東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
対早大戦
2021年4月12日(月)
早大東伏見G
1勝1敗で迎えた第3戦は初回から互いに2点を入れる展開となった。4回まで互いに追加点を取れない状況が続いたが5回に早大に本塁打を浴び、勝ち越しを許す。その後も法大打線は点を奪えなかったものの、9回に好機の場面で堀江の適時打、そして古屋の打球が相手が野手選択をしている間に逆転に成功し、そのまま法大が勝利。勝ち点を獲得した。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
法大 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 9 | 3 |
早大 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 |
(法大) 藤中、前芝、〇石橋、S古川端ー澤野、吉田、関宮
(早大) ●安在、田中、太田−網野
二塁打:堀尾(1回)、鈴木(3回)、古屋(5回)、堀江(9回)
盗塁:古屋(1、9回)、鈴木(3回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (8) | 古屋一輝(経3) | 健大高崎 | 5 | 3 | 1 | 0 | .381 |
2 | (4) | 細木雄斗(社4) | 報徳学園 | 3 | 0 | 0 | 0 | .200 |
3 | (9) | 鈴木歩夢(社2) | 明星 | 5 | 2 | 1 | 0 | .385 |
4 | (3) | 堀尾浩誠(社3) | 報徳学園 | 4 | 2 | 0 | 0 | .474 |
5 | (7) | 近藤匠(経3) | 札幌第一 | 4 | 0 | 0 | 0 | .381 |
6 | (2) | 澤野智哉(社2) | 国士舘 | 3 | 0 | 0 | 0 | .214 |
PH | 塩唐松宏将(社2) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
2 | 吉田大晟(人2) | 小山台 | ー | ー | ー | ー | ー | |
PH6 | 唐橋悠太(経2) | 桐光学園 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
7 | (6) | 中井雄也(社3) | 済美 | 2 | 0 | 0 | 1 | .176 |
PH2 | 関宮楓馬(社1) | 静岡 | 0 | 0 | 0 | 1 | ー | |
8 | (1) | 藤中壮太(社1) | 鳴門 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 |
1 | 前芝航太(営4) | 法政二 | 1 | 1 | 0 | 0 | .250 | |
PH | 福本陽生(経2) | 星稜 | 1 | 0 | 0 | 0 | .250 | |
1 | 石橋錬(社4) | 遊学館 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 高橋凌(社2) | 花巻東 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | |
1 | 古川端晴輝(社1) | 花巻東 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
9 | (5) | 堀江悠介(経4) | 健大高崎 | 4 | 1 | 1 | 0 | .188 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
藤中 | 1 1/3 | 3 | 2 | 3 | 2 | 7.71 |
前芝 | 4 2/3 | 2 | 5 | 0 | 1 | 2.08 |
石橋 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8.10 |
古川端 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0.00 |
戦評
第2戦、絶対に負けられない中、終始法大ペースで試合を運びで見事勝利し試合で第3戦を迎えた。
試合はいきなり動く。先頭の古屋一輝(経3)が左前安打で出塁すると盗塁と細木雄斗(社4)の犠打で1死三塁の好機を作る。3番の鈴木歩夢(社2)が右前適時打を放ち先制する。続く堀尾浩誠(社3)が左中間に大きな二塁打を放ち1死二、三塁の場面となる。近藤匠(経2)の打席で相手が捕逸し鈴木が返って一点を追加する。しかしその裏、早大打線も1死二、三塁の好機を作り4番打者に同点となる二点適時打を打たれ、すぐさま同点に追いつかれてしまう。
2回裏にも今試合初先発を任された新人の藤中(社1)が早大打線に捕まり、1死二、三塁の危機を背負う。ここで藤中に代わり、前芝航太(営4)が登板する。この場合をしっかり無失点に抑え、4回まで両者無得点で試合は進んでいく。
しかし両者1点が遠い中、勝ち越しに成功したのは早大だった。5回裏、この回先頭の相手打者に本塁打を浴び、与えてはならない勝ち越し点を奪われてしまう。
打線は走者を出すも沈黙した中、投手陣は前芝が4回3分の2を1失点、そして1回戦で先発した石橋錬(社4)が2回無安打無失点と役割をしっかり果たす。
なんとか投手陣の粘りに応えたい法大打線は9回裏、1死から代打の関宮(1)、高橋(2)が連続四球で1死一、二塁の好機を作る。ここで打席に立つのは不調で苦しむ主将の堀江悠介(経4)。ベンチの期待する声を背に放った打球は右方向への大きな同点適時打二塁打となった。続く古屋は相手遊撃手の野手選択を誘い、その間に高橋が返り、逆転に成功する。
そして最終回マウンドに上がった古川端(社1)は走者を出すも気迫のこもった投球で無失点に抑え込み、見事早大から勝ち点を獲得した。
優勝するには倒さなくてはならない相手を倒したが、まだまだ強豪との試合は残っている。この流れのまま昨秋の王者立大との試合に臨みたい。
(記事、写真:渡辺光我)
選手インタビュー
堀江悠介
—今日を振り返って
今日は本間監督がいなくて選手だけでやらなくてはならない状況でしたが、昨日からシーソーゲームになると言われていて、このような展開は予想していました。勝ち越されても粘り強くということを選手にも言い聞かせて試合をしていました。
—9回のチャンスの場面ではどういった意識で打席に入ったか
2、3年生が上位打線を打ち、僕は関東選手権から調子が落としていて9番になっていますが、キャプテンの意地といいますか、ここで打たないと交代だなと思っていたので意地のヒットですね。
—キャプテンから見てここまでのチームの状態は
僕含めて下位打線が元気ないなとも思いますが上位打線はすごく機能していて点が取れているので、もう少し下位打線が元気を出して立教戦に臨めたらいいと思います。そしてチームの状況は1年生も合流してとても良い雰囲気で試合に臨めているのでこのままの状態で次を迎えたいです。
—早大戦の3試合の中で反省点は
犠打と走塁ミスが目立ったと思いました。攻撃面では細かいプレーやサインプレーも1週間空くのでそこをしっかり練習したいです。守備面は基本である取って投げるということをしっかりやっていきたいです。
—期待する後輩は
僕と細木しか打者は出ていないので全員に期待してますね。特に期待しているのは僕の高校の後輩でもある古屋(一輝)くんですかね。1番バッターを任せてリードオフマンとしてやってくれれば良いと思います。
—次戦に向けて
本間監督もおっしゃていましたがリーグ戦の前半戦が終わったので1週間空きますが、気合を入れ直して立教戦に臨みたいです。