前日の順天堂大戦で、圧倒的力で快勝し先週から2連勝した法大。しかし、続く江戸川大には序盤から相手の勢いにのまれてしまう。そのまま相手ペースで試合が展開され73-91でまさかの敗戦、自力での1部昇格に暗雲が漂うこととなった。
試合結果
トータル試合結果
73 法政大学 |
11 | 1Q | 21 | 91 江戸川大学 |
---|---|---|---|---|
14 | 2Q | 20 | ||
16 | 3Q | 25 | ||
32 | 4Q | 25 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#7 柴田京哉(済4) | PG | 東海大札幌 | 3 | 4 | 2 |
#1 川島聖那(法4) | SG | 福大大濠 | 5 | 4 | 0 |
#13 本間紗斗(営4) | SF | 明成 | 9 | 2 | 1 |
#51 金本一真(文4) | SF | 光泉 | 0 | 2 | 0 |
#74 長橋冬真(営2) | C | 國學院大久我山 | 5 | 5 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
#3 今池翔大(文2) | PG | 法政第二 | 7 | 0 | 2 |
#14 小野怜史(文4) | PG | 法政第二 | 15 | 5 | 3 |
#2 澁谷錬(法3) | SG | 洛南 | 9 | 0 | 2 |
#5 井黒桂亜(法3) | SG | 北陸学院 | 0 | 0 | 0 |
#27 原田一真(済3) | SG | 東海大札幌 | 0 | 0 | 0 |
#6 杉澤ロメオ(文2) | PF | 東海大札幌 | 10 | 2 | 0 |
#3 黒木丈(法2) | PF | 福大大濠 | 10 | 5 | 0 |
試合経過・日程
戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果/試合開始時間 |
---|---|---|---|
1 | 9/14 | 埼玉工業大 | 〇70-54 |
3 | 9/19 | 国士館大 | ●61-80 |
4 | 9/25 | 東京成徳大 | 〇81-57 |
6 | 10/2 | 順天堂大 | 〇89-66 |
7 | 10/3 | 江戸川大 | ●73-91 |
8 | 10/9 | 東洋大 | 17:30 |
9 | 10/10 | 関東学院大 | 15:15 |
2(振替) | 10/17 | 駒澤大 | 13:00 |
10 | 10/23 | 明星大 | 18:30 |
11 | 10/24 | 明治大 | 15:00 |
5(振替) | 11/6 | 上武大 | 13:00 |
戦評
前日の順天堂大戦でチームワークの良さをみせ89-66で快勝した法大は、リーグ戦第7節で江戸川大との1戦に臨んだ。
試合は相手の痛烈なシュートから幕を開けた。相手の勢いのあるプレーに飲まれ無得点のまま一気に7得点を奪われる。その後#13本間がスリーを決め流れを掴むと思われたが変わらずタイムアウトを取る展開に。その後は#74長橋がフリースローを獲得するなどし徐々に動きはよくなってきたものの、相手の力強いオフェンスを止めることはできず9点ビハインドで第2Qへ。なんとか逆転したい第2Qでは、#9黒木のスリーポイントシュートや#3今池のミドルシュート、さらに澁谷のスリーポイントと法大が息を吹き返し2点差まで詰め寄る。しかしそんな流れを断ち切るかのように、ポイントトラブルにより試合が一旦ストップ。その後はとことんシュートが決まらず、終始相手ペースで試合が展開され結局25-41の16点ビハインドで前半を終える。
ハーフタイムを挟んで迎えた第3Q。どうにか巻き返しを図ろうという焦りからか、続けざまに3回もチームファウルを取られてしまう。その後主将#14小野や、#6杉澤がバスケットカウントを獲得したものの、チームファウルに苦しめられ41-66の25点ビハインドで最終Qへ。最終Qでは開始早々、#7柴田と#9黒木がスリーポイントを決め幸先良いスタートを切る。#6杉澤のリバウンドを踏ん張ってからのシュートや#14小野のフリースローから続けざまのシュートなど着実にポイントを重ね残り約3分間で16点獲得する追い上げるも虚しく、73-91でまさかの今大会2つ目の黒星となってしまった。
「戦術どうこうじゃなくて、自分達が当たり前にやらなければいけない事を徹底できなかったり、自分達の不用意なミスが続いてしまった」という本間の言葉の通り、今試合通じて相手の勢いに押されていたことによる焦りなのか、うまくパス回しが決まらなかったり、とらえなければならないシュートが外れてしまったりと惜しいプレーが数多く見られた法大。この暗雲にどう向き合うか。今週土曜日の相手は、7月に行われたスプリングトーナメントで延長戦の末敗れた東洋大。真骨頂を発揮するか、はたまた一敗塗地となるのか。次の試合で法大の真価が問われる。(撮影・取材 鳥越花音・有賀隆人)