【アメフト】春季オープン戦 対慶大 接戦を制し白星獲得!
2016春季オープン戦 対慶大
2016年5月15日(日)
法政大学武蔵小杉グラウンド
中大・立大とTOP8との試合が続く中、今節の相手は日本代表が在籍する昨年1部リーグ戦TOP8で4位の慶大。得点を重ね合う熱戦を繰り広げ、強豪相手に見事勝利。
試合結果
トータル試合結果
35 | 10 | 1Q | 7 | 28 |
---|---|---|---|---|
14 | 2Q | 7 | ||
0 | 3Q | 7 | ||
法政大学 | 11 | 4Q | 7 | 慶應大学 |
試合得点
Q | 時間 | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|---|
1 | 6:49 | QB | 鈴木貴史 | TD | ◯ |
1 | 11:44 | K | 木村圭介 | FG | — |
2 | 9:38 | RB | 鎌田洋輔 | TD | ◯ |
2 | 11:59 | QB | 鈴木貴史 | TD | ◯ |
4 | 3:35 | K | 木村圭介 | FG | — |
4 | 5:58 | TE | 佐藤健人 | TD | ◯※ |
※2ポイントコンバージョン成功により2点加算
戦評
日差しの強い中、昨季1部リーグTOP8で4位の強さを誇る慶大との試合が始まった。法大の攻撃から始まった1Qだったが、QBサックを受け後退。1st downは更新できない。攻撃権を得た慶大は着々と前進していき先制点を許してしまう。負けじとQB鈴木貴史(法4)からRB鎌田洋輔(社4)、RB桑原進之介(営3)、RB日比悠仁(法3)へボールを渡し、それぞれが1st down獲得。エンドゾーン目前まで迫ると最後はQB鈴木がTD。11分44秒にはK木村圭介(経2)が逆転となる約25ydsのFGを成功させた。
ボールをTD目前まで持ち運ぶRB#44日比
第2Qでは慶大がパスを中心に攻撃を繰り出し、10-14と再び主導権を握られる。その後はお互い得点に結びつかない状況が続き、迎えた法大のターン。ビッグゲインはないものの数ヤードずつ確実に稼いでいきRB鎌田が巻き返しを図るTDを決める。守備においてもDL利根川公紀(営2)がQBサックし後進させ、LB高橋悟(スポ4)はインターセプトし自陣にチャンスを手繰り寄せる。前半戦終了間近にもQB鈴木が本日2度目となるTDを成功させ、得点差を広げる。
LB#47高橋はインターセプト後敵陣深くまで走り込む
法大のキックオフから始まった3Qは、慶大のゆっくりとした攻撃展開で試合が進んでいき、法大は攻撃権を奪うことができず1TDを与えてしまう。
最終Qでは法大の攻撃からスタート。自陣20ydsから始まった攻撃は1st downを繰り返していき敵陣8ydまで進軍するも相手の守備に阻まれFGを選択。K木村が安定したキックで3点を追加する。勢いに乗る法大の攻撃、QB鈴木が約40ydsランで敵陣中央に切り込むとRB鎌田が援護しTDまで2ydの所に持ち運び、TE佐藤健人(デザ工4)がTD。続くTFPではキックではなく2ポイントコンバージョンを選択。WR高津佐隼矢(キャ2)が見事ボールをエンドゾーンに持ち込み2点を加算する。その後慶大にTDを許すも35—28で勝利を飾った。
毎試合拮こうした試合となる慶大戦。今節は勝ち星を上げられたものの、安心できる試合内容ではなかったはずだ。さらなる躍進のためには課題の克服が必要不可欠である。次節は昨年リーグ戦覇者早大との対決だ。勝利をつかむため勇猛果敢に突き進む。(和多慎之介)
選手コメント
石神宇貴
—今日の試合を振り返って
下級生が出ている中TOP8の慶大と試合して、勝てたことは良かったです。でも止められるところで止められなかったり、点を取らなきゃいけないところで取れない部分がありました。(攻撃や守備の)機会を逃すことがなかったら、もっと50—20とか結果は違っていたと思います。全然満足はしていないですね。
—TOP8の慶大に対する作戦は
自分たちのやる事は相手のOF・DFに合わせるのではなくて、自分たちがどういうOF・どういうDFをしたいかでした。相手がどんな展開をしてきても自分たちが合わせるのではなくて自分たちがやりたいプレーをやる。やりきることを目標にしていました。DFだったらタックルであったり、最後まで足を動かし続けること、ボールを捕る事とかDFとして当たり前の事です。当たり前の事なんですけど一番難しくて… それができるようになれば勝てるので、追及して練習しています。
—前々節では中大に敗れてしまいましたが
自分たちのやりたいことが出来なかった。OFではテンポを作ることができなかったし、DFでは要所要所で中大を止めることができなかった。 OFとDFが結構離れていましたね。OFはOF、DFはDF、KはKと連携取れていなかった感じがします。
—中大戦からの改善点はありましたか
フィールドの中でも言うことをしっかりと言い合ったり、色々なところでコミュニケーションを取ったりしていますね。言わないといけないことは言ったりします。
—現在、中大・立大・慶大・早大とTOP8同士の試合が続いていますが
正直一選手として楽しみでしかないので、モチベーションになっていますね。強い相手とばかり試合ができるので。最後には昨年負けた早大と戦うことになるので順番もいいですね。
—オープン戦の経過について
だんだんとやりたいことが最初の試合に比べてできてきているなと思うので、成長はあると思います。下級生も含めてチームとして底上げしています。でも同じミスが続いて大きなミスになったりしているので、直すべきところは明確になっているかなと思います。
—100%の力を出すために
一個一個のプレー。一個一個のストレッチ、ダッシュだったり、一つ一つの動作を全力ですることだと思います。100%の力を出さなかったら100%の力は出ないと思うので、全てにおいてその場で出せる100%の力を出し切ることです。
—次節は昨季リーグ戦1位の早大ですが
昨年負けた相手で、且つ今年の春季オープン戦の相手の中で一番強い相手になると思うので、(昨年)負けてから今までやってきたこと全てを出して勝ちたいと思います。
高橋悟
まあまあの試合だったかなと思います。DFがずるずると出されたので、そこが良くなかったかなと感じました。
詰めが甘かったです。ミスも沢山ありました。
今日は普通ですかね。
DFを出されたときに、そのまま流れを持っていかれてるので、流れを変えるところですね。
上々です。そんな悪くないと思います。
勝てるように頑張ります。
鈴木貴史
—試合を振り返って
今日はもう少し取れる場面もあったんですけど、オフェンス全体として全員で走り勝つということを決めていたので。そういうプレーも出せるところもありつつ、まずまずなのかなと思います。
ー今日の試合でのテーマは
全員で走って走って、とにかく前へ進むこと。それしか考えてなくて。ベンチに帰ってきてもみんなで協力して、プレーでもその気迫を見せる。という感じでやっていました。
ー第3Qには流れを相手に持っていかれた印象がありました
そうですね。ディフェンスがしんどい場面で、オフェンスも簡単にボールを渡してしまったという部分があるので。やっぱりオフェンスがしっかりとボールを持ち続けること。オフェンスがボールをずっと持っていれば負けないと思うので。オフェンスがボールを持ち続けることが大切なのかなと思います。
ー第4Qは切り替えることができました。ベンチで何か話していたことはありますか
自分達のフォローをどれだけできるかということにみんなでフォーカスして。前へ突き進むしかないというので気持ちを切らずに出来たのは良かったと思います。
ー第4Qのトライフォーポイントについては指示があったのですか
指示ですね。プレーのコールも前々から決めていたんですけど。作戦通りという感じでした。
ー成功させる自信はありましたか
はい。信じて、みんなでやってたので。
ー鈴木選手から見た新チームの雰囲気について
受け身になっちゃう部分があって。やっぱりこう、負けて始まっていて、受け身受け身になってしまうことがあるので。どれだけ前へ進めるかが重要だと思うので、そこを伸ばしていきたいと思います。
ー次に向けて
まあ次は早稲田という去年負けた相手なので。本当に自分達が変わった姿を相手にぶつけて、全員で、勝ちたいと思います。
佐藤健人
ー今日の試合を振り返って
1対1で負けた部分もあったので、試合には勝ったんですけど、負けている部分もあったので、そこを修正しなければいけないなと思いました。
ー35-28というスコアについては
オフェンスはもうちょっと、50点くらいとれたはずだなと思っています。
ー慶應相手に特別な攻撃の形などは用意されていましたか
オプション攻撃は用意していましたね。
ー今年の慶應の印象
向こうのキャプテンは日本代表に選ばれているので、今日は出ていなかったですけど、29番(キャプテン)を意識したチームなので、その選手をとめられれば勝てるかなと思います。
ー今のチームの雰囲気
明るく、元気で、結構いい雰囲気だと思います。
ー最上級生として意識していること
オフェンスを引っ張っていけるように後ろから後押しできるような行動をできればなと思います。
ー今日の試合で見つかった課題
1対1の部分で負けているので、そこで勝てるように練習していきたいと思います。
ー早稲田戦への意気込み
早稲田も強い相手なので、1対1で勝てるように、しっかり準備と練習をしていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 慶大戦の前に士気を高める
- QB#4鈴木からRB#44日比へのスムーズなパス
- 快足で飛ばすWR#81阿部
- QB#4鈴木のランが輝く
- QBサック後のDL利根川
- 追随を見せる
- 2ポイントコンバージョン成功
- RB#21桑原も敵陣へボールを運ぶ