2021年11月7日(日)
関東大学リーグ戦 対東海大
リーグ戦5戦目となる法大は、ここまで負けなしの優勝候補・東海大と対戦。前半はトライを奪うことができず、苦しい戦いを強いられたが、後半はチャンスを作り出して3つのトライで得点を重ねた。しかし、東海大の壁は厚く、26-64でノーサイド。リーグ戦も残すところ2試合となり、ますます目が離せない。
(インタビューは、ラグビー部学生スタッフの方々のご協力の下、オンラインで行いました)
試合結果
トータル試合結果
26 法大 |
9 | 前半 | 28 | 64 東海大 |
---|---|---|---|---|
17 | 後半 | 36 |
ポイント詳細
0/3 | T | 4/6 |
---|---|---|
0/1 | G | 4/3 |
3/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:竹部、山脇、佐野 G:石岡 PG:石岡×3 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 稲田 壮一郎 | 4 | 中部大春日丘 |
2 | HO | 井口 龍太郎 | 3 | 静岡聖光学院 |
3 | PR | 河村龍成 | 3 | 明和県央 |
4 | LO | 竹部 力 | 2 | 大分舞鶴 |
5 | LO | 木村 開 | 2 | 秋田中央 |
6 | FL | 板橋 愛翔 | 2 | 日体大柏 |
7 | FL | 大澤蓮 | 4 | 長崎南山 |
8 | NO.8 | 高城喜一 | 2 | 金光藤蔭 |
9 | SH | 隠塚翔太朗 | 4 | 東福岡 |
10 | SO | 末長 和輝 | 4 | 長崎南山 |
11 | WTB | 中島黎遂 | 4 | 三好 |
12 | CTB | 舘内 倭人 | 4 | 法政二 |
13 | CTB | 伊藤 浩介 | 4 | 愛知 |
14 | WTB | 坂田龍之介 | 3 | 東海大付属大阪仰星 |
15 | FB | 石岡玲英 | 2 | 御所実業 |
16 | Re | 石母田 健太 | 3 | 國學院大學栃木 |
17 | Re | 坂本 滉樹 | 4 | 京都工学院 |
18 | Re | 橋本 陸 | 4 | 東京 |
19 | Re | 渡部 創太郎 | 2 | 桐蔭学園 |
20 | Re | 佐野祐太 | 1 | 目黒学院 |
21 | Re | 山脇一真 | 2 | 天理 |
22 | Re | 金侑悟 | 1 | 大阪朝鮮 |
23 | Re | 有田闘志樹 | 4 | 鹿児島実業 |
戦評
リーグ戦5試合目に迎え撃つのは、秋のリーグ戦で負けなしを誇っている東海大だ。エリアマネジメントをしたうえで速い球を出し、法大が得意とする展開ラグビーに持ち込めるかどうかが鍵となる。法大は、キャプテンの大澤蓮(4)をNo.8からFLに変更。高城喜一(2)をNo.8に新しくすえ、勝負へと挑んだ。
先制点を挙げたのは法大。前半2分に石岡玲英(2)がPGを決めて3-0。このまま流れをつかみたいところであったが、相手陣に攻め込むチャンスを作るも、トライにはつなげることができない。前半12分には石岡が2本目のPGを決め6-0とさらにリードする。直後には、自陣に攻め込まれるピンチを迎えるも、粘りを見せる。しかし、守り切ることができず、東海大にトライを許し、6-7と逆転されてしまう。
得点を重ねていく石岡。
その後も果敢に攻めるも、相手の守りを打ち崩すことが出来ない。スクラムが上手くまとまらずに、徐々に相手のペースに飲まれていってしまう。前半25分、28分にトライを奪われ6-21と徐々に点差が開いてしまう。食らいつきを見せるが、流れを変えるには至らず、一進一退の攻防が続く。
前半36分には、またしてもPGのチャンスが到来。石岡がしっかりと決めて9-21とする。しかし、直後に東海大のトライを許して9-28に。そのまま前半が終了。前半のトライは0本と苦しい戦いを強いられる。
試合は後半戦へ。後半4分、東海大がトライを決めて9-35に。しかし、法大も黙っていない。じりじりと相手陣へと攻め込み、9分に竹部力(2)がこの試合最初のトライ。コンバージョンは惜しくも決まらなかったものの、14-35とする。しかし、東海大の壁は厚く、2つのトライで追加点を許してしまう
東海大に食らいつき、粘りを見せる。
何とか反撃をくり出したい法大。相手の隙をついてパスをつなぐと、24分に山脇一真(2)が見事なトライ。石岡のコンバージョンも決まり、徐々に得点を積み重ねていく。
見事なトライを決めた。
その後もチャンスをうかがうが、なかなか攻撃の糸口をつかめない。25分と35分にトライ決められてしまい、さらなる追加点を許す。粘る法大は、41分には総力で相手陣へと攻め込み、佐野祐太(1)がトライを決め、5点を追加する。しかし、反撃もここまで。直後には東海大にトライを決められてしまい、26-64でノーサイドとなった。
リーグ戦も残すは流経大戦と日大戦の2試合を残すのみ。ここまで5戦を終え2勝3敗。勝ち点は東海大・日大、大東大に次いで4位につけている。ここからどのような活躍を見せてくれるのか。法大ラグビー部からますます目が離せない。
選手コメント
大澤蓮(4年、No.8、長崎南山)
今日の東海大戦ではスクラムでペナルティを取られモールでトライされたシーンが多くあり、FWのスクラムとモールDFに課題が残ったゲームでした。そのような中でもモールを起点としてスコアできたのはよかったです。
次戦の流経大戦まで2週間時間あるので、課題を改善し、FWから流れを作りたいです。
伊藤浩介(4年、CTB、愛知)
得点を取れるチャンスがあるときに得点を取れたことはよかったと思います。一方で、自分たちがトライを取った後、自陣でミスをして相手にトライを与えてしまったり、ハンドリングエラーが多かったりしたので、そこは課題だと感じました。今後強化していきたい点としては、バックスが流れを作ったりバックスで勝負できるようなアタックをすることです。次戦でも、目の前の一戦に集中して勝利していきたいと思います。
竹部力(2年、LO、大分舞鶴)
一対一のコンタクトで負けていて、外国人に前に進まれディフェンスラインを崩されたのが反省点です。残りのシーズン2試合の流通経済大学と日本大学も外国人がいて、そこがキーポイントになると思います。残りの練習で改善をしていきたいです。
また、今回フォワードの部分では、スクラムとラインアウトモールディフェンスが東海大学さんにやられてしまいました。そこを残りの練習で改善して、残りの2試合勝てるようにしていきたいです。