2021年09月03日(金)
2021年度第45回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント
準決勝 法大ー筑波大
非公開会場
3回戦で日本文理大を撃破した法大は、準決勝で筑波大と対戦。関東1部同士の戦いとなった。序盤から法大が試合の主導権を握ると5分、コーナーキックから松井が頭で合わせ先制に成功。更に33分に若林、36分に中井が決め3-0で前半を折り返す。後半に入っても法大の勢いは衰えず、53分に安光がダメ押しとなる4点目を決め試合を決定づける。守備陣も相手の反撃を最後まで許さず、今大会初のクリーンシートを達成。東洋大の待つ決勝への進出を決めた。
松井は先制点を奪うなど攻守でチームをけん引した(写真提供・法政大学体育会サッカー部)
試合結果
トータル試合結果
4
法政大学
|
3 |
前半 |
0 |
0
筑波大学
|
1 |
後半 |
0 |
スターティングメンバー
ポジション |
背番号 |
選手名 |
学部・出身校 |
GK |
12 |
中川真 |
スポ2・徳島市立 |
DF |
3 |
宮本優 |
現福4・清水エスパルスユース |
DF |
5 |
落合毅人 |
経済3・新潟明訓 |
DF |
22 |
白井陽貴 |
スポ3・矢板中央 |
DF |
29 |
今野息吹 |
経済2・三菱養和SCユース |
MF |
4 |
中井崇仁 |
スポ4・尚志 |
MF |
6 |
松井蓮之 |
スポ4・矢板中央 |
MF |
25 |
吉尾虹樹 |
現福2・横浜F・マリノスユース |
FW |
10 |
飯島陸 |
経済4・前橋育英 |
FW |
15 |
若林龍 |
現福3・桐蔭学園 |
FW |
26 |
中川敦瑛 |
経済1・横浜FCユース |
サブメンバー |
GK |
21 |
近藤壱成 |
経済3・ジュビロ磐田U18 |
DF |
2 |
陶山勇磨 |
現福4・帝京長岡 |
DF |
19 |
高嶋修也 |
経済3・明秀学園日立 |
MF |
7 |
安光将作 |
社会4・ジェフユナイテッド千葉U18 |
MF |
13 |
渡邉綾平 |
経済2・前橋育英 |
MF |
17 |
森山真伍 |
社会4・サガン鳥栖U18 |
MF |
27 |
細谷航平 |
社会2・サンフレッチェ広島ユース |
FW |
11 |
田中和樹 |
社会4・浦和学院 |
FW |
20 |
佐藤大樹 |
経済4・コンサドーレ札幌U18 |
試合スタッツ※交代は法大のみ記載
時間 |
経過 |
大学 |
選手名 |
得点経過 |
5分 |
得点 |
法大 |
松井蓮之 |
1-0 |
33分 |
得点 |
法大 |
若林龍 |
2-0 |
36分 |
得点 |
法大 |
中井崇仁 |
3-0 |
ハーフタイム |
交代 |
法大 |
宮本優→森山真伍 |
|
|
交代 |
法大 |
中井崇仁→安光将作 |
|
53分 |
得点 |
法大 |
安光将作 |
4-0 |
62分 |
交代 |
法大 |
松井蓮之→渡邉綾平 |
|
66分 |
交代 |
法大 |
今野息吹→陶山勇磨 |
|
73分 |
交代 |
法大 |
吉尾虹樹→細谷航平 |
|
マッチレポート
3回戦の日本文理大戦から中1日で迎えた準決勝。法大はスタメン6人を変更し、代替出場ながら準決勝まで駒を進めた筑波大戦に挑んだ。
序盤からリズムに乗った法大は開始5分、今大会初スタメンとなった吉尾虹樹(現2)のコーナーキックを松井蓮之(スポ4)が頭で合わせ幸先よく先制。これで流れを掴んだ法大は15分、吉尾からのダイレクトパスに飯島陸(経4)が抜け出しシュートを放つなど、序盤から相手ゴールを脅かしていく。
セットプレーからも決定機を作るが、なかなか追加点を奪いきれない時間が続いた33分。中川真(スポ2)の好セーブからパスをつなぐと、またも飯島が相手DFに競り勝ち前線に抜け出す。パスを受けた若林龍(現3)が相手2人をかわすと、右足を振りぬき貴重な追加点を挙げた。
36分にも中盤でボールを奪うと、中川敦瑛(経1)からのパスをエリア外から若林がシュート。相手GKの好セーブに阻まれるも、こぼれ球に反応した吉尾からのパスを中井崇仁(スポ4)が冷静に押し込み3点目を奪い、前半を折り返す。
53分には、後半から途中出場の安光将作(社4)がペナルティーエリア内をドリブルで切り込むと鮮やかに決めリードを4点に広げ試合を決定づけた。
一時は雨足も強まるなど、厳しいコンディションの中、選手交代を効果的に使いながら危なげなく快勝。ディフェンス陣も大量リードの中、相手にスキを与えず今大会初めての零封など、リーグ戦首位を走るチームの風格を感じさせる試合運びとなった。
2大会連続での決勝進出を果たした法大は、準決勝で山学大を延長で下すなど、初めての決勝進出と勢いに乗る東洋大との戦いに挑む。カップ戦では、決勝まで駒を進めるもあと1つ勝ち切れない試合が続いている。シルバーコレクターの汚名返上へ、今のチームにはそれを跳ね返していく力を感じる。
(記事・山田陸斗)
中井もここまで2ゴールと好調を維持(写真提供・法政大学体育会サッカー部)