【スピード】シーズン開幕!~寮直撃!夏季練習取材&選手インタビュー~

【スピード】シーズン開幕!~寮直撃!夏季練習取材&選手インタビュー~

2021年7月24日
スケート部スピード部門寮

ついにスケートのシーズンが到来した。今回はシーズン開幕前の練習に励む選手たちに話を伺った。夏の練習風景とともに、選手たちが今シーズンに抱く思いをお届けする。(取材は緊急事態宣言が発令される前に行いました。)

選手プロフィール

プロフィール凡例

①名前(ふりがな)
②学年・学部学科
③出身高校
④生年月日
⑤身長
⑥専門種目(自己ベスト)、今年度の目標

北澤佑樹 主将 (営4)

①北澤佑樹(きたざわ ゆうき)
②4年・経営学部経営学科
③山形県立山形中央高校
④1999年4月4日
⑤173センチ
⑥1000m、1500m

米田恵隆(営4)

①米田恵隆(よねだ けいりゅう)
②4年・経営学部経営戦略学科
③岩手県立盛岡工業高校
④1999年8月10日
⑤162センチ
⑥500m、1000m

佐原貴奎 (営4)

①佐原貴奎 さはらたかふみ
②4年・人間環境学部
③長野市立長野高等学校
④1999年12月7日
⑤169センチ
⑥1500m

赤坂仁 (文3)

①赤坂仁(あかさか じん)
②3年生・文学部地理学科
③青森県立 八戸西高校
④2000年12月13日生まれ
⑤175センチ
⑥500m、1000m、1500m

笛木陽空 (文2)

①笛木陽空(ふえき ようく)
②2年・文学部地理学科
③長野県 岡谷南
④2001年4月8日
⑤178㎝
⑥1500m(1分52秒74)、全日本距離別に出場

竹中裕馬 (営2)

①竹中裕馬(たけなか ゆうま)
②2年・経営学部経営学科
③青森県 八戸西
④2002年 3月6日
⑤167㎝
⑥5000m 7分05秒、全日本選抜スピードスケート競技会に出場する

橋本芳彦 (営1)

①橋本芳彦(はしもと・よしひこ)
②1年・経営学部経営学科
③青森県 青森県立八戸西高校
④2003年1月26日
⑤178㎝
⑥5000m(6分34秒11)、10000m(12分42秒)、世界ジュニアに出場

浜圭祐 (営1)

①浜圭祐(はま けいすけ)
②1年・経営学部経営学科
③長野県 岡谷南
④2002年7月14日
⑤167㎝
⑥1500m 1分55秒、1500mで1分51秒を出す

山本慶汰 (営1)

①山本慶汰(やまもと けいた)
②1年 経営学部経営戦略学科
③長野県 佐久長聖
④2002年6月8日
⑤167㎝
⑥500m 37秒6、自己ベストを出す

選手インタビュー

北澤佑樹 主将

―去年を振り返って
キャプテンとしては1年目で3年生ながら主将をつとめたというのもあって色々試行錯誤して苦労した年でした。選手としては昨シーズンとあまり変化がなくて、思ったような結果が出なかったなと思います。

―今年のチームの雰囲気は
明るい子たちは入ってきたおかげで去年よりもチームの雰囲気が明るくなって、練習もよくできてるなと思います。

―夏季期間の練習内容は
公園で走ったり、サーキット系の練習をしたりあとはロードバイクで河川敷を走ったり、ウエイトトレーニングをしたりもしてますね。去年は午前午後びっしり練習してたんですけど、今年は量は増やさずに1回の練習の質を高めることを意識しています。

―今年の調子はどうですか
自分の調子は結構いい感じできてます。これから氷上の練習になってどうなるかなって楽しみな感じですね

―ではシーズン開幕への意気込みを教えてください
5歳ころからスケートやってきて、今年ラストシーズンなので悔いが残らないようにやりたいなと思います。あとはインカレで入賞して結果出したいなと思います。

米田恵隆

―去年を振り返って
去年は6年ぶりに自己ベストが出た年でした。3年生が責任のある立場となって動いていたんですが、その中でうまくやっていけたのかなと思います。

―1年生はどういう子たちですか
1人1人個性があって、練習にもストイックで、自主練とかもして頑張ってるなと思います。ただ私生活が少しだらしない部分もあるのかなと思うので、うまく改善して言ってくれたらなと思います。

―陸上トレーニング期間を終えて、ご自身の調子とかいかがですか
自分の調子はぼちぼちかなと思います。

―今後改善していきたいことは
息抜きするところは息抜きして、練習とのメリハリをつけていきたいです。自分の体の調子をしっかり考えて、無駄な練習をしないよう気にしていきたいです。

―最後に意気込みは
かわいいかわいい1年生の前でしっかりタイムを出していきたいなと思います(笑)

佐原貴奎

―去年を振り返って
コロナの影響もあって、今までで1番内容が薄かった年かなと思います。大会の数自体も少なかったし、あとは自分の持病の影響できちんと大会にコンディションをもっていけなかったので去年は本当に持病とコロナに悩まされた年でしたね

―最上級生になって気持ちの変化は
自分のことより、後輩を育てなきゃなと思うようになりました。自分はタイムが早いわけではないので技術の面ではキャプテンとかほかの早い人たちに任せて、そうじゃない人としての部分を団体生活を通じて教えてあげれたらなと思います。

―1年生はどういう子たちですか
うちの部活は先輩後輩の距離がすごく近いので、僕もよく1年生の部屋に遊びに行っています。今年は1人ずば抜けたやつがいるんですけど、その子を含めて生活の中でできるかぎりストレスがかからないようにサポートしていきたいなと思います

―ラストシーズンの今後の予定は
選手としては11月の学生選手権で完全に引退して、少し単位がやばいのでしっかり卒業を目指そうと思います。スケートから離れる分いろんなことを学びつつ、後輩たちにも礼儀作法とか人としていろいろなことを教えられたらなと思います。

―では学生選手権に向けて一言
練習する時間が少ない中でも、タイム関係なく自分にできる最大限を出したいですね。そして一緒に今まで滑ってきた人とか指導してくださった方とか関わりある人たちに感謝しながらスケートをして引退したいなと思います。

赤坂仁

―去年を振り返って
去年は人生で初めて自己ベストが出なかった年でした。夏合宿とかで色々な先輩と練習できて充実した内容だったんですけど、色々考えすぎて空回りしてしまったことが多くて伸び悩みました。

―今年の調子は
今年は去年とは全く違って陸上の短距離の選手と同じ体の使い方をしようと考えて練習に取り組みました。そのおかげでウエイトの重さとかいろんな種目でパワーアップしていて今まで1番体作りができている年なのかなと思います。

―1年生はどういう子たちですか
橋本は高校の後輩で、去年インターハイも優勝しているすごいやつで期待してます。もう2人は長野県出身の子で、2人それぞれに個性があってまだまだ伸びしろがあるという面で期待してますね。

―3年生で上級生になりチームを引っ張って行くような立場になって気を付けていることは
先輩として結果とか行動で見せれるように頑張ってますね。あとは来年はキャプテンになるので、今のキャプテンと一緒にチームについて色々考えてます

―今シーズンの目標は
去年は夏にけがしてしまって1カ月練習ができなかったりしたのでまずはけがに気を付けたいです。あとは自己ベストを出して、年末に全日本スプリントっていうオリンピック選考会に出れるくらいのタイムを出して、インカレでしっかり結果を残していきたいです。

笛木陽空

―昨年一年間を振り返って
去年は成績が良くなかったので、今年はもっといい成績を出したいとき気持ちしかないです。

―新型コロナウイルスの影響は
去年はやはり影響が多くありましたが、今年は影響がほとんどないです。

―普段の練習ではどのようなことを
自転車を使い、3時間で100㎞を走ったり、ウェイトトレーニングを行ったり、スケートのフォームを固めるなど、足のトレーニングを重点的に行っています。

―夏場など、あまり実戦練習ができない時期にどのようにモチベーションを保っているか
やはり、早くリンクで滑りたいという気持ちが大きいのですが、自転車での酸素レベルテストというものがあるのですが、それの数値が上がり、結果が出るとモチベーションになります。

―チームの雰囲気は
自分のことだと、去年は1年生だったので、1年生の仕事が多くスケートに意識を向けられなかったのですが、今年は仕事もなく、意識をスケートに持っていけていると思います。1年生は3人入ったのですが、みんないい人で、ちゃんと練習をして、おろそかにしない子達です。

―現在の調子は
去年より体重が増え、体が出来てきているので、スケートにつなげられたらと思います。

―夏の課題は
まだ線が細いので、筋肉を増やすことと、スケートの姿勢が低くなるように、普段から低くすることを意識して練習を取り組みたいです。

―今年の目標
今年はAAA級のバッジを取ることが目標です。

竹中裕馬

―昨年一年間を振り返って
去年は、コロナウイルスの影響で急に環境が変わるなど、大変だったり思うようにいかなかったりで、練習不足でした。また、大会中に選手の中に陽性者が出てしまい、途中から大会が打ち切りになってしまうなどの影響もありました。今年は去年より確実に練習を行っている自信があるので、去年ほどは影響がないと感じています。

―普段の練習はどのようなことを
普段は、3週間区切りで練習をしています。高強度の練習1週間、レストウィークという強度の低い1週間があり、高強度の週は心拍を上げる練習をし、ほかの週では技術的な練習をしています。

―チームの雰囲気
1年生が良くも悪くも明るいので、いい雰囲気になっていると思います。

―1年生の印象は
3人のうち、二人が長野で、一人が八戸出身で、八戸出身の橋本は高校の後輩なんですけど、橋本が一番早く、インターハイなどで優勝しているので、橋本から技術面で見て盗めるものがあると思っています。長野の二人は、去年の自己ベストを、現段階で超えているみたいなので、そこを期待しています。

―自身の調子は
自転車を3時間漕ぐなどのメニューを繰り返しているので、長距離的な能力は上がってきていると思います。あとは技術次第だと思っているので、これから頑張りたいと思っています。

―夏の課題は
継続することが苦手なので、継続して腹筋をするなど、意識を強く持って取り組みたいです。

―下半身以外もトレーニングを
自分は体幹が大事だと聞いたので、体幹を鍛えるトレーニングもやっています。

―今年の目標は
選抜の獲得を目指すことと、インカレで点数を取ってチームに貢献することです。

橋本芳彦

―スピードスケートを始めたきっかけは
姉が2人いて、姉も中学生くらいまでスピードスケートを行っていたのですが、姉が練習しているときに自分もリンクに行っていたので、始めたのが3歳くらいの時でした。遊び感覚でスケートに関わっていて、小学生くらいの時から競技を始めました。

―法政大学に入ったきっかけなどは
高校の時の先輩が2人法政大学に進学したので、大学に入ってからも練習環境という面でやりやすそうだと思いましたし、法政大学のOBの方に日本のトップで活躍している方もいましたので選びました。

―寮生活について
やはり、実家にいたときには親にやってもらっていたことを自分でやらなくてはいけないので、自分の使える時間や自由な時間が少し減るというところもありますが、その中でいかに時間を活用した効率の良い練習をするかを考えるきっかけになっています。大変だけどやりがいのある生活です。

―昨年一年間を振り返って
去年は自分の中で、来年につながるシーズンにしようと思い頑張り、結果も目標以上のものが出ました。長期プランで考えていた、大学一年生になったら世界ジュニアに出場するという目標も去年達成できましたし、インターハイでも優勝という結果が出ました。その中で今まで味わったことのないプレッシャーや、今まで出たことのない大会にでて、新しい経験が出来た年だったと思います。

―今年もコロナ禍となっているが練習への影響は
コロナウイルスと関係なく、高校生の時よりは練習の時間が圧倒的に取れないというのがあるので、コロナウイルスの影響はそこまで悪いものだとは思っていないです。効率の良い練習をできるようにするためだと思えば、今の環境でも十分な時間は取れていると思います。

―普段の練習ではどのようなことを
氷上でのスケートの動きにかかわってくる技術的な練習では、ローラースケートの練習を主に行っています。今の季節は週末にショートトラックでの氷上練習はあるのですが、基本的には陸上での基礎的な体力をあげるような練習を行っています。

―現在の調子は
悪くはないと思っています。

―チームの雰囲気は
高校生の時は、監督が自分で考えて動け、という方だったので、高校一年生の時から自主的に動いていたり、チーム全体であまり上下関係がなかったりして、全員にとってプラスに働く環境でした。大学もその高校に似た雰囲気で、プライベートになったらみんなでご飯を食べるなど、寮生活だからこそ、練習の時以外も時間を共有することで、コミュニケーションをとることが出来ているので、同じ部員というよりは家族のような感覚がします。

―この夏の課題
10月に世界大会の予選があるので、そこでベストが出せるように、氷上になったらしっかり追い込みたいです。そのために、夏はしっかりと滑り込み、長い距離に慣れることです。

―目標は
将来的な目標だと、オリンピックに出ることです。今季の目標は世界ジュニアに出場することです。

浜圭祐

―法政大学に入ったきっかけ
高校の時よりも選手主体で練習を取り組んでいて、雰囲気がいいなと思い決めました。

―寮生活で感じることは
自分は寮で生活することが初めてで、部活の人たちがずっとそばにいるので毎日過ぎるのが早いなと感じています。

―チームの雰囲気は
高校の時と比べると自由度が上がって、練習量も体の関係で下がっているので、自分で考えてやるようになりました。雰囲気としては、つらい練習もあるのですが、全体練習を楽しくやろうという空気があり、良いなと思いました。

―練習量が減少することによる影響は
練習量が減るのは体の関係で仕方がないことですので、大学の入ったら量よりも一本一本を大切に行って技術を上げる意識をする必要があります。

―昨年を振り返って
自分の場合は割と怪我が多く、けがの影響で結果が伸び悩んだ年だったので、その悔しさをバネに今年は頑張りたいです。

―普段の練習で意識していることは
今はリンクですべれる機会も少ないので、昨シーズンの結果や自分のすべりを見て、自分の課題を考えて、次のシーズンにどう繋げていくかを考えることでモチベーションを保っています。

―夏の課題は
体力強化です。筋力の面で前シーズより高い成果を出せるようにしたいです。

―現在の調子は
いいなと思った部分は、以前よりも重い重量もこなせるようになったことです。反対に俊敏性が下がってしまったと感じているので、これからその部分を練習でカバーする必要があると思います。

―今年の目標は
1500mで1分51秒を出すことと、主要大会の出場権利を獲得し、大会に出場することです。

山本慶汰

―法政大学に入ったきっかけは
法政大学スケート部出身の方々が早い人が多かったため法政に決めました。

―寮生活で感じることは
自分は高校の時も寮だったんですけど、高校の時に比べたら自由な時間が多くとても過ごしやすいです。

―チームの雰囲気は
練習を楽しんで、笑顔で練習できているというところがいいと感じています。

―普段の練習で意識していることは
自分はすべりがまだ下手なので、大学に入って、すべりの研究をして結果を出すことを意識しています。

―練習量の変化による影響は
自分は高校の時は本当にきつい練習メニューが多かったのですが、大学に入ってからは質の高い練習に重きを置くようになったと感じます。どれだけ自分で意識して練習するかが重要になっていると感じます。

―夏の課題は
自分はコーナーの曲がり方が全然上手ではないので、うまい人のすべりを見て、上手になることです。あとは自己ベストを出すことです。

―ローラースケートが置いてあったがどのような練習を
毎週月曜日に近所の教習所を借りてすべる練習をしています。

―現在の調子は
去年の状態と比べてもまだあまり伸びたと感じる部分がないのでこれから氷上の練習に入って伸ばしていきたいです。

―今年の目標は
自己ベストを出すことを一番に考えて、楽しくやっていければと思っています。

 

 

 

関連記事一覧