的には自分のミスでそこら辺が読みきれなかったという感じでした。
体の状態としては、次インカレが終了した後に、コロナウイルスの関係で全部レースがなくなってしまったんですけど、大事なレースがあったので、それに向けて体を作っていたところだったので、そこまで悪くなかったです。

―今日のチームと状況は
やっぱり僕がGSで得点はしたのですが、他に技術面と精神面と体力面と全部兼ね揃っていて、インカレで確実に入賞できる人が法政の男子の中にはっきりといないというのは今日もGSでも感じました。なので、今後明日からの取り組みが来年以降のインカレに大事になってくると思うので、頑張ってもらいたいです。
女子のチームは今シーズンの取り組みや意識が良かったと思います。そのおかげでGSでもスラロームでも、複数人入賞するということが可能なチームであったと思うので、来年度以降このチームの雰囲気を崩さないまま、さらにもっと上位を独占してほしいなと思います。

―インカレの総括
昨年度、GSの競技でインカレで優勝していてでも僕が4年生としての最初のインカレの種目がSGだったのですが、海外のレースに回っていたせいで出れなくてそこで男子が得点する人がいなくて、厳しい状態で花輪入りしました。なので、自分ではもっといきたいと思う気持ちもありつつ、でもゴールして得点を取らなきゃいけないという複雑な気持ちでGSのレースに取り組みました。コース状況が本当に悪かったので1本目は様子見で5番、6番くらいになれたらいいなという気持ちで滑っていて、それで2本目にその状態ではまずいと思ったのでしっかりゴールして入賞圏内に入るっていう滑りに切り替えたレース展開でした。それでGSで入賞できたのでほんとにチームとしては2部に落ちるということもなく楽な気持ちで臨めて、今シーズン調子がいいスラロームで、自分が納得する滑りをして優勝したいなと思っていました。でも、その辺がうまくいかなくて、これからインカレじゃなくても競技者として全日本選手権とか大きなタイトルレースで気持ちに勝つことは大事なことになってくると思うので、いい経験になったといえばそうかなと思います。

―大学生活を振り返って
4年間スキーのことしか考えないで大学に通ってました。後期はスキーの遠征で授業にでれないことが多くて、テストに追われたりとかして「なんでこんなに辛い思いしながらスキーしてるんだろう」と思ったりもして、スキーと勉強の両立が大変でした。他のスポーツ系の学部とかにいる大学生に比べると少し苦労しながら大学に通っていた感じがあるので、卒業後も何か得られるものが、まだよくわからないんですけど、あったんじゃないかなと思うので、そういう経験を社会人としても生かしていければ社会人プレイヤーとしてもプロとしてもうまくいくのではないかなと思います。のでやっぱり時間の両立をやっていかないと選手として成長はできないと思います。

―今までで1番印象に残ったレースは
自分自身が中学、高校で全国の大会で優勝したことがなかったので、去年のインカレで優勝できたのは本当に嬉しかったです。

―実業団に入ろうと思ったきっかけ
大学2年生の時にクラウドファンディングをやって、その時に、自分の出身である長野の知り合いの方からそういうのよりは、個人で直接スポンサーしてもらった方が多くの支援を受けられるんじゃないかという風になって、それがきっかけで支援していただけるようになり、そのまま卒業後もそこの会社で支援してもらってスキーを続けられることとなりました。

―同期の存在について
ほんとに同期がこの人たちでよかったなと思います。普通の同期だと僕が下級生のときやらなきゃいけない雑用とかをすこし反抗してサボっていた時があってそれを自分には何も言わず、みんながカバーしてくれたりしていたのでほんとに感謝してます。

―後輩に伝えたいこと
大学で過ごす4年間は競技やっているとあっという間ででも大学の仲間がいるからいろんな辛い練習とかも取り組めると思うので、そこはほんとに社会人や1人でやっている方にはない環境なので、そういう環境を大事にして今しかできないことをだらだら日々を過ごすんじゃなくて、有効的に活用してみんなで頑張ってもらいたいなと思います。

―注目の後輩は
1番変わらなきゃいけないのは、3年の八幡優月だと思います。力はあると思うので頑張ってもらいたいなと思います。

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一本目で失格となった塩入。この悔しさは必ず北京オリンピックで晴らしたい

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